リリカルなのはで百合萌え(燃え)21枚目のラブレターat LESBIAN
リリカルなのはで百合萌え(燃え)21枚目のラブレター - 暇つぶし2ch550:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 14:44:04 JIcM0WGF
>>556
的確な感想GJ
スバティア派やナンバーズ好きには嬉しい1枚になったみたいで羨ましい。

しかし、フェイトさんをなのヴィヴィから引き離すんだったら、公式は責任もって
なのヴィヴィの親子関係を深く描いてほしいな。正直、設定先行はもう勘弁だわ。

551:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 14:47:00 2PI0G3Zt
十中八九やぶへびだから止めとくのが無難

552:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 15:00:45 JIcM0WGF
そんなことはないと自信をもって言い返せないから困るぜ

553:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 15:42:35 zJDvrdZw
>>556
暑い中乙、スバティア楽しみだなあ。
ヴィヴィオ司書に関しては、なのフェイだけでなくユーノも含めて
1期キャラを切りたい気持ちもあったんじゃないかな。

それより今後フィギュアくらいしか出番の無い八神家を何とかしてやってorz

554:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 15:47:08 WQrBFuBf
>>544
ここで名前出されたら荒らされるって訳でもないだろよ
叩いてるなら話は別だがほんの少し名前出されたくらいで困るサークルなんて貧弱すぎるぞw
お前は無駄に気使いすぎだ

頻繁に話題になるならアウトだと思うけど聞かれて答えるくらいは見逃してやれ

555:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 15:54:31 um9pXBGC
ドラマCDなのフェイは現状維持とのことだけど、名前くらいは出たんだよね?
何か新情報あった?
ってかこのCD公式の発売日ってもう出てる?

とりあえず>>547の感想楽しみ

556:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:03:18 fuQMNHun
名前は出たけどそれだけ。三期キャラ以外のキャラは本当に何もない。ユーノなんて名前すら出なかった。
なのはさんは、ステエキの師匠。ヴィヴィオのママって感じ。フェイトさんはエリオとキャロにまつわる話で少し。
声もないからキャストにも出ていない。
全編通して三期キャラ+新キャラの話だった。
スバルとティアナがちゃんとなのはさんの魔法を受け継いでいる描写はちゃんとあったけど。


557:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:06:02 fuQMNHun
ごめん連投
CD発売日は分からないです。すいません。


558:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:07:52 cnZvhG/c
最近のフェイトさんはよくエリキャロと絡むなw
都築さんはStSでライトニング周りの描写を削りすぎたことをよっぽど後悔してるんだろうね。
個人的にはだからといってヴィヴィオとの関係を蔑ろにしてほしくないけど。
StSでフェイトママとかやっちゃった以上は。

559:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:15:30 um9pXBGC
>>566-567
ありがとう
CD発売日は公式には今秋発売としか出てないし、詳しい日程はやっぱまだ出てないのかもね

コミケで買いにいけるとしたら三日目の午後だから手に入れる自信が無いんだ……

560:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:44:11 zJDvrdZw
>>568
俺も同じこと思ってたw
ライトニングの描写不足を悔いる気持ちは分かるけど、
じゃあ本編でやったフェイトママは結局何だったんだよって感じだよな。
都築、よっぽどStSで浴びた批判が応えたんだろうなあ。

>>569
俺は明日行く予定だけど各スレ見てると買える自信が無くなってきた
放映終わってだいぶ経つのにすごい人気だな

561:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 16:54:04 e1skACew
オレは公式より二次創作のほうが本編だと思うようにしている
そうでもしないとやっとられん

562:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:00:48 um9pXBGC
>>571
ノマカプ派に比べれば百合派のが大分恵まれてるとは思うけどね

563:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:04:09 LnQwhUhd
公式であんなイラストやあんなグッズ、あんな本だされたらたまらんな

564:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:05:01 YfkcbcH0
恵まれすぎた結果がこれだよ!

まぁ、俺はヴィヴィオはこうなるかなって予想してたからダメージなかったが

565:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:05:32 zJDvrdZw
基本的にノマカプ派も百合派も生かさず殺さずって方針だからな
リメイク劇場版が決まってる以上、この方針は今後も継続する気だろう

566:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:17:07 /GIdpJgj
リリカルなのはって恋愛描写がほぼ皆無だからね。特に本編は。
同人的にはとてもありがたいと言えばありがたいよ

567:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 17:32:27 j7NpOtXd
クロノも恋愛的な描写なくいきなり結婚してたしなw
よく考えたら1~3期通して描写はないけど恋愛あったのはクロノエイミイだけだな
とっても2次創作にやさしい作品ですね

568:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 18:12:44 OAqubsxA
なのフェイは漫画や小説ではイチャイチャニャンニャンしまくってたじゃん
お姫様抱っこにあ~んまでしてどこのバカップルだよ

569:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 19:07:36 tHNstaxH
なのフェイは十分恵まれてると思うんだけどね
求めすぎは良くないよ

570:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 19:08:24 IZ9PCYKH
>>564
>頻繁に話題になるならアウトだと思うけど聞かれて答えるくらいは見逃してやれ

俺もそれくらいなら別に構わないと思う
ただ「宣伝になるから」「個人と違って荒らしに耐性があるから」なんて
開き直る奴がいることにびっくりしたんだ
サークルは企業じゃねぇぞ。中の人だってただの個人だ

教えるにしたって、解る範囲でぼかしたり、他の検索語句で示したりするのは
こういう場所での最低限の配慮じゃないのか

それも気にしすぎだって言うんならもう何も言わん。俺が半年ROMってくる
長々と絡んですまんかった

571:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 19:10:09 OAqubsxA
>>579
そんなことないもっとやれ

572:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 19:20:13 MeH/0Jyk
>長々と絡んですまんかった

半万年ROMってきて欲しいです><

573:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 20:28:50 WQZutbeT
で、フェイはや分はまだですか・・・?

574:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 20:36:30 um9pXBGC
>>580
開き直るもなにも普通に自分の意見を言ってるだけの人に何文句つけてんのさ
>>526,528共にさほど問題あることは言ってないのに2,3年ROMれとかいいご身分だね
半年と言わず5年くらいROMっててくれ

>>583
いっそ自分で書いちゃおうぜ!

575:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 20:38:55 YfkcbcH0
いつまでその話し続ける気だよ

576:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 20:41:36 WQrBFuBf
サウンドステージの感想まだー?

577:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 20:46:58 oEht72VM
2chに限らず、サイトのURL貼られることや場所の指示をいいと思わない人もいる。
ここで名前出されて荒らされなくても、2chであれば色んな板見てる人いるんだから何があるかわからんだろうし。

名前出されて喜ぶ人もいれば困る人もいるんだよ。
だったら困る人の方に意識傾けた方がいいだろ。



家帰ってきたし、サウンドステージでも聞くか

578:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 21:01:04 WQrBFuBf
ま、個人サイトもサークルも名前出すなら適当にぼかした方がいいって事で結局ほぼ今まで通りだわな
長く続ける話題でもないし、この辺でその話は終了で

しかし予想通りとはいえサウンドステージはなのはさんフェイトそん共にほぼ出番無しか
公式の百合分補給は劇場版までおあづけかぁ……

579:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 21:09:06 1OGQPjy1
困る人のことを本当に意識してたら一々蒸し返してまで反論なんかしないだろ
そしたらまた話題に上がることになるんだから



580:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:13:36 ukrI5GtD
↓ここから通常の流れ

朝に感想書くと言った者ですが、家に着いたので今から早速聴きますね。
とりあえず一枚目終了時と二枚目終了時の二回に分けて感想を書いてみます。

それとケース等に描れてるスバティアラブラブイラストをうpしたいんだけど、携帯の写メを上げれるうpろだとかあるかな?(あまり自分から上げたことが無いので良く分からない)
それと、そもそもそういう絵をうpしてもおkですか?
不慣れで申し訳無い……

581:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:21:22 abgY19mC
ロダなら手ごろな所でイメぴた URLリンク(imepita.jp) とか

582:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:30:07 ukrI5GtD
>>591
ごめん、イメピタ使った事あった……orz

とりあえず。
つ URLリンク(imepita.jp)

583:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:35:00 IH7lI6O+
>>592
ス、スバルさん、生足でそのスリットは……(ゴクリ

584:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:40:50 7v8qrUK2
>>592
いくらなんでもラブラブ過ぎるだろう

585:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:43:39 e1skACew
>>592
ティアナがムチムチすぎるwww

586:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:56:18 EGppXeTZ
MOTTO! MOTTO!

587:名無しさん@秘密の花園
08/08/15 23:59:35 JIcM0WGF
ハートマーク自重w
ティアナの発育速度が異常すぐる。

588:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 00:02:14 /K9FRhu9
照れ屋の旦那と天真爛漫な嫁

589:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 00:11:58 eB2eFak6
>>592
スバル、大好きオーラ出すぎ&ティアナ、嫌な素振りしなさすぎwww。
もうこれだけ両想いなら、早く結婚しなさいと言わざるを得ない。

そして俺はドサクサに紛れて先輩カップルの結婚式を甜菜。
URLリンク(www2.imgup.org)

590:590
08/08/16 01:19:36 D3FtpNN1
一枚目試聴完了。
ネタばれしない程度に感想行きます。
(……が、自分で気付かないうちにネタばれになっているかもしれないので、純粋に楽しみたい方は見ないで下さいね。
先に警告しておきます)

●なのフェイ
時々話題には出るけど、百合ん百合んな話題は無し。
今回は本当に期待しない方が良いかも。

●スバティア
大本命。
遠距離恋愛+再会した時のじゃれ合いは素晴らしいっス。
なんだいその嬉しそうな声はwww
事件の最中互いを心配し合うところとか、ティアナの意思を汲み取るスバルとか、大分カップルとしてツーカーというか、円熟味を増して来ております。
(なのフェイに迫る勢いで)

しかも、一枚目を聴いてこれだけの感想を持ったのに、まだ二枚目があるんだぜwww
どれだけラブラブなんだ……。

●ティアルネ
ティアナ+ルネッサ(副官)コンビ。
今回の大穴。
一枚目ではティアナがルネッサに対して副官を継続するよう積極的にアプローチ中。
スバルとルネッサは同い年みたいだし、スバルのライバルになるかも(百合的な意味で)。

●その他
……あれ?
オットーってこんなに毒舌キャラだったっけ?
ナンバーズが凄くイキイキしています。
シャッハとセインもお互いを補う良いカップリングですね。

●気付いた事
はやての「は」の字も出て来ない……。
八神家好きの方は……orz

では、二枚目聴いてきます。

591:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 01:41:39 4aTPq2IX
感想乙です
スバティアいいなぁやっぱり

592:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:00:05 1FHAxz80
>>600
ネタバレだから見ないでって、スレ開けたらイヤでも見えるでしょ
身勝手すぎる

593:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:03:30 Eomm0dGA
>>600
有無を言わせずの完全なネタばらしだな
何が「警告」だよ
おまえ何様のつもり?
おまえに警告する
このスレから出て行け

594:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:05:13 1FHAxz80
出て行く前に謝罪してほしいな

595:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:08:14 Eomm0dGA
あやまれ>>600
これは警告ではなく命令だ

596:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:08:48 D3FtpNN1
やっぱりか…

ごめんなさい…

さよなら…

597:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:10:01 Eomm0dGA
おまえ間違っても2枚目まで書くなよ

598:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:10:54 1FHAxz80
二度と来るな!!

599:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:13:34 Eomm0dGA
ワシらまた良いことをしちまったな

600:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:13:41 FApATvzZ
なんだこの粘着は

601:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:14:46 1FHAxz80
なんだなんだ
どんどん釣れるな
レズババアってバカしかいないのか?

602:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:15:22 Eomm0dGA
羊水だけでなく脳みそも腐ってるのだろう

603:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:15:30 w79J5k6R
>>600
感想乙
文句言ってんのいつもの人だから気にせず続きも書いてくれ

604:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:16:01 XlfawEc/
>>600
気にするな、頭のおかしい奴が一人いるだけだ。
二人いるように見えるが単に携帯/PC二刀流の自演と思われ。


605:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:16:02 1FHAxz80
またまた釣れたなwww

606:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:16:44 Eomm0dGA
携帯とPCをIDで区別できないようだな

607:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:17:01 1FHAxz80
老眼のせいだろ

608:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:17:40 Eomm0dGA
脳みそくさっていて
なおかつ老眼なの?

609:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:17:58 1FHAxz80
そのようだ

610:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:21:39 Eomm0dGA
リリカルなのはでマンズリきもちいいーーー♪

611:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:22:43 1FHAxz80
ワシもだ
チンチンしごくのキモチいいぜ

淫乱ババアのみんなももっと書き込もうぜ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

612:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:24:21 L48tIGDn
あーーん
入れてー
あーーーーーーーん
チンポほしいのーーーーー
ああああああああーーーーーー

613:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:24:59 1FHAxz80
出た出た淫乱ばばあ
もっと出て来い
もっと本音で書き込め
ワシがいたぶってやる

淫乱ババアのみんなももっと書き込もうぜ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



614:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:29:32 JjSalfqy
それで続きまだ?

615:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:32:08 D3FtpNN1
戻って来たよ。

↓ここから通常の流れ

戻って来たけど、二枚目の感想は書かない事にしました。
別に言われたからでは無いですが、自分が語るのは惜しいくらい感動するので。

あと、粘着テラキモス。

616:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:34:06 FApATvzZ
ま、それならそれで
聞くのを楽しみにしておくか

617:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:37:56 83UV1O7c
>>625
そうかサンクス、残念だが落ち着いた頃にまた来てくれ
あと粘着されたって落ち込むことないからな、コミケ行けない俺は感謝してるから

618:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:41:03 aNl7CEsx
よく考えるとスバティアって入る隙がほとんど無いな・・・
百合的には一番安心して見ていられるCPかもしれん

619:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:51:34 1FHAxz80
>>625
豚ババアわろす
気にしていないとかほざきながら最後に「粘着テラキモス」って捨て台詞

ぶはははっははあ
ワシの荒らしに完敗したわけだな

ざまを見ろ
悔しかったら2枚目を書いてみろ
え?かけないだろ。書けないんだな。涙目だから。
ぶはははっはははっははっはあ

レズばばあ完敗


620:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:52:27 1FHAxz80
負け豚 ID:D3FtpNN1
負け豚 ID:D3FtpNN1
負け豚 ID:D3FtpNN1
負け豚 ID:D3FtpNN1
負け豚 ID:D3FtpNN1
負け豚 ID:D3FtpNN1負け豚 ID:D3FtpNN1


621:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:53:26 1FHAxz80
涙目じゃないならさっさと2枚目も書け
ワシの命令だ!!!

涙目で書けないなら書かなくても許す。

622:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:57:34 1FHAxz80
負け組み豚ババアID:D3FtpNN1
            負け組み豚ババアID:D3FtpNN1
  負け組み豚ババアID:D3FtpNN1
         負け組み豚ババアID:D3FtpNN1

負け組み豚ババアID:D3FtpNN1    負け組み豚ババアID:D3FtpNN1
 負け組み豚ババアID:D3FtpNN1

              負け組み豚ババアID:D3FtpNN1


623:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 02:58:56 1FHAxz80
落ち込みババアID:D3FtpNN1
          落ち込みババアID:D3FtpNN1
   落ち込みババアID:D3FtpNN1          落ち込みババアID:D3FtpNN1
  落ち込みババアID:D3FtpNN1
        落ち込みババアID:D3FtpNN1
落ち込みババアID:D3FtpNN1               落ち込みババアID:D3FtpNN1
                 落ち込みババアID:D3FtpNN1

624:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 03:00:09 D3FtpNN1
>>627
ありがとうございます。
そう言って貰えて嬉しかったです。

二枚目の感想ではないですが、思った事をつらつらと。

●一枚目と二枚目は違いました。

●それでもスバティアは真理でした。

●泣きました。本編の流れからのEDの歌詞は反則です。

●むしろアニメ化(劇場化?)……して欲しい……

●今作のヴィヴィオの喋り方、なのはとフェイトを足して2で割ったような感じで良いです。
(よくよく考えれば司書だからと言ってユーノから教えを受けた描写は(メガマガとか見ても)無いし)

625:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 03:15:50 D3FtpNN1
>>628
もっと見て安心するのはナンバーズかも。
恋愛より姉妹愛を取りそうな気がして。

あと先の最後の書き込みで何が言いたいかと言うと。
なのはとユーノとか百合的に後ろ暗い話がスレの中で出てるけど、それはスレ住人の不安が口に出ただけで。
少なくともドラマCDではそう言った話は一言も出て来なかった(無限書庫のシーンでもユーノの話は出ないし……というか本当に働いてるのか淫獣は?)。
なのフェイは現状維持だし、スバティアは5歩くらい前進。
他にも面白いカップリングも居て、リリカルなのはは今回も百合ん百合んしてます。

そして劇場版一期でなのフェイを補完、と……

626:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 05:16:31 aNl7CEsx
とりあえず現状維持か…
都築としても無難な道を選ぶしかないからな

ナンバーズで百合CPできそうなのはいたのかな?
チンク姉がよく誰と喋るのか気になるのだが・・・

627:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 05:54:43 EbLcB0It
なのフェイしか興味無い人間としてはそろそろ引き上げ時かなぁ
映画って言っても、連なる未来がこんなんじゃ気分乗らないし…
公式重視派だから都築のやる気の無さがどうにも辛いや
所詮、百合作品じゃないから仕方無いんだけどね

628:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:07:56 cSwLaloZ


出たー  落ち込みババア復帰!!!!!





629:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:09:07 cSwLaloZ
落ち込みババアID:D3FtpNN1
                落ち込みババアID:D3FtpNN1
     落ち込みババアID:D3FtpNN1
落ち込みババアID:D3FtpNN1         落ち込みババアID:D3FtpNN1
          落ち込みババアID:D3FtpNN1
   落ち込みババアID:D3FtpNN1   落ち込みババアID:D3FtpNN1

    落ち込みババアID:D3FtpNN1 
          落ち込みババアID:D3FtpNN1

630:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:10:28 cSwLaloZ
>>634

おいクソ豚ババア。
631のワシの命令に従ったことはほめてやる。

631:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:23:38 OF76xqnf
>>636
赤毛の子達……もといノーヴェやウェンディじゃなかったっけや?
チンクによく懐いててしょっちゅうつるんでるのは。
というか、自分は更生組の子たちは程度の差はあれど、全員がチンク萌えだと信じてるw

632:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:40:23 MiFa2aK9
チンクは誰とよくしゃべるのだろう

633:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 06:51:49 DUtVqlfN
でかいチンクをしゃぶりまくってあえぐのはやっぱりレズババアなんだろうな

634:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 07:03:21 iNCwVvs7
夏だなぁ。

635:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 07:04:48 CMiqcWGt
夏は淫乱になるからね

636:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 07:50:33 w79J5k6R
>>637
連なる未来って……
劇場版はパラレルで一応三期とは関係なしじゃなかったか?
ってかノマカプ作品じゃないだけいいだろ
都築は恋愛全般やらないって言ってるし
二次創作を楽しむべきだよ

637:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 07:58:24 aNl7CEsx
まぁなのはで一番恵まれてると思うのは中の人だな。

638:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 08:20:23 adBvQLN/
なのはから中の人に行くの結構いるよな
なのフェイSS読んでたと思ったらいつの間にか中の人SSサイトになってたぜ・・・

639:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 08:42:36 GgDP4IkA
フェイトの中の人が稼ぐよ言ってて吹いたな

640:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 09:41:56 TBBhJH0S
ネタバレの人はこっちで思う存分書いてくれ。
俺も見に行くから!
スレリンク(asaloon板)

641:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 11:39:58 PP7kn/IR
正直中の人で同人するならもっとひっそりとすればいいのにと思う
相手は生身の生き物なんだし

642:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 11:45:03 9bAZn0Bs
奈々ちゃんは可愛いしな
しょうがないよ

643:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 13:25:15 kj5hyDKu
>>652みたいな軽々しいやつがいるから肩身が狭くなる。
中の人はもっと気遣ってやらないといけないのに…


スレチだがどうしても言いたかったんだ。すまん


644:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 13:42:25 kXpp5g8A
むしろドラマCDでついにユーノの存在が消えたような・・・
声あててる人がヴィヴィオと同じだから入れ替わりでさよならユーノって感じで
これからは私がママを愛すのってヴィヴィなのが始まるわけですね
本妻:フェイト、娘&妾:ヴィヴィオ、庭で飼ってる狸:元部隊長

645:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 15:03:36 adBvQLN/
せめて家に入れてやってください・・・

646:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 15:44:50 OF76xqnf
狸は狸で自前の巣があるかと……やがみけとドラマCD版なかじンちは姉妹漫才見てる方が楽しそう。

647:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 16:56:47 T24YvyrC
なあ、八神家ってそれなりに人気あるよな?
どうしてこんな不遇なのorz
劇場版がA'sまで続くことを祈るしかないな

648:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 17:14:23 gmFMBa4O
都築氏が「八神家は扱いにくい」って言ったのをどっかで見たな。
本当はA'sのみの登場だったとも。
誰か是非ともガセと言ってくれ。
俺の友人には八神家でなのはに引き込まれたのも一杯いるんだぜ…

人気ないなんてことはない。

649:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 17:31:43 XlfawEc/
インタはかなり見てると思うがそんな発言は思い当たらん。

あとそんな発言をしたら
かなりの確率でアンチスレのテンプレに載る。


650:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 17:36:39 adBvQLN/
都築っていろいろ言うから細かいこと気にしないほうがいいぞ
ガセかもしれないけどw

651:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 17:53:41 OF76xqnf
>>658
>八神家でなのはに引き込まれた
自分もだ……なんというか、なのはに出て来たあちこちの家の中で、
『家族としての絆』を一番色濃く描写されてるように思えるから好きなんだよね。
なんか見てると和むんだよ、あの7(?)姉妹withわんこ。

……女系家族ほのぼの風味ネタ好きだからかな、次点でスカリエッティさん家が好きだ。

652:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 18:35:17 8YQq2oFg
ワシもスカリエッティさん家大好き
もっとスカリエッティさん家を礼賛しろ豚ババアども
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

653:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 19:25:22 Te0HMZ93
最近なのはさんに飼われてる狼なフェイトさん(獣耳的な意味で)が脳にはびこっている。

一番最初は懐かなくて、懐いたらデレデレで。大きくなったらなのはさん襲うようになるんだ。

654:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 19:32:04 3wDC9KbR
早くその妄想を形にする作業に(ry
最初性的な意味で飼われてるのかと思ったw
初めは無印くらいの子犬で成長するとstsみたいな大人っぽくなって襲うようになるのか・・・


655:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 20:34:50 M6z2tl8v
そんな妄想ばっかりしてるからカノができないんじゃないの?

656:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 21:16:51 Kg4UFwA6
>>665
男が好きな女なんて嫌い。

657:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 21:26:03 9bAZn0Bs
男がレズネタを話してるのはいいが
男がホモネタを話したり、女がレズネタを話してるのは引く

658:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 21:41:11 21Tucii/
自分に害が及ばん限りは何話そうが気にならんなw
ホモレズの当事者でもなきゃ妙にこだわってイヤがる方がかえって変だろ

659:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 22:20:07 W/L+CKi8
男はいらないから死ね
私男だけど

660:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 22:23:23 knOjyCPB
最近空気悪いな

661:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 22:23:31 /K7psB43
↓ここから違う流れ

662:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 22:27:06 BzJUmRor
なのフェイやスバティアは好きだ
でもアリすずも忘れないで下さい

663:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 22:49:21 83UV1O7c
俺もなのフェイやスバティアは好きだがアリすずを忘れた日なんて無かったぜ
本編では語られてないがミッドでなのフェイやスバティアがいちゃいちゃしてるに間も
アリすずはラブラブなキャンパスライフを過ごしていたに違いないんだからな
きっとSSXの頃にはもう結婚してるに違いない

664:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 23:11:14 OF76xqnf
>>673
つまりなのフェイが未だ事実婚の状態にとどまってるのは、
アリすずの結婚式でブーケ貰えなかったから……。

こうですか 分かりません。

665:名無しさん@秘密の花園
08/08/16 23:15:19 VGwn4axj
アリすずの結婚式の帰り道に酔った勢いでなのはさんに告白するフェイトさん。
だけど翌朝、酔ってた時の事を覚えて無くて、なのはさんに真っ赤になりながら弁明するフェイトさん。
そんなヘタレ王子を見て、「フェイトちゃんの傍には私が居て上げなきゃダメだな♪」と思うなのはさん。

666:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 00:00:45 OF76xqnf
>>674-675
顔で笑って心で泣いて、なのフェイの門出を祝う烈火の将&鉄槌の騎士。

一方で、傷心の将に魔手を伸ばす(ブーケを受け取っていた)湖の騎士。
何故か焦り出す烈火の剣精と、それにむくれる2代目祝福の風。



そんな家庭内恋愛模様を生暖かーく見守る夜天の主……に呆れ気味な盾の守護獣。

シャマルさんが裏で自嘲気味だとなおよし。

667:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 01:35:40 PDsYThRL
「主はやて・・・何をなさっているんですか」
「狸のコスプレ」
「・・・別にコスプレしなくてもそのままで狸じゃないですか」
「え、何か言った?シグナム」
「いえ、特に何も」
「これで都築さんの所に営業に行ってくるわ」
「一体何の営業ですか」
「八神家のドラマCDを作ってもらうん」
「いや・・・無理なんじゃ」
「どうしてぇ」
「リリカルなのはシリーズはなのはが主役です」
「そんなことわかっとるよ」
「そしてStSからのもう一人の主役級がスバルです」
「いやまあ・・・それも一応わかっとるけど」
「それぞれのヒロインはテスタロッサとティアナです」
「そうかもしれへんけど」
「主はやては残念ながらいてもいなくてもいいキャラです」
「シグナム・・・今めちゃ酷いこと言わんかった!?」
「ですから、主はやては違う路線で売るべきだと思うんです」
「えっ・・・?」
「そ、その・・・騎士とその主のいけない関係などどうでしょうか・・・」
「ちょ、ちょっとシグナムさん?何かすごい鼻息荒くないですか」
「あ、主はやて・・・我らも一線を越えてシグはやを流行らせましょうふへうへ」
「シグナムどこ触って・・・ああ・・・ちょっと、ほんとに・・・あーーーーーーーー」

668:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 06:10:03 9V7PPJ4E
っとそこに2代目祝福の風と鉄槌の騎士が表れるわけですね



シャ・・・マル・・・?

669:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 07:49:04 ePzBmlkR
>>678
お盆で還ってきてるリインさんを押し倒してるんですね、分かります>シャマルさん

670:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 09:23:40 SIRW9roM
なのフェイ+はやて達の小ネタ行きます。
2、3レス使います。

671:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 09:25:44 SIRW9roM
「平和やねー」
「はいですー」
「アイス、ギガうめぇ~」
「おい、ヴィータ。 いくら休み時間だからとは言え気が弛みすぎだぞ」
「うるせえなあシグナム。
仕事する時は仕事して、休む時は休む。 それで良いじゃねえか」
「だが……」

「なのは=テスタロッサ=ハラオウン一等空尉、入ります」

……………………。

「なのはちゃん!?」
「なのはさん!?」
「なにょは!?」
「なのは!?」

「えっと……私、何かおかしな事言ったかな?」

「あかん、なのはちゃんに最近残業させすぎたかな……」
「きっとはやてちゃんが何か悪い事をしたのですよ! それでなのはさんが壊れて……」
「な、なのは! アイス食うか! あたしの食べかけだけど!」
「なのは、模擬戦の相手をしてやろう! 爽やかな汗をかいて何もかも忘れるんだっ!」

「別に私は正常だよ。 ……それでね?」
「な、なんや?」

「なのはとフェイトちゃんのラブラブ休暇を一週間ほど欲しいんだけど」

……………………。

「もうあかん……早かったわ、機動六課の終わりも……」
「ああっ、はやてちゃんが灰にっ!」
「ちくしょー、あたしの秘蔵の○ーゲン○ッツやるから目を覚ませなのはっ!」
「ユニゾンしないと今のなのはには勝てる気がしない! アギト! アギトー!」

「? 何か騒がしいね?」

……………………。

「フェイトちゃん!?」
「フェイトさん!?」
「フェイト!?」
「テスタロッサ!?」

「あはは。 面白い顔してるよ、はやて」
「いや、あははやなくて……」

「フェイトちゃ~ん♪」
「あ、なのは」

「フェイトちゃん、なのは凄く寂しかったの……」
「よしよし、なのはは可愛いね(ナデナデ)」
「にゃははは♪ くすぐったぁい♪」

「(なんや、この甘々空間は!)」
「(常夏です! 小さな太陽がこの部屋に内包されているです!)」
「(アイス、溶けちまった……)」
「(私もテスタロッサに撫で回されたい……)」

672:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 09:30:40 SIRW9roM
「なあ、フェイトちゃん……?」
「ん~? ……こら、なのは。 人前でチュッチュしないの」
「え~、だって……」

「何でなのはちゃんがそんな事に?」
「実はね……んぷ。 なのは、舌を入れるキスは帰ってからね」
「は~い……」

「人の話聞けや、このバカップル!」
「はやてちゃん落ち着くです!」

「あはは。 面白い顔してるよ、はやて」
「それはもうええっちゅうねん!」

「まあ、冗談はさておき。 なのはが私にフォーリンラブな理由だよね」
「フォーリンラブて……また古い言葉やな。
まあ、確かに聞きたいのは概ねそんな感じの事や。
昨日までのなのはちゃんは残業続きで疲れてたみたいやったけど、流石にトリップするほどでは無かったよ」
「うん、私がなのはにとある魔法を使ったからね」
「魔法で人の性格を変えれるですか?」
「この魔法のマッシュルームを使ったんだよ♪」

「……あのな、フェイトちゃん。
うちらの世界でこれ持ってると罪が重いって知っとる?」

「……幻覚症状って素敵だよね♪」
「待てや執務官」

「兎に角、これを使って夢見がちになったなのはの心をゲットしたと言うわけなんだ」
「可哀想になのはちゃん……」
「心も体もボロボロです……」
「あたしもボロボロだぜ(アイス……)」
「私もだ(テスタロッサ……)」

「ところで何でこんな事したんや」
「最近『こんにちはを、再び』って話があったでしょ」
「ああ、あの彼女が記憶喪失になるベストセラー小説やね」
「あれを見て思ったんだ。
『なのはを記憶喪失かそれに近い状態にして、私の事だけを愛するようにできたら』って……」
「待てや性犯罪者」

「ああ、それでなのはさんは「フェイトちゃ~ん♪ ごろにゃん♪」……こんな事になってるですか」
「うん♪ なのは可愛いよなのはぁはぁ」

673:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 09:37:53 SIRW9roM
「……だけどな、フェイトちゃん。 それはあかんのと違う?」
「いけない? 何が?」
「よく考えてみてや? その想いになのはちゃんの気持ちは本当に反映されとるんかな?」
「フェイトちゃ~ん♪ えへへ~♪」

「今のなのはちゃんが本来のなのはちゃんの性格とかけ離れてるのは、誰の目から見ても明らかやろ。 違うか?」
「……ッ! そう、だね……」

「フェイトちゃん?」
「なのは、ごめんね。 私、なのはの気持ちを全然考えてあげられてなかったよ」
「それが分かってるなら最初からこういう事はやったらあかんよ、フェイトちゃん」

「だからね」

「「「!?」」」
「お薬、飲んじゃったです……」

「私が今日から高町フェイトになるよっ!」
「フェイトちゃん最高♪」

「なのはちゃんの気持ちを考えるって、薬飲んで同じ状態になるって事かい!」
「はやてちゃん、落ち着くです!」

「こうなったら私も薬飲んだるわっ!」
「!?!?!? はやてちゃん、その小瓶はっ!」

『胃薬や』

674:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 09:41:20 SIRW9roM
以上です。gdgdでスマソ。

675:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 10:24:52 ePzBmlkR
面白かった。某所での行列内で噴き出すのを必死にこらえたよ……でもね。

>『こんにちはを、再び』

だあ――っ! ハロアゲ読んだ感動返せ馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁっ!!ww

676:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 10:36:17 PkDXeTTN
気苦労が耐えないな、部隊長w
GJ!!


しかしコミケは宝の山だな…

677:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 11:18:09 M3gzPmCi

URLリンク(www.death-note.biz)
URLリンク(www.death-note.biz)
URLリンク(www.death-note.biz)
URLリンク(www.death-note.biz)
URLリンク(www.death-note.biz)

678:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 13:18:06 y8WuXr0n
コミケに行かない俺はヘロアゲ待ってます。。

679:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 13:32:42 Rs/ciL9p
>『こんにちはを、再び』
そんな小説あるんだーへえー…ってぐぐった俺は
昔英語のテストで8点取ったことがある

ヘロアゲ何度も読み返すくらい好きなのに!!
絶望した!!

680:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 20:30:37 yLJhDSAO
絶望したならなんでまだ生きてるの?

681:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 21:08:49 9V7PPJ4E
>>684
最後のオチに吹いたww
それにしてもなのは・T・Hってなんか違和感あるなぁ…
高町フェイトの方が良く聞くからだろうか

682:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 21:20:16 uNxjDGIU
なのはが平仮名だからちょっと合わないって感じはするかも

683:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 21:22:07 nlfh5Uh3
突然で申し訳ありません。
>>675の妄想があまりにツボだったため、書いてしまいました。
以下5レスくらい使います。
・アリすず結婚式から酔っ払ったフェイトさんの告白。覚えていない次の日のお話。
・なのはさんが少し黒いです。
・はやてが失恋。後ヴィータで回復。
では。



684:Liar's mask
08/08/17 21:23:07 nlfh5Uh3
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―Liar's mask―


 空が透き通るくらいに晴れ渡っていた。
 今、ここミッドチルダミッドチルダ北部ベルカ自治領に位置する聖王教会で行われているのは私、フェイト・
テスタロッサ・ハラオウンの十年来の親友、アリサ・バニングスと月村すずかの結婚式だった。
 アリサは真っ白なタキシード。大学に入ってからショートにした事も相まって、そこいらの男性では到底太刀
打ちが出来ないくらいに格好良い。そして、すずかはアリサ同様の真っ白な、だがこちらは眩しいくらいの純白
のウェディングドレス。
 アリサは若干頬を染めて。すずかは涙を流しながら今日と言う日を目一杯に喜んでいる。
 誰が見ても幸せそうな、愛し合う二人の結婚式。
 けど、問題は山積みだった。アリサとすずかの親の反対。女性同士という事。他にも色々。結婚が認められる
まで、二人が随分大変だったのを今でも覚えている。

「綺麗だね、なのは」
「うん……ほんと……アリサちゃんは格好良いだけどね」
「うん、そうだった」

 私の隣にいるなのははヴィヴィオを抱きしめ二人を祝福している。勿論私も、二人には幸せになって欲しいと
願い続けていた。

「ほんま、綺麗やなぁ……すずかちゃん」

 そして私たちからやや離れたところにいるはやては、笑顔ですずかをずっと見つめている。
 本来ならば結婚式なんて挙げられる筈の無い二人に聖王教会での挙式を薦めたのは、他でもないはやてだった。
 時空管理局二等陸佐を舐めたらあかんと言う事だったけれど、ミッドに籍の無い二人の結婚式を開くのにはや
てがどれだけの苦労をしたのかを私は知っている。そして、それ以外の事も。

「はやて、泣いてるのか?」
「ん、当たり前やろ。二人がこれから幸せになる為の最初の一歩や。喜ぶのは当たり前や」

 はやては嘘なんて吐いていない。純粋に二人が幸せになる事を喜んでいる。特にすずかにはきっとそう。
 でも、私がもしはやてと同じだったならはやてと同じ事を言うのだろう。言いながら、それ以外の事できっと
泣くのだろう。
 私とはやてはそっくりだったから。一番初めの親友と言うところも全く同じ。

「どうしたの、フェイトちゃん?」
「何でもないよ。それより、二人の事お祝いしなくちゃね」

 騎士カリムが誓いの言葉を述べていく。それに続いてアリサとすずかが。
 その二人の横顔は本当に幸せそうで。
 アリサがすずかに指輪をはめる時なんか、ここからでも分かる位にすずかの手は震えていて。
 それを止めてあげるように、今まで私が見た事もないとびきり優しい顔で、アリサがすずかに口付けした。

「すずか、泣くんじゃないの。こっちだって泣きたいの我慢してるのよ? 笑いなさい。笑って、二人で一緒に
新しい始まりよ。いいわね?」
「うん……うん……!」

 それきりピタリと泣き止んだすずかが、アリサにエスコートされながらバージンロードを歩いていく。みんな
はもう準備万端。もちろん私だって、誰にも渡すつもりは無い。
 そんな鬼気迫る表情達に苦笑しながら、アリサがすずかを肘で小突く。それを合図にしてすずかの手を離れた
ブーケは、まるで空を舞うかのようで。一瞬、みんなの動きが止まっていた。
 誰かが動いた瞬間戻ってきた騒がしさは、みんなが一心不乱にすずかのブーケに手を伸ばしているのだから当
然の事。
 そんな中でブーケを獲得したのは、スバルだった。やっぱり素の身体能力が私達と彼女では全然違う。
 スバルがブーケを確りと掴みながら大地を踏みしめて、振り返った先にいるのは勿論ティアナだった。
 ティアナが真っ赤になりながらスバルから顔を背けるのを、みんなが笑って眺めていた。



685:Liar's mask
08/08/17 21:23:50 nlfh5Uh3
 挙式の後に開かれたのは、騎士カリムのご好意によるパーティーだ。
 私はなのはとヴィヴィオ、エリオとキャロの五人でテーブルを囲み、それぞれ談笑し合い、食事の舌鼓を打っ
ていた。

「ほら、ヴィヴィオ。口の周り」
「ん……ありがと、なのはママ」

 ヴィヴィオの口の周りを丁寧に拭くなのはは、私に見せてくれないくらいの柔らかい微笑を浮かべている。
 きっと、本当の意味でヴィヴィオのママになれたからなのだろう。私もヴィヴィオにはフェイトママと呼ばれ
ているけれど、それとは違う正真正銘本当のママ。当たり前だ。ヴィヴィオのママはなのはなんだから。それに、
なのは以上のママなんて、いる筈が無い。
 ふと周りを眺めてみれば、はやては相変わらずすずかの方を見ながら舐めるようにお酒を飲んでいる。それに
リィンとアギト。シグナムとシャマル、ザフィーラは何も言わない。
 ただ一人だけ、ヴィータがはやてのお酒を掠め取り一気飲みしてから言ったんだ。

「おいはやて、泣くのか笑うのかどっちかにしろ。てか、我慢するんじゃねぇよ……何の為にあたし達がいるん
だ? 喜ぶなら一緒に思いっきり祝う。悲しいのなんか吹っ飛ばす位一緒にだ。で、泣くなら我慢しないで泣い
て欲しい。あたしははやてが泣き止むまで抱きしめる。あたしじゃそれは、出来ないのかな?」

