けいおん! で百合萌え #2at LESBIAN
けいおん! で百合萌え #2 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 10:55:54 4JFWWMOQ
いちおつ!


今スレの目標:平沢姉妹のSSをひとつ投下すること!(←怠ける自分にプレッシャー)

3:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 11:23:41 vyxZ6M1M
乙!

何年かぶりにアニメCDを買ってしまった…

4:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 13:03:23 qhgG/QEg
澪のお嫁に行けない発言を聞いて、
「あたしがもらってやる」と帰り道に言うイケメンのりっちゃん

帰り道に一人悶えるムギ様

5:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 14:32:31 EYH5LjYT
いちおつ
新人勧誘の時ムギが律×澪で妄想してたがアレはちゃんと映像化してほしい

6:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 15:04:19 fFPgm9Aj
>>1
前スレの原作ネタバレ



23時まで澪の部屋にいて
しかも寝ているってのに何も言われない律・・・wwwww

7:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 15:18:27 4DIlmEa1
あらためて>>1乙。
そして前スレ>>996、おまえはおれだ!(w

てか律は半分ギャグで進路希望を『澪の嫁』と書きそうだけど、
唯の場合本気で『和ちゃんの奥さん』だの『憂のお婿さん』だのとやりそうなのは偏見でしょうか?

8:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 16:24:57 GFswQ2S2
>>1

9:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 17:43:30 TgpE0Efm
>>6
23時どころか、そのまま泊まり込みでもお咎め無しです
ちなみに、澪の部屋に勝手に上がり込んで、くつろいでてもお咎め無しです
本当n(ry

10:踏切が上がれば 1/5
09/05/17 18:34:34 kAvIknbl
「澪ちゃん、りっちゃん、ばいばーい。」
「また明日ぁ。」
校門で手を振って、唯とムギにさよなら。 澪と並んで、帰り道を歩く。
夏がじわじわ近付いてきてるね。 6時になっても、まだ明るい。 ててて・ててて。 ててて・ててて。

「おーい、なんだその変な歩き方。 速いって。 こっちは楽器持ってるんだから、気を遣えよ。」
「私もスティック持ってるよ。 おあいこ!」
「ちっともおあいこじゃない! そんなもんが重いなんて何処のお嬢様だ、あんた。」
赤信号で待ちぼうけ。 追いついてきた澪に小突かれる。 右折信号が終わるのを待つ、このちょっとした時間が私はきらい。
黄色に切り替わるのを、ずっと見張ってる群集。 一様にむずむずした他人たちが、同じ場所に佇んでいる。
どかんと爆発させてしまいたいよね、そういうの。 信号が青に変わって、平和なメロディが流れる。 ててて・ててて。

「さっきの曲だけどさー、ちょっとサビ弱くない?」
「やっぱりそう思う? でも、バランスとしてはこれくらいが落とし所なんだよね。 詞の詰め方いじってみるかなぁ。」
「あーあ。 澪が投げキッス嫌がらなかったら、こんなにインパクトで悩まなくていいのに。」
「投げキッスは関係ないだろ!! 音の話をしてるんだ、音の!」
真っ赤になって澪が怒る。 曲が終わった時に、唯と一緒に投げキッスしろって言っただけでこの通り。
ガールズバンドなんだから、それくらい。 唯なんて、自然にしてるだけですっごくガーリーだぞ。 澪も頑張んないと!

「私の事はどうでもいいだろ。 律こそ、間奏バラついてる。 綺麗に間隔取らないとかえって息苦しいよ、連符は。」
「だって、連符ってキライなんだもん。 お洒落なリズムで生きてます、って主張してる感じで。
 すかしてるよ。 やっぱ、だだだだだ、って感情の赴くままに連打してこそのドラムだと思うわけですよ!」
「こら、律。 連符はね、恋の符とも書くんだぞ。 そう。 恋のリズムは、いつだって三連符なの……って。 あれぇーー!?」
タイ焼き屋で立ち止まって、クリームとつぶあんを購入。
モグモグ口を動かしながら、一人で歩き去る澪を眺める。 気付くの遅っ。 猛ダッシュで戻ってきた澪は、ちょっぴり涙目だった。

「ひひひ酷いじゃないか律! 一人でブツブツあんな……物凄く恥かいちゃったじゃないかぁーー!!!」
「安心して、澪。 私が隣にいたって恥ずかしい奴なのは変わらなかったよ?」
「だまれ!!」
ごふっ。 八つ当たりパンチがおへそにヒット。 口からモロッと食いかけのタイ焼きがこぼれる。 は、腹が……。

「わわっ! ご、ごめん律。 大丈夫か?」
「は、はみでた……お腹のあんこ……。」
こぼれたタイ焼きを指し示す私。 目を丸くして、ちょっぴり止まって。 澪がぷふっと噴き出した。 あはは、と二人で笑う。
五月の、とても優しげな黄昏。 足元の影が長く伸びる。 見慣れたこの街の景色が好き。
子供の時から変わらない夕焼け。 隣にはいつも澪。 だから、言わなきゃ。 この景色を。 もう見る事は無くなるんだ、って。

11:踏切が上がれば 2/5
09/05/17 18:35:13 kAvIknbl
「……大学行かないってどういう事だよ。 私てっきり、律も進学するんだと思ってた。」
もう子供はみんな家に帰ったのか、誰もいない公園を横切りながら、不機嫌そうな澪の声を聞く。
小高い丘になってて、街を一望できるこの道が、私は大のお気に入り。 こんなに素敵なのに、いつも人通りが少ないのを不思議に思う。

「もともと頭の出来違うし、どうせ進学しても大学は別だったよ。 私ね、アメリカ行くんだ。 って言うかさ。 結婚する。」
「アメリカ!? けっっ。 けっこんーーーーー!!??」
思いのほかデカイ声にビクリとする。 やっぱり、こういう反応だったか。 分かりすぎるってのもつまらないね!
なんて。 本当は、つまらなく、ないけど。 飽きないけど。 嬉しいけれど、さ。

「けっ、結婚って。 何だよそれ。 何も聞いてないぞ。 いつ決めたわけ? 決める前に、一言くらい言ってよ!」
「だってこうなるの分かってたし。 なに、澪? 私がいなくなるから、寂しい?」
「茶化すなよ!!! ……律が決めたんなら、尊重する、けど。 一言。 相談してくれてもよかったじゃないか……。」
「でもさー、私くらいになると格好良い男の人、よりどりみどりじゃん? 恋人とか作る時、いちいち相談する?」
「恋人と旦那じゃ重さが違うだろ!! 結婚なんだぞ。 一生、その人と添い遂げるんだぞ……。」
いまどき、一生も無いよね、とか。 言えなかった。 私だって、そう思う。
恋は幸せであってほしい。 愛なら、なおさら。 切なくて、身を切られるような恋は、まっぴら。 なのに。

「……尊重、か。 あたしは。 いま澪が結婚するなんて言ったら。 ……泣いちゃうな。」
ひょいっと段差ブロックの上に飛び乗る。 子供っぽいかな? ま、いいんです。 高校生。 全然子供だもん。
背の低いあたしでも、こうすれば澪と同じ景色が見える。 今は澪と同じ目線で、いたかった。

「うん。 泣くだろうな。 誰だよお前、って。 勝手に澪を取っていくなよ、って。 腹が立って。 悲しくて。
 いつでも隣にいた人が、私の事なんか忘れて、幸せそうにしてるんだ。 うん。 泣いちゃうな。 そんなの、辛い。」
「……なんだよ、それ。 自分はそうした癖に。 もう勝手にしてよ。 どこへでも行っちゃえ!!」
本気で怒っている。 これまで見た事が無いくらい、本気で。 澪の目が赤いのは。 夕暮れの、光の加減のせいなのかな。
段差が終わって、下り坂。 ててて・ててて。 小走りにならないようペースを抑え込む。
あーあ、癪だなあ。 気付いちった。 この歩き方、三連符だ。 澪の言葉を思い出す。 あーあ。 知りたくなかった。

「嘘だよ。」
「え?」
「結婚するなんて、嘘。 澪の反応見てみたかったからさぁ。 あっはは! すっかり騙されてやんの!」
けん、けん、ぱっ。 踊るように坂道を下る。 平衡感覚が狂う。 でもいいや、それで。 やってらんない。
振り返れば、これまで見た事が無い記録、更新。 怒りにうち震える澪が、掴みかかってきた。 殴られるかな。 それでもいいな。

「律!! ふざけるな!!! 言っていい冗談と悪い冗談……が……。」
急速に勢いを失っていって、黙り込んだ澪。 あれ。 ちょっとちょっと。 そこでやめないでよね。 拍子抜けしちゃう。
そこは、思いっきり引っ叩いてくれないとさ。 もう。 これ、さ。 誤魔化せないよ。

12:踏切が上がれば 3/5
09/05/17 18:35:55 kAvIknbl
「り……つ……。」
ぽろぽろ。 ぽろぽろぽろ。 ぼろぼろ。 だめだ。 もうだめだ。 必死の抵抗も虚しく、涙の粒を零しだした私の瞳。
だめだよ。 明るく言わなくちゃ。 恋は、幸せでなくちゃ。 こんなの。 まっぴらだよ。

「……本当なの? 本当に結婚しちゃうのか、律? ううん、そんな事より。 ねぇ。 なんで、泣くの。
 ひょっとして……幸せじゃない、の? なんで? どうしてそんな奴と! どういう事なんだよ、律!!」
人も。 自転車も。 車だって通らない。 近くの家は、今ごろ家族団欒でもしているのだろうか。
誰も私たちに気を留めない。 私を見てるのは、澪だけ。 誰に憚る事も無い。 だから私は、思いっきり泣いた。

「……お、お父さんが電話してるの、偶然聞いちゃって。 借金とか、なんとか。 アメリカで、心機一転、とか。
 電話の向こうに何べんも頭下げるんだ。 こんなの。 シリアスすぎて笑い話にできない。 できないよ、澪。
 それ以上聞きたくなくて、そこから逃げようとしたら、聞こえたんだ。 お、お父さん。 相手に。 律を、どうぞ、って……。」
ぶちまけた。 いつまでも隠せない。 ずっと一緒にいた澪だから。 一緒にいられないって、言わなきゃいけないから。
それもやっぱり、私、お父さんが大事なんだ。 背中を、優しく撫でてくれる手。 背、高い。 こいつ、本当に大きくなったなぁ。

「ね、澪。 一個だけ。 わがまま言っていいかな?」
「一個でも、何個でも。 私にできる事なら何でもする。」
「……。 一個だけ。 ちょっと、かがんで。」
こういう所、本当に澪はいい奴だ。 もう、一緒にはいられないけれど。 頼むよ、神様。
あなた、ちょっと意地悪だけど、これだけは本当に頼むから。 澪だけは。 どうか、幸せな恋をしますように。
少しだけ、膝をかがめた澪。 少しだけ、爪先を伸ばした私。 私は自分の唇を、ほんの僅かの間だけ、澪のそれに重ねた。

「……忘れるなよ、私のこと。 ずっと。」
友達だから、と言おうとして。 その言葉を飲み込んだ。 本当に言いたい言葉と、違うから。
呆けたような表情の、澪。 瞳を逸らさないで、私の事を見つめている。 さっきも、目を閉じていなかったのかな。
急に気恥ずかしくなって、背を向けて歩き出そうとしたら、がくんと止まった。 手。 いつの間にか、手を握っていたみたい。

「……おじさん、何時ごろ帰ってくる?」
「え。 たぶん、夜遅くだけど。 ……あのさ。 何考えてるの、澪。 お父さんに、何の用?」
「殴るのに決まってるでしょ!!! 許せないよ!! 絶対に!! 律を何だと思ってるのよ!!!」
唐突に噴出した激情に、こちらの方が驚かされた。 澪。 怒ってるなんてもんじゃない。
ベースを下げる手に力が込もっているのを見て、やばい、と思った。 こんな物で殴られたら、お父さんが死んでしまう。

「み、澪。 そりゃあ、私だって悲しいけれど。 暴力はよしてよ!」
「……じゃあ携帯。 携帯出して。」
「え、あ、うん。 はい。」
剣幕に押されて、思わず携帯電話を渡してしまって、あっと気付く。 しまった。 こいつ、まさか。

13:踏切が上がれば 4/5
09/05/17 18:36:38 kAvIknbl
「……あ、もしもし。 律のお父さんですか? ご無沙汰しています。 律の友人の、秋山です……。」
「ちょ、ちょっとちょっと澪! 何してるんだよぉーーー!!!」
本当に、追い詰められたこいつは突拍子も無い行動を取る。 こいつ。 お父さんに直談判する気だ!
取り返そうとすると、澪が突然走って逃げた。 おっ、おい! やめてよ! 移動しながら、そんな話。 晒し者じゃんかよー!

