12/07/23 16:55:41.42 fS43He6O0
>>358
ソフトバンクの都心部での通信品質の悪さは、「圏外」によるものじゃなく、どちらかというと「電波はあるのにデータが流れてこない」、「遅い」、「突然切れる」、「無音になる」等によるもの。
これは、プラチナバンドが無いために起こっているものではなく、単純に、「帯域不足による輻輳」、「基地局設置不足による輻輳」、「サーバ・交換機の処理能力不足による輻輳」、
「バックボーン回線の帯域の不足」、「基地局を乱雑に設置したことによる電波干渉」等、様々な原因がある。
まず、「帯域不足」は今回のプラチナバンドでは十分に改善し得ない。
プラチナバンドは、電波が遠くまで飛ぶので、1つの基地局でカバーするエリアを広くする「マクロセル」化に適した電波。
都市部では通信トラフィックが多いから、1つの基地局でカバーするエリアを可能な限り狭くし、大量の基地局を建てることにより、トラフィックを分散させなきゃならない。
でも、プラチナバンドの場合は、「マクロセル」に適した電波なので、カバーエリアを狭くする「マイクロセル」には基本的に向いていない。
ドコモ・auでも都市部では、トラフィック対策として、マイクロセル化しやすい2GHz帯でエリアを作っている。
ソフトバンクもまだ2GHz帯に空きがあるので、トラフィック対策をまともにやろうとしてるなら、2GHz帯で整備したほうが効果的。(やってないけど)
それにプラチナバンドは電波が飛びやすいので、大したノウハウもないのに都心部の狭い範囲に大量の基地局を設置すると、飛びすぎた電波が互いに干渉して、全く通話も通信もできなくなる。
ソフトバンクは今の2GHzですら、都心部でまともなエリアを作れていないので、それよりも緻密なエリア設計が必要なプラチナバンドのエリアを都心部で作れるとは思えない。
つまり、「帯域不足による輻輳」はプラチナバンドでの解決は難しい。