 ややあって、はやてがヴィータを連れてどこかへ消えた。心配そうに眺めていたすずかはけれど立ち上がらな
い。アリサが首を振って止めていたからだ。私もそう思う。ヴィータがいれば、はやては大丈夫だ。
 それを証明するかのように、戻ってきたはやては今までの事が嘘であるかのように騒ぎ出していた。目元が
真っ赤に晴れて、涙の跡がいくつもあったけれどそんな事は構わずに。
 その隣では逆にヴィータが身体を小さくしてオレンジジュースを飲んでいる。その顔が赤いのは何だったのか。
後でなのはが聞くと言っていたけれど、きっと教えてなんかくれないだろう。

「なぁのぉはぁ、ちゃーん。お酒、飲まへんのかぁ?」
「え、えっと……うん……」
「そか。ならヴィヴィオに飲ませたる。ほーら、ヴィヴィオ。はやてママの美味しいお酒ですよー?」
「お酒?」

 私達に見られている事に気付いたのだろう。はやてがなのはをからかいながら、ヴィヴィオにしきりに
お酒を勧めていた。
 けれど勿論、なのはもそんな事をされては黙っていない。ヴィヴィオにお酒を勧めた事に頭に来たのか、
ヴィヴィオが小さくはやてママなんて言ってしまったのがいけなかったのか。
 とにかく、レイジングハートを起動させてなのはがはやてに笑いかけていた。

「いい、はやてちゃん? ヴィヴィオに今度ちょっかい出したら、なのはママ怒っちゃうかも」
「りょ、了解であります……高町、一等空尉……」

 さりげなくなのはママと言う所を強調したのを私はきっと忘れない。忘れられないくらいには、怖かったから。

「あ、後はやてちゃん。フェイトちゃんがお酒飲みたがってるみたいだからお願いね」
「了解や。さ、フェイトちゃん行こか」
「……へ?」

 一体、何がいけなかったのだろう。
 何で、はやての矛先が私に行くんだろう。
 勿論、なのはは笑顔で教えてなんかくれなかった。


* * *



686:Liar's mask
08/08/17 21:24:52 nlfh5Uh3
「ちょっと、フェイトちゃん! ちゃんと歩いてよ!」
「んーだめぇ。なのはーおんぶー」

 パーティーの帰り道。歩けないくらい酔っ払ってしまったフェイトちゃんを、私は彼女の自宅に連れ帰るとこ
ろだった。
 空はすっかり夜。眩しい位の星達が私達を照らしている頃合。アイナさんに送ってもらったヴィヴィオはきっ
ともう寝てしまっているだろう。

「うー、気持ち悪い……」
「自業自得です。これからは飲み過ぎないように」

 怖いとか思うのがいけないんだ。だから自業自得。口で言わなくたってフェイトちゃんの事位、顔を見れば全
部わかる。
 気持ち悪いと言い続けて動かないフェイトちゃんを、私は半ば背負う形で公園のベンチまで運んでいった。
ベンチに着いて座るや否や、膝枕を要求してくるフェイトちゃんにため息をついて。
 でも、太ももに感じるフェイトちゃんの柔らかさとか、撫でる綺麗な金髪の感触とかが少し嬉しかったんだ。

「アリサちゃんとすずかちゃん、綺麗だったね」

 フェイトちゃんは応えてくれない。だから私はフェイトちゃんの髪に指を通しながら、独り言の様にずっと喋
り続けていた。
 幸せそうに笑うアリサちゃんと、少し泣いていたすずかちゃん。すずかちゃんの耳元で泣き止めと言っていた、
アリサちゃんの格好良い横顔。
 ブーケを掴んでティアナを追い回すスバルと、真っ赤になりながらスバルから逃げているティアナ。勿論、
ティアナはとても嬉しそうだった。

「でも、ブーケ残念だったなぁ……私も欲しかったのに」

 けれど、やっぱりスバルには適いっこない。フェイトちゃんが取れなかったんだ。一応運動音痴の私が取れる
道理なんてどこを探しても見つからない。
 と、

「なのはもブーケ欲しかったんだ」

 フェイトちゃんが私を見上げながら、小さく呟いていた。
 

687:Liar's mask
08/08/17 21:25:35 nlfh5Uh3
「私もって事はフェイトちゃんも?」
「うん。滅多にないからね。でもスバルには適わないや」

 そう言って笑うフェイトちゃんは、まだ少し顔が赤い。と言うよりも凄くお酒臭い。
 きっと動いたらまた気持ち悪いなんて言うんだろう。だから動かなかった。それに今はこの感触が無くなって
しまうのは少し寂しいから丁度良い。

「なのはは、誰の為に欲しかったの? やっぱりユーノ?」

 どれくらい時間が経っていただろう。フェイトちゃんの顔はまだ赤いままで、けれど同じように紅い瞳は凄く
真剣で。私は何も言えなかった。

「秘密だよ」
「そっか」

 臆病で弱虫でずるくて嘘吐きな私。こんな自分が大嫌いだった。
 けれど何も言えなくて、私はしばらく黙り込んでしまう。フェイトちゃんが私の名前を呼ぶのも無視してし
まって。ますます、何も言えなかった。
 少し居心地の悪い無言の時間が続いてしまう。私はその間表情を隠すように俯いていたけれど、こちらを見上
げているフェイトちゃんにはきっと筒抜け。
 もう酔ってないんじゃないかと思って、膝枕を止めようとしてもフェイトちゃんは私の膝の上を動いてくれは
しない。
 そんな私の事を見かねたのかもしれない。それとも、ただ単にまだ酔っ払っていただけなのかもしれない。
フェイトちゃんが不意に、私の耳に唇を寄せて言ったんだ。

「嘘吐きは嫌いだよ。なのはの考えてる事位、顔を見れば全部分かる」
「……知らない」

 ドクンと心臓が高鳴っていた。また嘘を吐いて、慌ててフェイトちゃんから離れようとする私を、けれどフェ
イトちゃんは許してくれない。
 心臓は張り裂けそうな位どうしようもなく高鳴っていて。顔は燃える位に熱かった。私を見つめているフェイ
トちゃんは、私の様子を笑う様に観察して耳に唇を押し付けたまま。

「私はね、なのはの為にブーケが欲しかった。なのはとずっといたいから欲しかったんだけど、なのはは違うん
だよね。悲しいなぁ……」

 だからきっとフェイトちゃんが私に言ったその言葉は、私が嘘を吐くことが出来なくなってしまうくらいに、
とても近くで、心に響くくらいはっきりと届いてしまったんだ。


* * *


「覚えて……ない?」
「う、うん……何にも」

 自分が裸でいる事をまるで不思議に思っているような仕草をしながら、シーツで身体を隠すフェイトちゃんは
そんな事を言っていた。
 時刻は朝。まだ昨日の夜のフェイトちゃんの感触が残っている、アリサちゃんとすずかちゃんの結婚式の次の
日の出来事だ。
 慌てて弁明するフェイトちゃんは、顔を真っ赤にしながら自分と同じように生まれた姿のままのわたしから視
線を逸らしている。
 勿論私は隠したりなんかしない。もう何も隠す必要なんて無い。フェイトちゃんにだったらきっと、喜んでお
手洗いの時だって見せて上げられるくらいなのに―。

「そっか……忘れちゃったんだ……」


688:Liar's mask
08/08/17 21:26:21 nlfh5Uh3
 こんなにも生々しくフェイトちゃんの感触が残っている。首筋にだって、いっぱいフェイトちゃんが残してく
れたものがある。
 フェイトちゃんの首筋にだっていっぱいだ。絶対消えないように痛いくらいにしたんだから、ちょっとやそっ
とじゃ消せはしない。
 だからなのだろう。フェイトちゃんは昨夜の感触だけは残っているようで、責任を取るからとか、幸せにする
からとか、ヴィヴィオにパパって言わせて見せるからとか、そんな事を色々と言っている。
 でも、そんなのは全部当たり前の事なんだ。今更言う事なんかじゃない。それに、今私が欲しいのはそんな言
葉なんかじゃなくて、耳元で何回も言ってくれた、フェイトちゃんの想いが込められている”愛している”って
一言だけ。
 それを聞いたときは、涙が出るくらいに嬉しかったのに。私が慌てて愛しているって言ったら、フェイトちゃ
んだって嬉しいって言ってくれたくせに。
 それを忘れたなんて言わせたくなかった。フェイトちゃんの中に、ずっと残して欲しかった。
 ―だから。

「あぁ、やっぱり……フェイトちゃんは私がずっと傍にいないと駄目なんだ」
「な、なのは―きゃっ!?」

 別に忘れてしまったなら忘れたで構わないんだ。
 一度忘れてしまったのなら、二度と忘れられないようにしてしまえば良いだけの事。

「んっ、な、のはっ……んん―!」

 そんなに簡単に忘れてしまうのなら、忘れられないようにずっと傍にいよう。
 もっともっと、忘れないように、残しておく為に、フェイトちゃんに印をつけてしまおう。フェイトちゃんが
また万が一忘れてしまった時、これを見て思い出してくれるように。
 だから私はフェイトちゃんの身体に口付けをし続けた。首筋だけじゃない。胸にもお腹にも、フェイトちゃん
の大事なところにも。

「イヤッ、やめて……恥ずかしい、よぉ……」
「なんでぇ? 昨日フェイトちゃんだって同じ事してくれたよ? だからぁ、お返し」

 真っ赤になって暴れるフェイトちゃんに覆いかぶさって、耳元でそっと呟く。ピクンと身体を震えさせたフェ
イトちゃんが少し可愛くて、笑いがこみ上げてきてしまった。
 フェイトちゃんの額に張り付いていた前髪をかき上げ、額に口づけする。首筋に鼻を押し当てて肺に満たされ
るのは、昨日の夜沢山味わったフェイトちゃんの汗の強い匂い。

「ははっ、クラクラきちゃうよ。フェイトちゃんはどうかなぁ?」


689:Liar's mask
08/08/17 21:27:06 nlfh5Uh3
 まるで、身体の隅々までフェイトちゃんで満たされているようで酷く興奮した。その興奮のままフェイトちゃ
んの指を強引に引っ張り、熱く滾った私の大事な所へ導き動かしてやる。
 私の中で指を強引に動かさせられているフェイトちゃんは、真っ赤になって涙目だ。その涙を舌で舐め取れば、
喉を通るのはフェイトちゃんの汗の味。
 もっと。そう思って、フェイトちゃんの唇に吸い付いた。フェイトちゃんの舌が私から逃げるように引っ込め
られるが、でも逃がすつもりなんて毛頭無い。
 息が続かなくなってフェイトちゃんの唇から一度離れた。朝日に光る銀の橋をフェイトちゃんは蕩けた瞳で見
つめていて。
 名残惜しさを感じる前にもう一度。今度はちゃんと、フェイトちゃんも舌を動かしてくれていた。

「なのは……もっと、欲しい……」
「うん、何回でも。フェイトちゃんが二度と忘れられないくらいしてあげる」

 でもその前に。一番大事な事を忘れちゃいけない。

「ところでフェイトちゃん。こう言う事する前は、どうしたらいいのかな?」

 促すようにそっと呟けば、フェイトちゃんが少し考えるような仕草をする。
 ややあって答えを見つけたフェイトちゃんは、私の唇に狙いを定めながら確りと言ってくれた。

「―なのは、愛してる」
「うん、私も」

 もう二度と離れない。
 もう二度と忘れさせない。
 もう二度と、私の想いを忘れさせたりなんか、絶対しない。
 フェイトちゃんが嘘吐いても分かるって言ったんだ。だから決めた。もう嫌と言う位、彼女にこの想いをぶつ
けよう―。

690:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 21:28:01 nlfh5Uh3
以上です。6レスでしたすいません。
というか、なのはさんが「フェイトちゃんの傍には私が居て上げなきゃダメだな♪」って言うには
程遠い感じに……ごめんなさい。許してください。
スレ汚し失礼いたしました。

691:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 21:56:42 BDLu7cJx
>>700
夏コミで買ってきた本にウハウハしてからこのスレ開いたら、
とんでもなく俺の好みにストライクなSSが投下されてるし・・・
今日は何て幸せな日なんだ
力強くGJです

ひょっとしてエロパロの方かな?違ったらごめんなさい

692:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 22:53:31 GruGa4L5
GJ

693:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 23:04:50 9V7PPJ4E
>>700
すごい好みなんだが・・・GJとしか言いようがない、そしてエロイ
フェイトさんの微妙なヘタレ具合がいい。
ヴィータが何を言われたのかすごく気になる所

694:675
08/08/17 23:38:37 3SBtKagg
ちょwwwおまwww。
勢いで思い浮かんだ妄想がまさかこんな形になるとはwww。

感謝と尊敬と畏怖を込めてGJさせてもらうよ!
いつか朝まで一緒に飲もうぜ!!

695:名無しさん@秘密の花園
08/08/17 23:51:20 y8WuXr0n
すばらしい需要と供給リレーだったな。GJ!!


696:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:06:54 3SUMRVmp
ネタ提供側も書く側もGJ!!

ところでなのヴィヴィのSS書いてみたんだが、百合っていうか母娘物語になってしまった・・・。
このスレ的に、そういうのも需要あるんだろうか?

697:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:11:34 T3YJUzjM
とりあえず俺は読んでみたいな

698:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:29:39 3SUMRVmp
>>707 では投下しちゃします。
3パターン目でまたまた非エロ。

『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』

小高い丘の上でたたずむ狼が一匹。
吹き抜ける風が青い毛を揺らす。
眼下に広がるのは、夕日のように赤く燃え盛る大きな建物の群れ。
狼の傍らには、黒い服と特殊な武装で身を固めた男と、年端も行かない少女が横たわっている。
「む・・・ここは?」
男は目を覚ますと、もう一人の少女に声をかける。
「おい!大丈夫か!?怪我は?」
「ん・・・パパ?」
お互いの無事を確認すると、二人はがっしりと抱き合った。
男はそれからようやく、眼下に広がる光景に目を移した。
「研究所が・・・燃えている・・・」
「ザッフィーが助けてくれたの?」
少女は精悍な顔つきの狼に声をかけた。
しかし狼はそれに答えず、二人に尻尾を向けて歩き出した。
「どこに行くの?ザッフィー、あなたはもう自由なんだよ。だから・・・」
尻尾を向けたまま狼は、獰猛な牙が覘く口からは想像もできない流暢な言葉で言った。
「我は軍によって極秘に作られた生物兵器だ。我とともにあれば、必ずやその身に災いが降りかかろう」
そして走り出す。
「どうして、ザッフィー?私と・・・私たちと一緒にいてよ!!」
狼は一度だけ振り返る。
「短いあいだだったが、我の飼い主になってくれて・・・・・・ありがとう」
「ザッフィー!ザッフィーーーーーー!!!」
丘に響き渡る少女の声。
狼はもう、振り返らなかった。

~アニメ映画 『蒼き狼 ザッフィー』 完~


699:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:31:13 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』2

映画館のスクリーンの前で、ヴィヴィオは溢れ出る嗚咽を止めることができなかった。
「ぅう~、ザッフィー・・・ねえなのはママ・・・ぐずっ、どうして?
 どうしてザッフィー行っちゃったの?
 これからみんな一緒になれるのに・・・ううぅ~」
「どうして・・・かな?それはヴィヴィオがもう少し大人になったらわかるかもね」
そういってごまかしながら、なのははこの映画にヴィヴィオをつれてきたことを後悔していた。
アニメだし、対象年齢も低めになっていたから、きっと最後は大円団だろうと思っていたのに。
こんなさびしい終わり方をするとは思ってもみなかった。
「ぅう~ザッフィー・・・」
目にいっぱい涙をためたヴィヴィオの頭をくしゅくしゅとなでながら、なのはは自分が言った言葉の意味を考え直す。
大人になったらわかる。
本当は、わかってほしくなんかない、ずっと一緒に居たいから。
ザッフィーの気持ちを理解してしまったら、ヴィヴィオが自分の中にある真実を知ってしまったら。
きっとこの子は私から離れていく。
この子は、優しい子だから・・・。
「ほ~らヴィヴィオ、もう泣かないで。おうちに帰ったらキャラメルミルク作ってあげるから」
「・・・ほんと?」
赤い目で、ぱっと笑顔になるヴィヴィオ。
「寝る前にちゃ~んと歯を磨くって約束できたらね」
「うん!ヴィヴィオ、ちゃんと磨くよ!!」

「「ふ~んふふ~んふふふ~んふ~んふん♪」」
夕食の後、なのはとヴィヴィオは「ザッフィーのテーマ」を口ずさみながら後片付けをしていた。
「ママ、これが最後のお皿!」
「OK、じゃあ後はママがお片づけしておくから、ヴィヴィオは約束どおり歯を磨いてらっしゃい」
「はぁ~い!」
「もう一人でできるよね?」
「うん、ヴィヴィオ一人でできる!」
ぱたぱたと元気よく洗面所に走っていく後姿を見ると、自然と微笑がこぼれる。
なのははまだ、歯を磨かない。
どうせこの後眠気覚ましのコーヒーを飲むから、今磨いても同じだ。
後片付けを終えると、なのはは寝室に向かいベッドを整える。
買い物に甘味処巡りに映画。
今日は一日はしゃぎまわったから、ヴィヴィオはすぐに眠くなるだろう。
「磨いたよ~」
案の定、ヴィヴィオは洗面所から寝室に直行してきた。
「ヴィヴィオ、まだすこし早い時間だけど、今日はもう寝よっか」
「ん~寝る~」
小さな体をベッドに横たえると、すぐに猫のように丸くなった。
「なのはママも~」
両手をこちらに伸ばし、抱っこを要求するヴィヴィオ。
「はいはい、ちょっと待ってね」
なのはもベッドに入ると、ヴィヴィオの頭を両手で抱えて胸に埋めさせる。
ヴィヴィオは安心しきって全身を脱力させると、あっという間に寝息を立て始めた。
その安らかな寝顔を見ていると、このまま朝まで一緒にいてあげたくなるが、そういうわけにも行かない。
今も現場に出ているフェイトちゃんに申し訳ない。
数分後、ヴィヴィオが完全に寝たと確信した頃、なのはは静かにベッドから出る。
「ん~、まま~?」
途端に声をかけられる。
少し驚いたが、起きたわけではないようだ。
目を閉じたまま、寂しげに手探りでなのはを探す仕草に、またベッドにもぐりこみたい衝動に駆られたが、ぐっと堪える。
かわりにウサギのぬいぐるみを傍らに置いてやると、ヴィヴィオはそれを掴んで、なのはがそうしてやったようにぎゅっと胸に埋めさせる。
再び安心したように寝息を立て始めたのを確認すると、なのはは寝室を出てコーヒーを淹れて情報端末の前に腰掛けた。


700:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:33:03 95sYXFJ/
「・・・ふ、ぅ・・・あぁっ、あっ・・・」
後ちょっと。
後ちょっとで達する事ができるという時に、
なのはが指の動きを止めてしまった。
「・・・なの、は・・・?」
瞼を開けて、滲んだ視界になのはを捕らえると、
なのははひどく意地悪な笑みを浮かべながら言った。
「だって嫌なんでしょ?フェイトちゃん。
さっきやだって言ってたよね」
その声には明らかに嗜虐的な響きが滲んでいる。
「フェイトちゃんの嫌がる事は私したくないなぁ」
先程の自分の言葉否定したくて、
嫌々と頭を振るけど、なのはは許してくれない。
でも自分からねだるような事なんて言えなくて、
無意識の内に私は、中に入ったまま動かないなのはの指が
好きな所にあたるように腰を揺らしていた。
早く、なのはの指でイキたい。
その思いで頭がいっぱいで、もう他に何も考えられない。
なのはは一瞬驚いた顔をしてから、
嬉しそうに微笑んだ。
「フェイトちゃん・・・、自分が今何してるかわかってる?
私の指使って、自分でしちゃってるんだよ・・・?」
「だって・・・だってなのはがぁ・・・」
「私のせいなんだ?
フェイトちゃんは私のせいでこんなにえっちになっちゃってるの?」
「あっ、あ、なのはぁ・・・なのはっ・・・!」
「ねぇ、ちゃんと答えて?」





ドMなフェイトそんが好きです\(^O^)/

701:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:33:09 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』3

ジェイル・スカリエッティ事件は終わった。
終わらせた。
しかし機動六課の面々には、未だ処理すべき問題が山ほどある。
スカリエッティ基地の崩落部の発掘、調査するほどに膨れ上がる技術面に関する疑問、書いても書いても終わらない報告書、作戦行動に対する戦術的評価と改善点の模索、破壊したあるいは破壊された建造物等の修繕、今後の方針の決議・・・。
全てのデータが紙媒体で提出されたなら、それこそ無限書庫が埋まってしまうのではないかと思えるほどだ。
なのはは、現段階で揃えられる書類を全て提出できるようにすると、続いてフォワード陣の訓練メニューを考える。
あんな事件の後だが、訓練をサボるわけには行かない。
否・・・、あんな事件の後だからこそ、訓練を欠かすべきではない。
フォワードの4人は、本当に強くなった。
六課設立時とは比べ物にならないほどに。
スバルは、戦闘機人モードと言う新たな力を手に入れた。
ティアナはすでに分隊の指揮を任せられるほどの戦略眼を持っている。
エリオの攻撃力、突破力は、あと数年もすればシグナムに匹敵するだろう。
キャロは今回の一件で安定性に欠く竜召還をほぼ完璧に使いこなせるようになった。
みんなまだまだ強くなる。
だったら、訓練の内容もより高度であるべきだ。
その力を存分にふるわせるために。
彼らが守りたいと望む人々を傷つけさせないために。
すっかり冷めてしまったコーヒーを一口すする。
ミルクも砂糖も入れていない。
小学生の頃は、この味を楽しめるのはもっと歳をとってからだろうな、少なくとも三十代・・・となのはは思っていた。


702:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:35:43 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』4

午前二時。
フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官はスカリエッティ基地調査の前線指揮を執っていた。
こと科学技術面に関して、この基地は果てしないと思えるほど高度だった。
巷で天才と歌われる六課技術部の面々がそろって舌を巻くほどに。
接収された兵器の中には、作動原理さえ解明出来ないものまである。
調査活動は、さすがに不眠ではないが、局員が交代を繰り返し作業を進めることで、ほぼ不休といっていい。
フェイトは休憩時間の合間を縫って部隊長はやてへの報告書を作成していたが、さすがに肩が凝ったので数分休憩することにした。
煮詰まった思考が、くだらない希望的観測を導き出そうとする。
そういえば移動速度が光速に近づくと、体感時間が物凄くゆっくりになる、と聞いたことがある。
だったら光速で移動しながら書類仕事をすれば(周囲との相対時間と言う意味で)あっという間に終わるんじゃないかな?
しかし「閃光」の二つ名を持つ彼女だが、実際に光の速さで移動しているわけではない。
どんなに速く動けたとしても、動体視力や反応速度が追いつけなければ意味がないからだ。
そもそも、銃弾以上のスピードで動く物体は、人間の目には映らないのだから、それ以上速く動く意味はないし魔力の無駄遣いだ。
つまり屋外に置いての戦闘なら音速の等倍から2倍、つまりマッハ1~2程度、屋内ならその半分程度でも充分なのだ。
フェイトの攻撃を避けられる者は多くない。
なのはやシグナムのように彼女の移動パターンの癖やそこから展開される攻撃オプションを知り尽くした者か、ナンバーズのように生物としての基本能力を底上げされた者、
あるいはクロノやゼストのように魔法技術だけでなく体術をも磨き抜き、さらに百戦錬磨の戦闘経験をつんだ高ランクの魔導師しかいない。
とは言え、フェイトは自分の最高速度はその程度ではないと自負していた。
う~ん、光速の10パーセントくらいなら・・・。
でもここまでいくと、鳥の羽毛に触れただけでも交通事故より酷い惨事になるし、もしかすると重力を振り切ってしまうかもしれない。
それをふまえたうえで必要な魔法プログラムは、というと・・・。
飛行魔法、速度、魔力出力、姿勢の制御、対障害物用のバリア、慣性制御、衝撃波の処理。
意外と大仕事だ、しかもたった5秒で魔力が枯渇する。
仮に無尽蔵の魔力を持っていたとしても、これだけのプログラムを走らせるために思考能力を大幅に持っていかれてしまっては、書類仕事どころじゃない。
悲しくもFTH光速化理論は証明に失敗し、プロジェクトF.A.T.E.(フェイト執務官、亜光速で、徹夜続きに、エンドを告げる)は頓挫したのだった。
なんだか無性に慰めが欲しくなったフェイトは、夜遅いことを承知でなのはに連絡をとることにする。
顔が見たいから、念話ではなく情報端末経由で。
今日はヴィヴィオとお出かけしていたはずだ。
彼女のことだ、遊んだ時間を返上するべく夜遅くまで仕事をしているに違いない。
1コール目で返答があった。
早い。
「遅くにごめんね、なのは」
『ううん、起きてたから平気』
応答の早さから見て、彼女も情報端末に向かっていたことは間違いない。
つまり、フェイトの予想通り、今も仕事中。
「・・・やっぱり起きてたんだ。せっかくの休暇なんだから休めばいいのに・・・」
『そういうわけにも行かないよ。フェイトちゃんだって、ずっとスカリエッティの基地のほうに詰めてるんだし・・・』
このままだとお互いに気の遣いあいになりそうな雰囲気だったので、フェイトは話題を変える。
というかこちらが本命だ。
「映画、どうだった?ヴィヴィオと行って来たんでしょ?」
「うん」
「面白かったなら、今度エリオとキャロを連れて行ってあげたいんだ」
「・・・面白かったけど、あれはちょっと大人向けかな・・・エンディングがね、寂しかったから」
「へぇ~子供向けアニメみたいなCMしてたから、てっきりハッピーエンドだと思ってた」
「ヴィヴィオ、悲しくて泣いちゃってね・・・」
「そうだったんだ」
「あ、でもね、キャラメルミルク作ってあげるっていったら、赤い目のまま一瞬で笑顔に変わっちゃって。
 それがね、もう写真に撮りたいくらいかわいくてさ!」
「・・・なのは、お母さんみたいだね」
「みたい、じゃなくてそうなの。私はなのはママで、フェイトちゃんはフェイトママ!」
「クス・・・そうだったね。私たちはママ・・・」


703:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:38:11 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』5

「ママ?」
暗闇の中で、なのはママの姿を探す。
遥か彼方、走っても、手を伸ばしても、とうてい届きそうにないほど遠くに、わずかに光る一点。
それがママだ、と言う確信がなぜかあった。
光は、徐々に消え失せていく。
「ママ?どこに行くの?」
答えない。
「ママ!ママ、置いていかないでよ!!」
走っても、手を伸ばしても、届かない。
そして光は消えた。
なのはママは振り返りもせずに飛び去った。
ザッフィーのように。

「ヴィヴィオ、朝だよ」
「・・・夢、だよね・・・」
「どうしたの?怖い夢でも見た?」
「ううん、おはよ~ママ」
「おはよう、ヴィヴィオ」
いつもと変わらぬなのはママの様子に安心すると、ヴィヴィオは寝室を出た。
「朝ごはん、できてるから、顔を洗ったら食卓においで」
「うん!」

「「ふ~んふふ~んふふふ~んふ~んふん♪」」
朝食を終えると、また例の歌を口ずさみながら二人で後片付けをする。
「はい、最後のお皿だよ」
「は~い・・・あっ」

がしゃん!

