09/04/30 21:57:29 0
SMAP草なぎ事件大騒ぎ報道とテレビのタブー (抄)
4月23日未明、SMAPの草なぎ剛氏が警察に逮捕された。(略)今回の事件でテレビが
あれほど大騒ぎをしたのはなぜか?それはテレビの世界にはタブーがあるということ
の裏返しなのだ。
テレビの世界では、覚悟を決めれば「タブー」を打ち破ることができる。
(中略:政治家、企業、天皇制に対する批判が可能であることの指摘)
ただ、テレビには1つ例外的なタブーがあるようだ。
それは何かというと、今、売れっ子で視聴率を稼いでいるタレントの批判だ。これは
タブーなのだ。また、そういう売れっ子タレントを抱えている事務所やプロダクションの
批判もタブーである。これは「絶対的タブー」として扱われる。
私はタレントの批判をしたり、あるいは売れっ子タレントの事務所やプロダクションの
批判も行うことがある。ところが、大体こういった番組はVTRなので、そんなときの私の
発言は、100%切られることになる。
(略)こういったことが何度かあったので、私は「これがタブーなんだ」と思うようになった。
それはテレビが、新聞や雑誌とも異なって、視聴率が一番の中軸になっているからで
ある。視聴率を稼ぐタレントに番組出演を断られたら、テレビ局としては大変な問題になる。
(略)なぜ大変かというと、そのタレントの事務所やプロダクションが、そのタレントを番組
に出さない、あるいはその局に出さないと言えば視聴率が稼げなくなるからだ。だから
どの局もそれを怖がっている。売れっ子のタレントや、視聴率を稼ぐタレントを抱えている
事務所やプロダクションの批判は、全くタブーになっている。
例えば、超売れっ子タレントが暴行まがいのことを起こしても、あるいはセクハラまがい
のことを行っても、これが警察ざたにならない限りテレビは報道しない。
(>>2に続く)
ソース:日経BPネット 田原総一朗の政財界「ここだけの話」 2009年4月30日
URLリンク(www.nikkeibp.co.jp) (全文はこちらで)