05/03/05 18:07:01
前スレ
落ち着いてLRS小説を投下するスレ
スレリンク(eva板)
2:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:09:52
それはある日の休日の出来事だった。
「じゃ、シンちゃん、今日は宿直だから、お留守番お願いね。」
「はい、わかりました・・・。アレ、父さんもどこか行くの?」
ゲンドウも大きな荷物を持って玄関に向かおうとしていた。
「・・・うむ、学会で長野に出張だ。明日の朝には帰る。」
「・・・そ・・・そうなんだ・・・。」
シンジの脳裏に不安がよぎった。
「ふふ・・・ってことは今夜はレイと二人っきりね。シンジ君。」
「ふ、二人っきりってそんな別に・・・。」
するとゲンドウの顔が急に険しくなった。
「シンジ・・・男にはさけては通れない道がだな・・・。」
「な、何を言ってるんだ父さん・・・。」
「シンジ君・・・女の子には優しくしなきゃだめよ。」
「か、母さんまで・・。」
(この二人、僕たちが仲悪いのを知ってて楽しんでるな・・・)
「・・・ところで、レイはどうした?」
「さぁ?多分部屋にいるんじゃないかな?」
「そ・・そうか・・。」
そういうとゲンドウは肩を落とした。
「へ?お父さんどうかした?」
「い・・いや、問題ない。」
「ふふ・・・あなたって女の子に見送られて出かけるのが夢だったものね。」
3:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:10:42
「へぇー。意外だな・・・。」
「・・・行ってくる。」
「あ、あなた待って。じゃ、シンちゃん、レイをお願いね。」
「あ、はい。いってらっしゃい。」
二人はばたばたと家を後にした。
家はシーンとしている。
シンジは自分の部屋のほうを見て、大きなため息をした。
コンコン
「綾波、入るよ?」
・・・返事はない。
ガチャ
彼女はシンジがまるでいないかのように、机に座って何か本を読んでいた。
「・・・あのさぁ。」
「・・・。」
「今日、お母さん宿直だって。」
「・・・。」
「それでお父さんも出張で今日は家には戻らない・・・・ってなんでそんなに警戒するのかな。」
レイは体を壁に寄せて、身を固めていた。
「・・・あなたなら・・・やりかねない・・・。」
「・・・だから、僕たちは兄妹なんだから・・・。」
4:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:11:26
それでも彼女は首を横に振って身を解こうとはしない。
「ハイハイ、じゃあ僕はこの部屋から出ますから、どうぞ安心して読書にいそしんでください。」
そういうとシンジはおもむろに立ち上がり、部屋を後にした。
「・・・はぁ・・・いつになったら僕を兄と認めてくれるのかな・・・。」
シンジはちらっと時計を見た。
「・・・もうこんな時間か。」
時計は十二時を回っていた。
「ご飯でも作るか。」
シンジは台所へと向かった。
レイは部屋でじっと机に座り、読書をしているようにみえたが、
同じページを長い間見ていることが多かった。
もう一人の同居人の様子が気になって仕方がない。
レイは、もうこの家で、落ち着けることはないのかと不安になった。
おもむろに本を投げ出して、ベットに横になった。
「・・・おなかすいたな・・・。」
けれど、シンジのいる部屋の外には行きたくない。
レイは布団にもぐりこんだ。
屋上での出来事を思い出した。
「・・・あんなこと言われたの・・・初めて・・・。」
レイはまた顔が赤くなるのを感じた。
5:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:12:12
コンコン
ドアがたたかれる音に驚いて、レイは布団から飛び出した。
「綾波、入るよ。」
ガチャ
「なんだ、寝てたのか。」
「・・・別に・・・。」
「はい、ここにゴハンおいてくから、食べ終わったらちゃんと食器を台所にもってきてよね。」
「あ・・・うん。」
「じゃ。」
シンジは部屋から出ようとした。
「あ・・・あの!」
レイはベットから起き上がった。
「ん?何?」
「あの・・・その。」
シンジはいつもと違う彼女の様子に不思議がった。
「・・・ありがと。」
ボソっと小さな声で言った。
「どういたしまして。」
そういうとシンジは部屋を出て行ってしまった。
6:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:13:06
「ふぅ、お礼はちゃんと言えるみたいだな。」
シンジはリビングまで来て、テレビをつけた。
「はぁ、妹ができたら、留守番も少しは楽しくなると思ったのに、これじゃあ前と一緒だよ。」
シンジはチャンネルを変えた。
「休日のテレビってこう面白そうなのがないなぁ。」
シンジはテレビを消した。
そして父の書斎に向かい、自分も読書しようと、その部屋の中に入っていった。
ガチャ
レイはそっと部屋のドアを開けた。
シンジの作った料理は、どれもこれもおいしくて、
いつもは少食な彼女も、残さず全部平らげてしまった。
食器を台所に持っていこうと、台所に向かった。
その途中で、彼女はシンジの姿を探した。
(碇君・・・)
しかし、どこにも彼の姿はなかった。
不意に以前の生活が脳裏によみがえる。
誰もいない家の中で、自分はいつも一人。
自分が今どうなっても、誰も助けてくれる人はいない。
そう思うと胸が締め付けられた。
「・・・碇君・・・。」
彼女は思わず彼の名前をつぶやいた。
7:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:13:51
「綾波、呼んだ?」
彼の声がすぐ後ろで聞こえた。
「え?あ・・・きゃっ!」
レイはシンジに驚いて、バランスを崩した。
「うわ、危ない!」
ガシャーン
食器の割れる音。
シンジは、レイが地面に倒れそうなのを間一髪で支えた。
「・・・う・・ん。」
レイがゆっくりと目を開けると、そこにはシンジの顔が目前にあった。
「・・・あ・・・。」
体が動かない・・・。
「ったく、後ろから声をかけたぐらいで、そんなに驚くかな・・・。」
「・・・・。」
レイはシンジの顔をじっと見ていた。
「・・・・あの。」
シンジの声は、彼女には届いていない。
「・・・・。」
「・・・・ちょっとそろそろどいてくれないかな。」
「・・・・・。」
「・・・綾波?」
8:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:14:36
「え?あっ!」
レイははっとするとすぐにシンジのそばから離れた。
胸がドキドキしている・・・。
「あ~あ。もうお皿が粉々だ。」
「あの・・・ごめんなさい。」
「ん?いいよ別に。」
「シンジは破片を手で拾おうとした。」
「・・・・あ、私がする。」
「いいよ、女の子が手を怪我しちゃ大変だろ?綾波は部屋に戻っていいよ。」
「・・・けど・・・。」
「・・痛っ!」
シンジは破片で手を切ってしまった。
「碇君!」
レイは彼の元へ駆け寄った。
「あぁ、大丈夫だよこれくらい。ちょっと消毒すれば・・・。」
レイはシンジの手をつかむと、
何を思ったのかその指をおもむろに自分の口に含んだ。
「あ・・・。」
シンジは言葉を失った。
9:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:15:50
目の前で、女の子が自分の指をくわえている・・・。
しばらくして、レイがシンジの指から口から離した。
「・・・これで・・・大丈夫。」
「え・・・あ・・・うん・・・ありがとう。」
シンジは恥ずかしくなって顔をうつむけた。
レイも自分のとっさに出た行為を思い出して、顔を赤らめた。
「その・・・勘違いしないで・・・これは・・・バイキンが入るといけないから・・・。」
「わ、わかってるよ・・・。」
二人は顔を合わせることが出来ないまま黙り込んでしまった。
「あの・・・私・・・ばんそうこう取ってくるから・・・。」
「あ・・・、うん。」
シンジはぱたぱたと走るレイの後姿を目で追っていた。
「・・・そうだ、片付けなきゃ・・・。」
シンジは今度は指を切らないように注意して破片を拾っていった。
10:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:16:36
夜になった。
二人は自室でともに読書をしていたが、そのスピードは明らかに遅かった。
シンジはレイを意識しすぎて集中できなかった。
ちらっと横に目をやると、彼女と一瞬目が合った。
しかし、すぐに二人ともそらしてしまった。
「・・・あの、綾波。」
「・・・何?」
「今日は父さんたちいないから、僕はリビングで寝ることにするから。」
「・・・そう。」
シンジは読みかけの本を手に取り、ドアを開けて、リビングルームに向かった。
「ふぅ。」
シンジは本をソファに投げて、自分もそこに身を投げた。
「・・・なんか気まずいんだよなぁ・・・。」
シンジはボーっと天井を見た。
「・・・しゃべりがたいというか・・・。」
ふとシンジは指に巻かれたばんそうこうに目をやった。
少し心があったかくなるような気がした。
「さて。」
シンジは本を読もうとページを開いた。
先ほどと違って、本に集中することが出来た。
11:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:17:21
しばらくして、時計に目をやると、もう十二時を回っていた。
「ちょっと集中しすぎたな・・・。」
シンジは本をテーブルに置き、ソファに横になった。
「・・・あ、布団と枕持ってくるの忘れた。」
シンジはゆっくり立ち上がり、自分の部屋の前まで来た。
ドアをノックしようとした手を、寸前で止めた。
「・・・起こしたらまずいよな。」
シンジはそっとドアを開けた。
部屋は真っ暗だった。
「・・・もう寝てるみたいだな。」
シンジは足音を立てないように注意しながら、
自分のベットの布団と枕をもって部屋をあとにしようとした。
シンジはふとなにか物音がすることに気づいた。
(なんだ?)
「・・・ぐすっ・・・ぐすっ・・・。」
「?」
シンジは誰かの泣き声を聞いた。
「・・・綾波?」
彼女のベットのほうまでいくと、レイは涙を浮かべて、泣いているようだった。
「泣い・・・てるの?」
12:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:18:06
「・・・うっ・・・ぐすっ・・・。」
シンジの声は届いていないみたいだった。
「・・・やめて・・・。」
「え?」
「・・・うっ・・・もう止めて。」
シンジはレイがなにか悪夢にうなされていると感じた。
しかし自分はどうすればいいか、分からなかった。
「うっ・・・ひっく・・・・。」
しばらくその様子を心配そうに眺めていたが、やがて彼女の寝息は静かになった。
「よかった・・・。」
そういってシンジは立ち上がろうとすると、レイは急にシンジの手首をつかんだ。
「あ、綾波!?」
「・・・お願い、行かないで・・・。」
暗闇で、顔の様子はよく分からなかった。
「いかないでって・・・。」
「・・・私を・・・もう一人にしないで・・・。お願い・・・。」
再び彼女のほほに涙が伝った。
「もう・・・一人はいやなの・・・。」
「綾波・・・。」
シンジは胸が締め付けられる思いがして彼女のそばに寄った。
そして彼女の細い手を握った。
13:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:18:51
「綾波・・・もう綾波は一人なんかじゃないよ・・・。」
「グスっ・・・ホント?」
「ホントだよ・・・僕がずっとついてるから・・・だから綾波は安心して・・・。」
「・・・そう・・・。」
そういうと、レイはにっこり微笑んで、再び横になった。
「ふぅ・・・寝ちゃったみたいだな。」
シンジはまた立ち上がろうとした。
「あれ?」
シンジの手にしっかりと握られた彼女の手は、離れそうもなかった。
「・・・しょうがないな・・・。」
シンジは手元にある布団と枕を引き寄せて、綾波のベッドの隣の床で横になった。
そしてしっかりと手を握ったまま、シンジも眠りに落ちた。
14:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:19:36
翌朝、綾波はゆっくりと目を覚ました。
昨夜、久しぶりにあのとても恐ろしい夢を見た気がした。
しかし途中から暖かい気分になって、ぐっすりと眠れたみたいだった。
(あれ・・・。)
彼女は自分がベットから落ちていて、床に寝ていたことに気がついた。
それにしては、なにかとても暖かい。
レイは心地よくなって再び目を閉じた。
スースー
「?」
何故か近くで他の寝息が聞こえる。
それに自分の手もなにかを握っているみたいだ。
レイは恐る恐る顔を上げた。
そこにはシンジの寝顔があった。
(碇君と一緒に寝てる・・・・・!?)
ドカッ!!