なのはは手を滑らせ皿を落としてしまう。
珍しい失敗だ。
「ママ、大丈夫?」
「・・・うん、ヴィヴィオ、危ないから動かないでね。今、お掃除するから・・・」
なのはは引き出しからナイロン袋を取り出して二枚重ねにすると、破片を拾い集めてそれに入れる。
掃除機をかけて細かい欠片を全て処分した。
「ごめんねヴィヴィオ。驚かせちゃったね・・・」
少し元気のない微笑。
その違和感に、ヴィヴィオは気付いてしまった。
いつも通りのはずのママは、少しいつも通りじゃない。
お化粧のにおいが、少しきつい気がした。
きっと寝不足によるクマを隠すためだ。
「ヴィヴィオは大丈夫。ママは本当に大丈夫?」
「うん♪なのはママはいつでも元気だよ!」
心配をかけまいとしたのだろう、一瞬で本当にいつもどおりに戻る。
ヴィヴィオは、その気遣いになんだか心が痛んだ。


704:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:40:45 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』6

また同じ夢を見た。
なのはママがザッフィーのように去ってしまう夢。
次の日も、また次の日も。
目が覚めるたびに、目の前には少しづつ元気がなくなっていくなのはママの姿がある。
5度目に同じ夢を見たとき、気付いた。
ヴィヴィオは遠ざかっていく光を見上げているのではなく、見下ろしていることに。
つまりなのはママは飛び去っているのではなく・・・
墜ちている。
無数の黒い腕に絡め取られて。

「くくく・・・ふっふっふっ、はぁーーーはっはっはっはっは!!!」

そのとき聞こえたのは、あの癇に障る・・・世界の全てを馬鹿にしているかのような嘲笑。
ジェイル・スカリエッティの声。

「ママ!?」
全身にびっしょりと汗をかいて、ヴィヴィオは飛び起きた。
窓の外はまだ暗い、きっと深夜だ。
息が荒い。
激しく脈打つ鼓動が治まらなかった。
「なのはママ?」
ベッドに入ったときは隣にいたはずのなのはママが、いない。
「ママ、どこ!?」
先ほど見た悪夢による不安が、いっそう強くなる。
そんなはずはない。
ママはどこにも行かない、ママは墜ちない、ママが私をおいていくはずない。
ヴィヴィオは寝室を飛び出すと、なのはの部屋に駆け込む。
「ママ!?」
「どうしたの!?ヴィヴィオ・・・」
「ママァ~・・・」
いつの間にか涙が流れていた。
「どうしたの、悪い夢でも見た?」
「うん・・・」
そう言って、ヴィヴィオはなのはの胸に飛び込む。
いつもどおり、その小さな頭を抱きしめるながら、なのはは考える。
今までもこういうことは何度かあった。
里子に出されるかもしれないと言う不安からなのか、それともJS事件のことがフラッシュバックするのか。
原因はわからないけれど、時折ヴィヴィオは泣きながら夜中に起き出し、私の元へ駆け寄って来てこういうのだ。
「ママは・・・どこにも行かないよね?」
その言葉を聴くたびに、なのははこの子により強い愛情を注ごうと決意するのだった。

「ママは・・・墜ちないよね?」

墜ちない?


705:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:43:00 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』7

よく理解できない言葉だったが、自分の立場を鑑みると、その表現が当てはまる出来事は一つしかない。
機動六課での仕事に失敗し、犯罪魔導師やロストロギア兵器に撃墜されること。
なぜそんなことを聞くのか?
ヴィヴィオの言葉に違和感を覚えたなのはは、疑問を返す。
「どうして・・・そんなことを聞くの?」
「ママ・・・最近あんまり元気ない。眠ってないでしょ?」
確かにそうだった。
フォワード部隊の訓練と自身の訓練、JS事件の報告書の作成、人手の足りない他部署への応援、家に帰れば家事をこなしヴィヴィオを寝かしつけてから、さらに自宅の情報端末で仕事。
平均睡眠時間は3時間を切っているかもしれない。
これではベストコンディションを保つことなど到底不可能だ。
それでもなのはは墜ちない。
墜ちるわけにはいかない。
優しいこの子が待っていてくれるから。
「なのはママは墜ちないよ。ママは・・・無敵の空の魔導師だから」
「ママは・・・無敵?」
「そうだよ、ヴィヴィオ」
「うん・・・ママは無敵・・・」
あなたがいてくれるから、私は無敵でいられる。


なのはママは無敵。
その言葉を聴いて安心したのに、どうして私はまだこんな夢を見るの?
何度も何度も。
もう、全部終わったのに。
ゆりかごは破壊された。
ジェイル・スカリエッティはいなくなった。
ナンバーズは厚生施設にいる。
機動六課は再建を果たした。
なのになぜ、こんな夢を見るの?
暗闇の中で墜ちていくなのはママ。
彼女が無敵であることを象徴するピンク色の翼は、無数の黒い腕に絡みつかれて、その機能を失う。

なのはママが、墜ちて行く。
私には止めることができない。
そしてそのたびに聞こえる、スカリエッティの高笑い。


706:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:45:07 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』8

突然目の前の空間がぐにゃりと歪み、あの癇に障るスカリエッティの顔が現れる。
私は問いただした。
なぜこんな夢を見せる?
なぜなのはママを墜とす?
なぜ、なぜ、お前は私の頭の中から消えない?

「くっくっくっ、これはおかしい・・・聖王の鎧ともあろう君が・・・気付いていないとは、くっくっくっ」
「どういうこと?」
「ふん、君も知ってのとおり、私はすでにいないのだよ。
 恥ずかしながら、愛しい愛しい君のママを墜とすことなど私には不可能だ」
「じゃあ、じゃあなぜ?」
「君は本当に気付いていないのかい?・・・ははは、これはこれは、まことに傑作だ」
「答えて!なぜなの?」
「まだわからないのかい?彼女を墜とすのは・・・いや、墜とす可能性を持っているのは、君自身だよ。ヴィヴィオ」
そんな馬鹿な?
私がそんなことをするはずがない。
「もうそろそろ気付くべきなんじゃないのかい?」
スカリエッティの言葉を裏付けるように、いやな事実が浮かび上がる。
なのはママに絡みつく無数の腕。
それはヴィヴィオ自身から伸びていた。
馬鹿な、馬鹿な、馬鹿な・・・!
気付くべきなんじゃないのかい、気付くべきなんじゃないのかい、気付くべきなんじゃないのかい・・・。

安息を望む私の一部が、気付くなと叫ぶ。

気付くな!考えるな!・・・・・・・思い出すな!!

同時に、なくなったはずの聖王の鎧としての私が目を覚ます。


707:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:47:04 3SUMRVmp
規制回避のためここら辺にしときます。
あと6、7レスくらいかな?

708:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 00:48:16 95sYXFJ/
母娘話GJ!続き楽しみにしてる!
そして、ごめん・・・
>>710だけど、めっちゃ割り込んでしまった・・・
それもあんな内容だし・・・orz

709:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 01:18:06 3SUMRVmp
>>718
あはは、気にしないでください。
とんでもない誤爆してしまったかと思ってかなり驚いたけどw

私もフェイトそんはMだと思ってるクチなんで同志がいるのはうれしい限り。

710:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 01:38:14 pC1mqj6K
いい親子だなぁGJ!

711:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 02:18:00 fyCLJIGV
お盆休みとコミケ羨ましいなと思いつつ来てみれば……SSいっぱい来てる!!\^o^/
>>700
GJ!なのフェイお幸せに!
>>719
母娘ものっていいですよね!
割り込みドMフェイトww
>>683
胃薬かなりウケたww
そして変な小説が登場して焦ったw

で、多分その小説まだ完結してないコレ↓じゃないかな…



712:Hello, Again
08/08/18 02:19:10 fyCLJIGV

*  *  *



伝えたい事がたくさんあった
あなたを好きだと
愛していると
我が侭を言ってごめんね、生まれて来てくれてありがとう
いくらでも言いたかった

だけど解ってる
あなたはもうそんな言葉を聞かなくても悲しんだりしていない

あなたはただ私に愛を伝えるためだけに
たった一夜だけ戻ってきてくれた

あなたは私が求めるものを私に与えることが出来て
それだけで満足だったんだよね

とても幸せそうだった
もうきっと思い残すことがなくなったのかな

だからあなたは




もう……

いないんだね




だけど私、泣いたりしない
もう涙は流さない
悲しむことない

そうだよね?



だってあなたはもう私の前に居るんだから

あなたが言ってくれたように
きっとまたフェイトちゃんは私を想ってくれる
私はただ愛し続けるだけ




愛し続けるだけ



713:Hello, Again
08/08/18 02:21:01 fyCLJIGV

*  *  *



「教導官、復帰お待ちしていました」
「暫くですね、高町教官」

溜まっていた書類を片手に廊下を歩けば、すぐに教え子たちが笑顔で声をかけてくる。

「ごめんねー、皆にも色々と迷惑かけちゃって」
「気にしないで下さい。僕らは大丈夫です」
「ちゃんとサボらず早朝訓練と夜間訓練してましたから」
「ほんとかなぁ?」
「はは、まぁ高町教官のメニューほどハードにはやってませんけど」
「それじゃ明日から特別厳しいメニュー組まなきゃ」
「えー、余計なこと言うんじゃなかった!」
なのはを囲んで明るい笑い声が広がる。
「けど」
「ん?」
その中の一人が立ち止まって言った。
「けどやっぱり高町教導官じゃないと駄目です」
同じく足を止めたなのはがその青年の方を見たときには、また別の青年たちが発言する。
「臨時で指導してくれた教官も素晴らしい人でしたけど、僕らはやっぱり高町教官がいいです」
「どんなに厳しくても、私はあなたが教えてくれる夢や理想が好きです」
「だから高町教導官、あなたがこの仕事に就いてくれて本当によかったなって思ってます」


「あなたの見ている空に僕たちもいつか辿り着きたい」


「……私も……またそこで君たちを待っていることが出来てよかった」



正義と純潔の色をした清々しい制服は、今でもなのはが袖を通すのに相応しかった。



714:Hello, Again
08/08/18 02:26:01 fyCLJIGV

*  *  *



一ヶ月ぶりの仕事を再開するにあたってある程度の事務処理を終え、なのはは急いでロビーへ向った。
正面入り口からすこし離れた位置で既にはやてに手を引かれたフェイトが待っていた。
なのはは、お待たせ、と手を振ってそこへ駆け寄った。

「久々のご出勤お疲れ、なのはちゃん」
「うん、今日は約束があるから訓練にはちょっと顔出すだけのつもりだったんだけど……遅くなってごめんね」
「全然かまわへんよ。フェイトちゃん大人しいし何も手煩わされへんもん」
なのはとはやてが話している間、フェイトは落ち着かない様子で正面入り口から出入りする局員たちを
キョロキョロと見ていた。
「フェイトちゃん緊張してるんかな?」
はやてに声をかけられて、その通りだという反応のフェイトの表情。
なのはははやてに変わってフェイトの手を取り、ニコリと微笑んだ。
フェイトはまだ不安そうになのはを見ている。
「大丈夫。リンディさんは本当に優しくていい人だよ」
「うん……」

