23/06/10 17:04:07.56 +qhOPpW60.net
三木武夫は恐るべきマキャベリストで、小派閥を率いて巧みに立ち回り、議会内最大勢力であった田中派抜きで、更には田中角栄元首相のスキャンダルと自身のイメージを利用して総理総裁となった、まさにバルカン政治家。
しかし、その権謀術策を国益確保に使うことがなかった。三木独自の政治思想・信条も、あったのかなかったのか、人によって様々な意見がある。
昭和50（1975）年の終戦の日に靖国神社に参拝したのはいいが、記者に対し「内閣総理大臣としてではなく、個人としての参拝である」との発言し、首相として初めて私的参拝を行った。その後、天皇陛下の御親拝が途絶えたのは、この発言が原因であるという説は有力。権力に対する妄執の凄まじさよ。