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【社会】厚労省、水道水に含まれる放射性セシウムの許容値を1kgあたり10Bqに正式決定
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厚生労働省は、水道水に含まれる放射性セシウムの許容値を、飲料水と同じ
「1kgあたり10ベクレル(Bq)」とすることを正式に決定した。
水道水に含まれる放射性セシウムの許容値は現在、1kgあたり200ベクレルだが、
厚労省は、これを飲料水と同じ1kgあたり10ベクレルとすることを正式に決定した。
水道水の許容値をめぐっては、2011年3月に、1kgあたり100ベクレルを上回る
放射性ヨウ素が検出された東京など5都県で、乳児に対する水道水の摂取制限が指示されたが、
その放射性ヨウ素については、半減期が短いことなどから、新たな許容値は設定されなかった。
厚労省によると、放射性ヨウ素については2011年5月以降、放射性セシウムについては
2011年6月以降、1kgあたり10ベクレル以上の放射能が検出された水道事業者はなかったという。
新しい許容値は、食品の新しい規制値とともに、2012年4月から適用される見通し。
【行政】食品セシウムの新基準値、4月施行決定[12/02/24]
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新基準値は食品を4区分し、
粉ミルクなどの「乳児用食品」と「牛乳」が1キロあたり50ベクレル、
水道水やペットボトル入りのお茶などの「飲料水」が同10ベクレル、
それ以外の「一般食品」が同100ベクレルとした。
設定にあたっては、食品からの被ばく限度を現行の暫定規制値の
年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げ、
各年代の平均的な摂取量などから食品区分ごとの基準値を算出した。