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動労水戸は1月31日、「ポケモントレイン」の運行に反対し、勝田車両センターで
半日間のストライキを貫徹した。同日午後、ストに入った組合員を先頭に、
いわき駅前に結集し、ポケモントレイン運行反対の宣伝行動をやりぬいた。
JR東日本水戸支社は2月1、2日、常磐線のいわき-広野間で「ポケモントレイン」の
運行を強行した。これは、子どもたちに人気のある「ポケットモンスター」というキャラクターを
車体に描いた列車に、無料招待した子どもたちを乗せていわき-広野間を走らせるというイベントだ。
「原発事故は収束した」「放射能は完全にコントロールされている」と強弁し、原発事故
避難者に汚染地域への帰還を強いる安倍政権に、JR東日本は加担しているのだ。
それはまた、JR東日本がもくろむ広野-竜田間の運行再開に向けてのキャンペーンの一環でもある。
JR東日本は、政府や東電と一体となって「鉄道が再開したから、もう安全だ。元の町に戻れ」と避難者に
圧力をかけようとしているのだ。
そもそも、放射線量の高い区間に子どもを乗せた列車を
走らせることは、人命も健康も顧みない許しがたい行為だ。
動労水戸は、このJRへの怒りに燃えて、いわき駅前を制圧しての宣伝行動に立った。
「JRは子どもを被曝させるな」の横断幕に道行く人びとが注視した。
マイクを握った石井真一委員長は、「ポケモントレインの運行は復興を名目にしているが、福島の真の
復興にはならない。被曝を隠蔽(いんぺい)し、安全も乗客も無視するJRを許さない」と訴えた。動労千葉から
争議団の中村仁さん、北嶋琢磨青年部長が駆けつけ、行動をともにした。
通行するほとんどの人がビラを受け取り、子どもたちを危険にさらすJRに驚き、怒りを表明した。
「ポケモントレインの運行を中止しろ。子どもたちを被曝させるな」のシュプレヒコールが響き渡った。
夕方6時からは、いわき駅前で毎週行われている反原発金曜行動に参加。
平支部の組合員も発言し、ポケモントレインの運行反対を訴えた。
さらに動労水戸は、2月1日、2日とポケモントレインの発車時間にあわせて、いわき駅前での
連続3日間の抗議行動を貫徹した。3・11以来、動労水戸が職場で闘い抜いてきたことが、
福島の怒りと深く結びつき、ひとつになっていることを確信させる闘いだった。
2日午後、NAZENいわきの呼びかけで開催された
「ふくしま共同診療所報告会」は福島の怒りが
爆発する画期的な場となった。(K)
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ソース(ぜんしn):
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