今日はなのはの謹慎が明けた日であると共にリンディにフェイトを引き渡す約束の時であり、
フェイトとリンディが初めて会う瞬間でもある。

「フェイトちゃんが今どんなふうに思うか解らないけど、私はリンディさんのこと
フェイトちゃんの本当のお母さんだと思ってるよ。もう一人の本当のお母さん」
「……もう一人の本当の……」
「リンディさんはフェイトちゃんのこと心から大事に想ってくれている人だから……フェイトちゃんもきっと―」
そこまで言ったところで開いた入り口からその人の姿が見えた。
ロビーに足を踏み入れた瞬間からリンディはフェイトの姿をとらえて薄く滲む涙を隠していた。
なのはとフェイトのもとへ近づく彼女の後方ではクロノとエイミィ、それにアルフが立って様子を見守っていた。
正面ロビーは丁度人通りの少ない時間帯で、広い空間は今ハラオウン家のものになったようになのはは感じた。
フェイトに、大丈夫、などと言った割になのははすっかり緊張して固くなっている。
それに気づいたはやてがなのはの背中を突ついた。
そして漸くなのははリンディに一言挨拶を入れ、フェイトに紹介した。
「フェイトちゃん、この方がリンディさん。フェイトちゃんの新しいお母さん」
戸惑うフェイトにリンディは丁寧に、本当に優しく言った。
「よろしくね、フェイトさん。あなたが嫌でなければ、私はあなたと親子になりたいの。
だからと言ってこれまであなたの家族だった人たちの代わりという訳ではないのよ?
その人たちも本当の家族であるように、私たちもこれからそうなれたらって思っているの」
リンディはフェイトの頬をそっと撫でた。
「……いつでもあなたを助けてあげられるように。いつでもあなたを見守らせて」
「……」
「あなたのことを本当の娘だと思っては駄目かしら?」
「……」
間を置いて、なのはの手からフェイトの手が離れた。
なのはが複雑な気持ちで見守る中、フェイトはリンディの腕の中にそっと包まれた。
フェイトは困ったような、それでも嫌がっているふうではない、何とも言えない表情のまま小さな声で言った。
「……リンディ……母さん……」
リンディは、ええ、と頷いた。
「……私の……母さん……?」
「そうよ。クロノとあなたと、それにアルフのお母さん」


715:Hello, Again
08/08/18 02:30:18 fyCLJIGV

目を閉じてフェイトに囁くリンディの声は、聞く者全てを穏やかな気持ちにさせるような気がした。
そしてフェイトの表情は柔らかく、ぎこちないながらも確かに嬉しそうだった。
なのははそんな二人の様子を見てはやての隣までそっと下がった。

「……約束、フェイトちゃんが目覚まさへんかったときのことじゃなかったん……?」
「うん……」
リンディがフェイトを引き取ることを承諾したのははやての言うように、
あくまでフェイトの意識が戻らなかった場合のことだった。
だがなのはは、もうそのことはいいんだとはやてに言った。
フェイトを手放すようでまだ心が揺らぐことも事実だが
今フェイトに必要なのは、あんなに母を呼んでいたフェイトに相応しいのは、きっと母の愛なんだろうとなのはは思った。
不安のあまり頑に他人からフェイトへ注がれる愛情を押し退けるなんて、今思えばどうかしていたのだ。
そんなことしなくても、なのはが愛する限りいつかフェイトは―


「さぁ、行きましょうか、フェイトさん」
「えっ……」
なのはと会釈を交わしたリンディがそう言うと、フェイトは驚いたようにリンディを見た。
「何処に……?」
「ハラオウンのお家よ?このことはもう聞いていたでしょ?」
「……」
「フェイトさん、どうしたの?」
「……ごめんなさい……行きたくない……」
リンディの申し入れを拒否するフェイトの言葉に、皆戸惑いを隠せなかった。
なのはとアルフはすぐにフェイトのもとへ駆け寄り、どうしたのかと尋ねた。
「フェイトちゃん、リンディさんが困っちゃうよ」
「そうだよフェイト、いつかハラオウンの家に帰るんだよねってフェイトも言っただろう?」
「……いつかはそうなるって思ってたけど……だけど……!」
フェイトらしからぬぐづつきにアルフもなのはもどうしたものかと思っていると、
暫くしてリンディがいつもと変わらぬ声で言った。
「まだ意識が戻ったばりだものね。急だったわよね」
それからフェイトの頭をよしよしと撫で、なのはとフェイトの二人に微笑んだ。
「……申し訳ありません…………か……母さん」
本当にすまなさそうに謝った後、ちょっと照れたように語尾に『母さん』と着け加えたフェイトに対して
リンディは嬉しそうに、いいのよ、と言った。
「また……改めて会いに来るわ。私はフェイトさんがその顔を見せてくれればそれでいいのよ」
「え、あの、リンディさん」
腹を括って出迎えた状況が思っていなかった方向に進み始め、なのははオドオドと周りを見渡して助けを求めた。
はやてを見ればなのはと同じように目をパチパチさせているし、アルフも似たような顔で頭を掻いている。
一方離れたところではクロノが見透かしたように笑みを浮かべてエイミィに車へ戻ろうと合図を送っている。
「なのはさんのお気遣いは嬉しかったけど、この子を無理矢理連れ帰るつもりじゃなかったのよ。
私たちはいつでも待っているし、来たいと思ったときに来てくれればそれでいいから。ねぇアルフ?」
「へ?」
リンディにそう言われてからアルフがフェイトの方を見ると、
フェイトは隣に立つなのはの制服の裾をほんの少しだけ指先で掴んでいた。
もちろんそんなささやかな指先の力では、なのはがそれに気づく様子はなかったが
アルフにはフェイトの気持ちがよく解った。



716:Hello, Again
08/08/18 02:34:03 fyCLJIGV

「……フェイトは居たいところに居ればいいよ!あたしなら何処へでもすぐ会いに来るさ!」
「アルフさん……?」
アルフはなのはに向って片目を閉じて見せた。
「そういうワケだからなのは、またフェイトのこと頼むよ」
そしてアルフはなのはとフェイト二人の腕をパシッと勢い良く叩き、行こうよお母さん、とリンディに言った。
「そうね」
それからリンディは少しの間フェイトを愛しそうに見つめ、それじゃあまた近いうちに連絡ちょうだいね、
という言葉を残してアルフと共に元来た方へ歩き始めた。
「リンディさん!」
なのはが叫んでもリンディは少し振り返って微笑むだけだった。
入り口の扉が完全に閉まるまでアルフがずっとニコニコとフェイトとなのはに手を振っていた。
なのはは呆然と立ち尽くしハラオウン家の面々が去って行くその様子を見ていた。



*  *  *



「ココア飲む?」
「……」
「フェイトちゃん……どうしちゃったのー、ハラオウンのお家のこと何処か嫌なところでもあった?皆いい人だよ?」
「知ってる。リンディさんのこともエイミィさんのこともアルフから聞いてる……」

なのはは家のソファーですっかり頭を垂れたフェイトにマグカップを差し出すが、どうも受け取る気配がないので
仕方なくテーブルにそれを置いてからフェイトの隣に座った。

「ごめんなさい……なのは……せっかくなのはがもう私の面倒見なくてよくなるはずだったのに」
なのはが暫く黙って自分の紅茶に口をつけているとフェイトが言った。
「無理言うつもりなかったんだ。ホントだよ。なのはを困らせるつもりじゃなかった」
「……え、またそんなこと……フェイトちゃん……」
なのははカップをテーブルのソーサーの上に戻し、フェイトの顔を覗き込んだ。
するとフェイトは唐突になのはに質問をした。

「この病気治るのかな?」

前にも一度なのははフェイトから同じことを尋ねられたことがあった。
そのときは確か当時の自分の希望も込めて『いつか治るよ』という無責任な答え方をしたように思う。
「治ったら…………私は何処にいくの?」
「……何処って……どういうこと?」
「なのはの知ってる私が自分を思い出したら今の私はどうなるんだろうって……少し考えて……」
「……」
「そしたら今の私は何処かへ消えちゃうのかな」
「……え」



717:Hello, Again
08/08/18 02:37:09 fyCLJIGV

フェイトは意識を失って漂っていた独りぼっちの空間を思い浮かべた。
あそこは嫌だ。けれど……
「でもそうなったらなのはに迷惑かけないで済むよね」
「……フェイトちゃん、何言ってるの」
「何でかな、私、なのはにがっかりされるのが辛い……なのはに嫌われたくない。なのに……」
ハラオウン家に行くことを拒否し、こうやってなのはの手を煩わせる自分がどうにも歯がゆくてならないと
その瞳は語っている。
「私は困ってなんかないよ」
「でも……なのはは私の病気が治ってほしいんだよね……?」
フェイトの言う通りだった。
なのははこれまでそう思って来たし、実際よく自分の思い描いたフェイトをこの少女に重ねていた。
「……うん……そう……思ってた」
「知ってる…… なのはは私じゃなくて、なのはのことを知ってたフェイトがいいんだよね。
なのははいつも私のこと見る度に辛そうだったから。きっとそうなんだろうなって……」
「……フェイトちゃん……」
「だから私、消えちゃった方がいい」

あの夜、自分を捨てていいと言ったフェイトと目の前のフェイト。
こんなふうに鈍感で他人のために自分が犠牲になることを厭わないフェイト。
何処が以前と違うフェイトなのか考えることはもう二度とないだろう、となのはは思った。
この子が誰も居ない孤独の世界に消えてしまわなくて本当によかったと心から思っている。
目の前のフェイトが消えてしまったらきっと一生後悔し続け彼女を求め続けるだろう。

今なのはは敵でも友だちでもない、恋人でもない、ただ自分が愛を注ぎたいその人を見ている。

「…………確かに私、フェイトちゃんが私の知ってるフェイトちゃんに戻ってほしいっていつも思ってた」
「うん……」
「でも今はもうそんなふうに思ってない」
「…………どうして……?」
「だってフェイトちゃんはもう今目の前に居るから」
「……」
「ファイトちゃん」
「……うん?」
「あなたはフェイトちゃん。私の知ってたフェイトちゃんと何処も変わらない、私の好きなフェイトちゃん」
そう言って微笑んだなのはの暖かな表情を見ていると、
フェイトは自分の胸が同じように温かくなり安らいでいくのが解った。
それからモジモジとなのはに尋ねた。
「……なのは……私がここに残って本当に迷惑じゃない……?私のこと……いる?」


718:Hello, Again
08/08/18 02:39:18 fyCLJIGV

「……心配性なんだからフェイトちゃんは」
相変わらずだな、となのはは思った。
「本当に迷惑じゃない。フェイトちゃんのこと、いる。ちょうだい」
なのはが笑いながらフェイトの頬を両手で包むと、やっとフェイトは安堵の微笑みを見せた。
そして今度はなのはがフェイトに尋ねた。
「フェイトちゃんはここに居たい?」
「……別にいい」
その答えに当然がっくり肩を落としたなのは。
ハッキリそう告げられて苦笑するしかなかったが、しかしフェイトの言葉はそれで終わりではなかったようだ。


「ここじゃなくていいから、なのはが居るところがいい」


驚くなのはを後目にフェイトはそっとなのはの肩に自分の額を当てた。

「私解ったの……どうして昔のことを思い出すと寂しいのか……」
「うん……?」



「そこに母さんは居るけど、なのはは居ないから……」




いつのまにか変化していったフェイトの気持ちは、その悲しみも変化させていた。
ほんの少しずつ、少しずつ……




「私……なのはが居ないと寂しいんだ……」



なのはがフェイトのことを抱きしめるから、いつもフェイトに微笑んだから
フェイトが本当に欲しかった愛をあげたから



フェイトの心はもう、なのはを見ていた―



719:Hello, Again
08/08/18 02:48:54 fyCLJIGV
区切ります。

以下>>506>>507へオマケ
しょうもない妄想に反応ありがとう

「花、毎日買いに来られますね」
「うん…(君が)きれいだから……なんていうか(君を)見てるだけで幸せっていうか……」
「ふふ、そう思ってくれて花も喜んでますよ。ところで……そろそろ教えてくれてもよくないですか?いつもフェイトさんが花を贈ってる相手」
「えっ……えと、な、なんで」
「……なんとなく。……恋人さんにですか?それともいつもフェイトさんの周りにいる女の人たち?」
「ち、違う違う!恋人はいない!あの人たちにはいつも肘鉄をお見舞いされてばかりで、花なんか渡した事ないよ!」
「けど毎日花贈るなんてきっとフェイトさんの好きな人なんですよね…?」
「う、うん……それはそうなんだけど……でもいつもこうやって買ってる花は……実は贈ったことないんだ」
「え?そう……なんですか?どうして??」
「想いを伝える勇気なくて、ははは……駄目だね。ごめんね、せっかく君が育てた花なのに……
あ、でも安心して。ちゃんと家に飾ってるから。毎日歌ってあげてるし!」
「いえ、それは全然いいいんですけど……でも……渡すべきですよ。フェイトさんに花束を贈られて嫌な女の子なんていないと思います」
「まさか、そんなことないよ~」
「……私なら……絶対受け取るのに」
「……え」
「フェイトさんにそんなに想われてる人が羨ましい……」
「……え?……え!?な、なのは、なんで泣くのっ」
「ごめんなさい、私その人に嫉妬してる。だってフェイトさんはその人のことだけを想って花を選んでるんでしょう?……なんで私じゃないんだろう」
「あの、なのは、そ、それってつまりあの、どういう―」
「ごめんなさい、もうここに来ないで」
「えっ」
「誰かを想うあなたを見ると胸が苦しい。これ以上耐えられそうにないから……もう閉店の時間です。さよなら」
ガチャン
「……なのは……なのは!!なのはーーっ!!」

ここで一旦コマーシャル!
『ゲンヤです!劇場版リリカルなのは!09年一番の百合に出逢える映画です!』
『ヴィヴィオです!アニメ映画蒼き狼ザッフィー!もう涙、涙、涙が止まりません!』
『どんなヘタレでも好きな人を思い通りに出来る!魔法のマッシュルームッ!!新発売だよ!!!』

「なのは、こんなところにいたんだ」
「フェイトさん………もう私に構わないでください」
「うん……君が嫌ならもう来ない……でも……君が言ったんだよ、ちゃんと好きな人に花渡すべきだって」
「え?」
「はい、これ……」
「……わ、私に……??」
「うん。たった一輪だし道端に咲いてたもので申し訳ないんだけど、
いつも通ってたお花屋さんの店員さんに、もう来ないでって言われちゃって」
「……フェイトさん……」
「こんなんですが、受け取ってくれませんか……?」
「……もちろん……」

―Fin

「……ありきたりな展開やったなぁ、このドラマ……『百合のある花屋』ってなんやねん。百合の花なんか出て来たか?」
「それよりリインは途中CMで見た映画見に行きたいです~」

720:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 03:28:17 e4dVrTp4
よかった!

