ガロードとティファの後日談9at X3
ガロードとティファの後日談9 - 暇つぶし2ch45:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 20:57:06 PW/pGRWG
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

46:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 21:34:44
>>41
はたしてティファがお化けパフェを食べれるものか・・・
結構きついからねえ、アレ

47:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 21:40:52
>>46
ガロードと半分こして
二人で同じ匂いになったらいいじゃない

48:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 22:22:43
>>47
二人でも無理だよ。アレは。
最低5人以上で来ないと出してくれない上に、俺の時は18の男5人でもかなり
きつかった。フリーデン主要メンバー全員で挑戦するべきだな。(全員なら裏
メニューも良いかな?)

ってか46さん。同郷の方かと御見それしますが、N県N市のカレー屋が出すお化け
パフェの事を言ってるんですかい?

49:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 22:26:00 M/5Jux4V
きめえ

50:通常の名無しさんの3倍
10/10/31 22:27:05
フロスト兄弟でも連れて行けば、相当な戦力になるような気がするw

51:通常の名無しさんの3倍
10/11/01 02:37:45
ガロードとティファが二人で仲睦まじそうに食べてるのを見て
他の客の食欲が消えうせるのを想像しましたw

52:通常の名無しさんの3倍
10/11/01 23:58:58
フグは自分の毒では死なない。
この街の糖分はほとんどガロティファ産。
あとは何が言いたいかわかるな?

53:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 01:11:54
ガロティファ産の砂糖は一部の奴(某兄弟や某ピエロ)には潤いを
一部の方(主にカリス)には痛みを与えてくださるんだ

54:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 01:26:35
初期スレではカリスも煽ってたのにねェ。
(「あの二人の幸せを壊す者は悪即斬です」なんて言ってた)

砂糖ネタ出た辺りからカリスの苦労が酷くなったな。

55:ラテールの神
10/11/02 09:28:48
age進行で

56:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 09:46:45
>>54
今でも、煽りっていうか、二人の幸せ願ってんのは変わらんけどね。
胃痛がもはやアイデンティティになってる気がする。

内心、胃痛も楽しんでいるのでは?とか思えるネタもあるよね

57:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 20:57:51 r0INuWN7
さっきラテが女の人に手を引かれて歩いてるのを見かけた

58:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 21:22:20
>>56
「2人の微笑ましいところを見てるだけで満足」って感じだよね

59:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 21:31:51
>>58
時折じれったくもあるんだが・・・そこがまたあの二人っぽくてねぇ・・・(*´ω`*)

60:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 21:46:47
職員さん!足下から砂糖化が始まっています!

61:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 22:08:22
カリス「何をいまさら。いつものことですよ。ハハッ、アハハハハハハッ」

正直カリスは胃の痛みからこれくらいになってしまってもおかしくないと思うんだ

62:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 23:11:29
ぼちぼち悟りを開いていいころだな
砂糖の柱になった後に新たなステージを迎えるのだよ、多分

カリス「ああ、あるがままを受け入れてしまえば、心はこんなにも軽くなるんですね…ふふふっみんな砂糖になぁ~れ☆」
職員「所長、それ悟りじゃなくて逃避です」
職員「誰かハバネロジャム持ってきてー」

63:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 23:29:03
いえーい間抜けなヲチスレ住民見てるー?

64:通常の名無しさんの3倍
10/11/02 23:30:52
>>63
そんな汚物ほっとけよもう

65:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 00:19:01
>>56
「まったく、あの二人のせいで胃が痛いですよ」とか言いながら、いそいそとウォッチングしてたり、気付かれない程度にお膳立てしてるのか
ウォッチャーの鏡だな

66:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 02:33:34
ちょっとパフェで話思いついた。家で食べてるという設定だが


