14/08/31 19:25:20.17 k1iCtkUp
>>55
黒田史郎のイエス本か、懐かしいな、人にあげてしまって今は手元にないけど、やたら日付や引用が詳しい本だった
黒田氏のイエス評も個性的な観点に溢れてたなあ、イエスの代表作は「時間と言葉」と「危機」と(確か)「トーマト」と言ってたような
サードは「時間と言葉」に比べてクリスのベースに覇気がなく、曲調も平板で「時間と言葉」より劣るアルバムだとか、トーマトでの新しい試みを褒めてたりとか
で、その黒田本で一番印象に残ってるのがビルからアランへのドラマー交代に対する記述
「ビルはもうこれ以上イエスに貢献できるようなドラマーではなくなってしまったので、もっと優れたアランが加入することになった
スティーヴやリックがイエスに新しい要素を持ち込んでイエスが常に進化してきたように」と断言していた箇所(本は手元にないので大意)
これを読んだ中学生3年の時はバカなこと言ってるなと一笑に付したものだけど、今から思えば当たってるとこもあるなとは思う
ビルがいたから危機のような極限的な傑作が生まれたんだろうけど、ビルのスタイルでは危機以上の物は作れないし、危機風の音楽を再生産し続けても先細りは目に見えてる
だから多少の代償を払ってもアランのような、全然違うスタイルのドラマーが加入することは長い目で見るとイエスにとってはプラスだったんだな、と、、