10/02/20 21:23:28
毎月少ないお小遣いでやりくりする人(筆者)にとっては、消費税の引き上げは一大事。
いつ実施されるのかビクビクしているが、現状の日本の消費税率は、世界各国と比較すればまだまだ低い方らしい。
果たしてそれは本当か、世界各国の税率を調べてみた。
全国間税会総連合会の「世界の消費税(付加価値税)145カ国-実施国と税率(平成21年度版)」に寄れば、ベスト5は次のとおり。
第1位 スウェーデン 25%
第2位 ベルギー 21%
第3位 イタリア 20%
第4位 フランス 19.6%
第5位 オランダ、ドイツ(同率) 19%
なお数字は標準税率で、国によっては食料品などに軽減税率が儲けられている。
また、アメリカやインドなど145カ国中に含まれない国でも、
多くの国は消費税(付加価値税)とは形態が異なる「小売売上税」「取引高税」などの税制が実施されている
(消費税のないアメリカでは、州ごとに小売売上税が定められる。
一例として、その税率はニューヨーク市で8.375%となっている)。
という前提はあれども、
少なくとも同機関の調査によれば、日本は台湾、カナダ、パナマ、ナイジェリアなど並ぶ5%で、
これより低い消費税率の国はない。
ちなみに145カ国の平均は15.82%、10%未満の国は日本を含めてわずか9カ国だ。
ヨーロッパ諸国は、租税負担率(国民所得に対する国税・地方税を合わせた総額割合)に
社会保険料など社会保障負担を合わせた割合である「国民負担率」が結構高い。
しかし基本税率が高くても、生活必需品に対しての税率を低く定めて国民生活の負担への配慮をしているし、
国民負担率が高くても社会保障制度が日本とは比較にならないほど充実しているのは周知のとおり。
将来の生活や医療、社会保障面での不安が消せないうえに消費税率も上がるのでは、
「現状、日本は消費税率が低い!」といっても、手放しで喜ぶ気持ちにはなれませんよね。
ソース:シゴトの計画
URLリンク(4510plan.jp)