08/12/04 20:33:05
三洋電機の買収交渉でパナソニックは４日、三洋大株主の米金融大手ゴールドマン・サックス（ＧＳ）グループに、
１株１３０円程度とする買収価格を提示した。ＧＳ側はこれを拒否した。
パナソニックが価格面でＧＳとの合意なしに三洋株の株式公開買い付け（ＴＯＢ）に踏み切り、
子会社化を目指す可能性も出てきた。
ＧＳはこれまで２５０円前後での売却を主張。
パナソニックが当初価格を約１０円引き上げて１３０円程度を示したものの、即座に拒否する考えを伝えた。
理由を明らかにしていないが、「パナソニックが三洋の企業価値を正しく評価していない」との立場を
崩していないとみられる。
一方、大和証券ＳＭＢＣと三井住友銀行は売却に前向きだ。
２社が保有する三洋の優先株をすべて売ると、パナソニックは普通株換算で三洋株の約４１％を取得できる。
機関投資家や一般株主の一部がＴＯＢに応じれば、過半数を確保できる見込みはあり、
その場合の取得価格は約４０００億円。
ただ、市場価格（４日終値で１４８円）より低いＴＯＢに対し、どれだけの株主が応募するかは不透明だ。
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