13/07/08 NY:AN:NY.AN .net
>>403
過去の東海~南海地震の起こり方の論文ですね。
僕は6割方は的を射た主張だと思っています。
1854安政東海地震は駿河湾奥まで破壊が及んだのに対し,
1707宝永地震は駿河湾奥までは破壊が及んでいないというのは,多くの証拠が出そろってきて確実になっています。
1498明応地震では同じく駿河湾奥まで破壊が及んだと言われています。
なので,瀬野先生の主張する,東海地震域は350年周期というのは,おおむね正しいと思えます。
プレート相対運動速度も駿河湾は2~3cm/yに対し,四国沖では5~7cm/yなので,再来期間が異なるのは不自然じゃない。
一方で,南海側もすべり量のすみわけがあるとの瀬野先生の主張ですが,この点に関しては,僕はいくらか被っていてもいいのではないかと思っています。
また,分岐断層の考慮や,銭洲南側の沈み込み境界,琉球海溝への広がり,等も今後は検討していく必要があると思っています。