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マッコリの人気が県内で定着 お酒の 「韓流ブーム」 はさらに広がりを見せそうだ
コメなどで造った韓国伝統のにごり酒 「マッコリ」 の人気が、石川県内で定着してきた 。
すっきりとした甘さで飲みやすく、乳酸菌やアミノ酸などが多く含まれる点が、女性を
中心に支持を集めている。居酒屋や酒販店は品ぞろえを増やして対応しており、お酒の
「 韓流ブーム」 はさらに広がりを見せそうだ。
金沢市の居酒屋チェーン店 「坐・和民」 金沢香林坊店では６月から、オリジナルマッコ
リやマッコリを使った果実系のカクテルなど７種類の販売を開始した。飲み放題のメ
ニュ ーとしても人気で、多い時は一日当たり50杯ほど提供する日もあるという。
やまや金沢駅西店では、マッコリの品ぞろえを増やした昨年春ごろから人気が高まり、
昨夏には前年同期比３倍近い売り上げとなった。今年に入ってからは缶入りのマッコリ
や カクテルふうの新商品も相次いで発売され、安定して売れているという。担当者は
「韓流 スターが出演する CM なども人気を後押しした。酒の選択肢の一つとして定着
しているよ うだ」と話した。
韓国国税庁の統計によると、マッコリの昨年の対日輸出は1万5686キロリットルと
前年の約3倍に急増。輸出量は2006年の3290キロリットルから09年には
6977キロリットルと２倍以上に増加し、昨年は1万9407キロリットルで、
輸出全体の80%余りが日本向けだった。
同庁幹部は人気の原因について 「100%韓国産のコメで造られ、品質が向上した。
日本の場合、韓流ブームも受けて輸出が大きく伸びた」 と分析している。
北國新聞社 富山新聞社
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