18/09/29 16:21:02.82 7J41Pimw.net
所用で慶尚南道の某小都市に行った。その日は仕事が遅くまで
かかって暗くなり、つぎの予定地への移動は翌朝ということにした。
バスターミナル近くにこぎれいなモーテルが目についたので、建物に入って、
フロントの小窓をトントンしたら、おばはん (アジュンマ) が顔を出した。
「空室があるか」 と聞いたらよくわからないらしい。こっちの発音が
悪いのかなと思って、眠るポーズをしたら、部屋から出てきて、廊下のパネルを
指した。何のことはない、日本のラブホと同じで、部屋の写真と料金が
貼ってある。空室はランプがついているので、その下のボタンを押して、
料金を挿入すると鍵が出てくる、という仕組みであった。地方都市と思って
ばかにしてはならない。
それにしてもこのアジュンマは何者だろ。電話する声は巷で聞きなれた
ハングルとは異なる。モンゴル語みたいなところがある。てなことを
考えながら、部屋に入り、くつろいだ。
テーブルにティッシュペーパーの箱があり、それの四面にタバン(茶房)の
広告がいくつも印刷してあった。旅のつれづれに、コーヒーでも味わおうかと
思った。といっても電話は自信がないので、フロントのアジュンマにその
箱を見せたら、OK ということで、すぐ電話してくれた。身振りで30分
待てということだった。
部屋に戻っていたら、ほどなくコンコンとノック。ドアを開けると、娘が
挨拶なしで入ってきた。若すぎるのに不安を感じた。それに何の愛想もない。
バッグを下げてるだけで、コーヒーポットらしいものは見当たらない。
けげんに思う間もなく、するすると服を脱いで、こちらも脱ぐように促す。
合点のいかないまま、体を重ねた。終わると娘は私にくっついてすやすや
眠った。
翌朝目覚めると娘はまだ熟睡していた。私はそおっと起きて、枕元に過分の
万ウォン札を置き、モーテルを後にし、バスターミナルに向かった。