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カバー解体で新たな懸念の声
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東京電力福島第一原子力発電所で近く予定されている、１号機の建屋カバーの解体ついて、
１９日開かれた地元住民などから意見を聞く県の会議で、新たな汚染の発生を懸念する意見などが出されました。
この会議は、福島第一原発の廃炉作業に住民の意見を反映させようと県が定期的に開いていて、
１９日は、地元の住民や専門家など、１９人が出席しました。
この中で、東京電力の担当者から今月から始まった１号機の建屋カバーの解体に向けた作業について、
今月下旬から屋根パネルを外す予定だなどと説明がありました。
これに対して住民からは、「今回の作業によって新たな汚染が出るのではないか」などといった懸念の声があがり、
東京電力の担当者が、放射性物質の飛散があった３号機での反省を踏まえて、念入りに対策を取っていると説明しました。
会議では、放射性物質が飛散した際の情報公開についても話があり、警報が出てからではなく、
数値の上昇を確認した時点で通報すべきだとか、住民一人ひとりに情報が伝わるよう、メールでの通報も
検討すべきだといった意見が出されました。
東京電力は、警報について、通常よりも低いレベルに設定しているなどとして、異常があれば、
きるだけ早く自治体などに通報できるよう、情報提供の態勢を整えたいとしています。
05月19日 19時54分