ガロードとティファの後日談9at X3
ガロードとティファの後日談9 - 暇つぶし2ch707:通常の名無しさんの3倍
10/12/10 16:40:42
流れぶったぎるようですみませんがSS投下させていただきます。
>>563辺りの麦畑ネタを使いました。つまらんかもしれませんがよかったら読んでください。

夕焼けが世界を包みこみ、昼と夜の境界に入る中で
少女の目に入ったのはどこまでも広がる麦畑だった。
その麦畑は夕焼けを受けてキラキラと金色の光を放っているかのようだった。
ふわっと風が吹けば、その麦が波打つように次々と揺れていく、その風景はどこか現実離れしていた。
その中に少年と少女は立っていた。
少女は自分の身長ほどもある髪をなびかせていた。整った顔立ち、どこか神秘的な光を放つ瞳。
浮世離れした感のあるその姿は現実離れした風景によく似合っていた。
少女は自分を優しく見つめている少年を見返した。
その少年はエメラルド色の目をして、その中にはどこか純粋な炎が燃えているようだった。
クセのある髪、端整で大人と子供の中間にある顔立ち。
少女より若干背の高い姿は、少女が何度も見てきた、しかし何度見ても飽きないものだった。
少年は少女の小さく柔らかい手を取り、包み込むように抱きしめる。その抱擁は少女の心に灯をともす。
「ガロード……」
少女は少年の名前を呼ぶ。
「ん?何だティファ?」
ガロードと呼ばれた少年は少女ーティファの名前を呼ぶ。
「ずっと……そばにいてね。」
ガロードはその答えとばかりに強く抱きしめる。ティファはその抱擁に身を預けガロードのなすがままにされる。

ガロードとティファの出会いは運命だったのかもしれない。ガロードはティファに初めて出会った日から彼女を想い続け、
いつしか、ティファもガロードを想うようになっていた。
何度となく現実は二人を引き裂こうとした。しかし二人は現実に打ち勝ち、ようやく結ばれた。
二人で共に生きていこう。二人は誓い合い、今こうして共に生きている。


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