16/12/11 11:08:54.82 WKZ/A5sc.net
>>290
まあ、小島も書いているように、コルモゴロフが完成した確率論を、別の視点から見直す
それは、確か過去レスで¥さんも指摘していたね
だが、個人的には、時枝記事 >>2-4 では、99/100は言えないだろうと思う
しかし、一方で、脱コルモゴロフの動きは確実にあって、そちらを考える方が良いと思うよ。時枝記事はおいといて
個人的には、量子力学の繰り込み処方が、きちんと扱える数学的手法が、21世紀にはできるんじゃないかと
過去、日本のノーベル賞で、朝永先生が受賞し、湯川先生はその後量子力学の繰り込み処方に不満足で、非局所場理論を探求された
URLリンク(wikimatome.org)
非局所場 - ウィキまとめ: 2016年8月11日
ふつうの場の量子論では,場の演算子は空間の点ごとに独立に定められ(局所場),各点の場がその同じ点の他の場あるいは自身と相互作用する(局所相互作用)という描像を基本とし,これに接近するための数学的な枠組を模索している.
しかし,こうして場の局所性に執着するかぎり発散の困難は消えないであろうと考えたマルコフ(Markov,M.A.,1940)や湯川秀樹(1947)は,時空座標を場ψと可換でない演算子にとり,それを対角にする表示で2点の関数〈x’|ψ|x”〉としての場(2元局所場,bilocalfield)に到達した.
湯川は,これをxとx’の平均との差の関数とみて,後者が場の粒子の内部座標に当たることから,この自由度により種々の型の素粒子を区別する統一的記述をめざしたが,高林武彦(1964)はハドロンのSU(3)対称性を含めるには4元非局所場(素粒子の4面体モデル)への拡張が必要なことを指摘した.
湯川はさらに空間を素領域の集まりとみて場をその関数とする可能性を追求した.
他方,発散の困難の解決のためには,すでに1952年にメラー(M?ller,C.)やブロック(Bloch,C.)が場は局所的としたまま非局所相互作用(non-localinteraction)を導入する考えを提出していたが,それは微視的因果律を破ることになるため(相互作用の光より速い伝播)S行列が一義的に定まらないという新しい困難に出会うことになる.
これらの困難のため非局所場理論はほとんど忘れられた理論となった.一方,今日では広がった実体を相互作用する弦として理論的成功を収めているのは超弦理論であり,重力を含む統一理論の最有力候補である.