22/04/28 16:37:56.71 90oIbXEw.net
>>667
>余談ですが新論文のアブストラクトなどで排他的論理和が無限に連なっているアナロジーを説明していますが、
>普通の命題論理では論理和と論理積は無限に続くことが許されないので自明ではないんですよね
このスレは、初学者も来るかもしれないので、突っ込んでおく
「普通の命題論理では論理和と論理積は無限に続くことが許されない」
は、”普通”定義次第とは思うが、無限集合を扱う普通の代数学などでは、違うんじゃね?
・下記 高等学校数学A/集合と論理にあるように、論理の「かつ」「または」は、集合演算の”P∩Q”と”P∪Q”とに翻訳できる
・では、集合演算の”P∩Q”と”P∪Q”は、有限個に制限されるのか?
・すぐ浮かぶのは、位相空間論における開集合の議論で、下記”「開集合の任意個の合併は開集合である」「開集合の有限個の交わりは開集合である」”
とあるように、前半の「開集合の任意個の合併は開集合である」は、無限個を許す。後半の”有限個の交わり”は、無限個の場合”開”でなくても良いと読む(つまり、集合演算では、無限個を許すが、結果が”開”でなくても良い(連続濃度も可。普通は可算公理を入れるけど))
・実際、下記のZFCにあるように、公理で定められた各集合の演算は、もともとその回数は無制です
(参考)
URLリンク(ja.wikibooks.org)
高等学校数学A/集合と論理
1.3.2 命題と集合
1.3.4 「かつ」「または」と否定
条件 p,q を満たすものの集合をそれぞれ P,Q とする。
このとき、条件「pかつq」および「pまたはq」をあらわす図は、それぞれ右図のようになる。
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