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今春開幕した関西独立リーグが各球団への分配金遅延問題で、
紀州、大阪、神戸、明石の加盟4球団で運営していくことが20日、決定した。
分配金不払いが確定したことで、各球団は厳しい経営戦略を迫られることになった。
各球団は選手を前面に立たせて営業活動を展開したり、選手たちのアルバイトを
認可できる。さらにリーグの所有個所だったユニホームの空きスペースを使い、
広告を出してくれる新たなスポンサーを探すことも可能になる。
その一方で、給与カットやリストラを含めた経営の見直しにも言及した。
保有枠ぎりぎりの20人の選手で運営する神戸・広田社長は「今いる選手たちは
全力で守ります」とリストラは否定したが、育成枠導入も検討。今後の
「野球選手」としての活躍次第では、吉田えり投手(17)も育成対象の例外では
なくなった。吉田は右肩痛で、登板はまだ1試合のみ。この日の兵庫県三田市の
練習では捕手を座らせて45球の投球練習を行うなど、再登板に向けた調整を
進めている。球団は吉田の人気をグラウンドでの活躍と同等の評価をしてきた。
それも今後の経営状況次第で、純粋な野球評価に変わる可能性がある。
ニッカン 分配金不払い確定ナックル姫リストラ危機
URLリンク(www.nikkansports.com)
神戸の吉田えり投手が「育成選手」に降格となる可能性が20日、浮上した。分配金
3000万円が支払い不能となった経営危機を受け「ナックル姫」が人件費カットの標的になった。
女性初のプロ野球選手として知名度抜群のえり投手は、同リーグに加えて「エイベックス・
マネジメント」と運営管理契約を結んでいる。だが、右肩痛でリーグ開幕戦の大阪戦
(京セラD)以来実戦登板がない状況に、神戸・廣田和代代表(48)は「エイベックスから収入を
もらうようになれば、野球(の実力)だけで評価しないといけない」と発言。苦肉の策として
通常の選手契約(年俸180万円)の半額、年俸90万円に抑えられる育成選手とする可能性を
示唆した。育成選手でも試合出場は可能なだけに、財政事情を考えれば十分にあり得る。
(省略)
報知 通常選手契約の半額年俸90万円、えり「育成選手」降格も…関西独立リーグ
URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)