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「日本三大酒どころ」といえば、灘(兵庫)・伏見(京都)・西条(広島)というのが、まあ一般的な定説だ。
いずれも、かなり古くから伝えられる日本酒の名産地だが、はたして現在の酒どころナンバーワンは、どこなのだろうか。
生産量だけに限るわけではなく、「ここの酒が好き、ウマい!」といった個人的な趣味嗜好も含めた、総合的なイメージを含めての話だ。
そこでJタウンネットでは、「日本一の『酒どころ』、どこだと思う?」というテーマで、アンケート調査を実施した(総得票数4772票、2019年3月27日~6月20日)。
はたして、その結果は―。
日本一お酒が好きなのは、あそこ?
「日本一の『酒どころ』は、どこ?」という問いに対して、全国の読者が選んだのは、兵庫県だった。総得票数の15.6%にあたる743票を獲得した。2位の京都府を抑えて、1位に輝いたのだ。
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日本一の「酒どころ」は、どこ?(Jタウンネット調べ)
当然といえば当然、の結果かもしれない。「灘の生一本」と呼ばれ、江戸時代より日本酒の一大生産地として知られている灘五郷をはじめとする兵庫県は、現在の生産量もぶっちぎりで1位だ。
日本酒のふるさとと呼ばれる播磨地方、清酒発祥の地・伊丹、丹波杜氏、但馬杜氏を育てる丹波・但馬地方など、県内各地に大小100近い酒造メーカーが存在する。白鶴、菊正宗、大関、沢の鶴、富久娘、日本盛など、テレビCMでも目にする有名銘柄も多い。
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2位の京都府は、総得票数の12.5%にあたる595票だった。
伏見は古来より酒の産地として名高い。その歴史は、弥生時代にまで遡ると伝えられるが、豊臣秀吉の伏見城築城をきっかけに、酒造りがますます興隆する。
江戸時代には水陸交通の中心としても発展し、日本有数の酒どころとなったという。
黄桜、月桂冠、松竹梅など大手のブランドの他、英勲、玉乃光など人気銘柄でも知られている。
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京都市伏見区の月桂冠
第3位は新潟県だった。得票数は489票で、得票率は10.2%だった。新潟の酒といえば、「端麗辛口」が代名詞となっているが、端正できりりとした辛口の味わいが特色だ。
雪深い新潟の、冬の季節に行われる「寒仕込み」ならではの、清酒と言える。日本酒生産量は第3位(2013年)、消費量では第1位(2013年)、おそらく日本一お酒が好きな県民かもしれない。
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八海醸造館内のブース(Rebirth10さん撮影、Wikimedia Commonsより)
八海山、久保田、〆張鶴、越乃寒梅などといったブランドは、酒好きにとって飲まずにはいられない、ほとんど断ることは不可能とも言える、輝かしき銘柄と言えるだろう。ただそれ以外にも、珠玉のような地酒が各地に存在するのが、新潟県の奥の深さだ。
県内には90を超える酒蔵があり、兵庫県に匹敵する数とバラエティを誇っている
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秋田県美郷町の高良酒屋と栗林酒造店(掬茶さん撮影、Wikimedia Commonsより)
4位の秋田県も要注目だ。総得票数の9.4%にあたる447票を獲得し、3位の新潟県に肉薄する勢いだった。
米どころ秋田県は、酒どころでもある。清酒の出荷量では全国4位、消費量も全国2位だ。秋田の日本酒は、雪国の寒冷な気候を利用し、低温でじっくりと時間をかけて仕込む「秋田流低温長期醗酵」で造られる。
きめが細かくなめらかで、口あたりのやさしい淡麗な味わいが特徴だ。新政、高清水といった比較的大きな酒蔵から、天の戸、刈穂、春霞、飛良泉、雪の茅舎、秀よし、北鹿など、各地にそれぞれ個性的な地酒ブランドが存在する。
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米沢市内の小嶋屋総本店
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2019年7月5日 6時0分 Jタウンネット