「ってー。なんだなんだ?」
シンジはあたりを見回した。
そこにはレイがベットの隅で、布団で身を隠しながらこちらをにらんでいた。
「・・・あ、綾波。おはよう。」
「・・・碇君・・・やっぱり変態だったのね・・・。」
「え?何の話?」
「・・・碇君・・・私の布団で一緒に寝てた・・・。」
15:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 18:20:24
「え?・・・あぁ、それは綾波が・・・。」
「私・・・知らない・・・。」
「え・・・・え?」
(もしかして寝ぼけてたのか?)
「・・・信じられない・・・ひとが寝てる間に・・・布団にもぐりこむなんて・・・。」
「だっだからそれは綾波が・・・。」
レイは枕をシンジに投げた。
ボスッ!
見事顔面にヒットした。
「・・・この・・・変態・・・。」
彼女の視線は恐ろしく冷たかった。
「ご、誤解だよ!」
「・・・知らない・・・。」
レイはさっさと部屋を出て行ってしまった。
今日は一日中彼女は口を利くことはなかった。
ただシンジは、レイとの距離が少し縮まっているんじゃないかと感じていた。
おわり(新スレ立てちゃいました。)
16:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 21:13:34
乙!この少しずつ感がいいね~続きキボン!
17:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 21:14:30
国王様、生存していた模様。
18:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 23:22:09
コンスタントに作品投下してくださって、ありがとうございます
この頃は良い作品投下が多くてホント嬉しいです
19:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/05 23:28:15
若干シンジの口調に違和感があるが(「なんだなんだ?」とか)許容範囲内だ。
よくやったな、作者。
指フェラ… ハァハァ、ウッ!
20:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 00:03:17
萌え要素が沢山ありすぎて萌え氏ぬよ
21:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 00:13:11
このシンジは特技にチェロ演奏は持ってるんだろうか
意外に色々できるんだよなー
22:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:03:44
うむ、このいきなり、綾波…ポにならんで
兄として接しようと努力してるところが
なんともいえずにイイ!
作者さん、頑張れ、超頑張れ!
23:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:53:21
シンジは朝食を食べ終わり、ふと時計を見た。
「もうこんな時間か・・・。」
今日もまたゲンドウは出張で、ユイも先ほど病院へ向かった。
「あれ?」
シンジはテーブルに目をやると、まだ一人分の朝食が、手付かずだった。
(まだねてるのかな?)
シンジはレイを起こすべく、二人の部屋へと向かった。
「綾波ー。早く起きないと学校に遅刻するよ。」
返事はなかった。
ドアを開けてみると、彼女はまだパジャマ姿のままで布団の中にもぐっている。
「・・・綾波?」
シンジはそっと彼女のベッドに近寄る。
するとレイはゆっくりと起き上がった。
「・・・うん・・・わかった。」
彼女はよろよろと立ち上がり、おぼつかない足取りで部屋を後にしようとした。
「あ・・・綾波!そこはドアじゃない!」
「え?」
ドカっ
レイは壁に頭をぶつけた。
頭を抱えて、彼女はその場でうずくまった。
「いっ・・・た・・・。」
どうも様子がおかしい。
24:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:54:07
「・・・綾波?どうかしたの?」
彼女はまたゆっくりと立ち上がった。
「・・・なんでもない・・・。」
シンジはレイの顔をよく見てみた。
すると、いくぶん顔が赤くなっており、息も少し荒れているみたいだった。
彼女はふらふらとドアノブに手をかけた。
「ちょっと綾波!」
シンジはレイの腕をつかんだ。
「ちょっ・・・やめて・・・触らないで。」
彼女は弱弱しく抵抗した。
「いいから!」
シンジは彼女を引き寄せた。
「何するの・・・話して・・・んっ。」
彼女の額に手を当ててみた。
「・・・やっぱり。・・・綾波、熱があるんだね。」
「・・・関係ないわ。」
そういうとレイはシンジの手を振り切って外に出ようとした。
また歩き出した瞬間、彼女はバランスを崩した。
「危ない!」
がしっ
「・・・ふぅ、危なかった。・・・綾波、無茶するなよ。」
25:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:54:52
「・・・碇君・・・どこ触ってるの?」
「え?・・・あ。」
彼女の胸に手が触れていた。
「ごっごめん!」
シンジが急に手を離すと、レイは地面に座り込んだ。
「・・・綾波、今日は学校を休むんだ。」
「・・・いい、行く。」
「だめだ!そんなことしたら、もっと悪くなるよ。」
「・・・でも。」
「母さんには、僕が連絡しておくから、すぐに帰ってきてもらうようにって。」
「それはダメ!」
レイの突然の大声にシンジはたじろいだ。
「え・・・でも・・・。」
「・・・お母さんには・・・ぜったいに言わないで・・・。」
彼女は肩で息をしながら言った。
「これ以上・・・迷惑かけたくないから・・・。」
「綾波・・・でも、病気なのに一人じゃ・・・。」
すると彼女は首を横に振った。
「・・・いいの。・・・前はずっと・・・一人だったから・・・。」
「綾波・・・。」
不意にレイが悪夢にうなされている姿を思い出した。
26:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:55:36
「・・・私は大丈夫だから・・・碇君は学校に行って・・・。」
「・・・いや、僕も学校を休むよ。」
「え?」
綾波は驚いたように目を見開いた。
「・・・どうして?」
「どうしてって、綾波が病気なんだから、だれか家族が面倒を見るのは当然だろ?」
「・・・けど。」
「いいから、綾波は僕の心配なんかしないで、病気を治すことだけを考えればいいから・・・・。」
レイはしばらく黙っていたが、やがてシンジの熱意に負けたのか、こっくりとうなずいた。
そんな彼女をみて、シンジはにっこり微笑んだ。
「・・・さ、早くベッドに戻ろう。」
「・・・うん。」
レイはゆっくりと立ち上がった。
が、シンジが肩を支えようとした瞬間、フラフラとゆれてバタンと倒れてしまった。
「綾波!」
シンジは彼女をゆすったが、意識はなかった。
27:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:56:22
シンジは彼女をベットに乗せて、額に手を当ててみた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。」
レイの呼吸は荒れている。
「・・・やっぱりかなり熱いな・・・。」
シンジは手元にある体温計で、彼女の熱を測ろうとした。
(・・・これって直接脇に挟まないといけないんだよな・・・。)
シンジはレイの布団を少しめくってみた。
彼女は無防備に胸を上に向けていた。
(・・・パジャマを着てるし・・・ちょっと脱がさなきゃいけないよな・・・)
シンジはパジャマの一番上のボタンに手をかけた。
すると自分の体が急に熱くなってきたのを感じた。
一番上のボタンをはずした。
レイの白い肌が少しあらわになった。
二つ目のボタンをはずした。
彼女の胸元が目に入ってきた。
(・・・ドキドキするな・・・。)
シンジは三つ目のボタンを取り外した。
彼女の胸のふくらみがじかに見えた。
下着は着ていなかった。
「うわっ!」
シンジは目をそむけた。
(ど、どうしよう・・・。)
28:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:57:07
シンジはしばらく動きを止めた。
「・・・。」
シンジは自分の行動を振り返ってみた。
「・・・何をやってるんだ僕は・・・。」
シンジは冷静になろうと努めた。
(何もそういうつもりじゃないんだし・・。)
体温計を再び手に取り、彼女のパジャマに手をそっと差し込んだ。
彼女の苦しそうな顔がすぐ近くまできた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。」
シンジはのどをゴクリと鳴らした。
頭に思い浮かぶ、いろいろな考えを振り切り、
シンジは体温計を脇に挟んだ。
「・・・んっ。」
彼女の声に、シンジはびくっとした。
「・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ。」
「・・・気づいてないみたいだな・・・よかった・・・。」
シンジは胸をなでおろした。
「・・・ってなにがよかったんだ?」
シンジは自分がなにかいけないことをしているようで後ろめたかった。
29:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:57:51
「・・・三十九度六分・・・。」
その数字をみて、シンジは愕然とした。
「・・・これは相当やばいな・・・。」
シンジは彼女の頭に載せてある、ぬれたタオルを取り替えようと手を伸ばした。
「・・・もうぬるくなってる。」
手元にある、水をためた洗面器にそれを浸し、再びレイの額に載せた。
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・。」
シンジは苦しそうな彼女の顔をずっと見ていた。
「・・・前はこんなことがあってもずっと一人だったんだよな・・・。」
シンジは胸が苦しくなった。
彼女が今までずっと一人ですべてを耐えてきたことを思うと、急に胸が切なくなった。
シンジは時間を忘れるぐらい、彼女の顔を眺め続けていた。
どれくらい経っただろうか・・・。
「ハァ・・ハァ・・碇君・・。」
「何?綾波。」
「・・・喉が・・・かわいた・・・。」
「うん分かった。すぐに持ってくるから!」
シンジは急いで台所に向かった。
そして飲み物を持ってきて、体を起こしている彼女の口元まで持ってきた。
レイはコップ半分ほどを空にした。
30:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:58:36
「・・・綾波・・・熱はだいぶ下がったみたいだね・・・。」
シンジは彼女の額をもう一度触った。
すごい汗だった。
「綾波、これで体を拭くから。」
シンジはタオルでレイの額を拭いた。
「・・・パジャマもだいぶ汗でぬれちゃったね・・・。」
「・・・うん。」
「着替えなくっちゃね。」
「・・・うん。」
「着替え・・・どこかな?僕が出してあげるよ。」
「・・・そこのタンスの・・・上から三段目・・・。」
「ここかな?」
シンジがそこに手をかけると、レイはゆっくりうなずいた。
シンジがそのタンスを開けると、そこには色違いのパジャマと、白い下着が姿を現した。
(何で僕はこんなことで緊張するんだろう・・・。)
パジャマと下着を手に取り、シンジはレイに手渡した。
「じゃ、体を拭いてこれに着替えてね・・・。」
「・・・うん・・・わかった。」
彼女はそういうとボタンを次々とはずした。
「うわ、綾波!ちょ、ちょっと待って。」
31:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 10:59:22
「・・・どうして?」
彼女は首をかしげた。
「ぼっ僕がいるんだから、僕が外に行ってから着替えてよ・・。」
「そう・・・よくわからないわ・・・。」
「よくわからないって・・・・。」
(まだちょっとボーっとしてるのかな・・・。)
シンジはそういうと部屋の外に出た。
もし自分が何も言わずにいたら・・・。
シンジは顔が赤くなるのを感じた。
32:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:00:06
シンジはまたレイのそばで彼女の顔を見ていた。
今度は静かな寝息を立てている。
「・・・ひとまずこれで安心かな・・・。」
熱は先ほどよりは高くないみたいだった。
「・・・碇君・・・いる?」
「え?あ、ここにいるよ。」
「・・・おなかすいた・・。」
「あ、そうか。そうだよね。」
時刻はすでに三時を回っている。
考えてみれば彼女は朝から何も食べていなかった。
「綾波、おかゆでいいよね。」
「・・・うん。」
「そっか、じゃあちょっとまっててね。」
シンジは急いで台所に向かった。
33:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:03:42
「はい、できたよ。」
シンジはお盆の上に載せたおかゆを、レイの布団の上に載せた。
彼女はじーっとそれを見つめていた。
「・・・そうしたの?・・・やっぱり食べたくない?」
彼女は首を横に振った。
「え?じゃあどうして?」
「碇君・・・食べさせて・・・。」
「え・・・え?」
「・・・食べさせて・・・。」
彼女らしくない言葉に、一瞬戸惑ったが、
「うん・・・分かったよ。」
といって、シンジはスプーンでそっとおかゆをすくった。
「はい。」
口元にそっと持ってきたが、彼女はまだ口を開かない。
「・・・ふーってして・・・。」
「え?あ、そうだよね。」
シンジはふーっと息をかけておかゆを冷ました。
「はい。これで大丈夫だよ。」
34:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:04:51
「・・・うん。」
彼女はうれしそうににっこりして口を開いた。
「・・・おいしい・・・。」
「そう、よかった。」
「碇君・・・もう一口・・・。」
「あ、はいはい。」
シンジはそのたびにそっとおかゆをすくって息をかけて冷ました。
しばらくして・・・
「・・・全部食べちゃったね。」
もうお皿にはおかゆは残ってなかった。
「・・・碇君・・・喉がかわいた・・・。」
「あ、うん。」
シンジはコップを綾波の口元に運んだ。
「・・・碇君・・・甘いものが食べたい・・・。」
「え?わ、わかった、ちょっとまって。」
シンジは冷蔵庫からプリンを取り出した。
そしてスプーンとともにレイに渡した。
「・・・食べさせて。」
35:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:06:22
「え?また?」
「・・・だめなの?」
レイは澄んだ目でシンジを見つめた。
「うっ、ダメってわけじゃないけど・・・。」
「じゃあ、食べさせて・・・。」
「わ、わかったよ・・・。」
(綾波・・・いつもと違う・・・。)
シンジはレイの態度に戸惑いながらも、スプーンでプリンを食べさせた。
36:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:07:25
そして夜になった。
「はぁ・・はぁ・・。」
(疲れた・・・。)
レイはずっとあんな調子でシンジを働かせていた。
「・・・眠い・・・。」
ぽつりとレイが言った。
「そ、そっか。じゃ、早めに寝たほうがいいよ。そのほうが直りもよくなるから・・・。」
「うん・・・。」
そういってレイは横になった。
けど、彼女は横になりながらも、じっとシンジを見つめていた。
「碇君・・・。」
「ん、何?」
「私が眠るまで・・・ここにいてくれる?」
彼女は訴えるような目でシンジを見つめた。
「え?・・・うん、もちろんだよ。綾波が眠るまでずっとここにいるから。」
「・・・ほんとに?」
「うん、ほんとだよ。」
「・・・そう・・・よかった。」
そういって彼女は目を閉じた。
その寝顔を、シンジはじっとみつめた。
(けっこうかわいい寝顔だよな・・・。)
37:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:08:07
「碇君・・・。」
「わ、な何?」
(見てたのがばれたかな・・・)
