【岩波】新書や選書で哲学するスレッド【中公】at PHILO
【岩波】新書や選書で哲学するスレッド【中公】 - 暇つぶし2ch51:考える名無しさん
21/12/08 17:36:25.69 0.net
ライプニッツには一切手を出したことがないが、
>>5
に文庫クセジュと講談社選書メチエの本が挙がっているな。

52:考える名無しさん
21/12/09 07:48:03.56 0.net
>>51
ありがとう、自分に合った入門書選びってなかなか難しいよね。
ドゥルーズ研究やってる國分氏の『はじめてのスピノザ』ってのを同じ目的で
買ったけどむしろ「はじめて学ぶ哲学」って感じで必要な知識は得られなかったんだよね。

53:考える名無しさん
21/12/09 08:35:48.13 0.net
世界の名著シリーズなら評伝プラス学説の簡単な紹介が最初の方にあったりして
便利だったりするんだけどね。

54:考える名無しさん
21/12/09 09:11:20.16 0.net
哲学の入り口として、哲学者の「思想」を紹介する入門書はまるで
役に立たないことが多いだけでなく、逆にその哲学者の著作を理解
する妨げになることも少なくない。

55:考える名無しさん
21/12/09 09:13:17.44 0.net
いきなり哲学者の著作を読む方がいいことも多いんだよな。
だが、その場合でも訳書には訳者の思想が入り込んでいる場合があるので、
要注意。

56:考える名無しさん
21/12/09 09:15:18.01 0.net
哲学の著作の翻訳は、翻訳する人自身に哲学をする習慣がない場合、
とても分かりにくいものになりがち。表現が向いている方向を
勝手に変えてしまって、そのことに気づいていないことがよく見られる。

57:考える名無しさん
21/12/09 09:30:36.45 0.net
デカルトの方法序説に関しては比較的最近2人の翻訳者がそれぞれ岩波とちくまから
出していたが、今度講談社からも出るんだよね。
多分講談社の小泉訳は小泉哲学の強烈な部分が出る可能性があるので、
一番毀誉褒貶が激しいものになるかも知れない。

58:考える名無しさん
21/12/09 09:34:29.37 0.net
岩波とちくまだけじゃなくて角川や白水社からも出ていたんだな。

59:考える名無しさん
21/12/09 19:11:27.13 0.net
岩波は岩波ジュニア新書を岩波新書に組み入れて、
新たに本格的に学術的な著作や対談を収めるような選書を作るべき。
岩波新書の中にも軽い本はあるし、中公新書以上に重たい本もある。
まずは重たいのを選書に入れるべき。

60:考える名無しさん
21/12/09 19:17:01.34 0.net
岩波は色々ハードカバーでシリーズを作って来ているけど、選書にすれば良かったのにな。

61:考える名無しさん
21/12/10 05:52:28.44 0.net
7年くらい前から平凡社新書がバージョンアップして、
ちょっとした研究書並みになって来たのは、
一体何だったのだろうか。

62:考える名無しさん
21/12/11 17:36:32.51 0.net
哲学者ではなく哲学的概念をテーマにした新書もある。
自由概念なら森村進の講談社現代新書、大屋雄裕のちくま新書の本がある。
でも個人的には京都大学の哲学論叢に載っている、
カントの超越論的自由
北岡武司
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)
カントの自由論―超越論的自由と実践的自由―
山下和也
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)
あるいは、実践哲学研究に載っている、
カントに於る実践哲学の位置 : 自由論を手掛かりにして
北尾宏之
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)
の方がずっといいと思う。何よりも無料だし。

63:考える名無しさん
21/12/18 19:53:40.39 0.net
哲学書って単行本を中古で買うと、ものによっては相当お得感があるんだけど
新書は元が安いこともあってそういうことも少なく新品でいいかってなる。
こと、入門書にいたってはもはや電子書籍で十分という感じもする。

64:考える名無しさん
21/12/19 16:31:52.40 0.net
でも本当にいい研究書や哲学書は結構高かったりするんだよな。

65:考える名無しさん
21/12/19 22:24:13.45 0.net
例えば、
カントの実践理性批判に関しては、
竹田青嗣が講談社選書メチエで完全解読と名付けた本を出しているが、
内容が良いのか、新刊で1760円のところ、古本では送料込みで3000円近くする。
高峯一愚はだいぶ前にカント実践理性批判解説を出しているが、
これは1万円以上古本で掛かる。俺は比較的安く手に入れたけど。

