12/04/08 15:33:00.57
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柔道や空手、合気道に剣道など日本には様々な武術があり、世界を見渡すと少林寺、少林寺拳法、ボク
シング、カポエラなど数々の格闘技がある。その中で護身術として国内で利用者が多い『合気道(あいき
どう)』に今回はスポットを当てたい。
なんとこの合気道だが、韓国発祥だという。そのことが掲載されているのが韓国でも発行されている『毎日
新聞』。1991年に発行された韓国の毎日新聞に気になる見出しがあるのだ。そのハングルを訳してみると
次の様になる。
「『韓国(大韓)合気道、柔剣術』道場が最初(嗃矢)我が国のチェ・ヨンスル(チェ・ヨンス)氏が伝えた
『創始道主』日本に渡り発展、“日本武道”間違って認識」
※()は直訳した箇所。
以上の様に書いてある。この見出しが本当なら、合気道の歴史がおかしな事になってしまう。しかし韓国では
合気道のことを「ハプキドー」と呼ばれておりその漢字表記は「合気道(合氣道)」となっている。
しかしあくまでハプキドーと合気道は別とされており、上記毎日新聞に書かれている説も『Wikipedia』にある
のだ。その一部を引用すると、「日本で大東流合気柔術を学んだ崔龍述(チェ・ヨンス、Choi Yong Sul)が戦後、
韓国で『大韓合気柔拳術道場』を開いたのが始まりとされる。その後、テコンドーの蹴り、ボクシングのパンチ
などを研究、統合して現在のスタイルになった。1958年ハプキドーを名乗り始める。漢字では『合気道(合氣
道)』と書くがこの時点ですでに日本の合気道(Aikido)とは全く別の武道といえる」と書かれている。
この記述が正しければ、日本の「合気道」と韓国版合気道「ハプキドー」は別ということになる。さらに調べてい
くと現在の韓国の「ハプキドー」は、テコンドーのような蹴りなどの打撃技に投げ技、関節技を組み合わせた
もので日本の「合気道」とは全く異なる物になっているという。また、ハプキドーを元にした武道「韓氣道」、「國
術院」、「花郎道」という物まで誕生しているようだ。
その時代に生まれてない私たちからしたら、どっちが起源なのかわからないのが現状だが、韓国毎日新聞に
書かれている「韓国(大韓)合気道、柔剣術」道場が最初(?矢)」という見出しが本当であれば歴史がひっくり
返ることになる。
しかし先ほど書いたが現在の「ハプキドー」には日本の合気道の要素はほとんど無いそうだ。
合気道の創始者である植芝盛平と、ハプキドーの創始者チェ・ヨンスルどちらが早いかという問題ではなく、も
はや別物という見解が強いようだ。
一昔前は「ハプキドー」ではなく「ハッキドー」と呼ばれることもあったこの武道。動画投稿サイト『YouTube』には
世界向けに作られた「女性のための基礎ハプキドー」という動画が数多く投稿されている。その動画は日本の
イメージである富士山が冒頭に登場しさらに国家である「君が代」が流れるのだ。何故韓国の武道に日本の
富士山と君が代が、そして日本人が投稿したのか、韓国人が投稿したのかは不明だが何故このような混同する
ようなことを? また別の動画では口から火をはくシーンも見られる。本当に別物になってしまったのだろう。
しかし上記の毎日新聞の「最初」という一言が引っかかる。別物なら日本の「合気道」とは関係く最初もなにも無
いのだが。あくまで「ハプキドー」が起源だと言いたいのだろうか。
上記の毎日新聞を訳した文章の最後の一文「日本に渡り発展、“日本武道”間違って認識」がまさにそれを語っ
ていそうである。新聞や週刊誌お得意の煽り見出しと思いたいところだが……。
女性のための基礎ハプキドー 1 口から火をはくハプキドー[リンク]
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※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。
ガジェット通信 2012/04/08
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