「眠れない・・・。」
「え・・・そ、そう・・・。どうしようかな・・・。」
「・・・さわって・・・。」
「へ?」
「・・・私の頭を、なでて・・・。」
「え?・・・でも・・・。」
「・・・いや?」
「い、いやじゃないよ!」
「・・・じゃあ、よしよしってして・・・。」
「わ、わかったよ・・・。」
シンジはそっと彼女の頭に手を置いた。
その髪の毛はふわっとしていて、心地よかった。
(サラサラしてるんだな・・・。)
「ふふ・・・。」
レイはうれしそうに笑みを浮かべた。
しばらくすると、彼女は静かな寝息を立てて、寝むってしまった。
シンジはそれでも彼女をなで続けていた。
(妹って・・・こんな感じなのかな・・・。)
シンジもやがて疲れて、その場で眠ってしまった。
38:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:09:11
次の日・・・
「ごほっ・・・ごほっ・・・。」
シンジは風邪を引いて、ベットに横になっていた。
「・・・移された・・・。」
「碇君・・・大丈夫?」
反対にレイはすっかりよくなっていた。
「え?うん、大丈夫だよ・・・。」
「私、今日学校休む・・・。」
「え?」
「碇君も昨日休んだから・・・。」
「いや・・・でも・・・お母さんもいるし・・・。」
「いい・・・休む・・・。」
「あ・・・そうですか・・・。」
シンジはあきらめて、寝ようと目をつぶった・・・。
「あの・・・綾波・・・。」
「・・・何?」
「その・・・じっと見られてると、眠りにくいんだけど・・・。」
「そう・・・よくわからないわ・・・。」
「よくわからないって・・・。」
(どくつもりはないみたいだな・・・。)
39:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:10:00
「碇君・・・お腹すかない?」
「え?あ・・・そういえばすいたかなーなんて。」
「そう・・・わかったわ。」
そういうと彼女はおかゆを持ってきた。
「あの・・・綾波・・・一人で食べれるから・・・。」
「・・・だめ・・・碇君はじっとしてて・・・。」
「あ・・・はい・・・。」
彼女はふーっふーっとスプーンのおかゆに息をかけた。
(なんか恥ずかしいんだよな・・・。)
「はい、碇君・・・あーんってして・・・。」
「う、うん・・・。あーん。」
このようにシンジはその日一日中、彼女の世話になった。
シンジは少し迷惑に思ったが、
それ以上に綾波の気持ちがうれしかった。
(僕たちはこれでホントの兄妹に近づけたかな・・・。)
そう思うと、今日の風邪も苦にはならなかった。
おわり
40:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:14:02
あれ、レイが別人になった、多重人格ネタなのかな
ともあれ次回に期待、乙でした
41:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 11:32:06
くそぅ、たまらねぇな…
徹夜の俺を寝かさない気か…
激しく続きキボン!!
42:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 12:46:27
>23からの一連の作は別作者の騙りです。
俺のレイはこんなんと違う。いや違わなくも無いけど
まだ早い。端折り杉。
全てを忘れて次↓どうぞー。
43:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:08:41
ひゃああモエモエ(;´Д`)ハァハァ
続きキボンヌ(;´Д`)ハァハァ
44:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:15:38
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ツンデレ!ツンデレ!
⊂彡
おつかれ、ぐっじょぶ
45:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:15:54
作者違いか~でも良かった!GJ!
中の人って名前あったっけ?
捨てでいいからつけてほしいな。
では本元ドゾー↓
46:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:18:10
いや騙りならどう考えても失礼というか、荒らしじゃないか?
確かにレイが変わり過ぎだから騙りっぽいが
47:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:28:40
つまらない投下より面白い荒らしを俺は選ぶ。
いや、本物の作者がつまらないっていうわけじゃないぞ。
まぁ結局のところ、みんな「これはこれで…」って思ってるんだろう?俺もだ(*´д`*)
48:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:34:37
騙りだったん?
文章の書き方が似てたから本人さんだと思った。
トリップおねがいしやす
名前欄に「#+任意の文字列」
で出来るよ
例えば「#kokokara」
名前(作品名)をのせたいときは「名前(作品名)#kokokara」とか
49:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:44:48
42は作者さん?違うなら何を根拠に言ってんの?
作者にやる気を無くさせるような発言はするなよ。
50:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:56:45
俺もトリップつけたほうがいいと思う。疑う奴もいるから。
もし騙りなら俺としては1つの作品は最初から最後まで同じ人に手がけて欲しい。
まぁ俺は本物だと思ってるけど。
51:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 13:57:16
でも騙りと思うと納得できるような、、
ちょっとイキナリ変わり過ぎだろ、ご都合主義どころじゃない。
52:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:04:37
まぁレイがいきなり「碇君・・・ポ」になったところは
疑われても仕方ないと思うけど。作者が違うって事はないんじゃないか?
真相は本人が話してくれるだろ。
53:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:10:39
ご都合主義といえばそれまでだけど
病気で気弱になる→看病してくれた人にちょっと心を開く なんてお約束なんだから
その辺は読者が各々脳内補正かけて大目に見てもいいのでは?
俺的に>>42を解釈すると、
「こんなのは前作までの流れから推考して脳内設定していたレイとは違う!
今回のは無かったことにして書きなおせ!ウアアンヽ(`Д´)ノ」ってことだと思う。
54:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:13:33
俺も騙りではないと思うが、
> 「ぼっ僕がいるんだから、僕が外に行ってから着替えてよ・・。」
> 「そう・・・よくわからないわ・・・。」
これは変わりすぎと言われても仕方ないような
もしくは>>40が言うように多重人格?
55:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:20:22
まぁ、荒れるのは勘弁なので本人待ちってことで
56:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:21:53
まあ、当初の男性恐怖症のレイを見れば疑われても仕方がないとは思うけど…
57:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 14:23:05
>55
そうだな。大人しく作者さんを待つか。
58:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 16:15:47
作者さん投下待ってますよ~
59:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 16:25:29
同設定で別の時間軸というか別の世界の話を書くのはありなんかね?
おもしろきゃ俺はなんでもカモーンな人間なんだが
なにはともあれ、SS書いてくれるみなさん
いつもおもしろい作品をありがとうございます
60:>42
05/03/06 17:16:10
>>53
すまそそのとおり。
まぁ作者様におかれましては、添い寝まではすげえ好みでマンセーしてた
ジコチューな読者がチラシのぅらに書いたとでもおもってください。
あなたの作品はすげえ好きなんで、{転んでも泣かない}の
精神で頑張ってください。にちゃんやし
N3騒動でちょっと漏れの中のナニかが麻痺してるのね
LASも読むから漏れ
61:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 17:58:07
えーと、今からレスしようと思ってるそこのあなた。
>>56に関して突っ込みたい気持ちはすごくわかる!わかるんだが…。
一度突っ込み出すと途方もなく荒れる悪寒がするので
大人しくハァハァしながら次作を待つことにしましょうや。
62:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 18:55:26
N3がどうだろうが関係ないじゃん。てかそんなモンに感化されるなよ。
63:61
05/03/06 18:57:48
アンカー間違えた…>>56じゃなくて>>60ね。どういう間違いしてんだ俺。
64:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 18:58:24
まぁ騙りかと思ってしまう気持ちは分かるが、>>42みたいにイキナリ断定するのは良くないな。
とりあえずこの話題での荒れはやめよう。静かに作者待ちで。
65:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:01:42
は~い。
66:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:10:07
綾波の男性恐怖症とか「一人にしないで…」とかはやっぱ父親に関係するのかな?
シンジの母親よりも重要なファクターな気がする。
誰だろう?妻も娘も顧みずリアクター内蔵人型ロボットの開発に没頭した父とか…。
67:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:18:17
元彼かもしれんぞ。凄く好きな男がいてそいつに酷いめにあわされたとか。
68:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:20:08
>>67
そいつぁちょっぴり痛いな、死ねる
69:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:22:44
でもありえそうだろ?
70:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:24:02
だとしたらカヲルしかいない。
「レイとアスカは等価値なんだ。僕にとってはね」
71:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:26:27
>>70
カヲルをぬっ殺したくなるからやめれ
72:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:35:49
>>70
ひどい!あんまりだ…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
73:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:47:33
でもレイがシンジとゲンドウ以外に本気で好きになりそうなのは
カヲルしかいないじゃん。
74:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 19:48:43
ここはLRSスレなんだぁ…それ以外の影をちらつかせられると痛い…
75:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:06:01
LRS総合でも作るかw
76:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:09:02
是非作って下さい。
77:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:14:01
やめれ。一つで十分。
78:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:15:21
いいね。そこでならN3もなんてメじゃない三角四角五角関係のイタモノLRSとか見たいかも。
79:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:20:34
いらん
80:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 20:35:07
だったらここは多少のイタモノLRSでもいい事にしようぜ。
エスカレートしてどこぞのスレみたく乱立しても困りモンだしね。
81:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 21:02:39
って言うか、もともとそんな縛りなんかなかったよね
だから、イタモノでもいいことにするもなにも、元からいいのでは?
別にLASに歩調合わせなくてもいいでしょ
あっちが分かれすぎなんだから
82:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 21:06:36
>>80
イタモノは荒れるからいや。
つーか、雑談はこれくらいにしようや。
83:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 21:07:29
つまりLRSならなんでもOKって事か。了解。
84:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 21:10:20
面白ければいいじゃん。とりあえず今は作者さんの投下が楽しみ。
レイの過去に何があったのか気になるな。
85:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 21:52:20
ネタ潰しにならないと良いんだが
多重人格って虐待が原因になるらしいんだよな
ユイさんが前夫と別れた理由もそのあたりか?
86:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 22:32:26
なんかこーゆうの俺好きかも
テレビ放映中2ちゃんあったらやってみたかったな、こんな風に先の展開考えるの
おいおいこの先どーなるんだよとかレイが…とかさ
作者さんがどう思うかはわからんが
87:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/06 22:51:20
俺も好き。楽しみだからこそ自分達で色々予想しちゃうんだよな。
やっぱ楽しいよな。同志がいて嬉しいよ。
88:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 00:03:40
落ちLASの惨状もこんな感じのノリから始まったんだけどな。
平気かね
89:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 00:15:21
あっちはスレ内の予想を作者が悪ノリして取り込んだと思しき展開が散見されたから
必要以上に荒れ気味になっただけだと思う。
だからこっちはそんなに心配要らないんじゃない?
