14/07/27 14:10:07.14 fPUPVZ1d.net
薄利多売で子犬や子猫が無計画に生産されている
杉本:「そういった子犬や子猫がどこから来るのかというと、その生産と流通の過程においても大変な問題があります。
子犬生産工場、パピーミルと呼ばれているところで、子犬や子猫はどんどん生産されています。
無計画に生産された子犬や子猫は、今度はオークションに出されます。
オークションに出品された子犬や子猫を、ペットショップの小売業者が競り落とします。
オークションに出る子犬や子猫は、ほとんどが生後8週間以下の、本来ならば親や兄弟から離すべきではない、とても小さな時期にオークションの流通に乗ります。
そのような悪環境の流通過程において、行政が把握していない数の子犬や子猫が命を落としています。
オークションでつけられる値段は本当に安く、生産業者はとにかく、たくさんたくさん生産して、薄利多売の商売をしないと利益が生まれません。
そのような子犬や子猫を生み出す悪質な繁殖場は、日本全国のいたるところにあり、ペットショップに並ぶ子犬や子猫のほとんどはそのような流通過程で仕入れがされています。
日本のいたるところで、そのような繁殖業者が繁殖犬を抱えきれずに、繁殖場が経営破たんするということが多発しています。
破たんした繁殖場の繁殖犬たちはそのまま放置され、飢餓で亡くなったり、病気で亡くなったり、共食いが始まったり、悲惨な状況を生んでいます。
一番問題なのは、知識や経験がなくても誰でもブリーダーになれるということです。ブリーダーには免許制度がありません。
日本の各動物愛護団体は、破たんした繁殖場から多くの犬や猫をレスキューし、新しい飼い主を見つけるという保護活動に励んでいます。
しかし、どれだけ救っても、救っても、根本的なシステムが変わらないので、ずっといたちごっこの戦いが終わることはありません」