オレンジ色の光の中、おっかけっこ。 背の高い奴は、ずるい。 一歩が、微妙に大きいよ。
何も無かった場所を抜けて、段々と商店街へと近付く。 流石に人も増えてきて、走る私たちを何事かと振り返る。
流れる黒髪が、陽光に晒されて綺麗。 こいつ、アドレナリン出すぎ。 怒鳴りながら走ってる癖に、ちっとも追いつけやしない。
あっ。 角、曲がるなって。 見失っちゃうだろ。 右、左、右。 ジグザクに商店街を走り抜ける。
こら、やめろ澪! これは目立つ! 目立ち過ぎる! 何度目の角だろう。 ぐるっと曲がった所で、私は人にぶつかった。

「あたっ! すっ、すひっ、ません!」
「いえ、こちらこそ……って。 ……律……。」
へっ。 ぶつかった相手は、澪だった。 え、何? どうしちゃったんだ? 今までの勢いはどこへやら。
息を切らした澪は、その場に茫洋と立ち尽くしていた。 私も息が切れて上手く喋れないけど、それでも何とか澪に詰め寄る。

「ちょ、ちょっと、澪。 あのさ。 とりあえず、携帯……返せ……。」
「勘違い……だって。」
「はぁ?」
「律じゃなくて、州立。 借金じゃなくて、シェーキーズ。 アメリカに行った同僚と、学校の話をしてただけ……だって……。」
「…………は?」
なに。 なに、それ。 ひょっとして、私。 そこは丁度、誰もいないバス停で。 私たちは二人揃ってベンチにへたりこんだ。

「どうしてくれるのよ! あんな物凄い剣幕で詰め寄って! 今度から、どんな顔しておじさんに会えばいいのよ!」
「悪かったってばぁ……。」
並んで力無く歩きながらも、澪の口撃は衰えない。 ここまでもの凄く長く感じたけれど、太陽はまだ沈んでいなかった。
赤い、赤い、夕焼け。 それを綺麗と感じる心に、さっきまでのような余計な感傷は消えていた。 あぁ。 本当に、よかった。

「そもそも普通に考えて、律なんか売り渡しても、相手は全然得しないわよね。 なんで気付かなかったんだろう、私……。」
「おい!」
ぽこっと、やっぱり力無く突っ込む。 かんかんかん。 踏切。 家までもう少し。 そう言えば、私。 まだお礼言ってなかった。

「ごめん、澪。 ……ありがとう。」
「……い、いや。 別に、いいけど。 律にビックリさせられるの、慣れてるし。 勘違いで、よかったよ。」
「うん。 よかった。 あ、澪。 くちびる、餡子ついてるよ。」
「え? 餡子なんて食べたっけなぁ……。」
そこまで言って、澪が突然赤面する。 私もハッと気付いて、赤くなる。 この餡子。 多分、さっき。

14:踏切が上がれば 5/5
09/05/17 18:37:19 kAvIknbl
「そ、そう言えばさ、律さ。 その……さっきの、あれ、なんだけど。」
指で拭った餡子を舐め取る澪。 グロスもつけてないのに、艶やかな唇。 柔らかいのも、知ってる。
赤くなって言いよどんでるのは、多分。 ……うっ。 うぁ。 あああぁぁ!!! 急に恥ずかしさが込み上げて、走る。

「あ! お、おい律! 一人だけそっち行ってどーすんだよー! ここ、しばらく開かないんだぞー!」
踏切が閉まる前に、ダッシュで渡る。 踏み切りの音に掻き消されないように、大声で叫ぶ澪。
朝夕はここの踏み切りはちっとも開かない。 だからこの時間は、誰もこの踏切を使わない。 私も大声で叫び返した。

「みっ、澪、あのさ。 私、頭冷やすから! 今まで通り相手してよ! 忘れて! これまでみたいに、したいから!!」
「え!? ちょっと、律!!!」
叫んだ後で、声に思いのほか切迫した調子が篭ってしまったのを、恥じる。 考えるヒマが無かったけれど。
澪はアレをどう思うだろうか。 嫌悪、しないだろうか。 逃げ出そうとした瞬間、背中に投げつけられた声に、思わず立ち止まった。

「律! こっち向け!!」
怒ったような、声。 振り返れば、腰に手を当てて仁王立ちしてる澪。 電車が、近付いてくる音。
やっぱり怒った感じの顔は、夕日に照らされて真っ赤なほおずきのよう。 何だよ。 電車、来ちゃうよ。 早く言えよっ。

その時。 むぐぐ、としかめ面をしていた澪の左手が、唇に当てられて。 ちゅっ。 確かに聞こえた。
私に向けて、放り投げるように突き出される白い腕。 え。 これ。 これ、って。 がたんごとん。 がたんごとん。
電車が通り過ぎても、まだ私を睨み付けている澪の顔。 所在無げにしていた指先を、私に向かって突きつける。

「こら律! 勝手に、決めるな! 私は、やったよ。 恥ずかしくても、投げキッス! バッチリやったから!
 今の私以上に恥ずかしい奴なんて、いなぁーい! だから。 あんたも逃げるな、律! 戻って、こぉーーい!!」
ぽかんと、する。 あの澪が。 接客さえできない、恥ずかしがり屋の澪が。 こんな大声出して。
私に、投げキッス、した。 ぷああああ。 がたんごとん。 二台めの電車が行き過ぎる。 はは。 あはははは。

「……おーい、澪ーーー!!!」
「何よ!!!」
「この踏切、当分開かないよー! ……でも。 踏切上がったら、言いたい事、あるから。 待ってて、くれるーー??」
「……待ってるから。 間奏でも、練習、してなさーい! 遮断機のリズム。 三連符でしょーー!!」
かんかんかん。 電車が通り過ぎるたび、合わさる視線。 待ってる。 待っててくれてる。 まだかな。 まだ開かないかな。
間奏、ね。 もう練習しなくたってばっちり。 自分で言ってた癖にさ。 理由、分からないかなぁ?
言いたい事、いっぱいある。 でも、まずは一つ、ちゃんと言おう。 よく考えたら、それ。 一番最初に言う事だった。

湿り気を含んだ風。 あぁ。 そろそろ夏が来るんだ。 私の世界も、少しばかり眩しくなりそうな気がしてる。
かんかんかん。 邪魔っけな踏切。 でも、いいや。 この踏切が上がる時。 何か素敵なこと、始まるような気、してるんだ。

15:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 18:41:39 kAvIknbl
おしまいです。 長くてすみません。
>>1さん、スレ立てお疲れ様でした。 それでは~。

16:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 18:44:53 mqPnjwgk
ここは居座りブサイクレズ◆IMqUeleQxU お気に入りのスレ
いつもageるのも◆IMqUeleQxU

17:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 19:15:20 XzI9NpP5
>>15
おおお――!!
あれか??貴方様は私を呼吸困難にしてころすつもりですか!?
イイゾモットヤれっ!!!!

いや、失礼。
余りにGJすぎて取り乱してしまった……
もう一度言おう。
声を大にして「GJ!!」と!
GJ!GJ!GJ!

律視点、そしてまさかの澪の投げキッス。
いやぁ、良いものを読ませて頂いた。

18:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 19:17:39 XzI9NpP5
しまった。
あまりのSSの素晴らしさに最も大事なことを忘れた

>>1乙!!ノシ

19:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 19:49:48 9geuV0AZ
>>15
GJすぎる・・・

20:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 20:01:22 4JFWWMOQ
>>15
律www今世紀最大に吹いたwwwww
しかし超GJです!!

21:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 20:01:58 inwy3R2B
>>15
んだよ間空いてて読みずれーな……と思いつつ読んだら何て素晴らしい青春劇
正直どうもすんませんでした。マジ良かったです

22:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 20:03:59 72VSg7A8
晒し上げ

23:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 20:59:55 +Lt02auq
このスレ荒らしてほしいからいつもあげるの?
東方とここいつもあげるよね。
荒らしてほしいの?

24:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:04:44 vZQg9DUB
URLリンク(nagamochi.info)
URLリンク(nagamochi.info)
URLリンク(nagamochi.info)

25:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:11:12 8KZWsPid
>>23
調子に乗るなよクソガキww

26:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:21:51 UASVvAp0
>>24の2枚目のシーンの時、顔の距離がいやに近く感じたのは自分だけですか?w

27:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:22:53 fFPgm9Aj
>>26
     /.:.:.:.:.:.:.:.::.:i.:./===ハ::.ハ:.:.:.::ヘ.:.:.ヽ.:.ヽ:.ハ   ̄/.:./:./,l.::ii.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::ハ ヽ.:.ヽ}
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     ,!.:.:.:.:.:.:i.:i.:.:.:ヘ.:.:/,ィ三ミ   Vレ'㍉、 !.:.i:.:.i:.:l/:/l.:.::レ_、  __l! !.:i.:.:.:.:.:i.:.:i/.:.:.:.:,:.:'.:.:::.:.:.},ノ.:.::.:.:/
 、  ノl.:.:.:.:.:.:.!:i.:.:.:.:.ヘ彳/t';;l   ` lイ;;lリ !.,'.:..:.i:.:レ' |.:.:k'i!   ,ィミ、 l.:i.:.:.:.:.i:.:.:iニァ'.:..:.:.:.:.:.:.:.::i'}.:.:.:./
.   ̄  |.:,'.:.:i.:.:._!:.:.:.:、ヘ`込り    ヾシ l/.:.:.:.:.Vハ |.:.:|;}   f!ミi i! V.:.:.:.:::i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:.:.:イ !.:::/
.     |,'.i:.:i.:.:{ l.:.:.:.:.ヽ.ヘ :::::    '  :::::. !´.:.:.::.:l.:::! !'リ,′   ヒリ リ |.:.:.:;イ人!^Y.:.:.:/.:.:;イノレ'
 -- 、/^!.:i.:.{:.:.:ヽV:.i:.:.:ヽヘ         ノ.:.,':.:;.イ:.ノ   l   ::::::   |.:./  ノ .ノ_.:.:'.:.,:ィく `
 ::::::::ハ:::|.ハ:.:ヽ、.:.人:ヾ.:.:.:.:ヘ_______∩ _,- ´ ̄` Vレ'  八 、 __       レ'   _∠_:_::∠.-  }
 ::::::::::ハ:ハ.!ヽュi´ ̄ ̄'´ ̄     ̄`ヽ、.:.:.:.:.:. }-、ー、___.ハ      _,... - ' ̄ . . . . . ...   l--、_
 ::::::::::::ハ::::::/⌒   .........            /⌒ヽ { '⌒ ̄ フ´  . : :_:_, ----、---、ハt--l
 :- '´ ̄ /:^ハヽ、__,,,,ィ⌒ヽ.:.:.::.:.:.......     /__,ィ、  .}人      . : :./        ヽ ヽ、)ニニニ、、
  _,..//:::::::::::ハ::/ー-、::: }        /-'´:::::::ハ .! ト、   . : : . /         ヽ  ).:.:.:.:.:.:}:}
 :ii::::::::::{:::::::::;;::::/::_:_:_:_:_::\ヒー--、___, -'´:,.-=ー-、:::ハ/  l ヽ     /          ヽ/i.:.:.:.:.:.:.:l:|

28:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:33:11 u6MsrMht
ヒョイってほっぺにキス出来そうなんですけど(((( ;゚д゚))))アワワワワ

29:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 21:33:13 +Lt02auq
このスレ荒らしてほしいからいつもあげるの?
東方とここいつもあげるよね。荒らしてほしいの?

かまってちゃん豚ババアの巣窟なの?

30:構ってちゃん豚ババア
09/05/17 22:08:49 +Lt02auq
何か文句ある?

31:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 22:20:14 ZR81dKVW
>>24
2枚目、鞄に付いてるはるみも見逃してませんよw。描いた方、芸が細かいですね。

32:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 23:16:08 LFbybiTl
>>24
ゆのっちもいるだと・・・!

33:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 00:14:43 dOJrD1Ju
「澪の髪ってキレイだよな~。サラサラの艶々で」
「う、うっとしいだけだよ。手入れも大変だし・・・」
「ふっふっふっ。私が毎日、櫛を入れてあげるから安心なさい」
「・・・あ、ありがと」

原作二巻の澪の髪で遊ぶ律を見てこんなやり取りが浮かんできた。

34:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 00:28:29 QKlc0FBF
>>24
3枚目見て思ったこと…

 天然はすごい

澪って警戒心強そうだけど、隙は多そうだよね

35:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 00:49:49 W940ONm+
つまり兎だな

36:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 01:11:07 4y1FIhZI
ワタシ



学年?

1年生

まぁ次回で2年

彼女?

まぁ

当たり前に

いる

てか

いない訳ないじゃん

みたいな

彼女は

普通

てか

ワタシが世話して

あげてる

みたいな


37:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 01:13:31 4y1FIhZI
付き合って9年
彼女の名前

人気?
5番目
多分
顔?
イケメン
人よりデコは広いかな?
性格?
まぁ適当
ワタシが
変な女と
付き合う訳ないし
みたいな


38:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 01:17:21 PPsYy+vH
律×澪の流れですがあえて唯×澪でいきます

「澪ちゃんの髪って長くてサラサラで綺麗だよね~」
「そんなことないよ、長いから切りたいぐらいだよ」
「贅沢だな~。私の髪ってすぐふくらんでボサボサになるから伸ばせないんだよね」
「わ、私は唯の髪かわいいと思うけどな」
「え~嬉しいー!澪ちゃんだーいすき!」チュッ(澪の頬にキス)
「お、おい!女の子同士でキスなんて、それに簡単に好きなんて言うなよ!」(顔真っ赤)
「いいじゃん、友達なんだし!それに澪ちゃん好きなのは本当だし」
「そ、そりゃあ私も唯のこと好きだけど」(ボソッ)
「え、今なんて言ったの?よく聞こえなかったからもっかい言って~」(澪に抱きつく)
「わっ!う、うるさい(唯にげんこつ)!さぁ、練習、練習」
「え~ん、澪ちゃんが殴った~」
「ゆ、唯が変なことするからだろ!」


てな感じで天然な唯に澪が振り回されてるといいと思います

39:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 01:52:52 Fp9Wx9oa
>>38
GJ
やっぱり唯×澪はいい

でも少数派なんだよな…

40:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 02:06:11 boGWs5Nj
自分も少数派のうちの一人だw
律澪もいいが唯澪にもかなり心が奪われてしまう…
>>38 のおかげで明日も生きて行けそうだw
ありがとうでござる

41:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 02:07:34 PNBVJIDL
そっち視点でアニメの方見てると、唯が隙あらば澪の手を握りに行ってて微笑ましくなるね
個人的には唯梓がはやくアニメで見たいけど、アニメ期間じゃ梓は殆どデレなさそうなのが……

42:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 02:19:36 +UJV0fHT
>>38
GJ!

そして唯×澪好きならここにも!

43:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 02:33:13 OTc7QILk
>>38
うまいなあ
天然唯かわいいよ振り回される澪かわいいよ

44:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 02:44:47 HtkR7ZJX
>>39-40
少数派か……
アニメ見始めた当初、お菓子で釣るムギちゃんとそれに食いつく唯を見ながら
カプ妄想してウヘウヘしてたなぁ。同じこと考えてた奴はいるのだろうか。

45:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 03:22:55 4GwAjZnf
>>37
>付き合って9年
地味に長いww

46:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 09:41:40 U44QvP+9
最初は寧ろ…律澪が少数派と言われたのに何時の間にか澪唯が少数派に…;
多分好みの所為でフィルターの強弱も変わるんだろうがそんな俺も少数派だv

47:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 09:51:05 RHJQXhCa
こんだけ居れば少数派にはならないだろ。俺も好きだし

48:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 11:40:09 d9RBagkt
なんでもどんとこい!だが一番は律澪だな。

49:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 11:40:29 boGWs5Nj
この流れを見てからか。
ふわふわ時間が澪唯ソングにしか聞こえん…
澪唯た~いむw
こんな俺は病気かもしれん…
すいません自重します


50:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 12:06:14 DaDHGmHb
唯紬の俺は少数派どころか常に一人です

51:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 12:59:18 Zl5y/rWT
この4人はいいね
なんか他のアニメみたいにカプ論争する気にならない
どんな組み合わせでもバッチコイ

52:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 13:47:01 48LIh70X
荒らしてほしいからあげるの?

53:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 13:47:48 48LIh70X
はい。そうです。あげるのは荒らしさんへのメッセージです。
このスレを荒らしてください。お願いします。

54:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 13:51:46 gA4wlDzi
澪唯!

そういうのもあるのか

55:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 14:01:37 HtkR7ZJX
やっぱりこういうとこでカップリングに文句言っちゃいけないぜ

56:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 14:32:38 x8tcq5qF
>>50
ここにもいるぞ


紬(律×澪ハァハァ・・・)

唯「ムーギちゃん!」

紬「きゃうぅ!!」

唯「りっちゃんと澪ちゃんの方見てどうしたの?何か顔赤いよ?」

紬「なな、なんでもないわ」
唯「…ムギちゃん。」

紬「な、なぁに?」

唯「何か、良い匂いがする…」

紬「へ?」

唯「桃みたいな甘い匂い・・・ムギちゃんシャンプー変えた?」

紬「ええ。そういえば昨日から・・・」

唯「やっぱり!くんくん・・・甘くてふわふわして、でも上品な香り。私この匂い好き~(ぎゅっ)」

紬「ゆ、唯ちゃん・・・っ(ドキドキドキドキ)」

57:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 16:04:53 z9X8uZ5i
文句を言うよりも自分から率先して魅力を伝えてやるくらいの前向きさがほしいね

58:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 17:18:48 DaDHGmHb
>>56

やっぱ唯の天然な攻めはいいねえ

59:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:06:33 PPsYy+vH
いつも通りの放課後、みんなでティータイム

唯「澪ちゃんのケーキおいしそー。ねっ、一口ちょーだい」
澪「これを選ばなかったのが悪いんだろ、ちゃんと自分のを食べろよ」
唯「いいじゃん、私のもあげるからさー」
澪「それは前に食べたことがあるからいい。我慢するんだな」
紬「唯ちゃん、また持ってくるから」
澪「ムギ、いいんだよ。たまには我慢することも覚えさせないと」
唯「もーっ、澪ちゃんのケチ!・・・あ、そーだ!」

(澪がフォークにとったケーキを唯が奪うようにして食べる)

澪「あっ、こら唯!お行儀が悪いぞ」
唯「えへへー、くれない澪ちゃんが悪いんだよ。あっ、このケーキおいしー」
澪「まったく・・・(あ、あれ今私のフォークで唯食べたよね。ってことはか、間接キス!)」
(急に顔が赤くなる澪)



60:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:07:11 PPsYy+vH
律「あれ、どうしたー澪、顔が赤いぞー」
澪「え、そっそんなことないぞ!あ、暑いからじゃないかな
  (お、落ち着け私!別に女の子同士だし何もおかしくない!)」

唯「あっ、澪ちゃんのほっぺにクリームついてる。もーらい!」
(澪の頬についたクリームを舐めとる)

澪「っ━━━(声にならない声)」

バターン!(澪がイスごと豪快に倒れる)

律「おいおい、澪どーした。そんなにケーキ取られたのがくやしったのかー?」
紬「あらあら、まぁ(とてもいいものを見させてもらいました!)」
唯「あー、おいしかった♪」


自分は一体澪をどうしたいのかと・・・やっぱ唯は天然攻めです
あと某ニコ動に良い唯×澪MADを発見しました

61:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:31:37 P6cybURb
ここって使いやすくていい
エロパロのSSスレだとらき☆すたスレとID同じになるんだよね
自分は両方好きだけれど離反させようと煽ってる奴にID検索で粘着されたくない

62:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:35:25 hOz9a6dS
URLリンク(www.nicovideo.jp)

63:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:43:14 EQZSJ+h7
>>62
これ歌詞的には律澪の方が合うよな

64:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:47:30 Rvkbngfm
>>59-60
澪落ち着け、たぶん唯にあるのは食い意地だけだw

……しかしこれや>>56読んでみたら、天真爛漫っ子の無意識な攻めっぷりは、とても愛いものなんだなと思えてきたっス……w

>>61
よく分からんけど、大変だね……自分も両作品とも好きだから、波風立つのはイヤだな。

65:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 19:55:55 2iRCtrtV
>>62
これはじめて見たけど、めっちゃよかった!!!
律澪が好きだけど、この組み合わせもいい!!!

66:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 20:55:44 q1ksCt83
>>62
唯受けしか頭になかったから新鮮だったw
これはいい…

>>63
作って下さい。お願いします。

67:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 21:36:51 sEx5OT3m
>>63
確かに律澪にぴったりだわな・・・ ちょっとCD聴いてくる

68:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 22:45:28 dOJrD1Ju
律に片想いな澪っていいよね。
律はそういうのに鈍感そうだから、ちょっとヘタレな澪は苦労しそうだ。

69:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 23:04:43 yzOaL7jN
どなたか前スレのdatをくださいおながいします

70:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 23:15:51 LtB8vG4q
べっべつにあんたのためにうpしたんじゃないんだからねっ!
URLリンク(www.uploda.tv)

71:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 23:20:10 SncnxaR/
そういやwikiはdatとかzipとかあげられないんだっけ
過去ログ倉庫があったらいいのに

72:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 23:34:51 Ko+DrFBi
URLリンク(dec.2chan.net:81)

73:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 00:09:18 sUM/5k4G
>>70
ありがてぇ・・・ありがてぇ・・・

74:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 01:19:39 UZRvVT4h
>>72
これもZIPでくれ

75:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 01:28:22 NBRnMokw
URLリンク(www.uploda.tv)

76:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 02:03:17 MNzqC9mm
ふわ時は律澪ソングだろjk

77:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 13:22:31 aR1nICuW
まぁ大抵のラブソングはフィルター通せば百合百合ソングになるんですけどね

78:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 14:21:13 SFO+gJxS
URLリンク(www.uploda.tv)

この組み合わせが好きな人がいるだろうか

79:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:08:00 klIeCZ03
律っちゃんは男前だからなぁ

80:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:10:51 6KWnW6CX
一番男前なのは和ちゃんだと思う。
私服も男前。

81:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:19:11 EtLs/0ox
律は(一見)軟派風、和は硬派風な可愛いかっこよさ

82:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:25:43 cyhn3W3j
>>78
合宿の時とかみたいに、一緒になって遊んでるとことか好きだけど、なんて言うか
可愛らしかったり微笑ましかったりであまり百合っぽいエロさはあんまり感じないかな

この二人だとふざけあった挙句に、普通にキスまでしてしまいそうだけどw

83:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:35:06 klIeCZ03
アニメのみで原作読んでないからかもしんないけど
和さんは良く出来た奥さんのイメージだわ

84:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 15:37:10 Y4jbR7zl
>>82
そんな二人を見てムギは興奮し、澪はストレスでハゲるんですね、わかりません

85:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 18:13:40 3lGgHR+G
りっちゃんは見かけは軟派、内実硬派

86:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 18:48:49 WoyhgDh4
唯と憂っていつ頃から部屋別々なんだろう

87:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 19:16:58 z3CahxSu
>>82を受けての律×唯?

唯「りっちゃんって男っぽいよねー」

律「(グサッ)おい唯~、私だって女の子なんだぞ。さすがに傷つくわ!」

唯「えーとね、りっちゃんは格好いいよって意味だよ!」

律「おいおい、ぜんっぜんフォローになってねーよ」

唯「そうかなー。あっ、もしりっちゃんが男の子なら好きになってたかも」

律「そう言われてどうリアクションとればいいんだよー(あ、そうだ!)。 
  そんな悪いこという口は封じちゃえー」(唯の口にキス)

唯「むぐぐ。もー、りっちゃん!」

律「ははは、私をからかうとこうなるんだよ。思い知ったか!むわっ」
(唯が抱きつき口にキス)

唯「へへへー、私だってこれくらいできるんだよ!」

律「むぅ、なかなかやるなー。今日はおあいこだな」

唯「そうだね!」

律・唯「あはははは!」

澪「!?1くぁwせfsrgd」(赤面して気絶)
紬「まぁ!お二人ともおませさん♪」



88:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 20:02:15 3lGgHR+G
>>87
的確に四人の特徴を捉えておるw

89:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 20:13:29 bgq6FlVP
OPのりっちゃんは澪のベッドで寝てるの?

90:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 20:59:36 aR1nICuW
コマ送りにして見ていたら…
URLリンク(up2.viploader.net)

91:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 21:01:48 3BaTgrA0
>>87
かわいいやつらめ これはアリかもしれんw

92:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 21:33:11 cgWU9GXu
>>87
唯律か…これはこれでw

>>89
原作通りなら、多分そう

>>90
こwれwwわwww

93:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 21:44:17 0qKLA12z
>>90
GJwww

94:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 21:57:20 Ptr68iIU
>>90
やだ…なにこれ…。
律っちゃんの表情がすごいツボだwGJw

95:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 22:10:42 O/tYDRTX
>>90
凄い発掘をしてきた気がする
評価したいです

96:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 23:13:30 Ku7I27s6
>>90
GJ!
凄く萌えた

97:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 23:16:36 8VNW59rd
>>90
すごい
ムギちゃん、惜しいものを見逃したのう

98:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 23:27:40 +LmFC1C6
>>90
サブリミナルだな
これで、澪×律を公式化しようという陰謀だw

99:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 23:45:34 cgWU9GXu
>>90
ちょっと改変して、ムギの目をチラリとこっちに向ければ完璧だなw

100:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 23:47:45 FRGyyLjT
まったく沢庵様は灯台元暗しすぎるなw
サブリミナルならすでに第一話に背景が特大ハートマークの律澪があるぜ

101:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 00:06:38 kgTUwJL4
>>90
ちなみにこのとき、澪の左手がさりげなく律の○○に伸びてることは秘密な

102:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 00:41:34 PyZZqus7
>>101
下腹部から太ももにかけて撫で回してるw

103:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 00:48:40 bYszCTpf
た、たった1枚の画像で澪律に目覚めたというのか・・・この俺が・・・

104:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 01:29:29 kgTUwJL4
URLリンク(imepita.jp)

画質悪くてゴメン…

105:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 01:50:23 bYszCTpf
た、たった1枚の画像で律唯に目覚めたというのか・・・この俺が・・・

106:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 02:07:56 Wn8dfwqO
>>105
揺らぎすぎワロタwww
わからんでもないがw

107:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 02:12:57 DLmOsL7E
>>105 つぎは律ムギに目覚めること、御待ちしております

一話の勧誘シーンとかで何とかそれっぽく見えないものか…

108:場つなぎ的な即興超短編
09/05/20 02:26:59 cBMq023z
『聖なる夜に』



雪が降る。しんしんと。

決して許されることのない道を選んだ二人を、隠すように。責めるように。


「─寒くない?」

乱れた髪を指でとかしながら、毛布をかけてやる。

いくら暖房が効いていても、この季節にこの恰好ではさすがに冷える。

「うん、大丈夫。……ねえ、お姉ちゃん、私達……間違って、ないよね……?」

「……」

答えるかわりに、そっと抱きしめた。

「おねえ……ちゃんっ……」

こぼれた涙に、幸せな未来は映っていなかった。

でも─。


雪が降る。きらきらと。

誰にも祝福されることのない愛を選んだ二人を、庇うように。癒すように。

今はまだ、問いに答えることはできない。

それでも、不思議と不安は感じなかった。

重ねた肌の温もりは、“間違い”なんかじゃないと、そう思えたから─。



fin.

109:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 02:46:51 90cxKVJI
時代は今平沢姉妹と律唯だということがわかった

110:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 05:22:22 Bf2mcWlx
URLリンク(www.uploda.tv)

111:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 05:35:18 tpfSvzX7
>>110
どんなカプでもおいしくいただけるけど、
やはり基本はこの二人かな。

112:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 07:26:02 BnsSHwmE
【おぎ やはぎ矢作の世渡り上手列伝】
・加藤浩次「目に入れてもいたくないほど可愛い矢作」「俺の持つ芸能界の全ての力を使ってでも矢作だけは守り抜きますからね」
どうしても矢作とオーストラリアに行きたいと、矢作の旅費分50万奢ってまで連れて行く溺愛ぷり。
先輩後輩にも関わらず、プライベートでは「こーじ君」「けん」と呼び合う。

・石橋貴明「矢作は可愛い」みなおかで若手にも関わらずコーナー(「オレとヤハギとときどきアンザイ」)を与えられる溺愛ぷり。
矢作を飲みに連れて行きすぎ、加藤浩次に「俺の矢作を連れ回さないで下さい」と切れられるほど。
・アンタ ッチャブル山崎
矢作に彼女ができてから、矢作を彼女独占していることに嫉妬。
矢作と彼女が遊んでいるときに毎回訪ねてきて、「お前なんかより矢作さんのことは俺のが分かってますけどね」
「不細工が」「矢作さんには釣り合わない」とか本人を目の前にし中傷。嫌がらせを繰り返し破局させる。
・おぎや小木
サラリーマン時代矢作がホームシックになったのを心配し、矢作から電話があった次の日、矢作の職場、上海にまで行ってしまう。

精神的に参っていた矢作のために「俺仕事辞めてきた。明日から矢作と毎日ゴルフができるよ」を口説き文句に
安定した仕事まで捨て矢作のそばに居ることを決意する。
・バナナ マン設楽
「矢作さんになら今すぐ抱かれてもいい」「あなたと付き合ってあなたを嫌いになる人なんていませんよ」
「人付き合いの天才」

・くりーむしちゅー有田
「矢作はいつも隣に置いときたい」ので
高い服とか時計とか常に買い与え、隣に置こうとする。
先輩の特権を使って矢作に膝枕を強要。
・品川 庄司
品川「矢作さんはいつもニコニコしてて一緒にいると癒される」「誰も話しかけてくれない俺に初めて話しかけてくれたのは矢作さんだけだった」
・マッコイ斎藤
「俺は矢作に惚れている」「俺たちゲイだから」と常に発言している大手製作会社の社長。
売れない頃から3000万近く矢作に貢ぎ続けているのは有名な話。
・アン ジャシュ渡部
「若手の頃、矢作の魅力にハマって、矢作と同棲していたことがある。」
矢作は渡部のヒモ状態だった。

113:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 08:44:08 Vei0HizX
翼をくださいもいいなw
律と澪で歌ってるからニヤニヤしてしまう

114:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 10:26:14 bfsekWLb
そうだったのか?!
1番は澪→唯 2番は律→紬 だと思ってた

115:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 11:01:29 VBl/IPLI
紬&唯、律&澪 だな。
この組み合わせにしてくれてマジで感謝

116:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 11:17:56 6hvCkYFx
ツボにハマったので、典
URLリンク(nagamochi.info)

117:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 14:36:00 tDgILFlC
続きを勝手に考えてみよう。

律「あー、そんな悲しそうな顔しないで。気悪くした? ごめんね」
澪「……(´・ω・`)」
律「いつまでもそんな顔してないで。これで許してよ」
(ちゅっ)
澪「り、律。いきなりなんてこと」
律「ふふ、怒った顔もかわいいよね澪。でもいつもの澪が私は一番好き」
澪「律、お前はいつもいつも……そうしてバカなことばっかり言うんだから(と言いながらも満更でもなさそうな顔)」

118:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 15:04:03 90cxKVJI
URLリンク(www.uploda.tv)

>>104のキレイなのとおまけ


119:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 15:05:49 zRDqjvUY
晒しあげ

120:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 15:23:27 Xw1hDnSb
>>116
唯があずにゃんに似たような事してたな
こんな感じで原作より甘くなったりしないかな……

121:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 18:28:27 cBMq023z
>>117
あれ?俺がいる
ちなみに俺は

澪「こんなんじゃ足りない」
律「じゃあ帰ってから続きしてやるから」

まで妄想した

122:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 21:10:31 qaM154gg
「ふわふわ時間」が澪唯に聞こえてしょうがない

123:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 21:29:59 hXF6gpQ2
まさかこんなところに安息の地があるとは…

124:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 21:51:12 whTLphX8
俺もふわふわは澪→唯に聞こえる
2番のさりげな笑顔深読みしすぎて~とかそれっぽい

125:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 21:59:16 zFEvBqA/
たまに見せるマジ顔な唯にメロメロなんですね、わかります

126:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 22:16:59 725PG6ov
ちょっと7話を見返したんだけど
振り袖のシーンで澪は律に可愛いって言って貰えなくて拗ねたように見えてしまう
その後の律はつい可愛いって言いそびれて軽く後悔しているように見える

127:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 22:52:12 6jUXjOTy
そんなバカップル寸前の澪と律がたまらん!

128:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 23:05:27 x8VPxJIC
澪が泣いてる律ちゃんを慰める為に、オデコにチューするって電波が飛んできた・・・。

まぁ、逆でもいいけど。

129:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 23:12:23 kgTUwJL4
拾いもの…
URLリンク(kagerororo.kitunebi.com)

最近律澪モノを発掘するのが楽しくて仕方がないw

130:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 23:14:36 L0Ff6Csr
唯の家での勉強会の話で、4人でケーキ食べてる時に律の鼻の頭に付いてたクリームは、澪が赤面しながら舐め取ったと思っておく

131:初詣のシーンの後を律澪で妄想
09/05/20 23:45:11 Vei0HizX
澪「着替えに帰る」

律「みっ……」

唯「そのままでいいじゃん、かわいいよ?」

澪「そ、そう…?」

唯「そうだよー!」

律「……」

紬「あらあらあらあら、うふふ」

~帰り道~

澪「律、さっき聞いてたか?これ、可愛いってさ」

律「ふーん」

澪「一人で振り袖は嫌だったけど…でもやっぱり、ああやって言ってもらえると、少し安心するよ」

律「へー」

澪「…そ、そうだ!少し、私の家に寄って行かないか?お母さんが、久々に律の顔を見たいんだってさ」

律「あー…うーん…」

澪「……律?」

律「んー?」

澪「何か…さ。機嫌、悪くないか?」

律「へ?」

澪「なんか、その……」

律「……悪かったら、何?」

澪「え…?」

律「機嫌が悪かったら、澪はどうしてくれんの?」


ここまで書いて才能のなさに絶望して諦めた

132:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 00:16:09 o+nwUYvN
URLリンク(www.syu-ta.com)
注目点:澪の左手(利き腕)

何処からともなくムギの「私のことは気になさらず、どうぞ続けてください♪」
という声が聞こえてきそうそうだw

133:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 00:39:38 J9fOTw6g
>>131
かまうもんかい!

134:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:09:50 hp0FBnz6
途中まで(長くなりそうでまだ終わってないorz)の律澪SSなんだが。
投下しても問題ない?
一応きりのいいところまでは書けたんだが・・・。

135:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:10:42 NI9hpfI1
全然おk

136:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:12:35 hp0FBnz6
>>135
㌧。

律澪っていうか、律→澪なテイストで。
足りないところは各自脳内補完よろ。



137:ぐらふぃてぃ!
09/05/21 01:13:29 hp0FBnz6
あたしは泣いていた。
目の前には澪、あんたが困惑してただ呆然と立ち尽くしてる。

涙の理由は明白だ。
だけど、わかっていてもあたしの口から直接聞くのは嫌なんだろうな。

わかってる。
あたしのこの感情は報われるべきでもないし、受け入れられるべきでもない。

澪は耳を塞いでしゃがみ込んでしまった。
仕舞いにはあたしと一緒に泣き出してしまって。

成す術も無く泣いたままのあたし達。
二人の泣き声だけが音楽室に静かに響いていた。


なんて。
そんな夢を見たんだ。




ぐらふぃてぃ!