でも、予想がいきすぎて作者のネタを潰しかねないというのは同意。
ほどほどにいこうや。
90:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 00:41:35
LASスレの事は見てないから惨状がどうとかよくわからんが
俺らは俺らで楽しくやりゃいーよ。でもそうだよな。
予想のいきすぎには注意しなくてはな。気をつけるよ。
91:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:21:55
>>90
このスレに例えると、>>66で男性恐怖症とか父親が関係してるとか書いてたら、
ホントに父親に性的虐待されてた事になったり、って感じ
予想は楽しいんだけど、それによって展開が変わっちゃうのは嫌だなあ
92:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:34:31
エヴァに乗って綾波と直通回線を開くことが増えた。
最初はリツコさんの指示の意味が判らなくて聞いたのが始まりだった。
僕だって僕なりに真面目に一生懸命に命令を聞こうと努力してる。
でも今までの普通の生活をしていた中学生に、人生で初めて出てきた難しい用語を
全部一回で覚えて理解して行動しろ、なんて無理に決まってる。
判らないことは何でも聞いてね、とは良く言われる。
でも流石に三度以上同じ質問をすると眉を潜められる。
理不尽な大人の詭弁ってやつだ。
子供の都合なんてまるでお構いなし。
93:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:35:49
「何。」
「あ、突然でごめん。」
「何か用?」
「あの……」
「用があるなら早くして。訓練中よ。」
「ご、ごめん。プログナイフの格納のスイッチってどこだっけ?」
「……左面上段コンソールパネルの左から三番目。それから右操縦管第二トリガーをパーシャル。」
「あ、思い出した。ありがとう綾波。」
「いえ。」
毎回毎回嫌そうな顔一つしないで丁寧に判りやすく教えてくれた。
でも綾波は嫌そうな顔こそしないけど、ホントはどうなんだろう。
リツコさんみたいに面倒に思ってたりするんだろうか。
「別に。」
そっか。よかった。
面倒くさいとか物覚えの悪い男とか思われてたら嫌だもんね。
「……でも本当は少し面倒。」
94:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:37:47
正直言ってちょっと泣いた。
その夜は泣きながら夜遅くまでマニュアルを読みまくった。
でも所詮は一夜漬けで、やっぱり抜けてる所があった。
翌日の訓練中に動きを止めてしまったんだ。
でも綾波にはもう二度と聞きたくなかった。
仕方がないから、諦めてリツコさんに嫌な顔されようと心に決めた瞬間、綾波が回線を開いてきた。
「火器制御パネルを開いたまま両操縦管を30度以上外向きに傾けて。」
「あ、うん。」
綾波のお陰で恥をかかないで済んだ。
礼を言おうとしたら回線は既に切れてたけど。
95:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:40:09
「さっきはありがと。」
「別に。」
搭乗訓練が終わってクローズドミーティングが始まるまでの、ほんの僅かな休憩時間。
綾波は自販機エリアのベンチに腰掛けて休んでた。
「何か飲む?お礼に何かおごるよ。」
「要らない。」
「……おごらせてよ。綾波には迷惑かけっぱなしで」
「気にしないで。」
言いかけた途中で、すっぱりと切り捨てられた。
僕は何をやってるんだろう。
「……駄目だな僕は。」
自然と声が出ていた。
「そんなこと無い。あなたはよくやってるわ。」
「その話じゃなくて……お礼の一つもまともに出来ないのがさ……」
僕は手に持った紅茶の入った紙コップに揺れて映る、情けない顔をした自分を見つめながら呟いた。
96:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 01:42:42
しばらくして、不意に綾波が口を開いた。
「……それは何?」
「え?」
「紙コップの中身。」
「あ、これ? 普通の紅茶だけど。」
「私……紅茶が飲みたい。碇君、ご馳走してくれる?」
顔はいつもと同じだったけど
初めて聞いた事務的じゃない彼女の言葉は、手のひらの中の紅茶よりとても温かく感じた。
「綾波ってさ。」
「?」
「最初の頃はものすごく冷たい人なのかと思ってた。」
「そう。」
「でも本当は結構優しい人だったんだね。」
「……」
「なんていうか……ホッとしたよ。」
「……そう。」
「これからも迷惑かけちゃうかも知れないけど……よろしくね綾波。」
無言で頷く綾波の耳と頬っぺは、何故だか赤く染まっていた。
97:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 04:11:03
萌え死んだ4時11分
98:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 12:58:53
優しくて可愛い綾波超イイ!めちゃくちゃイイ!(*´д`*)
99:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 14:48:32
泣きながらマニュアル読むシンジがイイ!!
100:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 18:12:31
なんつーか、綾波だよなぁ…と思った。
…ところで、パーシャルって何?
ググるとROMがどーだこーだと出てくるのだが。
あやにゃみ~横文字じゃなくて日本語で説明してよ。orz
101:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 18:59:45
>「……でも本当は少し面倒。」
こんな綾波は大好きだw
102:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 20:22:39
>>101
禿同。
103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 20:24:48
例えば、スティックに10入力すると動作するならば、9までの入力で保持するってことさ。
ギヤで言うと、転がされてるんじゃなく転がしてる状態。傍から見れば同じようでも違う。
104:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 20:29:01
>92氏
そろそろコテ名乗っても、と漏れは思う
とりあえずGJ!
105:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 21:08:19
>>103
㌧クス。
また微妙な操作+表現だなー。
シンジも大変だ。まだ、中学生なのに。
いや、いまどきの中学生なら当たり前の用語なのかな?
うみ、世代をかんじるねぇ。。
106:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 22:07:01
>>105
>103もちと違うようなカンジだが。
バイクとかでも良く使うな。「アクセルをあてる」とかと同義で。
コーナー出口とかで、加速するほどじゃないけど、リアにトラクション
かけてる状態とかを表すんだけど。
これこそ触ったことなけりゃワカランか。すまんね。
ところで両親再婚でシンレイ同居モノのツヅキマダー
107:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 22:47:05
俺も早く読みたいがマタ―リ待ってるよ。
作者さん自分のペースでいいから続きヨロ。
108:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/07 23:07:37
>>100
免許持ってるならわかるだろうけど半クラみたいなもんだ
109:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 00:50:05
>>104
え?>>92氏と兄妹LRSは別の人だろ?
110:104
05/03/08 01:21:34
>>109
む、そうなのか?
句点とかが特徴的だからてっきり同じかと・・・
って俺の勘違いだYO!! 使い方違うし
吊ってきます
111:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 05:00:40
兄妹はもう(゚⊿゚)イラネ
本編綾波マンセー
112:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 05:18:23
つまんないと思っても、そういうことをここに書くのは止めようぜ
楽しみに読んでいる人もいるんだし、作者がやる気無くして放置したら、ガッカリするじゃん
まあ、俺は読んでいないからスルーしているけどさ
113:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 05:41:25
私は楽しみにしてるんで、いちいち言わなくていいこといわないでよ
114:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 07:20:07
>>108
それは違う
115:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 09:13:48
俺も姉妹モノ楽しみにしてる一人。
職人さん、ガンバレ!
116:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 13:52:05
111はなんでここのスレ荒らすようなことわざわざするんだよ。
112もさ言ってる意味説得力無いし。
おめーの最後の一言が作者にやる気を無くさせてるのマジわかれ。
どこの香具師か知らんが荒らしは自分の巣に帰れよ。だいたい予想はできるが。
俺は姉妹モノ楽しみにしてる派の1人だからそーゆーの超うざい。
俺も職人さん応援してる。ガンガレ。
117:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 14:59:16
LRS人じゃない漏れも応援してます。ガンガレ
118:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 21:42:09
投下(´・ω・`)マダー?
119:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/08 22:17:51
ふぅん、LRS人じゃないやつも居るんだ・・・・・意外だね。
作者さん俺も応援してますんで頑張って下さい!
120:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/09 21:13:48
この作品はLRS人じゃなくても面白いと思うよ。
121:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/09 23:53:40
EVAは普通に頭で考えれば、考えた通りに動いてくれる。
でも万が一に備えて、手動でもある程度までなら動かせるように作られてるらしい。
だから当然、パイロットも万が一に備えた訓練をしなくちゃならない。
「次。ケース0146、地面落ちたプログナイフの回収。」
隣の席に座る綾波が、テキストを淡々と読み上げる。
「目標付近で機体を前屈、もしくは片膝立ての状態に置き、目標を右腕にて回収。後、機体を直立状態に戻します。」
「うん……」
「制限時間45秒。用意。」
彼女の白くて細い腕の内側、小さな腕時計の秒針が文字盤の12を指すと同時に発せられた
小さな声での「始め」の合図と共に、僕はゆっくりと操縦管を前へと倒した。
122:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 00:21:48
モニターにだんだんと大きくなるプログナイフが映し出される。
僕は操縦管をから手を放し、タッチモニターの中の数え切れないくらいある文字の中から
「右腕制御」と書かれた所を探し出して押す。
フォン、と軽い電子音がしたのと、文字の色が変わったのを確認してから右側の操縦管だけをゆっくりと押し込んでいく。
それに伴ってモニターにEVAの右手が現れて、だんだんとナイフ近付いていく。
あとちょっとで掴める、というところで世界がぐるりと回転した。
お尻の下や背中からガラガラと何かが崩れる音と衝撃がしてきた。
恐る恐る目を開けてみると、さっきまで隣に生えていたビルが半分くらいの長さになっていた。
123:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 00:28:57
「あれ……」
「転倒した理由、分かる?」
「えと……」
「……上半身の姿勢制御バランサー系が殆ど全て手動のままだったから。」
「あう……」
「慣れない内は自動に切り替えた方がいいわ。」
シートベルトでナビシートに逆さ吊りにされた綾波が、これまた淡々と結果と理由、改善すべき箇所を教えてくれる。
その青い髪と制服の赤いリボンがいつもと逆方向からくる重力に引っ張られてる以外はいつもと全く変わらなかった。
「ごめん……」
「平気。それより碇君、ここから通常の体勢に戻せる?」
「分かんない……でもやってみるよ。」
あっちのスイッチを押し、こっちのスイッチを押し、操縦管を引いて、倒して、また引いて……
でも駄目だった。
宙吊りにされて頭に血が上ってる状態ではとても無理な話だった。
124:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 00:33:48
「あれ、このっ!くっそー、駄目だ……」
「こちらで戻します。手を放して……」
綾波が手元のコンソールパネルを操作すると、モニターの映像が途絶え
プラグ全体がモーターの小さな駆動音と共に回り始める。
やがて直径三メートル超の球体は、ゆっくりと時間を掛けて平衡を取り戻した。
『はぁ……』
外からシミュレータを見上げる二人の口から同時にため息が出る。
僕は自分の失敗に対して。
綾波は……
「……平気。少し頭に血が上っただけだから。」
リツコさんにマヤさん、ミサトさんまでもが忙しかった為に、急遽綾波に打ち込まれた白羽の矢は
家に帰ろうとした彼女を引き止め、ご丁寧に逆さ吊りによる貧血までプレゼントしてくれた。
125:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 01:32:47
>121氏乙
何となくだがガンパレの操縦を連想したな
作中で操縦訓練っていうと
シンクロテストと「目標をセンターに入れてスイッチ目標を…」しか無かったからなかなか面白かった
126:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 01:52:37
これすごくいいよ作家さん。
なんつーか今までなかったタイプでない?頼れる綾波。
こんだけちょびっとなのに話に入れるし。
だからもっと続けて~(・∀・)
127:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 01:54:56
できれば投下終わりのときは「つづく」とか書いて欲しい
128:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 02:26:45
教官レイちゃんもイイね
129:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 08:58:58
あの時はまだ寝るつもりはなかったんだ……
ただ……気がついたら携帯にぎりしめたまま朝になってただけなんだ……
もしあの後投下待ってた人居たらスマソ。
130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 14:23:46
自分のせいで、それとは関係のない知り合いが傷つくのは、時には自分が痛いことよりはるかに痛い。
僕は胸が痛すぎて綾波の方を見られなかった。
「ふう……」
時折つく綾波のため息が深く深く胸に突き刺さる。
今回こそ嫌われただろうな……
くそ、父さんさえ僕を呼ばなきゃ僕はこんな目には……
ミサトさんやリツコさんがちゃんと面倒見てくれれば綾波もこんな目には……
綾波だってそうだ。嫌なら最初から嫌だって断ればいいのに。
僕一人じゃ立てないの知ってるんだから、頭に血が上る前に戻せばよかったのに。
そんなことを考えてたら、なんか胸の辺りがムカムカしてきた。
「碇君、大丈夫?」
「……もう止めない?なんか疲れちゃった。」
あまり心配してる様子は感じさせずに僕の顔を覗きこんできた綾波。
その血色の瞳から逃れるように目を逸らせて、僕は言ってやった。
131:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 14:35:54
「疲れた?」
「うん。」
「そ。ならそうすれば。」
「……え?」
呆気に取られる僕の前で綾波がてきぱきと帰りの支度をし始めた。
かばんを握り締めて歩き出す綾波を慌てて追い掛ける。
「あの……」
「何。」
「あ、いや、……止めないんだね。」
「嫌がる人に強制する権利、無いから。」
「綾波はそれでいいの?リツコさんに怒られたりしない?」
「無理強いしたくないから。仕方がないわ。」
「で、でもさ!……ん?」
急に綾波がぴたりと足を止めた。
その視線の先には……いつもみたいに機嫌の悪そうな父さんが居た。
132:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 14:40:58
「シンジ。訓練はどうした。」
「あの……。」
「……レイ。訓練は終わったのか。」
「いいえ。碇君が体調不良を申し出たので中止しました。」
「体調不良だと?」
「はい。あ……」
僕は再び父さんが口を開く前に、綾波の手を掴んで逃げた。思いっ切り全速力で逃げた。
闇雲に走り回った結果、僕らはいつの間にかまたシミュレータの前に立っていた。
「はぁ、はぁ、綾波、ひどいよ……」
「何故逃げるの。」
「何故って……綾波こそわざわざ父さんに言うことないじゃないか!」
「聞かれたから答えただけよ。司令だからじゃ無い。」
「でも聞かれたからって……」
そこまで言いかけた時、腕を綾波にくいっ、と引っ張られた。
133:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 14:52:38
僕は綾波の手首を掴んだままだった。
綾波が僕の腕を引っ張ったのではなく、張り付いた僕の腕が綾波の腕の動きに合わせて勝手に付いていっただけだった。
固まる僕を見据えたまま、遠慮がちに彼女は再び手首を引いた。
「ご、ごめん!つい……」
「……平気。」
二人して言葉を失って、しばらくそこに立ち尽くしていた。
「……あれだけ走る元気があるなら。」
「?」
「訓練、続けられる?」
不意に沈黙を破ったのは綾波が先だった。
かばんから訓練用テキストを取り出しながら。
言葉の上では僕の意志を尊重する形を取っているが、行動はそうでは無い。
僕はNERVの人達のこういう所って少し嫌いだ。
134:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 15:04:45
「もう一度。ケース0146……」
綾波の視線の圧力に負け、再びシミュレータに乗り込んだ僕は、うなだれながら指示を待つ。
「……キャっと空中三回転?」
突然綾波が無茶を言い出す。
「……ごめんなさい。テキストを間違えたわ。」
「……本当にそれ書いてあるの?」
「ええそうよ。ここに。」
バイロット育成プログラム ver.2.11と書かれた表紙を綾波の指が挟まれているところまでめくる。
【キャっと空中三回転】
用途・使徒への強襲時及び緊急回避等
行動概要・高速オート走行モードから強制割り込みで右足をマニュアルに変更、膝部ショックアブソーバを最大に利かせた状態から最大踏力で(以下略)
ホントに書いてあった。
誰だこんなの書いたの。
「……試してみる?」
「いや、止めとく。」
「そ。なら正しいテキストを取ってくる。少し待ってて。」
僕は、柔らかな物腰でシミュレータを出ていく綾波の後ろ姿を見つめながら
本当にこの訓練に終わりは来るのだろうか?と小さな疑問を抱いていた。
おすまい
135:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 15:05:19
この訓練って全く無意味な気がするんだが・・・
136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 15:24:16
>>135
「なんかそれっぽい訓練をした」という経緯がシンクロ率に影響を及ぼすかどうか?
