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共産市議、陸自工科学校を「殺人練習する学校」と発言
高校教育と陸上自衛官の人材育成を行う陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)について、埼玉県上尾市の平田通子市議(59)=共産=が、
市議会で同市広報誌への生徒募集掲載を中止するよう求めた際、「人を殺す練習をしている学校」と発言していたことが24日、
議会関係者への取材で分かった。
平田氏は産経新聞の取材に「多くの人を傷つけ、嫌悪感を与える不適切な発言だった」と釈明し、24日に議事録からの削除を申し入れた。
25日に本会議で謝罪後、削除される見通し。
平田氏は18日の一般質問で、安全保障関連法の成立に伴い「自衛隊の性格は変わった。海外の戦闘地域で他国の人を殺すかもしれない」と主張、
市広報誌への工科学校の生徒募集掲載をやめるべきだとした。
市執行部は「市民への情報提供が目的で、市内の看護専門学校についても記事を掲載している」と説明したが、
平田氏は「看護学校は命を救うのに対し、工科学校は人を殺す練習をする学校。同列にはできない」などと反論した。
田中守議長らが発言の趣旨を確認したところ、24日に撤回を申し出た。
平田氏は同日、産経新聞の取材に「国を守るという使命感に基づく訓練と理解していたが、
市執行部とのやり取りの中で興奮し、誤った発言をしてしまった」と述べた。
平田氏は平成23年に初当選。
田中議長は「政治信条は自由だが、殺人という言葉は尋常ではなく、訓練の本来の意図とは全く違う」と話している。
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