08/05/15 11:15:56 O
A:桜井って、歌詞などで書いてる割りにはさほど、可能性を徹底的に突き詰める、てことはしないよね。思考で突き詰める代わりに何をやるかといえば、センチメンタルに泣いてみせる、チャリティーの雰囲気に酔い痴れる、それが実際どんな内実を孕んで進行してるか、
あんまり考えてないようだ。日本の若者が抱えてる精神的、社会的な状況のきつさを考えてみれば、ap baok fesに数万人集まり、有名アーティストが集まったくらいのことで何にも大した事実ではないことは理解容易な話だ。そこで「彩り」みたいに脳天気な歌が書ける、
というのが、現状とズレた楽天性を抱ける背景になってるんだろう。
B:気分なんだよ、「地球を救うため、人々を一つにしたような」「子供への救いは悲劇的にしかなりはしないような」というね。自己満足だ、早い話が。
A:宮台が分析してる桜井の表現手法を考えてみると、《固有な履歴をもち、故に固有な志向をもつ私》というのはハイデガー的なんだけど、たとえそれが底辺にあるにせよ、実際のライブからは、伝達は成功している、という安易な確信しかしてないと解るし、
そもそも、ただのアイドルコンサートのノリで来てる観客に満面な笑顔振りまく馬鹿がどこにいる。もっと信者やファンを疑え、桜井!お前の姿はくだらなさ過ぎだぞ。
B:宮台がせっかく誉めてくれたにも拘らず、根本的感性が小市民をたいして出ないんだよ、この男は。過激になりかかるとすぐ自分でSTOPをかけてしまい、また元の職業人気歌手の仲間入りしてしまう。臆病なんだな、根が。だからそこでROCKに成り切れない。
A:ビートルズとミスチルを比べて何か言いたがる人間もいるようだが、ビートルズもアイドルには違いないが、ビートルズには小市民性を内部から食い破る過激さがある。また、聴く人間を不安にさせ、不吉な予感をもたらす曲を平気で発表する大胆さもある。
小市民的な殻を破れないミスチルなどと一緒にされては困るね。