というリッちゃんの実験の一環だと思いねェ。
あるいはプラグ内部という特殊な環境に慣れさせ、実戦で落ち着いて行動させるための口実とか。
パイロットの入力の個体差のデータの入手とか。
碇君、深く考えては駄目。
137:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 19:02:40
家族モノの職人さん来ないなぁ…
138:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 19:43:58
少なくとも、漏れ他数名の為には、とってもなっていたよ。まんせーまんせー
139:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/10 22:32:56
教官綾波イイよ。ってこれでおすまいかよ。ラブが足りないよ。続き書いてよ。
兄妹モノはまだかな。って投下きてないよ。荒らしのせいだ。荒らし氏ねよ。
140:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 00:37:29
大丈夫!兄妹モノの人は投下してくれるさ!
141:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 00:40:42
兄妹の中の人拗ねちゃったのかな。
作品以外のレスが全く無いから中の人のキャラが読めないな。
とりあえずここにも一人投下を心待ちにしてる読者がいるということは表明しておくノシ
142:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 02:39:16
あんな設定の話LRSでなくてもええじゃん?
荒しで結構毛だらけ( ´,_ゝ`)プッ
143:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 10:34:20
漏れも何度かラヴに挑戦してみたんだよ。
でも漏れがラヴを書こうとするとな……
「あの、やっぱり痛かった?」
「平気。」
「そっか。血も出なかったみたいだし。」
「……こういう事するの初めてじゃないから。」
「え……?」
という風に必ず泥沼ってしまうのだ('A`)
144:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 11:18:35
>>143
やめて、痛いから
私の心が痛いから…いいえ、寂しいのね、泣いてるのは…私?
145:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 19:14:48
「あの、やっぱり痛かった?」
「平気。」
「そっか。血も出なかったみたいだし。」
「……こういう事するの初めてじゃないから。」
「え……?
そうなんだ・・・。まあ、僕も初めてじゃないし」
「え……?」
146:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 19:19:17
>>145
それなら良し
147:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/11 19:35:02
うん、俺も割りと良しな感じ。
148:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 04:29:29
それならいいね。
149:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 10:22:17
>>143
よし、シンジ・レイに元彼女、元彼を絡めた泥沼話を書くんだ。
あ、くれぐれも最後はLRSで頼むぞ。
150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 11:57:03
レイの元彼→ゲンドウ
シンジの元カノ→アスカ
こうなるのかやっぱり・・・
151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 11:58:50
アスカの元彼→加持も入れてくれ
152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 11:58:53
>>150
それは結構痛いから、ゲンドウはやめてせめてカヲルあたりで…
153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 12:11:45
シンジの初めての人はレイに嫉妬したリツコで
154:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 13:34:30
1000 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :05/03/09 23:18:48 ID:???
1000だったらレイタンは俺の物
155:ヽゝ゚ ‐゚ν
05/03/12 13:43:55
たとえ碇君が何人の女性器に陰茎を挿入した過去があっても私は平気。
碇司令がそうだったもの。もう慣れたわ。
だから平気。
血は争えないって分かったから。
156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 13:52:52
そんなひねくれた綾波は嫌だーーーーー
157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:13:12
「あ、綾波!あやなみぃ!…ウッ!ハァハァ…」
「…フィフスより早いのね」
「う、うわああああああああ!!」
158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:14:35
誰かもっとシンジにやさしいレイを…
159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:20:11
シンジ「笑えばいいと思うよ」
レイ「短小包茎早漏の三重苦ね(ニヤリ」
160:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:22:16
多分(碇君が)3人目だと思うから…
161:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:34:50
シンジの元カノはマナ。
綾波の元彼は俺。
シンジを想いつつも今だ俺の事を忘れられない綾波。
シンジはシンジで綾波と恋人でありながら今だ元カノマナへの想いを断ち切れず
アスカも気になってしょうがない優柔不断な14歳。
シンジと綾波はお互いの気持ちに気付いているが別れ話が切り出せない。
そんななか突如綾波の前に颯爽と現れる俺。
一年前より逞しくなった俺にときめく綾波。
もうシンジの事などどうでも良い綾波。
お互いに惹かれ合う俺と綾波。
でも俺には今カノマナがいた。
嫉妬に荒れ狂う綾波。すでにマナとは冷めきった関係だと伝える俺。
碇君と別れるから彼女と別れて私ともう一度付き合ってと言う綾波。
了承する俺。家に帰り同棲してるマナに別れ話をする俺。
いやだ別れたくないわと言うマナ。
だがシンジがマナの事をまだ好きだという事実を綾波から聞いた俺は
マナにその事を伝える。
俺とシンジのことで揺れ動くマナ。俺との楽しい思い出が頭をよぎるマナ。
結局なんだかんだいって俺が好きなマナ。レイと全面対決。
なんてのならちょっといいかもしれない。
162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 14:38:30
>>161
おまいの脳みそにfushianasanと打ち込んでやりたい
163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 15:05:35
>>161
巣にカエレ(・∀・)義孝!!
164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 15:51:42
>>161
てめーは林原なら何でもいいのか!
165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 17:34:20
>>161
ペンペンや初号機と遊んでなさい
166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 18:10:54
>>161
マギでもいいぞ。
167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 20:56:06
つーか、それLAS系列であったな。
オリキャラが、シンジ踏み台にしてヒロイン食いまくるやつ…
やべぇ、また、むかついてきたw
168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 20:59:05
ペルソナのことか?
169:161
05/03/12 21:44:17
そんならおまいらはどんな泥沼話しを望むんだよー。書いてみれ。
170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 22:12:12
オリキャラの出てこない泥沼。
171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 22:19:58
泥沼がないお話
172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 23:11:55
お望み其の壱 オリキャラの出てこない泥沼。
シンジの元カノはアスカ。綾波の元彼はカヲル。
シンジと綾波は付き合っているがお互いに前の恋人の事を引きずっていた。
ある日些細な事で喧嘩する2人。お互いの気持ちが冷めつつあるその時
シンジの元カノアスカがシンジに急接近。
シンジは再びアスカへの想いが膨らむ。惹かれ合う2人。
なんとか綾波への想いを断ち切りアスカとよりを戻そうとするシンジ。
アスカと再び身体の関係を持ってしまう。そしてその快楽に溺れていくシンジ。
もうすでに綾波の事は頭にないシンジ。
何も知らない綾波はシンジと仲直りしようとシンジの家まで行く。
合鍵でドアをあける綾波。
しかしそこでみたものはシンジとアスカが睦み合う姿であった。
ショックを受け足早にそこから立ち去る綾波。
しかし本当はそんなにショックじゃない綾波。
文句も言わず去ろうとする綾波に対してムカツクシンジ。
綾波をほっといてアスカと第2ラウンド突入。
シンジの家から飛び出した綾波の前に現れたのは元彼カヲルであった。
元気の無い綾波を励ます美少年カヲル。そんなカヲルに抱きつき泣く綾波。
お互いに惹かれ合う2人。またよりを戻さないかとカヲル。
綾波あっさり了承。かくして男女4人の愛憎劇は今幕をあげたのであった。続く。
ってこんな感じならどお?
173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 23:51:52 9NZ/JhyO
>>171
あまりにも↑のやつがつまらんのでお前に話振る
174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 23:53:22
「…綾波、出かけてるのかな?」
主なき部屋の真ん中でシンジはつぶやいた。
欠席続きのレイのためにプリントを届けにきたのだ。シンジはゆっくりと部屋を見回した。
「散らかってるなぁ、こないだ片付けたばかりなのに。」
インスタント食品の空き箱、ダイレクトメールの束、コンビニの袋、使い古しの包帯…。
それらが薄汚れた床に散乱していた。
「しょうがない、また片付けるか。」
しょうがない、と言いつつもシンジはそれを煩わしく思ったわけではない。
むしろ喜びのような気持ちさえ感じていた。以前にレイの部屋を片付けたとき、
彼女は戸惑いながらもありがとう、と言ってくれた。
シンジはその言葉を聞いて本当に幸せな気分になった。
シンジは意識はしていないが、レイの感謝の言葉をまた望んでいるがゆえに
こうして彼女の部屋を片付けているのかもしれない。
175:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 23:54:20
「ふう、こんなものかな。」
散らかっているとはいえ、さして部屋は広くない上に余計な家具も物も少ない。
シンジは手早くゴミを集め、袋にまとめた。
最後にゴミ箱の中のゴミを袋に放り込めばそれで終わりだ。シンジはゴミ箱の中をのぞいた。
「ん?なんだこれ…。あ…これってまさか…」
既に役目を終えゴミに姿を変えた【それ】は、空っぽのゴミ箱の中で所在なげにその身を置いていた。
正確には、【それ】と【それ】が入っていた四角いギザギザの入った袋が。
「コ、コンドー…ム?」
シンジは【それ】が何で、何のために使われるかをいつかケンスケに教えてもらったことがあった。
「なんで綾波が…う、うそだろ?」
シンジはとっさにゴミ箱から目をそらした。だが、目をそらしたところで彼の頭はすでにパニックだった。
慌てて、椅子に乗せていた鞄をつかみ玄関に向かう。
「か、帰らなきゃ…。あ、プリント…。」
鞄を開け預かったプリントを出す。それすらも今のシンジには困難な作業だった。
(どうして…誰と…綾波が…なにを…僕は……逃げちゃ駄目だ!)
