08/06/13 23:07:01
>>300
(長い書き込みでしたのでとりあえず・・・)
大西先生へのご批判には尤もとうなづく部分もありました。
貴方の見識の高さには尊敬を覚えます。
ですが、私の意見は異なります。
例えばフォニックスもそうですが、中級くらいでも「何をいまさら」といった感じを受けないでしょうか?
ある程度の語彙に接すれば、自ずと身に付くものだと思うからです。
どだい英語を「学問」として閉じ込めているからオカシイ
そんな感覚が沢山の人に「ネイティブ・イメージ」を指向させているのではないでしょうか。
大西先生が「大学教授」という立場に違和感を感じられる発言をされるのも、「言葉は生きている」という気概があるから、と感じます。
若干堅い物言いになってしまいますが、「現在生きている会話の主体に惹かれてこそ学べる」のが言語学(ラテン語を除く)だと私は思うのです。
他方、日本人の「国際化」の遅れようは、甚だしいものがあります。
それは「一時代前のモラルの高さ」に胡坐をかいていたことも大きいです。そこが日本語の特殊性を増長させている気がしてなりません。実際、従来の「正しい日本語」と今の若者コトバとの距離感の隔たりは大きいですから。
コミュニケーションで上手く伝え切れなくとも、「日本人だから大丈夫」と受け取られた時代は終わりかけているのです。
「相手の発想にチューニングしよう」というアプローチは、カジュアルだからこそ素晴らしい視点だと思います。
「胡散臭い」と貴方はお感じになったのですね。それも真実をついていることでしょう。
でも、対象が一般の英語ラーナーですからね。日本語での説明のついでにイントネーションの延長としてアクセントが狂うのもご愛嬌かと。