66:考える名無しさん
21/12/20 00:17:35.78 0.net
竹田青嗣なら、講談社現代新書の超解読!はじめてのヘーゲル法の哲学もいい。
法の哲学の注釈本なので、岩波文庫の原著2冊の副読本に最適。

67:考える名無しさん
21/12/20 11:04:08.13 0.net
>>50
ライプニッツに関してはラッセルの単行本『ライプニッツの哲学』が歴史的にも
論理学的にも基本文献だが邦訳は入手困難。
代わりに古書?で講談社新書『東洋の合理思想』末木剛博を論理学入門として入手してほしい。
これはヘーゲル、カント、スピノザを理解する上でも役立つ。
ライプニッツに特化した本ではないので推薦しにくいが以下にも
興味深い記述があった。

中公新書『内井惣七 著 空間の謎・時間の謎 ─宇宙の始まりに迫る物理学と哲学』kindleより、
《ライプニッツは(クラークとの)第五書簡(25節)で次のように言う。

「完全に同じ二つの水滴があるということ、また互いに見分けがつかない二つの
物体があるということをわたしが否定するとき、わたしはそういったものを想定
することが絶対的に不可能だと言っているのではない。わたしは、それが神の知
恵に反するものであり、したがって存在しないと言っているのだ。」
「神の知恵に反する」とは、この引用文に先立つ21節ではっきり述べられている
とおり、充足理由律に反するということである。もし見分けがつかない二つのもの
があったとしたなら、神はそれらを別様に扱う理由を持たないことになるはずだ
から、神は二つは作らない(たかだか一つしか作らない)。ライプニッツのこの
理由づけから明らかなとおり、不可識別者同一の原理は論理的な矛盾律とは違っ
て、実質的な内容を持つと理解しなければならない。》

68:考える名無しさん
21/12/20 17:53:36.82 0.net
>>67
ありがとう。ラッセルの著書は古本が入荷するのを気長に待つしかなさそうだね。
末木氏のは文庫本がちゃんとあるので機会を見て読んでみるよ。
モナド、微分、…なかなかピンとこないんだよなあ。

69:考える名無しさん
21/12/20 18:47:17.20 0.net
>>66
ありがとう。
竹田青嗣や西研は15年くらい前に買ったまま置いてたけど、
そんな社会派な哲学をするようになるとは・・

70:考える名無しさん
21/12/24 22:13:53.22 0.net
超解読はじめてのヘーゲル『法の哲学』は、
値段通り。それなりに野心的で意欲的な新書であるがゆえに若干重たいな。

71:考える名無しさん
21/12/28 00:59:15.58 0.net
朝日新聞と同類の捏造出版社■岩波書店■
■反日ブサヨ出版社、岩波書店によるジョンストン著『紫禁城の黄昏』の改竄
R.F.ジョンストンは清朝最後の皇帝・溥儀の家庭教師。溥儀が日本公使館に逃げ込むのにも同行した人。彼の著作を岩波文庫訳が原本とかけ離れたひどい改竄をしている。
なんと満州国の成立に至る1~10章をバッサリ切り捨て。満州国に関係のあった人物の名前を序文から虫食いのように消去。そしてシナ人の悪行を記した16章も全て切り捨て。焚書よりひどい書物の改竄している。
パヨクや野党の連中はこんなキチガイ捏造出版社をインテリ書店と崇めてきた。
ちなみに正当な完訳版は祥伝社の出版で読める。

72:考える名無しさん
21/12/31 13:00:34.73 0.net
アダム・スミスに関しては、
道徳感情論を訳した高哲男の本が講談社選書メチエから出ているな。

73:考える名無しさん
21/12/31 20:48:56.15 0.net
上には挙げられていないが、中島義道には
『カントの人間学』や『晩年のカント』(いずれも講談社現代新書)があるな。

74:考える名無しさん
21/12/31 21:36:41.80 0.net
哲学するとは、哲学者や概念について考えることだけではない。
例えば日本の近代史を題材に哲学することもできる。
坂野潤治の著作『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)や
『自由と平等の昭和史』(講談社選書メチエ)がそれに当たる。
いずれも、資本家の自由と平和主義がセットになった政治派閥と
労働者にとっての平等と戦争主義がセットになった政治派閥の相克を描いている。
これら二つの政治信条をどう止揚するか考えさせられるという点で哲学的な著作だ。