10秒ほどかけてようやくプリントを取り出しベッドの上に置いた。
ふと、シンジの目がベッドの上に何かを見つけた。
一つは掛け布団のちょうど中央にこびりついている血のような黒いシミ。
そしてもう一つは、枕に絡みついた数本の銀色の髪の毛。
「?」
シンジはつかの間考え、やがて霧が晴れるように全てを理解した。かつてない絶望とともに…。
176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/12 23:55:01
レイは、出かける前とはうって変わって整頓された部屋を眺めていた。
部屋の隅には使った覚えのないゴミ袋が一つ口を開けたまま転がっており、
ベッドの上には何かの書類が一束乗っている。
何枚かはベッドからこぼれ、窓から吹き込むそよ風に合わせて床の上を踊っている。
(前にもこんなことがあった…)
レイは床に落ちていたプリントを一枚拾った。「2-A 三者面談のお知らせ」
掃除してくれた誰か。学校のプリントを届けてくれた誰か。私のために何かをしてくれる誰か。
「…碇くん?」
訪問者の去った部屋の真ん中でレイはつぶやいた。
(つづく?つーか誰かつづき書いてつД`))
177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:11:16
>>176
俺は続き望む。
178:続き
05/03/13 00:27:19
ゲンドウ「という夢を昨日見た」
179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:30:17
ふ、ふざけんにゃーーーー!!
180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:36:54
ここまできて最終的にLRSに帰結できるのだろうか?
不安になってきた…
181:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:39:06
ゲンドウ「嫌な夢だったな…」
レイ「…ん…おはようございます。司令」
ゲンドウ「おはよう、レイ。朝からだがもう一回…」
END
182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:41:42
そこをなんとしてでもLRSにするのが腕の見せ所でつよ
183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 00:58:49
嫉妬が原因のアスカの陰謀で無問題
184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 01:21:24
LRSスレにもN3がw
185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 01:30:22
>>183
おまい頭いいな
>>178
思いっきり爆笑したよw
最高!
186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 02:03:21
ゲンドウ、レイ、シンジの三角関係が一番萌える
187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 02:04:10
>>186
はげどう
188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 02:16:29
レイが葛城邸を自主的に訪れてる時点でOutな漏れ。
レイと父親との関係を知り、自暴自棄になり○○と関係を持ってしまうシンジ。
翌日、レイの部屋を訪れてベッドに腰掛けながら報告するシンジ。
「昨日○○と寝たんだ。」
「そう。」
「そうって……綾波は悔しくないの?」
「それでも貴方はここに来てくれた。それだけで充分よ。」
「……」
「……何故泣いているの?」
「僕は……綾波を裏切って○○と……」
一糸纏わぬ姿でシンジの頭を胸に抱きすくめるレイ。
「……ごめんなさい。私はこうして貴方に身体を捧げる以外の慰め方を知らない。」
「僕は……慰めてもらう資格なんか無い……」
「ごめんなさい……私には優しい言葉を掛けてあげる事なんて出来ない。私の口は貴方の口を塞ぐ事しか出来ないの。」
ヽゝ゚ ‐゚ν.。ooO(と言えば大抵の男は堕ちるって酔った葛城三佐が言っていたから試してみる。……親子丼、私の夢だから。)
189:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 02:33:42
イヤッホーー!!
最高だぜ!
190:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 06:11:43
>>186-189
汁住人は巣にカエレ!
191:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 07:45:37
>172
バブル期のトレンディドラマみたいだな。
192:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 15:33:27
おまいら書いた以上最後まで投下するのだ!!
193:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 17:40:05
>>190
汁の話はLRS人的には全然おいしくないので無理。
あそこのはLAS人でないと楽しめないよ。
194:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 18:32:16
>>193
…おまいは汁に池。
あそこは満遍なくそーゆー趣味の連中に対応してるから。
…頼むから、こーゆーとこでそーゆーことをリクするな。
最近この手の連中があっちこっちのスレに増殖してんなぁ
めっちゃ旗迷惑
195:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 18:54:46
そんなこと言うんだったらお前の望むssを投下しろよ。
文句ばっか言ってないでさ。
196:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:04:20
…おいら最近そーゆーのの跋扈により創作意欲激減
意欲増えるやつもいれば減るやつもいるんよ
それぞれスレがあるんだからして他スレの人間に迷惑かけんようにするのも
おとなでせう?勘弁してくれ…
197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:07:22
もうあったかいと思ったら春ですね
198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:08:14
じゃあ194投下よろしくな。お前の望むLRSを見せてくれよ。
199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:30:49
LR○系のスレにいる香具師は大人だなぁ。
200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:44:42
そうだね。少なくともここよりは。
文句ばっか垂れて創作意欲激減なんてぬかしてる香具師よりはね。
201:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 19:57:16
イヤ、このスレにいる椰子も落ちついてると思うよ、悪いのは荒らしだよ。
202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 21:18:27
…おいら、荒らしかw
んじゃー、もう発言せんよ、すまんかった。
203:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 21:28:43
なんか、漏れも(´・ω・`)ショボーンてなっちゃたよ…。 以外といい椰子だな、お前。
204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/13 23:17:45
仲良くしなよ。
205:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:37:41
兄妹モノの投下はまだか…
206:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:38:54
厭きたんじゃないの
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:40:04
「碇ではないか。何をしているのだ、こんなところで」
「綾波……、君こそ使徒が来てるのにこんなところにいちゃあ……」
「私の零号機は前回の戦闘で大破してしまったからな。今の私には戦闘配備中に居る場所がないのだ」
「……それで、スイカに水をまいてるの」
「あぁ。碇、良いぞ。物を育てるというのは」
「……」
「……碇。今の私にはエヴァに乗って使徒を倒すことは出来ぬ。……貴様の初号機と私は相性が悪いようだしな」
「……」
「だが貴様は違うだろう。貴様には貴様にしか出来ないこと、出来ること、やるべきことがあるはずだ」
「僕は……」
「もうエヴァには乗らない、か?」
「……うん」
「そうか……、この……うつけもの!!」
「――」
「まだ参号機のことを引き摺っているのか!? 軟弱者! あのとき貴様は戦おうと思えば戦えたはずだ!」
「違う! ……違う……僕じゃない、あれは父さんが勝手に……止めてって言ったのに、父さんが! 父さんのせいでトウジは死んだんだ!」
「――そして貴様はただ見ていただけだった」
「ちが――」
「ダミーシステムに切り替わる前に……碇、貴様が戦っていればあるいは使徒を倒し鈴原を助けられたかもしれぬ――だが、貴様はそれをしなかった」
「――」
「鈴原は死に、貴様は生き残った」
「――」
「良いか、碇。葛城一尉が父親の命を犠牲にして生き残ったように、鈴原の命は貴様の血や肉となり貴様の命の中に取り込まれたのだ」
「――っ」
「それでも何もなかったのように貴様は生きていけるのか?」
208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:40:41
「僕は……僕は、いったいどうすれば……」
「……この道を真っ直ぐ200メーターほど行ったところに点検作業用のハッチがある――ケイジに直通のな。そこへ進むか否かは貴様の自由だ」
「……」
「だがな、以前に申したとおり真実から目を逸らしてはならぬ。使徒がネルフの地下に眠るアダムと接触すればサード・インパクトが起こると言われておる。今度は人類の命の全てが失われるであろう。――そして、それを止められるのは」
「――使徒と同じ力を持った、エヴァンゲリオンだけ」
「ふ――。うつけもの、判っているのならさっさと行くがよい」
「……うん。その、綾波……ありがとう」
「礼など無用だ。くだらないことをしている暇があるのなら早く行け――いや、少し待て」
「何?」
「まだ軟弱な顔をしておる。まっすぐ立て。目を瞑って歯を食いしばれ。私が気合を入れてやろう」
「い、いいよ! ほら時間が――」
「黙れ! 直ぐに終わる」
「――むちゃくちゃだ……」
「黙れと言っておる。……良いか? 行くぞ。特別にキツイのを見舞ってやる」
「――」
「碇――っ!」
「――っ!」
※ここで目を瞑るシンジに優しく口付けだとお思いねぇ
「あ、綾波……っ!?」
「何をうろたえておるのだ、無礼者が」
「え――あ、ごめ、そんなつもりじゃ」
「……まぁ良い。……その、今のは景気づけだ」
「……」
「碇。必ず勝って必ず帰って来い。……その時は、改めて、な」
「ええっ!?」
「う、うつけもの! 何を想像した、貴様! 私は改めて気合を入れてやると言ったのだ、ほら、何をぐずぐずしているのだ、さっさと行くがよいうつけもの!」
芝村レイ好きだ(*´Д`)'`ァ'`ァ
UV! UV! ココノ!ココノ!
209:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:59:11
「この・・・うつけもの!!」で吹いたw
210:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 00:59:52
マブラヴの冥夜タソかと思って(*´Д`)ハァハァしてしまつた
211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 01:58:13
>>208
GJ!
「この馬鹿者!!勝手に私を妄想に登場させるな!検閲させるがよい///」
も、もへ…
212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 03:55:14
芝村レイを生み出したココノ氏に敬礼
213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 20:06:18
ところでエヴァ再放送が決まったわけですが。
また鬱量産体制に入るわけですが。
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/14 20:23:47
>>213
ソース
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/16 00:59:56
芝村綾波もいいけど本編綾波ものが読みたい
216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/17 13:40:51
レスがつかないな…
217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/17 13:46:19
兄妹レイまだー?
218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/17 15:17:06
荒らしが来たから来なくなったんだよ。糞ムカツク。
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/17 16:20:32
>>218
さぁはやく巣に帰るんだ
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/17 19:36:31
でもホント続き読みたいな…暇が無いだけか嫌になったか。
221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/18 20:01:18
職人さん来ないかなぁ・・・。(´・ω・`)
222:60
05/03/18 20:52:35
>218
ひょっとして俺の所為だと言いたいのか。
いや、俺も首を長くして続きを待っているんだよ。
ただもう少し俺好みにしてくれっていってるだけさ。
223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/18 22:08:40
>>222
わかったからもう黙ってろ。
わざとかもしれんが、お前の発言にはいちいち人の癇に触るものがある。
だから荒らしなんだよ。
224:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/18 22:10:40
お仕事をしている人なら、年度末で一番忙しい時期だよ。
学校に行っている人なら暇を持て余している時期だけど。
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 00:13:29
>>222
お前の好みなんざどーでもいい
書くのは作者、物語の方向性を決めるのも作者
自分好みの物語読みたいなら自分で作れ
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 00:20:30
>>222お前シンジより自己中心的だぞ
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 09:59:07
>>222を吊るせ!
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:22:26
カーテンが閉められた薄暗い部屋で、今日も誰かが殴られている気がする。
こういうことが何日続いただろう。
痛みは日に日に大きくなるばかり。
しかし、ある日、痛みは感じなくなった。
自分の中にもう一人、別の人格を作った。
犠牲のために。
私は彼女が殴られているのをただ眺めているだけだった。
あれは私じゃない。
だから、痛みは感じなかった。
家が明るくなったような気がする。
もう私の体を傷つける人はいない。
ただ目を閉じると、幼かったころの私の姿が見える。
彼女は私ではない。
ずっとこちらを見てくる。
私がこんな目にあったのは、あなたのせいよ。
とでもいっているように感じる。
彼女が近づいてくる。
私は動けない。
彼女が目の前まで来て、私の首を締め上げる。
あなたにも私の苦しみを分けてあげる。
いたい。
いたい。
お願い、もうやめて・・・・。
目の前が急に真っ暗になった。
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:23:11
目を覚ますと、そこはいつもの部屋だった。
(・・・夢?)
