19/08/03 20:30:01.11 429STX+u9.net
8/2(金) 18:10配信
THE PAGE
れいわが訴えた財政政策のベース「MMT理論」って何?
消費税の撤廃や国債増発など、MMT(現代貨幣理論)をベースにした財政政策を訴えた「れいわ新選組」が参院選で220万票以上を獲得しました。MMTは異端の経済学と認識されることが多い理論ですが、れいわが政党要件を満たしたことで、今後の政局ではMMT理論が争点になる可能性も出てきました。そもそも、MMT理論とはどのようなものなのでしょうか。また、実現は可能なのでしょうか。
日本で実行すれば、名目GDPは急拡大か
MMT理論は、ニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授などが提唱している理論で、簡単に説明すれば、自国通貨建てであれば、インフレが発生するまで財政出動が可能というものです。金融政策ではなく財政出動に効果があるという点ではケインズ経済学に似ていますが、中央銀行による国債の引き受けによって資金を供給するという点においては量的緩和策とも共通点があります。
従来の主流派経済学では、政府の財政赤字が拡大すると、金利の上昇や民間の設備投資の停滞を招くため、過度な財政出動は弊害が多いという認識でした。日本政府は1000兆円を超える政府債務を抱えていることから、これ以上の財政出動は危険であるとの認識が高まり、金融政策で景気を刺激する量的緩和策に舵を切ったという経緯があります。 ところが日本では量的緩和策を実施しても、日銀が供給したマネーのほとんどは日銀当座預金に積