75:考える名無しさん
21/12/31 21:43:13.48 0.net
そんなので哲学というなら概念が広すぎて大谷にもイチローにも哲学があるでしょうな

76:考える名無しさん
21/12/31 21:47:03.51 0.net
桑田真澄は早稲田の院の入試で「野球道」を研究したいと言って入学したらしいな。
面接では「~~道」というのはとても難しいからねえとか言われたそうだ。
野村克也ぐらい野球の指導方針に関する記録を残していたら、
野球哲学も可能かもしれないけれどもね。

77:考える名無しさん
21/12/31 21:52:16.29 0.net
髭剃りにだって哲学はあるからな

78:考える名無しさん
21/12/31 21:54:04.51 0.net
文化的なものは哲学することは可能だからな。
絶対どっかの社会学科で
髭の剃り方についての国際比較となんちゃら
とか言って卒論書いた奴がいるだろうよ。

79:考える名無しさん
21/12/31 22:00:09.44 0.net
結局昨今の財政緊縮主義と経済ナショナリズムの対立という風に形を変えて
昭和前期の政治的対立は温存されているから、
現状分析する上で歴史的教訓として読まれるべき本だと思うな。

80:考える名無しさん
21/12/31 22:24:43.65 0.net
で、近年はどうかと言うならば、まさに国際協力という形で、
人々の持つ正負のエネルギーを一緒くたにして発散しているという風に
乱暴に要約することもできるかもしれないが。

81:考える名無しさん
21/12/31 22:58:44.95 0.net
歴史の本は中公新書だと細かい事実まで分け入ることができるけれども、
哲学がやや欠けている感がある。その点講談社現代新書やちくま新書は、
まだなんとなく著者なりの哲学が感じられるだけまだまし。
岩波新書は梅本克己みたいな極左と丸山眞男みたいなリベラルの間、
最近では柄谷行人のような左翼と上野千鶴子のようなリベラルの間で
揺れ動いている感じなのが透けて見えるので哲学し難い。

82:67
22/01/01 00:43:16.42 0.net
追記
ライプニッツの総合的な紹介は、
酒井潔『ライプニッツ 人と思想』が安価でお勧め。
清水書院のこのシリーズは一応新書枠でいいだろう。

83:考える名無しさん
22/01/01 00:52:48.56 0.net
安価でかっちりした評伝シリーズだよね。
俺は和辻哲郎とフォイエルバッハのを持っている。

84:考える名無しさん
22/01/01 01:53:51.15 0.net
>>76
欧州でも成功した有名フットボール・クラブの監督にサッカーの戦術の哲学
のようなものを期待して、講演依頼がかなり数多く行われてきたようだが、
講演そのものはどれもつまらないものばかりだったらしい。監督は
エンターテイナーではないし、関心があるのはチームが試合で勝つように
することだけだからね。

85:考える名無しさん
22/01/01 02:14:10.07 0.net
>>84
話し言葉ですらつまらないんだから書き言葉にするともっとアレな可能性はあるね。
ただ、日本サッカーは哲学がないみたいなことを
欧州出身の(オシムだったっけ?)監督に言われていた気がする。
何かあるんだろうけど言えないこと、戦術が多そうなのは確か。
俺はパラグアイとウルグアイの違いに見る
地理的条件経済条件とチームの戦い方の関係性とか気になるな。

86:76
22/01/01 02:23:48.06 0.net
佐山和夫が引き出すという形で何とか出版にこぎつけていたようだな。
野球道-ちくま新書-桑田-真澄/dp/4480066152

87:考える名無しさん
22/01/01 03:09:04.54 0.net
wikipediaで充実しているのは「三木清」。
また、資料として重要な学生新聞を自大の学術情報レポジトリに入れているのは、
京都大学新聞を入れている京都大学図書館ぐらいだな。

88:考える名無しさん
22/01/01 03:54:52.97 0.net
>>82
ありがとう、実はちょうどそれ買ったところなんだ。古本だけど600円くらいだったから安さにつられて。
ただ、まだ読んでないけどモナドに関してはそれほど掘り下げはされてないらしいとか。


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