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★(原題)Trump, Putin, Xi and the cult of the strongman leader
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★[FT]トランプ、プーチン、安倍…強権指導者の危うさ
2016/11/7 6:30
モスクワからマニラ、北京からブダペスト、アンカラからデリーに至るまで、
国家主義の「ストロングマン(強権的な指導者)」が再び流行している。もし米国が共和党候補の
ドナルド・トランプ氏を大統領に選んだら、国際的な流行を追いかけているのであって、
先頭で引っ張っているわけではない。
ストロングマンに魅了される流れは、独裁的な国と民主主義国の双方に広がっている。
中国は10月末、習近平国家主席が今や共産党指導部の「核心」だと発表したとき、
個人独裁に向かう危険な道をさらに一歩踏み出した。「核心」というのは、
毛沢東主義のニュアンスを帯びた肩書だ。
その習氏は先日、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領をもてなした。
ドゥテルテ氏は選挙を経て権力を握ったが、威張り散らすスタイルと法を軽んじる態度は、
新しいタイプの独裁者に典型的な特徴だ。世界の強権的指導者たちの「守護聖人」は、
そのワンマン支配がまだ民主主義の外見的特徴を多少備えている、
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領である。
民主主義の形式と独裁の現実を織り交ぜた同じ体制は、ほかの強権的指導者も披露している。
その一人はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領であり、程度はましだが、
ハンガリーのオルバン・ビクトル首相だ。このほか、まだ正真正銘の民主主義体制の枠内で
活動しているものの、その政治的アピールは、国家主義をはっきり帯びた毅然とした
リーダーシップというイメージを基盤としている強権的指導者がいる。
インドのナレンドラ・モディ首相や日本の安倍晋三首相などだ。
憂慮すべきことに、トランプ氏の政治スタイルは、プーチン、エルドアン両大統領と
いった最も独裁的なストロングマンと一番共通点が多い。
ロシアとトルコの指導者が描く外の世界は、自国に対して陰謀を企てる敵対勢力に満ちた場所だ。
また彼らは、往々にして外部の敵と協力しているとされる「内なる敵」を引き合いに出す。
プーチン氏とエルドアン氏は、習氏と同じように、外国人から受けた過去の屈辱を晴らす
「国家の復興」を率いることも約束している。(以下リンク先で呼んでください)
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