全く、これ程目覚めの悪い夢があるだろうか。
夢なんていつもは忘れるのに。
こんなときばかり鮮明に覚えているのは、自分が愚かだからだろうか。
わからない。
わかっているのは、悪夢が正夢になる可能性があるってこと。
それと、寝ながらにしてあたしが涙を流したってことだけだ。


138:ぐらふぃてぃ!
09/05/21 01:14:02 hp0FBnz6

今日は平日、登校日。
いつまでも呆けているわけにはいかない。
あたしはダラダラと起きて、めんどくさそうに寝ぼけ眼で顔を洗う。
消しゴムだけが過ちを消す唯一の道具、ではない。
あたしは水で頬に伝った涙の跡をなかったことにする。
『消せるって便利だな』なんて、そんなくだらないことを考えて支度をする。



授業の時間は嫌いだ。
部活の時間が待ち遠しくてしょうがない。
適当にノートとって、プリントやって。
鐘が鳴るまでの我慢大会。
それが5、6回。
それが授業だと思っていた。

簡単に言えば、退屈な時間。
落ち着きのないあたしが最も嫌う時間だ。

ただ、今日のあたしは相当重症で、授業が始まっても机に肘をついたまま微動だにしなかった。
ノートを五線譜にすり替えてリズムパターンを考えるという、あたしのとっておきの暇つぶしも今日は全く捗らない。


そうこうしている内に、気がつけば既に帰りのホームルームが終わっていた。
慌しく部活へ帰路へ、それぞれの時間を過ごそうと散っていくクラスメートを眺めていた。


「あぁ、部活行きたくない。」
とあたしはぼやく。

もちろん、そんなわけにはいかない。
こう見えても部長なんだ。
責任なんて重苦しいものじゃないし、お手本なんて大層なもんじゃない。
だけど、『部活にいかない』なんて選択肢を選ぶつもりは毛頭無かった。


「いや、厳密に言えば澪に会いたくn」
「おい、なんだって?」

慌てて振り返るとそこにはラスボスが・・・。
澪が立っていた。


139:ぐらふぃてぃ!
09/05/21 01:14:38 hp0FBnz6

「今、あたしの名前呼ばなかったか?」
あたしの顔を覗き込みながら澪は言う。
顔が近い。
そんなことを意識するのはあたしの方だけなんだろうな。


「おぅ!呼んだぞー?愛しの澪しゃんをな!」
「うるさい。」

バスッ

ナイス手刀。
そしてナイスあたし。
不安定な自分を隠すことには慣れている。
いつも通り、いい仕事をした、かな。


「おーい!」
教室の入り口から声がした。
視線を向けるとそこには唯がいて、手を振っている。
いつの間にかそこにはムギもいて。
「みんなで部活行こう?」なんていつもの柔らかい口調で言う。

あたしは軽く返事をしながら荷物を持って廊下まで小走りする。

「あ、おい!待ってよ!」
澪が慌ててあたしの後をついてくる。


四人で廊下を歩く。
あたしは誰も見ていないことをチラリと確認して。
今朝、涙が伝った道を指で辿る。
この行動に何の意味があるのかはわからないけど、無性にそうしたくなった。
本当にらしくない。
澪と話しているだけで、いいや。
澪を見ているだけで泣きそうになる。

あぁもう。・・・厄介な夢を見たもんだ。






140:ぐらふぃてぃ!
09/05/21 01:15:10 hp0FBnz6


部室に着いてからもなんだか気乗りしない。
楽器を触っていればそのうち元気がでるかもしれない、なんて淡い期待は部室に着いて10分、見事に打ち砕かれた。
挙句の果てには「りっちゃん、紅茶飲まないの?」なんて唯に声をかけられる始末。
確かに。
部室に着いてからすぐに練習を始めるのはあたし達のスタイルじゃない。
よくもまぁこんな『当たり前』を忘れたもんだ。

「ん?あぁ、昨日スネアの調子がおかしいと思ったからさ。ちょっと確認してた。」
言い訳がましいな、きっと。
だけどそんなあたしの発言に疑問を抱く人間は軽音部にはいない。
その後、いつもと変わらない時間を過ごせたことがそれを裏付けている。


練習が終わり、片づけをしているときにふと澪が言った。
「帰りに楽器屋寄ってこようかな。」
「どうしたんだよ、急に。どっか調子悪いのか?」
あたしはスティックケースのチャックを閉めながら言う。

「いや、そういうわけじゃないんだけど。さっき律がスネアの点検してただろ?
それで、あたしもそろそろ弦交換しようと思って。」
「なるほど。そういうことなら私も一緒に行ってもいい?」

ついて行きたいと言ったのはムギだ。
いつもあたし達が行く楽器屋はムギのおかげで色々と安くなる。
詳しくは教えてくれないけど、ムギの父が経営者だからとか。
店員はムギの顔色一つで普通じゃ考えられない位の値下げをしてくれる。

さり気なくあたし達の財布を気遣っているつもりかもしれないが、結構バレバレ。
もちろん、その優しさはとても有難い。
楽器屋に行くとき、あたし達はいつもその優しさに甘えている。

澪はムギの気遣いに気付いているのか、いないのか。
「うん、じゃあ一緒に行こうか」なんて返事をする。

ベースの弦はギターの弦よりも高いからな。
ムギに感謝するんだぞ、澪。


「唯はどうする?」
「あたしはいいや。またピックとか買っちゃいそうだし・・・ごめんね?」
どうやら唯は行かないみたいだ。

「よし!じゃあ一緒に帰ろうぜっ。」
あたしは唯と真っ直ぐ帰ることにした。




141:ぐらふぃてぃ!
09/05/21 01:15:52 hp0FBnz6

帰り道、あたしは珍しく唯と二人きりだ。
よく考えると珍しい組み合わせだな、ぼんやりそんなことを感じる。

「暑くなってきたなー。」
「うん、もうそろそろ夏だね!冷たい床でゴロゴロする季節だね!」
「・・・冷たい床でゴロゴロはしないかもしれないけど。とりあえず、夏だな!」
クーラーの効いた部屋でゴロゴロする唯、けなげに世話をする憂ちゃんが目に浮かぶ。
思わずぷっと吹き出してしまった。

「あー今なんか変なこと考えてたでしょ!?」
「いやいや、あたしが見たのは唯の近い将来だよ。」
「えー、なになに?・・・あ!そういえば。」
気になって聞き出そうとしているのかと思いきや、急に真面目な顔になる。
ホント、唯は見てて飽きないな。


「そういえば?」
あたしは続きを促す。
「3組の山本さんと2組の森さん、付き合ってるんだって。りっちゃん知ってた?」

なんと。
時が止まる。
いきなり過ぎる話題にあたしは一瞬言葉を失う。
「えっと、えー・・・はい?」
「だから付き合ってるんだって!」
「・・・へ、へぇー。」
「ホントにあるんだねー。女子高ってすごい!」

あたしがギクッとしたのは言うまでも無いだろう。
唯に悪気がないのはわかっている。
だけど、今朝もあんな夢を見たばっかりだ。
あぁ、もう。なんか後ろめたい。

『ホントにあるんだねー』か・・・。
そんな風に言われると「自分の想いは報われるべきではない」と、改めて現実を突きつけられているみたいで苦しくなる。


「あ、もう着いちゃった。」
唯は少し残念そうに言う。
ここは通学路の分かれ道。

「ホントだ。喋りながら歩くと早いな。それじゃなー。」
「うん、また明日ねー!」
バイバーイと手を振る唯に合わせてあたしも手を振る。


分かれた後、すぐに暗い気持ちがあたしを襲う。

ふと足元を見ると、コンクリートにはチョークで描かれた落書きがのびて消えかけていた。
昨日は雨だったから、きっとそのせいだろう。

「ホント、消せるって便利だな。」
誰に言うでもなく、あたしは一人呟いた。
雨に流された落書きに嫉妬するあたしは心底バカだと思う。

この厄介な気持ちも、涙の跡やチョークみたいに水で洗い流せると楽なんだけどな。
例え雨に打たれても、この気持ちは消えないんだろう。
そんな分かりきった事を考えながら、あたしはとぼとぼと家路に着いた。

142:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:16:18 rwPIcTwZ
晒し上げ

143:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:18:00 hp0FBnz6



とりあえずここまで。

誤字脱字は笑って流してもらえると有難い。

そいじゃおやすみ。

144:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:18:12 jM42NtAM
下手糞SS書いて自演で挙げるのは新手の荒らし?

145:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:25:32 LjdSEdft
勝手に>>131の続き

澪「ど、どうって…何をどうするんだよ」

律「…チューしてくれたら、機嫌直るかもな」

澪「はぁ!?ばかなこと言うな!こんな所で…」

律「……やっぱ帰るわ。おばちゃんによろしく。じゃ」

澪「ちょ、ちょっと待ってよ律!」

律「……」

澪「わ、わかったよ、するから…機嫌直してよ…」

律「うん」

澪「…目開けたら殴るからなっ…」

律「へいへい」



……

………ちゅっ


律「………」

澪「な、何だよ。してやったんだからさっさと機嫌…」

律「おでこだけ?」

146:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:30:52 CMCLgd6B
>>143
>>145
GJ! イイヨイイヨー!

147:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:46:02 IHD8tKxQ
GJ!続きを楽しみにして寝るぜ

148:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 01:51:56 5xZT2P4r
>>143GJ!
やっべぇすごく続きが楽しみ
こういうシリアス調大好きだ

149:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×律ver 1/2
09/05/21 01:54:10 EFziiAhB
素晴らしいSSの後で恐縮ですが、行かせていただきます。


唯「ねぇ、澪ちゃん」

澪「何?」

唯「ふわふわ時間の歌詞って、誰かを思いながら書いたの?」

澪「え!?なっ、何でそう思った?」

唯「えっとねー、歌詞の内容が恋する乙女だなーって思ったから!」

澪「そ、それは・・・」

律「お、何だ何だ図星かー?澪さんも隅に置けないですわね」

澪「う、うぅ・・・」(涙目)

唯「ちょっとりっちゃん、言いすぎだよ!」

律「あ、悪かったな澪。今度何かおごるから勘弁!」(両手を合わせて謝る)

澪「律だよ」(ボソッ)

唯・律「「え?」」

澪「律のこと思いながら書いたんだよ!私は律のことが好きなの!笑いたけりゃ笑え!!」

唯「そうだったんだー」  紬「あらあら、まぁ」  律「・・・」(石化)

(しばしの間)

澪「律!」   律「は、はい!」

澪「さっき何かおごるって言ったよな」

律「はい、そうでございます」

澪「だったらここでキスして!」


150:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×律ver 2/2
09/05/21 01:57:18 EFziiAhB
唯「澪ちゃんだいたーん」

紬「(まさか澪ちゃんが攻めに回るとは、意外でした)」ハァハァ

律「えーっと、みんなが見てる前でやるのはちょっと・・・」

さわ「あら、私たちは構わないわよ」

一同(さわちゃん、いつの間に!)

澪「別に律にその気がないならやらなくても構わない。その時は私もあきらめる」

律「(私も澪のこと好きだけど・・・)えーい、私も女だー!!」チュッ(澪のおでこにキス)

唯「よっ、りっちゃん男前!」  紬「まさか生キスを見れるとは」ハァハァ  さわ「若いっていいわね」

澪「ちょっと律・・・」  律「な、何か?」

澪「なんでおでこなのよ!?好きだったら口にしなさいよ!」

律(澪の耳元で)「あとで好きなだけしてやるよ」

澪「な、な・・・」(顔真っ赤)

律「さてみんな!」   唯・紬・さわ「「「はい!」」」 

律「私と澪は先に上がるから」  唯・紬・さわ「「「どうぞどうぞ!」」」 

律「よし、行くぞ澪!」   澪「は、はい!」

━二人が帰った後

唯「なんか立場逆転したね」  紬「やはりお二人はそうでないと!」ハァハァ  さわ「青春ね」



151:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 07:03:47 07B/ol7I
いいねえ

152:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 11:47:02 bXKKVpIu
一時停止シリーズ…
URLリンク(nagamochi.info)
URLリンク(nagamochi.info)
律っちゃん両手に花
URLリンク(nagamochi.info)
唯も参戦w

律っちゃんの表情が、いちいち男前すぎるw

153:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 13:39:42 6OyVXsm7
りっちゃんかっこいいよりっちゃん

154:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 14:44:06 qlpCMn0n
URLリンク(www.uploda.tv)

需要があるかわからんが詰め

155:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 14:54:41 xMcuwi7W
こうしてまとめて見ると、唯はほんと無邪気攻めって感じで頼もしすぎるね
それが向けられてる相手が澪とか梓とか和とか割と真面目どころが多いのがまた良い

156:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 15:52:09 UGmERWxv
――け・・・け、ねぇ・・・"けいおんがく"
――く・・・"くちづけ"
――け、け・・・"けんばんはーもにか"
――"かみのけ"

――ズルイぞ、澪! "け"ばっかりで
――ふふ、律の頭じゃもう限界だな
――くっ・・・いや、まだあるぞ!

"けっこんしよう!!"

