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★日本、安保理非常任理事国に＝国連最多の１１回目
【ニューヨーク時事】日本は２９日、国連本部で開かれたアジア太平洋地域の加盟国会合で、
安全保障理事会の次期非常任理事国改選で、地域の統一候補となることで加盟国の同意を得た。
これにより、今年１０月に行われる国連総会での投票で、３分の２以上の支持を得て
非常任理事国（任期２０１６年１月～１７年１２月）に選出される運びとなった。
日本が当選すれば１１回目で、国連史上最多となる。安保理入りは０９～１０年以来。
吉川元偉国連大使によれば、会合では各国から、日本を支持する理由として、
国際平和と安全に対するこれまでの貢献や、個別の国々への開発援助や人道支援の
実績などを評価する声が上がった。大使は「安保理に入った場合に、日本がどういう
案件でどのような発信をしていくかの準備に（これからの）１年近くの期間を充てたい」と述べた。
国連の最重要機関である安保理は、米英仏中ロの５常任理事国に任期２年の
非常任理事国１０カ国を加えた計１５カ国で構成。非常任国は毎年、半数が改選される。
アジア太平洋やアフリカなど五つの地域枠で定数が決まっており、アジア太平洋は２カ国。
現在はマレーシアとヨルダンで、１６年から日本とマレーシアが務める見通しだ。
アジア太平洋からは当初、日本の他にバングラデシュも立候補したが、昨年９月に取り下げた。
（2015/01/30-09:12）
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