あたりを見回すと、向こうにはシンジが静かな寝息をたてながら眠っている。
レイは自分の首を触ってみた。
すごい汗だった。
時計は4時を指したところだった。
レイは、もう一度眠ろうとはせず、そのまま部屋を出て、シャワーを浴びに行った。
ドアが閉まったのを確認して、シンジはゆっくりと起き上がった。
彼女の悪夢の叫びを、自分は何回聞いただろうかと考えていた。
一度、彼女に父親のことをきこうとしたが、
彼女は覚えていないといっていた。
本当にそうだろうか。
彼女は何かを隠している。
そして自分で問題を抱え込んでしまっている。
シンジは何もできない自分にいらだっていた。
部屋に近づく足音がする。
シンジは布団をかぶって横になった。
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:23:56
シンジは学校の帰りも、一人でレイのことを考えていた。
しかし、いい考えは何一つ思い浮かばない。
母さんに聞いてみようかとも思った。
しかしレイは、母さんにだけは迷惑をかけたくないといっていた。
そんな彼女の気持ちを台無しにするのもよくないだろう・・・。
シンジは家のマンションのすぐ近くまでやってきた。
するとマンションの目の前でずっと上を見つめている初老の男の人が目に入った。
(・・・変な人だな・・・。)
シンジは彼を無視して、さっさとマンションに入ろうとした。
「君。」
シンジは後ろから呼びかけられた。
こうなったらもう相手をするしかない。
「はい、なんですか?」
その男はゆっくりとシンジに近づき、シンジの顔をまじまじと見つめた。
「あの・・・なんですか?」
「あ、いやすまない。私の知り合いに良くにていたものだから・・・。」
「はぁ、そうですか・・・。」
「ところで・・・ここに綾波さんという人が住んでいると思うんだが・・・知らないかね?」
(綾波・・・?)
231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:24:41
シンジは不審に思ったが、正直に答えた。
「綾波レイなら、僕の義理の妹ですけど。」
するとその男性は驚いたような表情をした。
「ほ、ほんとか。すると君は碇シンジ君だね?」
「はい、そうです・・・。」
「やはり、私の思ったとおりだ・・・。」
そういって男は少し微笑んだ。
「あの・・・。」
「ん?何だね?」
「その・・・綾波のことを・・・何か知っているんですか?」
「ああ、そのことを君に話しておきたかった。まあここで話をするのもなんだ。
すぐ近くにうまい飯を食わせる店があるから、そこで話をしよう。
ついてきなさい。」
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:25:27
シンジたちの入った店は、昼飯時を過ぎたにもかかわらず、多少にぎわっていた。
「どうした?シンジ君。何か好きなものを頼んでもいいんだよ。」
「あの・・・綾波のことを知っているみたいなんですけど・・・あなたはいったい・・・。」
「ああ、自己紹介がまだだったね。私はこういうものだ。」
といって男は名紙を一枚シンジに渡した。
「・・・自動養護施設所長・・・冬月コウゾウ・・・・。」
「ああ、そのとうりだよ。」
冬月は少し微笑んだ。
「でも・・・なんで綾波のことを・・・。」
「彼女はね・・・小さいとき、短い期間だったがそこにいたんだよ。」
「そうなんですか?」
「レイ君から何も聞いていないのかね?」
「彼女は昔のことは覚えていないというんです・・・。」
「そうか、彼女は君に心配をかけまいとして・・・。」
「けど、綾波は普段はそういうそぶりをみせませんけど、時々悪夢にうなされているみたいなんです。」
「何?それは本当か?」
「はい。」
「そうか・・・。それは初耳だな・・・。」
「だから・・・僕はそのことで彼女の力になりたい・・・でも・・・。」
シンジは言葉に詰まってしまった。
そのシンジの表情を見て、冬月はゆっくり口を開いた。
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:26:11
「きみも彼女の兄だ。だから彼女の過去を知る権利がある・・・。」
そういって冬月は話を始めた。
「彼女は小さいころ、実の父親に虐待されたことがあってね・・・。」
シンジは息を呑んだ。
「母親がそのことに気づいたのはずいぶん後でね。
仕事柄しかたがないといえばそれまでなんだが、
彼女はずいぶん自分を責めたみたいだよ・・・。」
(母さんは看護婦だからな・・・。)
とシンジは思った。
「私のところに連れてこられたころには、体中いたるところに傷があった。
そんな彼女の顔は死んだように無表情でね・・・。
それが体の傷よりも彼女の気持ちを表しているようにも感じた・・・。
私が彼女に触れようとすると、彼女は震えだすんだよ。
父の姿と私がかぶるようなんだ・・・。
それは私だけじゃなく、すべての男性職員も同じでね。
彼女の世話はすべて女性職員が行った。」
そこまで言って冬月は目の前のお茶を一口飲んだ。
「そして、半年ぐらいしてからかな。
綾波ユイ君・・・いや、今は碇ユイかな・・・
彼女がレイ君を引き取りたいって言ったんだ。
そして親権を父親の元から離して、彼女に渡ったんだ。
私が知ってるのはここまでだよ。」
234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:26:56
「そうですか・・・。」
シンジは自分の過ごしてきた日々と、綾波の過ごしてきた日々との落差を改めて感じた。
「あの・・・それで今、彼女の父親は・・・・。」
「ふむ、そのことなんだが・・・。」
シンジは冬月の目を見た。
「レイ君の父親は自分の行為をひどく反省しているみたいでね、私にちょくちょく相談に来ていたんだよ。
自分は父親失格だ。もう彼女に近づく権利はない。だが、この償いは一生かかってもするつもりだ、
といっていたね。」
「それで・・・いまはどうしてるんです?」
「彼はそれから猛勉強してね、国立大学の医学部に入り、そこを無事卒業して小児科医になったよ。
子供を一人でも多く救うことが、今できる唯一のことだ、といっていたね。
もう彼は立派に更正したよ・・・。」
「そうですか・・・。」
「そこでなんだが・・・。」
冬月は自分のポケットをごそごそとまさぐった。
「これなんだが・・・。」
「これは・・・?」
見ると、だいぶ汚れて痛んでいるが、なにかお守りのようなものだった。
「これはレイ君が幼稚園のときに作った父親のためのお守りだそうだ。
彼は今までこれを支えにして頑張っていたんだが、
もう自分には必要ないから、彼女に返すのが一番いいといって私に預けていたんだ。
私が今日ここにきたのはそのためだよ。
これは君に預けておこう。きみから彼女に渡してくれ。」
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:27:57
店を出た後、冬月はシンジの後姿をじっと見つめていた。
「・・・彼がシンジ君か・・・。やはりユイ君の面影があるな・・・。」
シンジは部屋でレイにその話をした。
「そう・・・。」
彼女はあまり反応を示さなかった。
「それで綾波、このお守りなんだけど。」
「それは・・・。」
「うん、もう必要ないから綾波に返すって。はい。」
レイは手に持ったそのお守りをみて、少し微笑んだ。
その目は心なしか潤んでいるようにも見えた。
「・・・私にもこれは必要ないわ・・・。碇君が持ってて。」
「え?でも・・・。」
「・・・いいの。私もそのほうが・・・。」
「そ、そっか。・・・ありがとう綾波・・・。」
シンジがそういうと、レイはなぜか顔を赤らめてうつむいてしまった。
「・・・その・・・勘違いしないで・・・これは・・・。」
「わ、わかってるよ。」
シンジもなぜか恥ずかしくなった。
それと同時に、初めてレイからもらったものを、シンジはずっと大事にしようと心に決めた。
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:28:41
暗闇の中、今日も幼い自分がこちらを見つめている。
私がこんな目にあったのはあなたのせいよ・・・
レイはそこから逃げ出そうとしたが、思いとどまった。
彼女の姿を見ると、体中いたるところに生々しい傷跡がはっきりと目に見えた。
レイは自分から彼女に近づいた。
目の前まで来ると、レイはかがんで彼女の目をじっとみつめた。
そして両手で抱きしめた。
「・・・ごめんね・・・今まで・・・。」
レイの目から涙があふれていた。
「あなたも今までさびしかったのね・・・。」
レイはさらに力強く彼女を抱きしめた。
「もう心配要らない・・・あなたは一人じゃないわ・・・。」
そこまで言うと、幼いレイは一言、
「ありがとう。」
といって姿を消した。
もう二度と、彼女が夢に現れることはなかった。
おわり
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:35:30
オッチュ
グッジョブ
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 10:37:23
短編でやるにはちょっと無理があるかな、と。
短過ぎて感情移入し辛いね。
ともあれ乙。
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 12:46:12
待ってたよ職人さん!おかえり!!それにしても…
「やはりユイ君の面影があるな・・・。」て台詞超気になるんですけど
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 14:22:39
キテタ━━━(゚∀゚)━━━━!!
乙ッス!
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 15:16:32
もしかしてゲンドウとユイの再婚って元鞘?
242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 15:21:19
それはない
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 15:26:17
いや、あるだろ。でなきゃ面影があるなんて言わない。
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 19:24:08
てことはやぱし近親?
245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/19 20:11:40
とりあえず過去をちょいばらしてシリアスモードにしたところで
次回か次々回あたりに甘々な展開で俺たちをハァハァさせる気だな!
その手に乗るか!その手に…(*´д`*)
246:222
05/03/20 00:14:19
むむ?
247:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/20 05:16:28
キャスターから放り出された女の子に駆け寄って、上体を抱き起こす。
―なんて細いんだろう。
「く、ぅ……」
驚きながら、大丈夫、と声をかけるけれど、女の子は歯をぎりぎりと噛み締めて、苦痛を耐えている。
苦悶の表情。こんなので、あんなロボットに乗るなんて絶対無理だ。
見れば、僕の掌には女の子のものだろう真っ赤な血が付いていた。
(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ……)
心の中で何度も呪文のように唱える。
……だけどダメだ。どうしても最後の決心がいかない。
ミサトさんやリツコさんが何か言っているみたいだけれど、頭に入ってこない。
僕は情けなかった。自分のあまりの意気地の無さに泣きそうだった。
(ちくしょう……)
僕が乗らなきゃこの子が乗ることになるんだ。逃げちゃダメだ。逃げるな、逃げるな……!
「僕が―」
「こ、な……」
「え―?」
漸く決心がいって、僕が乗ります、そう言おうと瞬間、腕の中の女の子がなにか呟いた。
「だ、だいじょうぶ……?」
「この……」
「この、何?」
僕がゆっくり問いかけると、女の子は噛み締めていた歯をひらく。
すぅと息を吸い込んで、包帯に覆われていない方の眼を見開いた。
―凄く、鋭い目つき。……怒ってる? そう考えた瞬間、女の子が、
「この、軟弱者……っ!」
耳が痛くなるほどの大声で、僕を怒鳴りつけた。
「え、えぇ……!?」
突然のことにどうしていいか判らない。
けれど手を離すわけにもいかないので、そのままの体勢を維持する。
ぽかん、とした顔をしている僕に、女の子は再度怒声を張り上げた。
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/20 05:17:17 h86D7Ad5
「貴様、それでも選ばれしサードチルドレンか……!」
「な、そんなこと言われても……」
「もういい! 貴様のようなたわけに初号機は任せられぬ! わたしが……っ、くぁ……!」
「だ、ダメだよ! じっとしていないと……!」
今のが傷に響いたのか、女の子はまたぎりぎりと歯を噛み締めて苦悶の呻きをもらす。
けれど眼は閉じずに、じっと僕を睨みつけている。
「離せ! これしきの傷、ど、どうということ……ぁっ、ぐ……」
僕の腕をすり抜けて立ち上がろうとする女の子の顔には、びっしりと脂汗が浮かんでいた。
呼吸も荒い。大丈夫なわけがない。
(……逃げちゃ、ダメだ!)
「僕が……! 僕が、乗ります!」
気が付いたときには、僕は大声でそう叫んでいた。
誰に向けて? 父さん? それとも女の子?
