+限りなく吸血鬼に近づく方法+at PHILO
+限りなく吸血鬼に近づく方法+ - 暇つぶし2ch300:壁一面に ◆OP/u0m0YWKCY
10/05/15 01:24:18 0
不動産屋で働く友人から聞いた話。

その友人が担当するマンションの空室に
一部屋だけ他と雰囲気の違う部屋があった。
その部屋に入ると、いつもなにか違和感を感じていたのだが、
ある日その部屋の廊下が、他の部屋より1m位短いことに気づいた。
他の部屋よりも短い廊下が、いつもこの部屋で感じる違和感の原因なのかと
友人は思ったそうだ。
しかし、なぜ短いのだろうかと思い、廊下の突き当たりの壁を叩いてみると
どうやら本来の壁と、今叩いている壁との間に空間があるようだった。
イヤな予感がした友人は支店長の許可をもらい管理人と一緒にその壁を壊してみた。

友人:「白骨死体でも出てきた方がスッキリしたんだけどさ。」


でも実際は、その空間の壁一面にびっしりと子供の絵でミッキーマウスらしいものが描かれていて、
それをグチャグチャに塗りつぶしたような跡があった…そうだ。

            ――終了――
結局子供がミッキーマウスの絵を描いたら
ディズニーの刺客が子供ごと消しにきたということらしい。

301:マシュマロ骨折 ◆OP/u0m0YWKCY
10/05/29 01:42:55 0
夏は曇り過ぎて冬の様だ。
しかし街は霧に蕩けそうだ。

ハニー「深読みしたら生気を吸われるぞ。
    今は2回汲めば消えるようになってる。」
バニー「それなら片手で固定して両目で捩じればいい。
    洗濯機に入れたら勝手に絡まるけどね。」
ハニー「それは自転車でも言えることだ。
    この間なんて車輪にちょっと違和感持って
    振り返ったら猫の死骸だったしね。
    とっくに息絶えてたようだが!」
バニー「籠の取っ手は忙しそう!
    そして僕の手にもフィット仕様!
    鮮やかなフルーツでも盛って待つとしよう。」
ハニー「ではそろそろ俺も珈琲を沸かそう。
    ランプが消えるまでには片付くだろう。」
バニー「香りが強すぎて飲み込まれないかが唯一の気掛かりだ!」


二人「これで迷彩は完璧だ!・・・・・・・・・ん?」

そう二人は自らスパイを引き出したのである。

「・・・フフフフ。」
パイン趣は欠伸をして最後のカウントダウンを始めた。

302:コオロギ ◆OP/u0m0YWKCY
10/05/29 01:45:11 0
小学校の時。
同級生が一軒家に引っ越したが、水まわりがイカレていたのか、
そういう土壌だったのか、コオロギが大量発生するのだ、と話してくれた。
お母さんが一日じゅうコオロギを退治するのだ、と言っていた。

それから半年ほど経って、その子の家に遊びにいった。
いわゆる建て売り住宅。玄関を開けると土間のところに一匹のコオロギ。
ああ、そう言えば大量発生で大変なんだっけ、と思い出しつつ中に入った。
台所でモーターの唸る音がする。それが止むと奥から友人の母親が出てきた。
友人と二人、台所に通され、菓子を御馳走になっていた。
と、キッチンに大きめのミキサーが置いてある。さっきの音はこれらしい。
だがチラリと見て、違和感を感じた。ガラスの容器の中身。胡麻?漢方薬?
そこに母親がどこからか戻ってきた。手の中には大量のコオロギ。
それをミキサーの中に投げ入れるとスイッチをひねり、それをじっと見つめている。

「ウチのお母さん、少しアタマおかしくなっちゃったの」
友人は少し困ったような顔をして、菓子をほおばっていた。

303:弱酸性 ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/12 03:19:39 0
漸くカーミラ読み終えた(遅)
レズものだし文も丁寧だしで
作家は女と勝手に思ってた
レ・ファニュてのもそうっぽいし
訳者のあとがきで種明かし
何気に夢遊病とか医師登場とか
ドラキュラに共通する部分が垣間見られた

304:弱酸性 ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/12 03:21:21 0
遡って今はフランケンシュタインを読んでる最中
ドラキュラに比べてこちらも文が綺麗な感じ
ドラキュラは何かごちゃごちゃうるさいw
まぁ結局名作なんだけど飽くまで二作と比べると
やっぱ文はスマートな方が良いと思う
国語でも勉強し直すかな
このスレが100スレ行く頃には
結構な名作が出来てるはずですwケケケ☆

305:ジャック2世 ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/12 03:23:33 0
【独毒手記#3】

