17/01/22 12:22:39.40 egU7L0Vv0.net
NHKがWSJに倣ったのかどうかは知りませんが、いずれにせよ、最初に「報道しない自由」を行使しようとしたNHKが、
(わたくしが)最も適切に思える訳語を充てるという皮肉なオチになりました。
いずれにせよ、NHKは当初の段階で、なぜ「Protection will lead to great prosperity and strength」を略したのか。
すなわち、日本国民に知らせようとしなかったのか。
思考停止的にグローバリズムを妄信しているNHKの誰か(マスコミ関係者の多くはそうでしょう)が、
「いや、まさか! アメリカがProtection(保護主義)などと言い出すとは! そんなバカな話はない! きっと何かの間違いだ!
日本国民のためにこの部分は省略しよう。それが正しいんだ」
という感じで、「Protection will lead to great prosperity and strength」を略し、ついでに「border」も国境ではなく、
抽象的な「国」という表現にしたとしか思えないのです。
いわゆる、認 知 的 不 協 和の一種ですね。
ちなみに、アメリカにとって保護主義は、ある意味で伝統政策です。
アメリカは覇権国イギリスが自由貿易を推進している最中、自国(及びドイツ)は保護主義政策を取り、世界の覇権を握るまで国力を高めたのです。
この辺りの話は、中野剛志氏の「富国と強兵 」に詳しいです。
いずれにせよ、このまま本当にトランプ大統領率いるアメリカが「保護主義」の路線を走った場合、日本のマスコミ、学会、政財界はパニックに陥るでしょう。
そして、誰もかれもが認 知 的 不 協 和に陥り、
「いや、違うよ。アメリカ様はきっと、本心では自由貿易を求めているんだよ。TPPも、本当はやりたいんだよ」
という感じで、迷走を始めることになるでしょう。
とはいえ、時代は間違いなく「過度なグローバリズムの是正」に進み始めています。
この「現実」を認識せず、日本国が相変わらず周回遅れのグローバリズム路線を突き進むのであれば、我が国の将来は暗澹としたものにならざるを得ません。
ならば、どうする? について、真剣に考えなければならない時代が訪れたのです。
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