わからない。けれど、これ以上この子が苦しむ姿は見たくなかった。それだけは確かだった。
「よく言ってくれたわ、シンジ君」
ミサトさんが嬉しそうな、けれど何だかつらそうな顔をして近寄ってくる。
「アンタたち! 何ぼけっとしてんの! さっさとレイを運びなさい!」
そのミサトさんに女の子を任せて立ち上がる。
……掌には血がついている。生暖かい。ぬるっとしてる。
女の子は白衣を着た人たちの手でキャスターに乗せられようとしてる。
険しい、苦悶の表情。僕のことを睨みつけるその視線がさっきまでと同じだったけれど、
「……」
キャスターの乗せられて顔が見えなくなるその間際。見間違いかもしれないけれど、その口元がふっと笑ったような気がした。
「シンジ君、今から簡単な説明をするから付いてきて頂戴」
リツコさんはいうやいなや、つかつかと歩いていく。
僕は右の掌をぎゅっと握り締めてから、遅れないように小走りで後を追った。
「私はこのまま発令所に行くわ、後宜しく」
ミサトさんの声に、その場に居た人たちがすばやく作業を開始することで答える。
ふと気になって上を見上げると、そこにはもう父さんの姿はなかった。
(……)
頭を振って、僕はその場を後にした。
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/20 07:56:39
レイの口調が、もう少しだけ軍隊調「でない」ほうがさらに萌えだと思うのは
漏れだけだろうか。
とりあえずGJGJGJ!
250:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/20 11:10:51
うーむ…見事なまでに【芝村】な発言だな
251:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/20 21:05:25
道端で、蛙を発見しました。
連れて帰って、碇君に見せたら「可愛いね」って笑ってくれました
葉っぱの裏にカタツムリを発見しました
連れて帰ったら、碇君は「可愛いね」って笑ってくれました
水路でオタマジャクシを発見しました
連れて帰ったら、碇君が「親が悲しむから戻そうね」って言ったから
二人で戻しに行きました
碇君が最近「綾波は猫みたいだね」って言うんだけど
碇君、猫は好きですか?
252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/22 01:18:51
イイね
253:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/22 02:46:33
「綾波・・・・・」
「結婚しよう」
254:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/22 08:50:45
目覚まし時計は蝉の鳴声だった。
耳朶をうつ。ジーワジーワジーワと、何がそんなに嬉しいのかよく啼いている。
視界に広がっているのは真っ白な白亜の見たこともない天井だ。
いや、天井どころかこの部屋自体一度も見たことない。
ただ、なんとなく匂いや雰囲気や調度品……からここが病室だってことはわかった。
「……」
胡乱だ。頭がぼんやりしてる。
こういうところにいるってことは、怪我はしたけれど使徒には――勝ったということだろうか。
いつのまにか気を失ったみたいで、前後どころかエヴァに乗った地上に出た後の記憶が殆どない。
ミサトさんから歩いてみて、って言われたことや、
あの子――綾波さんから馬鹿とかレバーはもっと軽く握れとか言われたことは何となく覚えているのだけれど、
「……生きてるってことは、勝ったのかな……」
使徒に頭を掴まれた後の記憶はさっぱりだった。
声にだしてみるけれど、酷く実感が薄い。
それくらい僕が体験したことは現実ばなれしていたってことだ。
ベッドから降りる。――うすい青色の病人服を着せられてる。
足元にはちょうどスリッパが一足……履こうとしたところで、部屋の扉が開いた。
白衣を着た……医者だ。看護婦さんも一人。
目が覚めたみたいだね、気分はどう? えぇと、普通です。
そんなやり取りをしながら、タイミング良すぎ、なんて不思議に思ってた。
けれど直ぐに監視カメラを見つけて、疑問は解けたけれど、少し嫌な気分になった。
ミサトさんに連れられてケイジに行くまでにも監視カメラはあったけれど、何もこんなところに――って、
「……」
病人には何が起こるか判らない。か。
納得はしたけれど、気分は悪いままだった。
255:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/22 08:51:21
聴診や触診といった簡単な診察が終わると、血液を取られたり、レントゲンを撮ったり、CTをとったり、
何だか大袈裟というかやけに熱のこもった検査を受けた。受けさせられた。
気分はよくないけど何処も痛いところなんて無いのに。
……これじゃ重病人だよ。
検査が終わり、一番はじめの部屋に戻ってきて、心の中でそうもらして。
重病というワードから綾波さんのことを思い出した。
……僕なんかよりあの子の方がずっと酷い怪我だったんだ。
「大丈夫かな……」
気になる。
今も手には綾波さんの血の温もりとか感触が残ってる。
「……僕のせいで酷くなっちゃったし」
僕のせいで綾波さんはキャスターから落っこちた。傷が開いて血が溢れた。
口調は強い……というか何だか高圧だったけれど、苦痛を我慢する表情はホンモノだった。
気になりだしたら止まらない。
ここはネルフの病院らしい。だから、綾波さんもここに入院してるはずだ。
「――」
お見舞いに行こう。
怪我のことを謝って、操縦をレクチャーしてくれたことにお礼も言わなくちゃいけない。
そう決心して部屋を出た。
――どの部屋なのかもワカラナイのに。
でも、だからといってじっとしていられなかったんだ。
256:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/22 08:52:06
陽光が煌くリノリウムの廊下をとぼとぼと歩く。
すれ違うお医者さんや看護婦さんに、お疲れ様、とか、ありがとう、って言われるけれど、何て答えていいか判らなくて曖昧な返事しか出来い。
調子にのっていやあそれほどもでもないですよ、なんて言おうものなら心の中で馬鹿にされるだけだ。
判ってるんだ。そんなことぐらい。……もっとも、そんなこと言える僕じゃないけれど。
ロビーらしきところまでやって来た。
受付の前に椅子が整然と並べられている。けれど、人は誰も居ない。
自然、ついていたテレビに意識が向いた。
『――まず第三新東京市爆発事故についてですが、政府の見解では――』
ニュース番組なのだろう。
テレビ画面にはビル街の中心にできた大きなクレーターが映し出されている。
キャスターは一様に険しい顔をしていて、矢継ぎ早にスタジオや首相官邸、クレーター、と画面が切り替わる。
「――」
違和に不可解な気分になる。
……使徒やエヴァのことは一言も言わない。
「……なんで」
だろう。
昨日の出来ことは本当は全部夢だったのか?
いいや、そんなはずはない。
だって証拠に――
「あ――」
ガラガラガラ。
キャスターに乗せられた包帯だらけの綾波さんが、すぐ横を通っていったのだから。
257:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/22 08:54:49
ありがとう。
ごめん。
そんな当たり前の言葉が、けれどまったくノドから出てこなかった。
「――」
綾波さんとはすれ違う一瞬に目が合った。
……何となく予感していなかった、って言えば嘘になる。
「――」
唇を噛む。俯いて、手を握り締める。
……彼女の僕を見る目は冷ややかだった。
――軟弱者!
彼女の中での僕は、怖気づいて戦おうとしたなかった情けないヤツなんだ。
結局戦いはしたけれど、操縦はへたくそで――当たり前じゃないか――途中で気を失った。
僕はそのことに一瞬で否応なしに気が付かされて――さっきの決心が馬鹿みたいだ。
キャスターはそのまま看護婦さんたちの手によって運ばれ、廊下の先――エレベーターにへと向っていく。
メノウな気分でその光景を眺めていると、キャスターに近づいていく大きな人影が目に入った。
「……あ」
あれは――父さんだ。
僕を捨てたのに、急に呼び出して、あんなのに乗せた。
僕なんて要らないくせに、要らないくせに、臆病者だとか帰れとか勝ってなことばかり言って――なのに、
「……」
綾波さんのことは気になるみたいで、父さんは多分怪我は大丈夫か、とか声をかけている。
僕のことに気が付いてちらりと一瞥したけれど、直ぐに目を逸らした。
そのままキャスターに付き添って、一緒にエレベーターへと乗っていく。
ジーワジーワジーワ。
蝉が啼いていた。誰に向けて啼いているのか、判らなかった。
258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/22 19:55:18
そして誰もいなくなった。
259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/23 01:31:08
>>254はこれからLRSになるのかな?
ところで兄妹モノマダー?
260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/23 02:12:24
行き成りラブラブじゃ面白くないかな、と思いやして
261:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/23 02:13:16
「シンジ君」
「え」
暫くぼうっと突っ立っていると、後ろから名前を呼ばれた。
振り向く。すると、そこにはミサトさんの姿があった。
「ひどいわねぇ、傷心の息子に声もかけないなんて」
「……いえ」
言って、顎に手をあてて眉を顰めているミサトさんから視線を外す。
正直、あまり誰かと話したい気分じゃなかった。
返事がそっけなくなてしまったのは、多分それだけが原因じゃないと思うけれど。
「迎えに来たわ。もう退院していいことになったから」
僕のそんな気持ちを知ってか知らずか、ミサトさんは言いながら片手を挙げて笑う。
そうですか、と返事すると「荷物は後から届けさせるから心配しなくていいわよ」と、これまた笑顔で言う。
……何だか温度差を感じるな。
何となくだけどミサトさんと僕は基本的に相性が悪いような気がする。
「――」
考えてもしょうがない。歩き出す。
ミサトさんも少し離れて付いてくる。
「外傷は大したことなかったんだって? 良かったわね」
「はぁ、まぁ……」
ミサトさんの声音は相変わらず明るい。
だからその代わり気分は凄く悪いですけれど、なんて言えるはずもない。
「それでね、貴方の家なんだけれど――」
ミサトさんはそこで言葉を区切った。
不思議に思って振り返ると、ミサトさんはなにかを躊躇しているような顔をしている。
「……? 僕の家がどうかしたんですか?」
「んー……実はね、職員用の宿舎に空きが無くて、
だからってパイロットを一般の住宅に住まわせるなんてセキュリティ諸々の関係で言語道断なわけ。
一応司令――お父さんに窺いはしてみたんだけど、多忙で一緒に住むのは無理って言うし……」
「――」
父さんと一緒に住む――絶句した。同時無理という言葉を聞いて安堵した。
というか、もし可能でも絶対に嫌だ。
262:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/23 02:14:14
「――そういうわけで、その、シンジ君には悪いんだけど、相室ってことに決まったの」
「え――?」
誰かと相室――?
「……シンジ君? その、ゴメンナサイね。こっちの都合で勝手に決めちゃって」
「い、いえ……別に」
何が別になんだ。そんなの嫌だ。
そりゃぁ父さんと一緒に住むよりはマシだろうし、何かと筋が通った理由はあるのだろう。
でもだからと言って本人の意思も確かめずに決めるのは、何か違うと思う。
なのに、申し訳なさそうな顔で、両手を合わせて謝罪をするミサトさんを見ると、それが言えない。
口の中に鉛を流し込まれたみたいに、言葉は重く元来た道を沈んでいく。
(……相室か、どんな人が相手なんだろうな……)
って、
「あの、ミサトさん」
「なぁーに? ……って、ふふ、わぁーってるわよ。相室の相手よね? それなら安心して。優秀だし、シンジ君も一応知ってる人だから」
「はぁ」
「誰だと思う~?」
言って、ミサトさんはにこにこと笑う。
少し子供っぽい。いたずらっ子。そんな言葉が頭に浮かんだ。
「えぇと……」
誰だろう。
僕が知っている人……ミサトさん、リツコさん、綾波さん、冬月さん、それにオペレーターの人……
「……」
冬月さんは副指令だし、ミサトさんとリツコさんと綾波さんとオペレーターの……確かマヤさんは女の人だから違う。
だとすれば、日向さんかあのロンゲの人かな……。でも、二人とも凄く忙しそうだし……
「降参?」
僕が考え込んでいると、ミサトさんが聞いてきた。
別に降参とかそんな話でも無いと思ったけど、ここは素直に「降参です」と言った。
263:207 ◆kCRDJunLxs
05/03/23 02:22:42
「ふふー。それでは発表します。
碇シンジ君、貴方が一緒に暮らす相手は――
突然ですが選択肢です。
シンジ君が一緒に暮らす相手を決めてください。
A 金髪に黒眉毛。趣味はパンクロックだ赤木リツコ!
B 同じパイロットの芝村THE綾波レイ!
C かつらぎみさと
D みんなのアイドル伊吹ニ尉
Aだと変則LRSに
Bだとスパルタルートに 私がじきじきに根性を叩きなおしてやる!
Cは本編をなぞりながらマターリ
Dだと困ります
三票入ったヤツで続けたいと思います。
決してネタに詰まっているわけではないのです。
264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/23 02:29:33 IGg3JNw5
直球B!!
冬月と同居ってのも捨てがたいな~あんましないシチュだけに
でも、スレタイ道理Bでひとつ
265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/03/23 02:31:09
ageちまったorz
ス、スマソ吊って来る
作者さんお疲れ様ですた