08/06/16 22:49:27
ドッグファイトに縺れ込む4機。
YF-23J「貴様!先ほど自分を歴史の暗部と言ったな!」
XFV-14A「あぁ言ったぜ!それがどうした!?」
EF2000J「どういう意味だ!?」
XFVの後方に喰らい付くEF2000J。
XFV-14A「そのままの意味さ!」
急激なバレルロールとジンギングで、EFの追跡を振り切るXFV。
心神改「意味が判らないから問うているんだ!」
XFV-14A「俺も開発中止されたはずの機体だからだよ」
上空から降下してきた心神を回避し、その後方に付いて赤外線ロックをかける。
XFV-14A「俺もFSXも。F-2とは同じ空間には居られない筈の存在だ」
死に物狂いで逃げる心神。
XFV-14A「幹になれない枝なのさ。俺も」
心神改「だからと言って、我らを“枝”と断じていい道理があるわけが無い!!」
ロック中のXFV-14Aの後ろから、機銃を放つEF2000。しかし軽くかわされる。
XFV-14A「俺が決めたんじゃない。俺達の偉い人が決めたのさ」
連なる様に並ぶ4機。
YF-23J「だからお前は考えもせずトリガーを絞るというのか!!」
XFV-14A「そうさ」
XFVの翼下から飛び出すサイドワインダー。真っ直ぐ伸びた煙は心神の排気口を捉え――炸裂した。
飛び散った破片に機体を貫かれ、落ちていく心神。落ちた機体は、水柱を上げ、海面に油膜の花を咲かせる……。
XFV-14A「さぁ!お次はどいつだ!!」