だがしかしファイトちゃんはつらかったんだぜw

721:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 05:31:31 Bo3yMRWe
>>729
GJ!
なんだが「ファイトちゃん」で吹いてしまったw
いいシーンなだけに残念すぎる誤字w

722:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:42:20 3SUMRVmp
さてさて、朝っぱらから>>708-716の続きを投下。

『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』9

ゆりかごは最大にして最強の兵器であると同時に、最後の逃げ道でもある。
起動するだけでも莫大なエネルギーを必要とする代物だ。
あれが必要とされる場面は、見せしめのために他国を攻撃するという場合を除いて、一つしかない。
紛れもなく、自国の権勢が覆されようとしている場面に他ならない。
聖王の逃走経路として。
そう、ゆりかごは最後の逃げ道。
その逃げ道は、機動六課の面々にあえなく潰された。
JS事件は終わった、終わったはずだ。
本当に、そうなのか?
保険と言うものの価値を考えれば、逃げ道がたった一つというのは考えにくい。
二つ・・・いや、三つだ。
最低でもそれだけの逃げ道は用意してあるはずだ。

否・・・用意してある。

「くっくっくっ、ようやく思い出したかい?」

ゆりかごは、あと二つある。
そしてそれを起動させうるのは、私だけ。
私こそが、災厄の種、開けてはいけないパンドラの箱の鍵。

「・・・だとしたら、君はどうするべきか、わかるね?
 優しい、いい子の君なら・・・わかるね?
 ふ・・ふふふ・・・はっはっはっはぁーーーー!!」

それだけ言って、スカリエッティは消えた。

私は聖王の鎧。
いてはいけない過去の遺物。
だったら私は・・・。


「ヴィヴィオ?」
真夜中に目を覚ましたなのはは、ベッドから身を起す。
隣で寝ていたはずのヴィヴィオが、いつの間にかいなくなっていた。
寝相が悪くてベッドから転げ落ちたのだろうかと思ってすぐに床を見たが、その姿はなかった。
トイレだろうか、とも思ったがそれらしい音も気配もしない。
「ヴィヴィオ、どこ?」
声をかけても、返事がない。
トイレ、台所、風呂場。
部屋中を見回してみても、いない。
そして玄関。
なのはが仕事から帰ったときに閉めたはずの鍵が、開いていた。
いやな予感がして、なのはは部屋を飛び出した。



723:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:43:58 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』10

ザフィーラは機動六課の敷地内を歩いていた。
彼の日課となっている見回りだ。
午前零時を過ぎると二時間おきに敷地を一周し、侵入者や不審物の有無を確かめるのだ。
元来があらゆる政治的思惑を超えて広域次元犯罪や前例のないロストロギア事件に先んじて介入、解決することを目的とした組織である。
それを快く思わない連中は少なくない。
おまけに地上本局が壊滅の憂き目にあっているさなか、JS事件を終結させたことで六課は世間的にも一躍有名になった。
テロや諜報活動の格好のターゲットとなることは目に見えている。
騎士教会と軋轢を持つ政治勢力、敵対する犯罪組織、反魔法を教義に据える宗教の原理主義者・・・。
我々を狙う者を列挙すればキリがない。
憂慮しながら、ザフィーラは今日も敷地のチェックを怠らない。
一部の人間は彼のことを八神部隊長が飼っている番犬だ、と認識している。
主はやてが夜天の書を使いこなし、ヴォルケンリッターの支援なしで単独で戦闘を行えるようになって久しい。
現場に出張る機会も滅多になくなったザフィーラだが、守護獣としての役目を放棄したわけではない。
戦闘に置いての守護が必要とされないのならば、せめて敬愛する主が帰る場所を守り続けよう。
そのためならば番犬と呼ばれることもやぶさかではない。
そんなことを思いながら歩いていると、所員寮の屋上に不審な影を見つけた。
侵入者か!?
獣人の人間離れした視力は、苦もなく屋上の人物に焦点を合わせる。
「・・・ヴィヴィオか、こんな時間に何を?」
ザフィーラは久しく使っていない念話のチャンネルを開いた。
「高町、起きているか?」
『ザフィーラさん!?』
返答はすぐにあったが、その声はずいぶん焦っているように思えた。
『ヴィヴィオを見なかった?今起きたら、部屋からいなくなってて』
「そのことで連絡したのだ。寮の屋上にいる。事情はわからんが、迎えに行ってやれ。・・・な!?」
『どうしたの?』
「高町、急げ!!屋上の柵を乗り越えようとしている!!」
『どうしてそんなことを!!?』
「わからん。俺もすぐに向かう!」
そして念話は一方的に切られたが、気にしている暇はない。
ザフィーラは強靭な四肢を引き絞り、一気に寮へと向かう。



ヴィヴィオは屋上の外周に張られている柵を乗り越え、眼下の光景を見る。
・・・高い。
この高さなら、確実だ。
あとは飛ぶだけ。
そうすれば自分の頭は熟しきったトマトのように・・・。

ガァン!!


724:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:45:41 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』11

屋上に通じる唯一の扉が吹き飛ばされたような勢いで開く。
開けたのは、なのはママ。
「ヴィヴィオ、そんなところで何をしてるの?危ないから、さあ、こっちに・・・」
「来ないで」
自分でも驚くほど冷たい声が出た。
なのはママが止めにくることは予想外だったが、私の心の内はもう決まっていたからだ。
私を受け入れてくれたこの人を、傷つけないために。
「来ないでって・・・ヴィヴィオ、何をいってるの?」
「それ以上近づけば、飛び降りる」
「どうして!?」
「私は・・・思い出したの。私が聖王の鎧だということを」
「違う!ヴィヴィオは・・・」
「違わない!!私は思い出したのよ!」
「一体、何を・・・」

「ゆりかごは・・・あと二つある」

「な・・・!?」
「ゆろかごは聖王の最後の逃げ道。あらゆる状況を想定して万全を期するなら、逃げ道が一つなんて事は有り得ない」
「本当・・・なの?」
「何度も言わせないで。思い出したと言ったでしょう?なのはマ・・・いえ、『なのはさん』」
全身で拒絶してやった。
もうなのはママにいい子だと思わせないように。
そのほうがきっと、ママも傷つかない。
そしてなにより私は、いてはいけない、悪い子だから。
「だからって、どうしてヴィヴィオが飛び降りなきゃ・・・」
「忘れたの?ゆりかごを起動させられるのは、私だけ。またあんなことが起こらないように、鍵は破棄しなければならない」
「そんなこと考えちゃダメだよヴィヴィオ!私たちが・・・二度と同じ過ちを繰り返させないから!!」
「・・・『なのはさん』は無敵だって言ったよね・・・」
「そうだよ、ヴィヴィオ。ゆりかごなんか、百でも二百でもママが撃ち落してあげるから・・・」
「嘘だ!!」
「嘘なんかじゃ・・・」
「事件のとき、私のためにどれだけの犠牲を払った!?もしかしたらミッドチルダは崩壊していたかもしれないんだよ!?」
「そうかもしれないけど、私たちはそれを食い止めた!」
「また同じことが起こったら、今度こそ仲間の誰かが死ぬかもしれないんだよ!?私は・・・そんなのは嫌だから!!」
私のためになのはママが傷つくのは、もう嫌だから。
だから、私は去るべきだ。

・・・ザッフィーのように。


725:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:47:00 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』12

私は一歩後ずさる。
立っている場所は、もう死の淵。
「・・・レイジングハート、今は持ってないんでしょ?」
それが最後の宣告。
私の言わんとしていることが、なのはママにはわかるはずだ。
もう一歩、足を踏み出せば、地面に激突するまで5秒とかからない。
私を救うには飛行魔法だけでは足りない。
重力加速を振り切るためにフラッシュムーブ、激突の衝撃を和らげるためシールドを張る必要がある。
いくらなのはママが優れた空戦魔導師だとしても、短すぎる制限時間、おまけにデバイスの補助なしでそこまでの機動を行うのは不可能。
つまり、助けに来ても無駄。
「ヴィヴィオ・・・」
それでも、なのはママはこちらに近づく。
「来ないで・・・」
助けに来ないで。
「私、悪い子だから・・・」
私のために傷つかないで。
「私、ザッフィーの気持ち、わかったよ・・・」
私のために命を捨てないで。
「短いあいだだったけど、私のママになってくれて・・・・・・・ありがとう」
さよなら。


「ヴィヴィオーーーーーーー!!!!」


一瞬の無重力の後、襲い掛かる猛烈な加速。
迫る地面。
肌を切る風。
怖い。
怖いはずなのに・・・どうしてこんなに温かいの?
そう、まるでなのはママとベッドで眠るときのように。

「どうして・・・?」

どうして、なのはママの顔が目の前にあるの?
どうして、なのはママは私を抱いているの?
・・・答えなんて、一つしかない。
救えないとわかっていて、それでもママは来てくれた。
ごめんなさい。
ママを傷つけないつもりが、最後の最期に、こんなことに・・・。
自分が情けなくて、もうなのはママの顔を見ていることができなかった。
目を逸らして見上げた夜空に、金色に光る一条の流れ星。

ああ、私はどうなってもいいから、なのはママだけは無事に・・・。

ヴィヴィオは流れ星に願った。


726:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:49:10 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』13


「高町!!ヴィヴィオーーー!!!」
ザフィーラは叫んだ。
防護魔法の展開は間に合わない。
そもそも射程距離外だ。
どうすれば二人を救える!?
視界の隅に映った流れ星に、ザフィーラは問う。
待て、何だ・・・あれは・・・?
流れ星はまっすぐに、超高速でこちらに向かって・・・。

ズガガガガガガ!!・・・ドォンッ!!!!!

流れ星は落ちていく二人にぶつかると、勢いをまったく衰えさせる事無く地面に叩きつけられた。
それだけに留まらず、火花を散らして路面をえぐりながら滑走し、六課のオフィスがある建物の壁に激突し、ようやく止まった。
もうもうと立ち上る土煙の中で、ヴィヴィオはなのはと流れ星に抱きしめられていた。
「フェイトマ・・・『フェイトさん』?」
「フェイトちゃん!」
「何とか・・・間に合ったね。FTH光速化理論、役に立つとは思わなか・・・つぅ!」
フェイトは笑顔をゆがめて苦悶に耐える。
「『フェイトさん』・・・どうして?」
「どうして・・・なんて、そんなの、決まってるじゃない」
フェイトは身を起そうとするが、生まれたての子鹿のように失敗する。
スカリエッティの基地からたった数秒で駆けつけたのだ。
連日の睡眠不足による疲労、全力全開の飛行による急激な魔力の枯渇、複雑な魔法プログラムによる脳への過負荷。
もはや立つことすらままならないのだろう。
「なの・・は・・・後は任せるよ。ここは厳しいなのはママの・・出番・・・だから」
それだけ言って、フェイトは気を失った。


727:名無しさん@秘密の花園
08/08/18 06:50:53 3SUMRVmp
『シネマ・タイムズ  なのは・ヴィヴィオの場合』14

「ヴィヴィオ・・・」
フェイトの意思を汲んだなのはは、まっすぐにヴィヴィオを見つめる。
「『なのは・・・さん』」
「ザッフィーの気持ちがわかったのなら・・・ヴィヴィオは悪い子なんかじゃない」
「でも、私がいると・・・」
「誰も迷惑だなんて思ってない!」
「でも、でも・・・!私がいなければ・・・」
「誰も傷つくことは、なかった?」
「そう・・・だよ」

「私たちをなめるな!!!!」

その目には、涙がにじんでいた。

「本当に悪いのはヴィヴィオみたいな子を利用しようとするやつらだ!
 あんなことを平気で仕出かすやつらだ!
 ・・・もう二度と、あんなことは起させない!
 もう二度と、ヴィヴィオをあんな目にあわせたりはしない!!
 そのために私たちがいるんだ!!!
 そのために機動六課があるんだ!!!!
 だから・・・」

堪えきれずに幾筋もの涙を瞳からこぼし、ヴィヴィオをしっかり抱きしめた。

「死ぬなんて・・・悲しいこと、言わないでよ・・・。
 もう一度、ママって呼んでよ!
 あなたがいてくれるから、私は無敵でいられるんだよ!!」

「ぅう・・・う~~~、ごめん・・な・・さい」
ごめんなさい。
ヴィヴィオはやっぱり悪い子です。
こんなにも強くて優しいママたちを信じることができなかった私は、悪い子です。

「ごめんなさい、ママ・・・ママーーーーー!!!」
「ヴィヴィオ!!」

なのはの胸の中でヴィヴィオは泣き崩れた。
今度こそ本当に、聖王の鎧はいなくなった。




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