傘みたいな蝙蝠で狙う。
天秤の振動を活かす。
後は痕をアートした。
それを雲から授かった。
茜雲から燃え落ちた。
危険で冷たいハンモック。
大きく広まる甘い蜘蛛。
苦悶苦悶。もくもく。木曜日。

嗚呼。

306:まなこ3ページ眼 ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/12 03:25:52 0
輪っかの境界線ずらして反射。
分裂する時、弾けたアーモンド。
噛み締めてる。繋げている。
鋏が降っても、トライアングル。
響いた。覚えた。燃え尽きた。
そもそも灰は消えないことを、
季節の丸ごと去らないことを、
飲み込んだ上での煙ばかりが。
今では雲を信仰中。
白さが薄れても。乾いても。
高層。

307:踊り ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/12 03:27:17 0
友達からたった今聞いた話。

夜、会社からの帰り道。いつもと同じ道を歩いていると、
何となくとあるマンションが目に入りましたた。そして、
そのうちの一部屋の明かりを何となく見ていました。
そこには、激しい踊りをしている人の影が見えました。
それからは、帰り道にいつもその部屋を見るのが習慣となりました。

ある日、ふとしたきっかけでそのマンションの大家さんと
知り合う機会がありました。早速聞いてみました。
「あの部屋の人はプロのダンサーか何かですか? いつも熱心ですね」
すると大家さんは、今その部屋は誰も使っていない、と答えました。
しかし、現に毎晩あの部屋の明かりと激しく踊る影を見ています。
それを話すと、大家さんは真っ青になって言いました。
「それはおそらく以前住んでいたAさんではないでしょうか」

大家さんは何もかも話しました。
ずいぶん前に、Aさんがその部屋で首つり自殺したこと。
そして、死の間際に苦しさで激しく暴れたらしいこと・・・

308:ジャック2世 ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/26 02:51:15 0
【独毒手記#4】

それは電信柱。
針金くねる。
リップクリームなぞる。
苺でいいから苺でいいから。
自ら!水玉!
それとテーブルクロス。
容易に悟れる。
流石名人です。

嗚呼。

309:融通エキス ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/26 02:53:38 0
ぱらそる「メソメソメソメソ!」
きゃんでぃ「何がそんなに可笑しいの?」
ぱらそる「違う!毒トマトの所為だ!誤った!」
きゃんでぃ「その頬の痣みたいな青さは?」
まだまだ伸びる。底なしの谷。
遍く血液の流れ。盲目が浚おう。
やがて冷え切った誉れ。凸凹に伝おう。

きゃんでぃ「そして血眼で十字を切ってたんだよ~。
      何か『あの方の頭脳には敵わん。
      一応陽の沈まぬうちに肌へと聖水を
      馴染ませたつもりだが分からん。
      暗闇の中で鋭い視線を感じた。
      心臓を貫かれた気がした。』とか
      まるで呪われたように復唱してたし。」

梟「ほお・・・・。」

310:三本足のリカちゃん ◆OP/u0m0YWKCY
10/06/26 02:56:46 0
年末は、紅白かつまんないTVしかやってないので
ある女性に聞いた話。
その女性の小学校だか、中学校ではやった話なので聞いた事があるとは思うが、

ある女性が公衆トイレに入った。
用を終わった後、汚物入れの横にリカちゃん人形が置いてあった。
何でこんなところにと思って持ち上げてみた。
服がかなり汚れていたので、かわいそうにと思い、手で拭いてあげると
なにか、違和感があった。
よく見ると、足が三本あった。
お尻のところから他の足とは質感の違う肉色の三本目の足があった。
ビックリして放り投げると、三本目の足で立上り
こっちを見て、抑揚の無い機械的な、そうリカチャン電話で流れるあの声で
「わたしリカちゃん。呪われているの。わたしリカちゃん。呪われているの。」
壊れたみたいになんども繰り返ししゃべっていた。
あまりの怖さにそのトイレから逃げるようにとび出し家に帰った。
耳障りなその声は家に帰ってもいつまでも聞こえ、
怖さのあまり、近くにあったボールペンで耳を突き鼓膜を破った。
そして、彼女は病院に運ばれたが、鼓膜は治らず耳が聞こえるようには
ならなかった。しかし、あの声はいつまでも聞こえ続け彼女は
精神病院へそのまま行ったという。

そして、三本足のリカちゃんは何処かのトイレで次の犠牲者を待っていると言う。

311:考える名無しさん
10/07/05 09:29:17 0
>>1の人はまだ吸血鬼に近付く方法を模索しているのだろうか


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