22/12/15 21:15:03.86 hn13nMmQ.net
>>749
> >>736より
>”5)なので再度問う
> 「cos(2π/11)のべき根を使った表現で
> 5乗根なしだと、(元の方程式が)5次式にならないのではないの?」
> 6)つまり、「5次式→位数5の巡回群→5乗根による拡大」 となるのでは?(クンマー理論から)”
戻るよ
1)(参考)>>698より
URLリンク(www.beret.co.jp)
ベレ出版 ガロア理論の頂を踏む 石井俊全 2013
URLリンク(www.beret.co.jp)
目次
9 ピークの定理に立とう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 480
・ベキ根で解ける方程式の条件
ピークの定理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・480
定理 6.8 可解群のとき解はベキ根で表される・・・・・・・・・・480
定理 6.9 累ベキ根拡大体のガロア閉包・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 481
定理 6.10 解がベキ根で表されるときは可解群・・・・・・・・486
2)ここで、定理 6.9 累ベキ根拡大体のガロア閉包(これ多分クンマー理論相当だろう)
「αがベキ根で表されているとき、
E/Qが累巡回拡大かつガロア拡大
となるαを含むQの拡大体Eが存在する」
この部分は、証明というより
説明と解説になっているが
分かり易いよ
要するに、5乗根がなければ、群の位数に5の因子が入らないと思うよ
3)そして、定理6.10のすぐまえに
拡大体Eについて、作り方のポイントは
1.予め十分な1のn乗根を仕込んでおく
2.途中、Kの元αに対して、α^1/n だけでなく
略
α^1/n,{σ2(α)}^1/n,・・・,{σn(α)}^1/n も一緒に加える
と説明している
4)なので、繰り返すが
石井本をちゃんと読めば
ガロア群が位数5の群(5は素数なので巡回群だ)であるとき
5乗根によるクンマー拡大を持つ
もちろん、”予め十分な1のn乗根を仕込んでおく”前提
以上まあ、石井本をちゃんと読んでねってことかね
(どのガロア本でも、似たことは書いてあるけどね)