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阪神のケビン・メンチ外野手（３１）がシャナ夫人の出産に立ち会うため近日中にも帰国することが２１日、分かった。
すでに来季の戦力構想からは外れていて、そのまま退団する見通し。緊急獲得した元西武のクレイグ・ブラゼル内野手（２９）は
来季残留が内定したが、新規の外国人は失敗続き。メンチの悲劇はもう繰り返せない。
史上最低の汚名を返上する機会もないまま、メンチが日本を去ることになる。シャナ夫人が８月下旬、初子となる双子を出産予定。
帰国して立ち会いを希望していたＭ砲を、球団は引き留めない方針を固めた。
「『出産に合わせて帰りたい』と話していた。あえて止めるつもりはないので、希望通りにさせる予定です」
球団幹部は、事実上の“戦力外”であることを認めた。続けて『（日本に）戻りたくない』というなら、無理に呼び戻すつもりもありません」と
説明。本人が契約解除を申し出れば、年俸を全額支払う必要がなくなるため、球団からは再来日を要請しない考えを明かした。
米大リーグ通算８９発の実績を買われて１年約１億８０００万円で入団。右翼を埋める強打者として、期待された。しかしオープン戦から
大スランプ。開幕後も上向かず、４月２１日の中日戦（ナゴヤＤ）後に腎機能障害の疑いで２軍落ち。５月１５日のヤクルト戦（神宮）で
再登録されるも、代わり映えせずに同１８日再び降格。１軍では１５試合で打率．１４８、８安打、２打点、本塁打０。
なんと１安打＝２２５０万円の計算になる。最近では２軍でも出番がなかった。
今週中にも渉外担当者が渡米する。同じ球団幹部は「来月初めにも来季の具体的なチーム編成方針を固める。一塁と右翼は外国人と
なる予定で、新しい助っ人外野手探しを着手する予定」と来季に向けての調査に着手することを明らかにした。チームに左打者が多いため、
右打ちの外野手を最優先に、今オフの助っ人リスト作りを開始する。
今春、新たに元阪神のアンディ・シーツ氏（３７）を駐米スカウトとして採用するなど、球団は渉外部門のテコ入れに乗り出した。
ダメ助っ人の歴史を断ち切らなければ、再建はありえない。
URLﾘﾝｸ(www.sanspo.com)
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