10/11/19 22:14:12
>>770
あ、当たり前じゃないか……。
エロゲで、恋焦がれてきた待望のシチュエーションだぞ……っ。
震えが止まらなくなるのも道理だろう……じょ、常識的に考えてさ。ふひ。
(二人して緊張していたいうのがおかしくて、つい声を漏らして)
……だ、大丈夫だ。問題ない。
ニュ、ニュージェネ事件に巻き込まれていたときは、
気持ちに余裕がなかったから、あんなにどんよりとしていたんだけど……。
い、いつもの僕は……こんな感じなんだよ……っ。
(さっきのリア充とは程遠い失言を苦し紛れに釈明して)
あ、ああ……そうだよ、先に吸い付いた方が、
お、おでんのだし汁を味わうことができるから、い、一度で二度おいしいんだよっ、うん、うん……。
(なにやら考え込んでいる梨深に、僕は必死に何度も何度も頷いた)
……うん、おいしいと思うよ、さ、さっき食べておいしかったし、
同じだし汁を使っているから――って!? ひゃぁぁぁっ!?
(梨深に手を触れられ、そこでまず一度驚き、飛び跳ねそうになるのを必死に耐える)
(さらに上目遣いをされた日には、dkdkが止まらなくない。止めたくない)
……あ、ちょ、ちょ、梨深! そ、そ、そこまでしなくても……っ!!
い、いや! 今僕ウソついた! すごく……してほしかったです!! いやっほううぅぅぅ!!!
(梨深の舌の動きに目が釘付けになり、僕は思わずゴクリと生唾を飲み込んだ)
(表情と相まって、まるで僕のことを誘っているんじゃないかっていう錯覚に陥った)
(いや、まあ……仕組んだのは僕だけど)
まったく、僕のこれ……おいしそうに食べちゃてってさ……梨深ったら。ふひひ。
(彼女の髪をかき上げて、その表情をまじまじと見ながら)
……そ、それなら、僕も食べさせてあげた甲斐があるってもんだ。
ま……ま……間違ってはいないよっ。
だ、だって、い、いつもと違う気持ちで食べられたでしょ……?
(僕は、とにかく誤魔化す方向へと転じ)
(こういうことには疎いであろう梨深に、ヘンなことをやらせてしまったという罪悪感に苛まれて、)
(それを中和するかのように、新しいコーラへと手を伸ばし一口喉へと流し込む)
しかしさ……な、なんだかんだで結構長い付き合いになるけど、
こ、こういうまったりした感じって、は、初めてだよね……。
あの騒動があったころは、こんなに穏やかな気持ちで君といられなかったし……。
……これからも、梨深とこうして、普通の生活って……営めるのかな?
僕と……い、一緒に、いてくれる、かな?
(両手を膝の上で握りしめ、不安そうに目を瞑り静かに彼女へ問いかける―)
【か、【】は次で……】