【話題】「在日」、「水商売」、「ホステス」…ルーシー・ブラックマン事件を15年間追った英国人記者が語る「ニッポンの不思議」[07/21]at NEWS4PLUS
【話題】「在日」、「水商売」、「ホステス」…ルーシー・ブラックマン事件を15年間追った英国人記者が語る「ニッポンの不思議」[07/21] - 暇つぶし2ch4:ダーティプア ★@\(^o^)/
15/07/21 15:41:10.40 .net
◆市橋達也と織原の共通点は?
―本書では国会議員の西村慎吾さんや福島瑞穂さん、作家の宮崎学さん、ジャーナ
リストの大谷昭宏さんなど、たくさんの日本人に取材されていますが、「ルーシーに覚せい
剤を売った」というヤクザも登場していて、驚きました。
その人物には直接は取材できませんでしたが、関係者から話を聞くことができました。
実は、イギリスは日本ほどドラッグを規制していないので、ルーシーのような若い女性も
たまにドラッグを使うことは珍しくありません。これはいいことではないですね。
―同じくイギリス人女性を殺害して逃亡し、2009年に逮捕された市橋達也(12年に
無期懲役の刑が確定)も取材されていますが、織原と共通点はありますか? 織原と
同様にプライドも学歴も高い一方で、白人女性に対してコンプレックスを抱いている
イメージがあります。
私の印象では、この二人にはむしろプライドや自信がなく、劣等感にさいなまれている
ように見えました。それが犯罪につながったのではないかと考えています。ただ、市橋
は衝動的に女性を殺して逃走するなど愚かで短絡的であったのに対し、織原は何年
もの間、計画的に強姦を続けることができたのは、それなりに知恵もあったのでは
ないかと思います。
また、被害者の人数などは違いますが、裁判員裁判の導入により、二人の裁判の
長さが全く違うことは興味深かったですね。
いずれにしろ、取材の過程で、加害者も被害者も含めて誰のことも「白」や「黒」に
はっきり色分けをすることはできないことがよくわかりました。どんな人間もグレーな
部分があり、影があります。本書では、こうした人間の持つ複雑さを書きました。
また、ある方から、「この本は書いている人も書かれている人もアウトサイダーだ」と
指摘されました。たしかにそのとおりです。織原は在日であり、ルーシーも私もイギリス人
です。私は「ガイジン」として、日本をいろいろな側面から見て書くことができました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
【著者プロフィル】英紙《ザ・タイムズ》アジア編集長・東京支局長。1969年・英マージー
サイド州出身。95年に英紙《インディペンデント》の東京特派員として来日、2002年より
《ザ・タイムズ》へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。
これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、
イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変、東日本大震災などを報じてきた。
05年にはインド洋大津波の取材と二重被爆者の故・山口彊氏へのインタビューでBBC
(英国放送協会)の番組の「今年の外国特派員」賞を受賞。著書にインドネシアの
スハルト政権終焉を描いた『In the Time of Madness』(未訳)。本書は『People Who
Eat Darkness: The True Story of a Young Woman Who Vanished from the Streets
of Tokyo–and the Evil That Swallowed Her Up』(2012年)の翻訳。現在は東日本
大震災に関する長篇ノンフィクションを執筆中。
文中一部敬称略/聞き手・越谷優、安英玉(本誌) 撮影/石川真魚


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