☆★さだまさしをちゃんと語るスレ17★☆at NATSUMELOJ
☆★さだまさしをちゃんと語るスレ17★☆ - 暇つぶし2ch72:昔の名無しで出ています
08/05/11 23:57:02
「前夜」の頃は、彼も二十代だった。そこでは、人と同じく人の集合たる国も、変わり往き移ろい往くその姿こそがあるがままの姿で、あるべき姿は、語り手のエゴの投影に過ぎないことを暗に見事に看破できていた。
それで良いのかな、と一応疑問を措いてはいるけど。

その後の「空缶と白鷺」「神の恵み」「飛沫」「51」「遥かなクリスマス」では、自分の思い通りに進まない若者の生き方、国や世相に苛立ち、否定的価値判断をあるときは小声に、又あるときは絶叫して示すようになった。その間、四半世紀が経過している。

人は、残念乍ら、ともすると己の身体の老化とともに、思考や心が柔軟性を喪失し、
他人に自分の望む生き方を説くことばかりに饒舌になり、頑固になるとも云う。老人性頑固症という奴だ。
彼がそうならないことを切に望む。
彼の稀代の才能たる歌中の美しい言葉は、言葉を裏付けて支える成熟した愛や思想があってこそ、初めて自分のものになる。
彼個人のエゴを正当化するものであっては断じてならない。

人は、様々な体験を元に歳と共に成長することが可能である。
若い頃の読書体験を、時間を掛けて咀嚼し、検証する、という過程だ。
彼にも膨大な読書体験がある。是非、今後ともに、彼にもその絶え間ない成長を望みたい。
そして、持ち前の美しい言葉で、生ある限り人としての成熟した愛を歌い続けて欲しい。





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