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富山市議の不正と同じ手口なのに…テレビはなぜ稲田朋美防衛相の“白紙領収書問題”に一切触れないのか
●URLリンク(lite-ra.)●com/2016/09/post-2560.html●
『とくダネ!』(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭は憤怒の面持ちで「地方議会っていえば、あの、号泣の野々村議員の一件がありましたけど、
あれで騒がれている後の話じゃないの、この人たちのって」と語気を強め、コメンテーターも「有り得ないですね」「赤信号みんなで渡れば怖くない
っていいますけど、赤信号が悪いってことすら認識としてもちあわせていない」と徹底して糾弾した。『ひるおび!』(TBS系)など他局もほぼ同じ論調で報じていた。
たしかに、富山市市議らの白紙領収書を使った不正は相当に悪質だ。有権者に対する背信行為であることはもちろん、文書偽造という刑法上の犯罪
に当たる可能性もあり、メディアが徹底追及するのは当然だ。
しかし、その威勢のいい報道を見ていると一方で、だったらなぜ? という疑問が抑えきれなくなる。
なぜなら、まったく同じ領収書の文書偽造を使った不正であるにもかかわらず、新聞・テレビが一切だんまりを
決め込んでいる“政治とカネ”の問題があるからだ。そう、稲田朋美防衛相の白紙領収書をめぐる“巨額不正疑惑”だ。
自民党ではこの“白紙領収書”が常態化していた。「赤旗」を後追いした「フライデー」(講談社)9月9日号には、
自民党ベテラン代議士秘書が「白紙の領収書を渡すのは永田町では“常識”です」と証言している。
さらに、「赤旗日曜版」9月4日付のスクープ第2弾によれば、稲田氏側へ白紙領収書を発行した自民党議員は、
現内閣だけでも、高市早苗総務相や加藤信勝一億総活躍相、丸川珠代五輪相ら現役閣僚10人のほか、
副大臣や副官房長官なども加えて30人にのぼるという。
ところがマスコミは、同じく白紙領収書による犯罪が発覚した富山市議会自民党会派については、威勢よく追及するくせに、
稲田氏ら安倍内閣の重大疑惑は完全に“知らぬ存ぜぬ”を決め込んでいる。
たとえば前述の『とくダネ!』で小倉は、「怪しいと思われたその時点でアウトだよね、この手のものは」
と笑いながら吐き捨てていたが、安倍政権の“白紙領収書”疑惑を1秒たりとも取り上げないし、
「じゃあ、国会議員はどうなのか」という当たり前のコメントすら一言も出さない。
あえて問題を拡大させないように努めるかのごとくだ。
あるワイドショースタッフに取材してみると、自嘲気味の口調でこんな答えが返ってきた。
「稲田さんの件なんて取り上げられるわけがないじゃないですか。
今のテレビでは、稲田さんにかぎらず内閣の閣僚や自民党幹部の不正を取り上げようとしても、
絶対に上に潰されますよ。
各局とも、国会で大々的に追及されるか、本人が認めない限り報道しない、というのが不文律になっていますから。
ただ、知事や地方議会になると、このハードルがかなり下がるので、
思い切った厳しい追及ができる。というか、舛添前知事のときもそうでしたが、安倍政権のことをやれないぶん、
そのうっぷんを地方政治家にぶつけている、という構造はあるでしょうね」
テレビ局が官邸によるさまざまな圧力によって萎縮し、完全に飼いならされている状況は、
これまでもなんども指摘してきたが、地方議員叩きはその代償行為ということらしい。
地方議員という"ザコ"は叩いてアリバイづくり、自民党の有力国会議員の前ではおとなしく"おすわり"。
これが報道機関の取るべき態度なのか。
今回、小倉らワイドショーのMCたちは富山市市議に対して「恥ずかしくないのか!」とエラソーに説教していたが、
恥ずかしいのは自分たちも同じだ。