――?!
――"う"だぞ?
――・・・・・・"うん"
――よっしゃ!澪の負け

りっちゃんのヘアバンドが鉢巻に見えたのは俺だけでいい・・・。



157:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 17:06:24 NtZKF8NK
>>155
でも憂にだけは受け。というか誘い受け。

158:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 17:20:17 18r+A3k4
こんだけSS投稿されたら
誰かにまとめサイト創って欲しいなぁ

159:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 17:29:30 bXKKVpIu
甜菜
URLリンク(livedoor.blogimg.jp)

160:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 18:16:36 VUyjqRje
SSまとめあるじゃん
ちゃんと1を見るんだ

161:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 19:32:43 AiGdV/vg
>>156
俺と結婚して毎晩律澪ネタを囁いてください。

162:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 19:56:37 jElV6L/R
>>156
なんというプラ○ネテス!!
律澪おいしくいただきました~

163:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 19:57:15 LjdSEdft
>>159
唯の方がちょっとだけ背が高いのが私の萌えポイント

164:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 20:10:21 k1n72z1V
律澪語るやつちょっと来い。











全員俺の嫁だ!!!!!!

165:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 20:12:36 x6NpMKSv
今日は律澪ムギビジョン回だぞ!

166:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 20:39:07 xMcuwi7W
ムギは何気に幼馴染属性にも弱いっぽいよね
澪と和がそれぞれ律と唯の事でのろけてたら思いっきり食いついてきたし

167:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 20:40:05 8gh9QwLb
けいおんと東方をあげてるのは同じ荒らし
URLリンク(mimizun.com)

168:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 20:58:30 mmq5in5N
>>162
隠れてねぇw

169:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 21:27:58 3GL7DEJB
>>166
>澪と和がそれぞれ律と唯の事でのろけてた

kwsk
本誌の単行本未収録分? それともアニメでの話?

170:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 21:43:43 xMcuwi7W
「唯は小さい頃から全然かわらない」だの「律はまじめにやれば出来る子!」(どっかの透華様みたいだな)
だの話してたら全力でムギが食いつく→別室で出会いのエピソードとか根掘り葉掘り聴取
ってだけなんだ。すまない。ちなみに本誌ネタ

171:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 21:44:32 UcJRJAFu
>>169
今月の本誌だな


172:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 22:36:30 jsHF5rfL
ID:hp0FBnz6の続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

173:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 22:36:44 3GL7DEJB
>>170-171
多謝。単行本に収録されるのを楽しみに待つよ。

174:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 1/4
09/05/21 22:49:48 EFziiAhB
ガラッ
唯「こーんにーちわー!ってあれ、今日は澪ちゃんだけ?」

澪「そうなんだ。律は虫歯ができたとかで歯医者行って、ムギは実家の用事で休み」

唯「なーんだ、ムギちゃんのおやつはおあずけかー」

澪「たまにはいいじゃないか、体重計と格闘しなくて済む」

唯「私は食べても太らないから困らないんだけどなー」

澪「また言うか!」(ゲンコツを振り上げる)

唯「やん!もー、冗談だって」

澪「まったく・・・そうだ、今日は二人だけだからアドリブで合わせてみようか」

唯「おー、セッションってやつだね!ミュージシャンっぽくてかっくいー」

澪「まぁ、かっこよく言えばそうなるな。それに唯がどこまでできるか分かるし」

唯「よーし、日頃の練習の成果をみせてやるぜ!」
             
             |
             |
             |


175:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 2/4
09/05/21 22:50:49 EFziiAhB
澪「ふぅ、こんなもんかな」   

唯「セッションって楽しいね!」

澪「それにしても唯、だいぶ上達したね」

唯「えへへー、そうでしょ!あと澪ちゃんが上手いからつられて色々できたんだと思うよ」

澪「(ドキッ)そ、そうか。ま、まぁベースとギターの相性は大事だからな」

唯「澪ちゃんと一緒にバンドできてホントによかったよ!」

澪「(ドキドキ)ちょっと、褒めすぎだって・・・あ、そうだ唯ちょっと聞いていい?」

唯「ん、なーに?」

澪「学際でやった曲あるじゃない?あの詩を初めて見たときすごく気に入ってくれたけどどうしてかなーって思って」

唯「あぁー、あの時私が恋してたからかな!」

澪「(ズキッ)え、そ、そうなんだ・・・」

唯「うん、だからすっごいあの歌詞に共感できたんだよねー」

澪「ちなみに唯の好きな人ってどんな人?(なんでこんなこと聞いてんだろ)」

176:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 3/4
09/05/21 22:51:32 EFziiAhB
唯「私の好きな人はねー、クールでかっこよくてー」     澪「うん・・・」

唯「優しくて怖がりでー」   澪「う、うん!?」

唯「少しおっちょこちょいで素敵な歌詞を書く人!」    澪「え、それって・・・」

唯「そうだよ、澪ちゃんのことだよ」   澪「え、えぇ!!」


澪「い、いつからわ、私のことす、す、好きだったの?」

唯「えーっとね、気づいたら好きだった!もー、結構アプローチしたのに澪ちゃんってばにぶ過ぎ!」

澪「そ、そんなの分からないよ・・・」


唯「で、澪ちゃんはどうなの!」   澪「え!わ、私?」

唯「私はちゃんと思いを伝えました!さぁ、澪ちゃんの返事を」   澪「お、オッケーに決まってるじゃない!」

唯「じゃあ、両思いだね!」(澪の手をとる)   澪「う、うん」

唯「これからよろしくね!」   澪「こ、こちらこそ」

177:ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 4/4
09/05/21 22:53:49 EFziiAhB
澪「そうだ唯」   唯「なーに?」

澪「実はね、あの歌二番の歌詞も考えてたんだ」  唯「そうだったの!」


澪「唯のこと考えながら歌詞を書いてたら、一番だけじゃおさまらなくなって・・・」

唯「え、私のこと考えながら書いてくれたの!?だから良いと思えたんだね!」

澪「でもそのままだとみんなに唯のこと好きだってばれるかもそれないから一番だけにしたんだ」

唯「えー、そうだったんだー。そのままでも私は構わなかったのにー」

澪「だからね、今ここで二番歌ってもいい?」

唯「もちろん!私たちのふわふわ時間だね!」

澪「ふふ、そうだね」

唯「よーしそれじゃいくよー!1,2,3,4!」
             
             |
             |


以上ですどうも自分はラブラブよりそれまでの過程を妄想するのが好きらしい。
長々と失礼しました。あときっかけを与えてくれた>>122,>>124ありがとうございました。

178:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 23:01:24 fmRd10B1
>>177
あなたに最上級のGJを贈りたい


179:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 23:24:32 JXiOLMTy
>>177
久しぶりの唯澪GJw

一時流れは有っても、結局どんなCPでも受け入れられるよな…コレは無理ってCP今のとこ無い。
っつうか出来る作品が素晴らしいからだよな、新しいCP受け入れられるのもw

180:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 23:50:06 3TpUc1/g
唯澪いいなぁ
こうさっぱり恋人になっちゃう所とかwこの二人っぽいな
澪は唯の一挙一動にドギマギしつつ涙目で唯はその姿に胸キュンとかしてそうだw

181:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 01:33:01 5q54f2v5
>>177

唯澪サイコウだぜ!
次回も期待してます

182:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:13:09 XWVSdRdo
憂の作戦。

①タグを手の平に握り込む
②おねえちゃんほらぁ、と言いながら衿を探り、タグを見せる
③ボディタッチ、姉に恩を売れる、公然といちゃつく口実、三つ同時に満たす計略。おそるべし。

応用編
①指先にクリームをつける
②拭うフリして以下略

183:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:38:27 EI2h1oo4
りっちゃんってば
初見の人に「かっこいい」とか言われtr

184:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:46:58 Mo/MOBCD
律澪公式妄想がカット・・・・だと・・・・

185:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:47:28 9PCQmUhV
URLリンク(218.219.144.2)

186:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:47:42 rciAf9IA
やっぱり、りっちゃんはイケメンだったのか

187:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 02:59:00 mnFx0Hsb
律ちゃんもそうだが何気に和もイケメンな気がする
今週澪と律の名前呼び捨てにしてる所でちょっと新しい何かに目覚めそうになった

188:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 03:11:46 9PCQmUhV
一応唯にもお姉ちゃんらしいところは有ったんだね
URLリンク(www.uploda.tv)
URLリンク(www.uploda.tv)

189:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 04:24:38 5q54f2v5
まだ見てないんだが先週に続いて今週も平沢姉妹のターンか?

190:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 05:58:51 Vm9KcaMN
>>185>>188見てこの姉妹はやはりヘンだと思いました

191:7話補完的な何か
09/05/22 06:28:18 IsS01Ibp
「よっ澪、デートしに行こうぜー」

何の連絡もせずに突然やって来て玄関前で元気一杯にアホな台詞を吐いてるのは当然、幼馴染の田井中律だ。
今もこちらが呆れているのにも関わらず眩しいほどの笑顔を向けている。
なんで休みの日の朝っぱらからこんなにもテンション高いんだ。
まあそれはさておき、とりあえず今私がやるべきことは、

「間に合ってます」

と答えて扉をしめることだろう。

「ちょっ!? 冗談、冗談だってば。一緒にクリスマスプレゼント買いに行こうって誘いに来ましたー!!」
「なら最初からそう言え!」

クリスマスプレゼントというのは、この前決まったクリスマス会のやつだろう。
私もちょうど買いに行こうと思ってたし、準備するまで外で待たせておくのもなんなので律を家に招き入れる。
勝手知ったる人の家。幼稚園時代からの付き合いだけあって、律は迷いもせず私の部屋へと向かう。

「軽い冗談じゃんかー、澪は固いなー。そんな新聞の勧誘みたいに断らなくても……。そこはほら『もちろんいいわよ、ダーリン(はぁと)』って返さなきゃいけないんだぞー」
「律の冗談は分かりずらいんだ。大体、そんなこと本当に私がすると思ってるのか?」
「まあ、ないだろうけどさ。でも、もししたら私の心のアルバムに永久保存されるね」
「絶対しないから安心しろ」

ふざけあいながら階段を上ってる途中でふと気づいた。

(ヤバい。アレ出しっぱなしだった!!)

「ちょっといいって言うまで入ってこないで」

と、言い捨てて走り出す。
後ろから

「え、澪?」

という律の驚いたような声が聞こえたが今は無視。
部屋に入り鍵を掛ける。
律は立ち入り禁止となっている所にむしろ突き進んでいくようなタイプだ。入ってくるなと言ったところであまり効果はない。
実際部屋の前にたどり着いた律がガチャガチャとドアノブを回している。

「あっ、鍵まで閉めてやがる」

とか言う声まで聞こえる。鍵がなかったら絶対突入されていたことだろう。
そして私は机の上に放り出してある作りかけのマフラーを手芸道具と一緒に押し入れの奥に隠した。
それはもちろんクリスマスプレゼントだ。ただし、律専用の。
今年は5人、いや憂ちゃんを入れて6人でやることになったけど、いつもは律とプレゼント交換をしていた。
驚かされることがほとんどだったけど、それはそれで毎年ほんとうに楽しかった。
律の中ではおそらく今回のプレゼント交換はクリスマス会と合同ということになっているだろう。
学生である私たちはお金に余裕があるわけでもない。そういくつもプレゼントは用意できないだろうしな。

だから今年は律からのプレゼントはないのだろう。

そのことが少しだけ哀しくて寂しい。

でも、それでも、私は―


192:7話補完的な何か
09/05/22 06:29:18 IsS01Ibp

「おーい、まーだー?」

律の声で我に返る。
ちょっと考え込んでしまった。

「あっ、今開ける」
「もう、忘れられたかと思っただろー」

ドアを開けると律が少しふてくされたような顔をしていた。

「ゴメンゴメン。すぐに準備するからそしたら出かけよう」
「…………」
「……? どうかしたのか?」
「ん、いや、なんでもないって。じゃ部屋で待ってるから」



◇  ◇  ◇


「はー、つかれたー!」

そう言って律はテーブルに体を預けた。
ここはどこにでもあるジャンクフード店。
モールを色々見て回った私たちはここで遅めの昼食兼休憩を取ることにしたのだ。

「行儀悪いぞ、律。でも、たしかに結構疲れたな。いくつ回ったっけ?」

お腹も空いていたのでハンバーガーを食べながら聞いた。

「え~っと、まずはぬいぐるみでしょ、次にアクセサリーショップ、雑貨屋、ランジェリーショップ……ざっと10軒くらいは回ったんじゃない?もー、誰だよ値段関係なく片っぱしから見ていこうとか言ったの」
「まぎれもなくお前だよ」
「えへっ、そだっけ?」
「そーだよ」


193:7話補完的な何か
09/05/22 06:29:59 IsS01Ibp
ハンバーガーにポテトを食べて一息ついたところでちょっと聞いてみることにした。
恥ずかしいので律にだけ聞こえるような小声で。

「大体なんで……し、下着なんか見に行ったんだ。必要ないだろう」
「いや~、だって唯がさ、合宿のときあんまりにも子供っぽいの着けてるからさ~。ここはこのりっちゃん隊員が大人下着をプレゼントしてあげようと思いまして」
「合宿で何をチェックしてるんだ、お前は……。いや、そもそもプレゼントはシャッフルされるんだから唯にいかないかも知れないだろ」
「ムギは大人っぽいのいっぱい持ってそうだよな。憂ちゃんだったらいつか来る勝負用ってことで」

などと笑顔でのたまう。
律は唯たちにそんなに下着をプレゼントしたいのだろうか。
唯たちはプレゼントされたらその下着を身につけるのだろうか。
む、なんだか胸の中がもやもやしてきた。
あんまりこの話題を引っ張りたくないし話題を変えよう。

「冗談はそこまでにしてだ。プレゼントの当たりは付けたのか?」
「別にまるっきり冗談ってわけでも…(ギロッ)あっ、嘘です。冗談で合ってます」

まだ続けそうだったので一睨みして黙らせる。

「まあ、とりあえず良さそうなの2つくらいには絞ったよ。そういう澪は?」
「私もそんな感じだな。このあとはその中からいいの選んで買えばいいか」
「おっし。じゃあ休憩もしたし、そろそろ行くかぁ」

ん~っと伸びをして律が答える。
と、何か思いついたのかにんまりした表情になった。

「あんなに色んなとこ回ったんだからさ、澪が欲しいのもあったんじゃないか?」
「……別に。今回はプレゼント交換用なんだから私の選んでもしょうがないだろ」

言って、トレイを持って立ち上がる。


194:7話補完的な何か
09/05/22 06:31:04 IsS01Ibp
「あ、ちょっと。待てよ澪ー」

後ろでバタバタしてる律を放って歩き出す。
……正直なところ、律の言っていたことは図星だった。
アスセサリーショップで見つけたネックレス。
縦に2本ならんだホワイトゴールドの地金のラインはカーブを描いて真ん中少し開いている。
そのライン上にハートカットされた2種類の宝石がセットされていた。
淡く瑞々しいアクアマリンと、幻想的な青白いシラーの浮かぶ透明感のあるブルームーンストーンは、心を落ち着かせてくれる。
そして何よりも、2つのハートを少し内側に傾けたそのデザインは大切な人と寄り添って歩くという想いが感じられた。
一目見て気に入った私は次の瞬間肩を落とすことになる。
そのネックレスの値段は1万8千円。アルバイトもしていない私が払える額ではなかった。
何度も振り向き、後ろ髪を引かれながらも私はその場を去った。

先ほどのことを思い返して私はため息を一つ零した。


その後、順調にプレゼントを買って店を出たところで唯たちと出会った。
ムギも合流し、せっかくだからということでみんなでお茶をして今日は解散となった。
今、私は自分の部屋にいる。
机の上には編みかけのマフラー。
あと2日もあれば完成するそれを私はちゃんと律に渡せるのだろうか。
ないとは思うが、もしも律が受け取ってくれなかったらと思うと不安でたまらなくなる。

その日は去年律がプレゼントしてくれたぬいぐるみを抱いて眠った。



◇  ◇  ◇

そしてクリスマス会当日。
ようはクリスマスイブだ。
世間では恋人同士の日となってるこの日にこれだけ集まりがいいのもどうかと思うが、それも私たちらしいとも感じる。

クリスマス会は楽しかった。
さわこ先生の乱入やまた脱がされたりもしたが(あやうく誤解されるところだった)、どうだったかと聞かれればやっぱり楽しかったのだ。
手編みのマフラーはまだ交換用のプレゼントを入れてきた紙袋の中だ。
いつ渡そうかタイミングを考えているうちにクリスマス会はお開きとなった。


195:7話補完的な何か
09/05/22 06:31:47 IsS01Ibp
唯の家を出るとまだ7時過ぎだったけど外はかなり暗かった。
もう暗いから全員送ると先生が言ってくれたけど、私と律はそれを断った。
いくら車があるとはいえ、方向が全く違うのに乗せてもらうのは忍びなかったし、先生の車は4人乗りだったからだ。

「私たちは同じ地区だから二人で帰るし平気だよ。さわちゃんは家が離れてる二人を車で送ってってあげて」
「本当に大丈夫?」
「本当に本当だって」

そう律が笑って言うと先生も納得したようだった。

「それじゃあ本当に気を付けてね。何かあったらすぐに連絡するのよ」
「二人ともよいお年を」
「また学校で」

3人とはそこで別れて律と二人っきりになる。

「そんじゃ私らも帰るかー」
「そうだな」

そうして私たちは二人並んで歩く。
律はこういうとき、いつも道路側を歩いている。
何を言うでもなく自然とこういうことができるのは律のいいところだと素直に思う。
一見ただのお調子者のように見える律だけど、その実、気配りがもの凄くうまいことを私は知っている。
周りの人ををよく見ているのだろう。
律は昔からなんというか…そう、楽しく生きるのがうまい子だった。
晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、嵐や雷の日ですら、いつだって本当に楽しそうに笑っていて、いろんな人を巻き込みながら全力で遊んでいた。
無理やり引っ張りだされたり、嫌々参加した人たちも動いてるうちにいつのまにか律と一緒に笑ってるのが常だった。
律は人を乗せるのがうまい。
それは計算とかそういうのじゃなく、きっと天性のものだ。
今までだってその性格に私はたくさん助けられてきた。
出会った当時、引っ込み思案だった私をみんなの輪の中に連れて行ってくれたのも律だ。
私が一人離れてみんなが遊んでいるのを見ていると、いつだって一番に気づいて手を差し伸べてくれた。
今から考えるとその方法は多少強引だった部分もあるけれど、今の私があるのは間違いなく律のおかげだ。
それに比べて私は律に何かしてあげることができたのだろうか。

黙り込んでしまった私を不審に思ったのか律がこちらを向いた。


196:7話補完的な何か
09/05/22 06:32:21 IsS01Ibp
「黙っちゃってどうしたんだ、澪?」
「ん、ちょっと考え事してた」
「ふーん。……あっ、分った! 澪、暗いから怖いんだろ?」
「ち、違う!」
「怖いなら怖いって言えばいいのにー。黙ってちゃ分んないぞー」
「違うったら、もう!」

考え事をしていたのは本当だけど、怖いのも事実だった。
でもなんだかここで認めるのは癪な気がする。
と、左手に温かくてスベスベしたものが触れた。

「うひゃ!?」
「なんだ、やっぱり怖いんじゃん」
「い、今のは律が急に繋いでくるからっ」
「あははっ。でもさ、手を繋げば少しは怖くなくなるだろ?」
「うっ……」

そう言って繋いだ手を目の前に持ってくる。
たしかにこの温かさは恐怖を和らげてくれる。

「まったく澪ったら素直じゃないなー」
「むっ、そういう律だって変なところで頑固だと思うけどな」
「なんだとー」
「それにだらしないし、宿題だってよく忘れて泣きついてくるよな?」
「あーははは……」
「テストの度にうちに泊まり込むのは誰だったかなぁ?」
「すみません、もう勘弁してください」
「よろしい、許してしんぜよう」
「…………」
「ぷっ」
「「あはははははははっ」」

手を繋ぎながら笑い合ってるうちに律の家の前に着いた。

「あ、ちょっと家からチャリ出してくるから待っててよ」
「え? なんで?」
「なんでって……。いくら近くでもこの時間に一人で出歩くのは危ないからだよ、決まってんだろー」

私の家は律の家から歩いて5分程度だ。大した距離じゃない。
心配してくれたのが嬉しくて、ちょっとだけ照れ臭かった。

「心配してくれるんだ?」
「そんなの当たり前じゃん、友達なんだから」

自転車を出しているから顔は見えなかったけれど、その声はとても真摯だった。


197:7話補完的な何か
09/05/22 06:33:25 IsS01Ibp
「よしっ、それじゃあ行きますかー」

家の人に「ちょっと澪送ってくるからー」と声をかけ、荷物を置いてきた律はそう言った。

「ほら、澪は後ろに乗って」
「分ってるって。なんか律との二人乗り久し振りだな」
「そういえばそうかもね」
「……転んだりしないか?」
「澪が重くなってなければ大丈夫」
「こいつー」

後ろから律の頭を軽くはたく。
律は大げさに痛い痛いと言いながら笑っていた。

「んじゃ、出発するからしっかり捕まっててよ」
「分った」

律の腰に回した手に力を込める。
律の匂いが鼻腔をくすぐる。
律の温かさを全身で感じる。
私は心から安心して身を任せた。

◇  ◇  ◇

キッとブレーキをかけて自転車は私の家の前で止まった。
ああ、着いてしまった。
もうここがプレゼントを渡す最後のチャンスなのに未だに私は踏み切れないでいる。
本当に私は臆病者だ。
いつもの恒例行事みたいなものなのに約束をしなかっただけでこんなにも迷ってしまうとは。

「はいこれ、澪の荷物ね」
「ああ、うん」

自転車から降りて籠から取り出した荷物を笑顔で手渡してくる律。
その顔を見ていられなくなって俯いたとき、

「それと、Merry Christmas。澪」

思ってもみない言葉が降ってきた。

198:7話補完的な何か
09/05/22 06:34:48 IsS01Ibp
顔を上げるとそこには律が満面の笑みでこちらを見つめていた。
さらに、プレゼント用の包装をされた小さな箱を差し出している。

「えっと?」
「とりあえず、受け取ってよ。これ澪へのプレゼントだし」
「あ、うん。えっと、開けてもいい?」
「どーぞ」

未だに混乱の渦から抜け出せない私は、にまにま見てくる律の目の前で言われたとおりに包装を解いていく。
そして、それが現れたとき律がにやついていた理由がわかった。

「どうしてこのネックレスが…」
「だってそれ、欲しかったんでしょ?」

そう、それはこの前見つけて諦めたネックレスだった。
律はしてやったりという顔してる。

「これ凄く高かったはずなのに」
「日雇いのバイトをいくつかして貯めたのがあるからそれ使った」
「でもそれは律が自分自身のために使うべきじゃ」
「いいんだって。澪にプレゼント買うために貯めたんだから」

どうしてと思ったのが顔に出たのだろう。
律はむぅと唸って、言い聞かせるようにゆっくりと話し始めた。

「あのね、分ってないみたいだから言うけどさ。私は最初からみんなにあげるのとは別に澪にプレゼント贈るつもりでいたよ」
「え?」
「理由は、恒例だからとか、学祭で頑張ってたからとか色々あるけど、渡さないってことに何よりも私がしっくりこなかったんだよね」
「しっくりこない?」
「うん。なんつーか、やっぱりね、私の中で澪は特別なんだと思う。たぶん」
「…………」

律の中でも明確な答えは出ていないのだろう。
それでも曖昧なものを一生懸命伝えようとしてくれている。

「だからさ、澪を誘って連れまわして、一番欲しそうにしてたのをプレゼントしようって思ったんだよ」
「あれは交換用のプレゼントを買うためじゃなかったのか?」
「私に限っていえば嘘になるかなー。バイトの帰りに寄って、交換用の方はあらかじめ目星つけてたから」
「そっか」
「店に入ったら澪の視界に入らないように移動して様子見てた。実はどれが一番か分るか不安だったんだけど、澪は思った以上に分かりやすかったんだな」
「う……」
「何度も振り返ってたもん。もうこれしかないって思ったよ」

律はそのときの様子を思い返しているのかうんうんとうなずいている。

199:7話補完的な何か
09/05/22 06:35:56 IsS01Ibp
「でさ、ちょっと着けてみない?」
「え、今!?」
「そう。やっぱ着けたとこ見たいじゃん」
「べ、別の日じゃダメかな?」
「今がいいなー」
「うぅ、分ったよ」

私は律に背を向け、首に巻いていたマフラーを取ってネックレスを着けた。
恥ずかしくなってきた私はやけくそ気味に振り返った。

「ほら、ちゃんと着けたぞ!」

そして律は

「うん、やっぱり。よく似合ってるよ、澪」

私の目を見てそう断言した。


あんまりにも優しい笑顔で言うものだから、思わずその笑顔に見入ってしまった。
3秒くらいしてから、ようやく何を言われたのか理解して顔が熱くなる。
心臓なんてうるさいくらいに早鐘をうっている。
鼓動がこんなにもうるさくなるものだなんて知らなかった。
顔の状態に関しては鏡なんて見なくても分かる。
きっと今の私の顔はサンタの衣装も顔負けなほど真っ赤になっているだろうから。

「……ありがとう」

今の私には小声でそう呟くことが精一杯だった。

「えっと…、じゃ、じゃあ私もう帰るね。用事は済んだわけだし」

私の様子を見てるうちに、自分も照れ臭くなってきたのか律が慌てた様子で自転車に乗ろうとする。
いくら私が底なしの臆病者でもこのタイミングを逃しちゃいけないことくらい分った。
急いで律の服の裾を引っ張る。

「っとと。どうかした?」
「…ぃ……ぁ…」
「え?」
「私も律にクリスマスプレゼントがあるって言った」

言えた。
ようやく言えた。
律の様子はというと……何故か胸を押さえてものすごく安堵していた。

「あー良かったぁ。たぶん用意してるとは思ったけど、もらえないかと思ったよ~」

ちょっと待て。
今の一言は聞き捨てならない。

「なんで私がプレゼント用意してるって思ったんだ?」
「初めはなんとなく。で、この前部屋に行ったとき、なんかバタバタしてたじゃん? あれはなにかあるなって思った」

200:7話補完的な何か
09/05/22 06:37:01 IsS01Ibp
事実だがなんか悔しい。
ここはなにか一発見返したくなるな。

思いついた。これでいこう。

「それでなにくれるの?」
「その前に律。お前もマフラー取れ」
「? 別にいいけど」

律がマフラーを取っている間に、私は紙袋の中からラッピングされた袋を取り出すとそのリボンを解いた。

「あっ!何してるんだよ!?」

駆け寄ってきた律の首に私は手編みのマフラーを掛けた。
驚いて一瞬止まった隙をついて律の頬にキスをして、

「Merry Christmas、律」

と耳元で囁いた。


律は頬を手で押さえて呆然としている。
私の顔は先ほど以上に真っ赤になっているだろう。
でも、今は律の顔も信じられないくらいに赤くなっている。
一発やり返せたのはいいが、なんだか膠着状態になって動けない。

~♪~~♪~~♪~
そんな固まった空気を動かしたのは律の携帯だった。
音楽が流れたと瞬間は私も律も飛び上がるほど驚いた。

「うわっ!? だ、誰? あ、うん。今戻るってば。 え? 別になんでもないよ。全然普通だし」

相手はおそらく家族だろう。
焦り過ぎて早口になっている。

「うん、分った。じゃあね」

携帯電話を切った律はまだ顔は赤いものの大分落ち着いたようだった。
そしてこちらを向いて

「それじゃ帰るよ。コレありがとね。大事にするから」


201:7話補完的な何か
09/05/22 07:16:13 IsS01Ibp
そう言ってマフラーの端を持ち上げて見せた。
そのマフラーは手編みらしく少しほつれている。
頑張ったけれどやっぱり既製品のようにうまくはいかなかった。
私が苦笑いしながら

「ゴメン下手くそで。このネックレスとじゃ全然釣り合わないけど」

と言うと、

「ううん、これがいい。澪が頑張ったっていうのよく分るし、すごく嬉しい」

そう言ってくれた。

その後、もう一度携帯が鳴って、律は

「本当にありがとな、絶対大切にするから!」

と言って去っていった。


私は今、家の玄関扉に背を預けている。
外の空気は冷たいけれど身体が熱いせいかあまり気にならなかった。
まさか律からプレゼントをもらえるなんて思わなかった。
しかも私のためにバイトまでして……。
そのことを考えると幸せでたまらくなって、頭の奥がかぁっと熱を持つ。
頭だけ茹ってるみたいに熱くなっているのに不快じゃないのは不思議だな。
あと、ちゃんとマフラーを渡せて良かったとしみじみ思う。
おまけに頬にキスまでしてしまった。
律のことだからアレは友達のキスで、自分を驚かせるためだけにやったとでも思ってそうだ。
まあ、とりあえず今はそれでいいか。
今はこの頬の熱さと身が震えるほどの嬉しさを少しでも長く感じていたいと、ただそれだけを願っていた。


202:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 07:19:09 IsS01Ibp
終わりです
イケメンなりっちゃんと乙女な澪が書きたかったけど文才のなさに泣いた
せっかくなのでとりあえずこれだけ言っておこう
りっちゃん最高ぉおおおおおおおおおおお

203:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 07:37:38 PievsFAH
>>202
なんですかお前ら結婚しちまえと小一時間
GJなんだぜー!

204:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 07:46:12 3HZ8k5Ax
>>202
GJ!
朝からいい物を見させて頂きました。

律澪公式ネタがカットで死にかけてたが、今日1日頑張れそうw

205:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 07:56:38 ZbCvR8jk
>>202
GJ
りっちゃんイケメンすぐる

つか沢庵様の律澪妄想カットとかorz
その分平沢姉妹分が強化されてるからまだ良いけど…
学祭前の唯澪もカットだったし、何だかなぁ。


206:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 08:30:46 hbpEobNz
>>202
GJGJ!りっちゃんはイケメンだよな
律澪カットはショックだったが生き返ったぜ

207:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 09:50:54 Tdf1ZrxG
>>202
GJ!!ちくしょういい夫婦だなまったくもう!
これでネックレスじゃなくて指輪だったら(ryとか考えたのは俺だけでいい

原作未読だか8話の省略そんなにきつかったのか……
憂唯派の俺的には>>182と冒頭の公然抱擁だけでうっはうは人生!だったわけだが

208:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 10:20:31 jsHMsZBr
>>202
お前最高だよ!というわけでGJ!

りっちゃんはイケメンだぜ!

209:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 12:09:56 UKMyCfb4
何故律澪妄想を抜いたし

京アニの姉妹贔屓は異常wまぁ和むからいいんだけど、それでも憂をお姉ちゃんスキーにしすぎだろw

210:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 12:24:48 3FYE/E81
みんなの言う律澪公式ネタってのが気になるな・・・原作買ってくるぜ
ともあれ>>202氏アンタァ最高だ!ますます律澪が好きになったw G!J!

211:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 12:30:07 Iy5meUNy
>>202へのGJが止まらない


>>209
平沢姉妹分と律澪分が等価交換されたんだよ…

212:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 12:38:10 +ujnrpPT
>>210みたいなのが大量に出るようなら販促としては大成功になるのか?w

213:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:19:17 CJ4gcak/
そんなこと言って、2巻の試験勉強の話が全カットされたら律澪的に軽く死ぬるが…

214:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:21:05 yvqsbHvI
ちょっとだけ
流れを無視して澪唯を
唯澪かも

215:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:22:11 yvqsbHvI
横にしたベースを見つめる。手持ちぶさたに人差し指でピンと弾く。アンプに繋がっていないので音は瞬く間に空に消えた。
部屋では常に音楽をかけて過ごしているので、静かな音楽室が妙に居心地悪い。
沈黙が思考を走らせる。
つくづく思う。人間は考えないことが出来ない動物だと。“考えない”と言うことを考えてしまうので、結局考えている。
同様に意識しないようにしてる時点で意識しているのだ。澪は眉間に皺をよせた。
弾く気のないベースを前に、悩む。
意識しないでいた唯が頭に浮かぶ毎日。じゃれているだけと片付けられてしまえば簡単だ。
彼女の友好的なボディタッチが最近妙に恥ずかしく、どきまぎする。
笑顔で肩を叩かれるだけで色んなことを脳裏でよぎる。逆に話し掛けられないと何か悪いことでもしてしまったのかと焦る。
何をするにも彼女を意識してしまう。
ペンをぐるぐる指で回す。弦が固くした指の腹。

216:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:22:43 yvqsbHvI
病気になったのかな。放課後の音楽室で少し泣きそうになる澪。
鞄からメモ帳を取りだし、ペンを走らせる。胸の内に溜めるには溢れすぎる程の思いを吐き出そうと決めた。
頭に浮かぶ言葉を書き殴っていく。
『意識しないでいられない』
『苦しい』
『病気なのかしら』
『誰か治して』
『唯』
意外とすっきりすることに気付いた。
『いつ助けてくれる』
『あなた』
『もうだめ』
『これって恋なの?』
ただただ言葉を書き殴り続ける。
頭の中がすっきりしていく感じに澪は安心した。
沢山の文字が紙を支配した。最後に外れの方に大きく、私は病気なのと書いて一息ついた。
ふぅとペンを置き顔を上げ、澪は固まった。
目の前で唯が笑って見ている。
凄い集中してたから話し掛けられなかったよ。
えへへと言いながら唯は紙を手に取った。
急いで奪い返そうとする澪。
それを避けながら読み進めていく唯。
終わった。あれには彼女の名前も書いてしまった。澪は悄然とする。
なになに。唯が呟く。
『意識しないでいられない』
『苦しい』
『病気なのかしら』
『誰か治して』
うつ伏せる澪。おしまいだ。
『唯一助けてくれるあなた』
『もう駄目』
『これって恋なの?』

217:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:23:06 yvqsbHvI
澪は唯の読み方が引っ掛かり顔をあげた。
肩をわなわなと震わせているのが目に入った。
「新しい歌詞だね!凄い良いよ!恋の病みたいな感じで」
唯は区切る場所を間違え意味を取り違えていた。
感動した唯が澪に抱きついてきた。
「曲名は?」
とっさに出てこない。澪の目に紙のすみに書いた大きな文字が映る。
「わ、私は病気なの」
良いね!そう言いながら唯は再び澪に抱きつく。
唯の腕の中で当分治りそうにないなと澪は思った。

218:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 13:23:57 yvqsbHvI
です
少し無理やりな感じですが
というか他の方みたいに百合百合にならない…

219:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 14:21:06 4wOkgVb2
>>202
物凄く良かった。おかげでまた一週間頑張れそうだぜGJ!!


220:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 14:50:33 q/pJlKGT
晒し上げ

221:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 15:50:03 ZbCvR8jk
>>213
OPで
澪の好きなケーキを買ってきて微笑むりっちゃんと、
澪のベッドで寝ちゃってるりっちゃんが
描かれてるからやってくれるはず…


222:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 16:26:29 5AzzdQUA
その場所に着いたのは、夕陽が沈みかけた頃だった。
時間が時間のせいか、全く人が居なくてとても静かで。
入り口近くの水道で桶に水を組んでから、私はそこに足を踏み入れた。


私が予想してた通り、そこはキレイに飾られていた。
沢山の花束。
沢山のお菓子とジュース。
そして、寄せ書きの書かれたTシャツと二本のドラムスティック。
多分、ムギや唯達が持ってきてくれたんだろう。
乱雑に置かれた様を見ると、何だか音楽室を思い出す。
賑やかなのが大好きだったアイツもきっと喜んでるに違いない。
楽しそうに笑うアイツを思い出して、少し胸が切なくなった。


――久しぶり。
――えっ、一人だけ来るのが遅いって?
――ごめんごめん。ちょっと、仕事が忙しくってさ。
――そうそう、聞いてるかもしれないけれど、私達、今度CD出すことになったんだ。
――ボーカルは、私がやらせてもらったんだ。
――昔の私からじゃ想像できないだろ?
――人前で歌うのはやっぱり恥ずかしいんだけどね。
――でも、ほら。武道館でライブするのが私達の夢だったからさ。
――だから私、頑張ったんだよ・・・凄く・・・凄く、ね・・・。

223:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 16:29:06 5AzzdQUA
――ははっ、何だかジーンと来ちゃったよ。
――もう泣かないって約束したのにね・・・。
――でも、心配しないでよ。私達は大丈夫だからさ・・・。
――だから、そっちで気楽にお菓子でも食べながら私達の事、応援しててね。


――そろそろ行くね。
――今度はみんなで揃ってくるから。
――じゃあね・・・。


白檀の香りのする新しいお線香に火を付けてから、私はその場をあとにする。
気がつくと、夕陽が沈みきっていて、辺りは真っ暗になっていた。
昔の私なら、こんな時間にこんな場所に一人で居たら、きっと怖くて震えていたと思う。
けれども、今はもう怖くない。
だって、もしもアイツが私を怖がらせようと出てきてくれたら、とっても嬉しいから・・・。

――おっ、澪ってば、随分と成長したなぁ~。

風がそうアイツの声で囁いた気がした・・・。


某ドラマを見て受信した電波を変換してみました。
ちょっとくらいネタかな・・・。

224:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 16:44:10 kWMAu7Rl
>>188
これ絶対入ってるよね(ふたりの世界的な意味で)


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