「うーん、なかなかどうして減らないなあ」
「せっかくトニヤさんにいただいたのにね」
二人が食べているのは高さが70cmはあろうかという
街でも自慢の怪物パフェである
なんでもトニヤが店に頼み込んでわざわざ自分の部屋に持ってきてもらったらしいのだが
いざ食べる段階になると噂以上の高さにすっかり食欲をなくしてしまったらしい

ではどうしたかというと、近くに住んでいたガロードとティファの家に持ってきたのだ。
最初のほうこそ、大喜びで食べていた二人だったが
余りの甘さと食べても食べても減る気配のないこの怪物に
すっかり負けてしまったのだ。

「しっかし、トニヤさんは一人で全部食べるつもりだったのかねえ。
俺ら二人ががりでも食べきれそうにもないのに…無謀つーかなんつーか…
なあ、ティファ?」
「…………」

67:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 03:00:27
「……おい、ティファ?」
「…………」
どうも様子がおかしい。さっきから目の前の少女はうつむき
一向に食べる気配ないどころか、起きているのかすら曖昧である。
「どうしたんだよ、おいティファ?」
「……ふぁあい」

「え…ちょ……ティファ!?」
ガロードは驚愕した。
ティファが普段の彼女からはありえないような返事をしたからだ
近寄って彼女の顔を上げてみるとー
目の前の少女ーティファ・アディールは
普段はその透き通るように白い肌をほんのりと赤らめているのだ。
その瞳は普段の面影は無く、トロンとしておりまぶたが今にも閉じてしまいそうだった
「ガロードォ………」
少女は年端もいかない子供のようにガロードに擦り寄ってくる

ガロードはそんな彼女を見て
「か…かわいい」
普段は見られないそんな愛しい少女の姿を見て
ついそんなことを考えてしまった

「で……でも、何でこんなことになったんだ?
それになんだってティファだけ?」

この感じはおそらく、いやほぼ間違いなく酔っ払っているに違いない
原因はおそらくティファが食べたパフェに酒の成分でも含まれていたのだろう。
しかし、ガロードが酔っているわけではないので
ティファだけが食べた所をみてみるとー




68:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 03:05:31
ワッフルワッフル

69:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 03:57:41
「これか…………」
ティファが食べたであろうそのアイスのなかは空洞になっており、その空洞から明らかに酒であろうものが零れていた。
しかもそれを重点的に食べたような形跡があるので
自動的にその内部の酒も食べたことになるわけで…

「はあ…」
ガロードは思わずため息をついた。
原因がわかったとしても結局彼女は酔っ払ったままなのだ。
しかもいつの間にかガロードの肩に頭を乗せ完全に自分の身を彼に預けているのだ。
でも、そんな些細なことでも、自分を信頼してくれてることの証のような
気がしたので悪い気はしなかった

「ガロードォ……」
「ん?なにティファ?」
「お願い……ぎゅうってしてぇ?」
「……へ?」
「だぁーかぁーらぁー、ぎゅーってしてほしいのぉ」
「…………」
つまり、彼女はガロードに抱きしめて欲しいといってるのだ。
だがそんなことはもはや日常茶飯事で、何度となくおこなっているので
抱きしめてほしいなんて言われるのは久しぶりであった。

70:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 04:05:53
「そんなんでいいのか?」
「うん……ぎゅーって……いっぱいして?」

言われるままにガロードはティファを抱きしめた。
なんの変哲もないいつも通りの抱擁にすぎないがティファは心の底からうれしそうだった。

「えへへ……んー、ガロードォ……」
と彼女は彼の胸に頬を摺り寄せる。
「ガロードォ、大好き、大好き、ずーっと大好き」
「ああ、俺もティファが大好きだよ」
「ずーっと一緒にいたいよ、ガロード」
「うん、俺も一緒ずっと一緒にいたいよ」

「ガロードォ……」
「ティファ……」

二人はいつまでもいつまでも抱き合っていた
失った半身を補い会うように、いつまでもいつまでも…………

               終

思いつくままに書いてしまったので、表現不足なところやおかしな点も多々あると思います
こんな駄文ですが少しでも楽しんで頂けたら幸いです


71:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 04:17:28
おつ!
ぎゅ~ってしてあげる(はぁと)

72:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 06:06:58
急いで避難用品を持って逃げるか。

73:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 07:05:00
>>70
GJ!
しかしやばいな、砂糖化が止まら………

74:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 07:21:32
>>70
GJでした。
あれ、足の指先が砂糖化してきたぞ

75:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 08:06:00
>>70
二人のぬくもりでパフェの残りが容器ごと溶けてゆくのが見えた…GJ

76:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 11:29:06
>>70
GJ!!!(砂糖の涙を流しながら

シャギア「食いきれないだと? 何故私たちを呼ばんのだ」
オルバ「流石に、この雰囲気の中に混ざり込むのは嫌だよ、兄さん…」

77:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:16:31 uILtHhWi
ふと

ガロードとティファのどちらかが先に逝ってしまったらというまことに
不謹慎な電波を受信してしまったんだが、

1,「ずっと一緒って、いったから…」と言って愛しの人のそばで眠るように息を引き取る
2,自分たちの作る未来を信じてそれでも生き続ける
3,ラブパワーで生き返る
ぐらいしか思いつかないぜぃ
(アリガチナネタデスマソ、そして重ね重ね不謹慎なねたで御免なさい)

78:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:19:13
>3,ラブパワーで生き返る

ガロードの場合:ティファの涙で蘇生
ティファの場合:王子様ならぬガロードのキスで蘇生

うむ、何も問題はないな

79:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:29:01
っ4,ガロティファ産の砂糖をなめて復活

80:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:54:20
そもそも相手をむざむざ死なせるかね。
そして残される側が悲しむのが分かってるのに一人で死んだりするもんかね。



以下チラ裏。


他ジャンルの二次創作だと時々見掛ける「死にネタ」「別離ネタ」だけど、
そういうのが好みってんならともかく(私は嫌だが)、
「好みのネタでもないのについついそっちへ考えが行ってしまう」のって心的ダメージが
累積してんじゃないかと邪推してしまうな。
後は「全力で否定して欲しい」と無意識に思ってるとか。

81:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:57:02
>>79
王大人「死亡確認」

82:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 21:58:21
それは「実は生きてる」フラグじゃねーかw

83:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 22:04:36
>>80
病死とか事故死みたいに避けられないものもあるから、そこは何とも言えないかと
嫌いだけどね、死にネタ。二人にはずっと一緒にいて欲しいさ

チラ裏について
極端な例で悪いけど、ある種自殺志願者と同じ心理かも知れないね。「死にたくないけど
辛くて、生きてるのが辛い。けど、やっぱり生きたいからそれを否定して欲しい」って言
うやつ。
いや、別に、77がそんな事思ってるとかそういう訳では無くさ。
別離ネタ基本駄目なんで、好きな人の心理が解らないから推測で言っただけです。
気に触ったらごめん

84:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 22:40:23
お互いが年取るまでずっと生きてたらの話で

数十年、子供やら孫やら曾孫やらに囲まれて生活してる中、どちらかがベッドに横たわり、その傍らで手を握り締めてる片割れ、最期は「あなたたちに出会えて良かった」って笑顔で大往生

気持ち悪いとか言われそうだが妄想をどこかに残しておきたかった

85:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 22:49:28
>>84
同じような事考えてたな。
俺の場合は、ティファがガロードに「今までお疲れ様、ずっと幸せだったよ。後で行く
から、その時はそちらを案内してね」とかそんな事言うって感じだが。
死後の世界でも一緒にいて欲しくて。

何か寂しくなってきた。誰か、明るいネタは無いか?

86:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 23:03:14
一足跳びに末期まで行かんでも
その時までにたくさんいい事があるでしょうよ
ひ孫に至るまでの第一歩、第一子誕生とかね
男の子かな女の子かなどっち似かな
二人が何歳頃の話かな
結婚式が先か妊娠判明が先かとかw

87:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 23:25:07
ティファが死んだらガロードはパーラかエニルとくっつくだろうけど
ガロードが先に死んだらティファは誰とくっつくん?
カリス?

88:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 23:25:23
>>86
ジャミル「結婚前に妊娠など・・・そうならぬように私は二人を見守ってきていた筈だ!?」

89:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 23:38:36
>>88
戸籍とかは無いッぽい世界だから、結婚って概念も微妙なのかも。ずっと一緒に
いる事との区別が曖昧な気がする。ある意味ではエピローグの時点で結婚してる
扱いとか?
でも、式はやって欲しいよな。先に式挙げられて、焦るサラとそれに気付かず、
普通に祝福してるジャミルとか定番だが面白い。
子供はそれからが良いな。式前は似合わない気がする

90:通常の名無しさんの3倍
10/11/03 23:39:29
間違えた
>>88→86で

91:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 00:11:32
原作後の場合は式にこっそり変態兄弟がいそうな予感w
このスレ的な場合は二人のラブラブっぷりを語りそうな予感がするぜw

92:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 00:54:37
砂糖の意味がさっぱりだったんだが
あまーい空気を醸し出してるから砂糖なのな?

93:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 17:03:07
>>89
そして外見ティファなのに凄いヤンチャな女の子と、外見ガロードなのに物静かな男の子が生まれるんだな。

ニヤニヤしちゃうな、なんか。

94:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 20:32:43
案外ティファがガロードと一緒にいる方法として結婚しようとか
言い出しそうだww

>>93
その設定でいい感じの話が浮かびそうだ
だがニヤニヤしすぎて話がぜんぜん纏まらなねえ。

95:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 20:37:37 zS/GVRXo
>>83
まことに申し訳ない。このような不快感を感じるネタを振ってしまいまことに申し訳ない。
それでもこんな暗いネタに米ありがとう。これからはスレの空気が読める素敵なジャミルになるよ。

>>93
いや、案外両方とも男(女)かもしれないぞ。
男だったら父子ティファ争奪戦が始まって(マザコンにあらず)、女だったら女房・娘×2に尻に敷かれてる
哀れな、そしてじつに嬉しそうなガロードが拝めるという訳なんですね

96:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 20:59:44
>>95
気にしなくていいですよ。確かに死にネタ苦手とは言ったけど、不快では無いので。
また何かネタ思いついたら振って下さい。全力で(乗れれば)乗るし、SSにするかも
しれないので。

>>93
娘もガロードに惚れて、母に勝とうと必死に努力するとかいう、らっきょな妄想が浮かんだ

97:通常の名無しさんの3倍
10/11/04 23:00:19
二重人格で生きているモノなら何でも殺せる眼を持ったティファだと?

いや、まあ式と幹也は二十歳でショットガンマリッジなんだが…w

98:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 00:32:05
子供をかわいがるガロード
    ↓
嫉妬するティファ
    ↓
ガロードにイジワルするティファ
    ↓
ガロード平謝り
    ↓
仲直りして前以上にラブラブになる

こんな感じのことが何回も繰り返されてる気がしてならない

99:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 00:55:37
日登町スレのラン夫妻と同じだな、二人の仲の良さは。

100:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 14:34:45
仲が良いってのもあるけど
お互いにとってお互いがいなくてはならない存在なんだよな
ここまで名実共にこいつらもう夫婦でいいんじゃね?
って言える二人も中々珍しい

101:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 21:13:37
>>100
シャギア「たしかに我々ほど仲の良い兄弟は居ないな、オルバよ」
オルバ「もう二人で一つと言っても差し支えないからね、兄さん。」
シャギア「オルバよ、これからも末永くよろしくな」
オルバ「兄さん…」

異論?構わんよこの私が一句一句丁寧に受け答えしてやろうでは




アッー

102:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 21:57:50
男同士の愛情はいいけど突っ込んだり引っこ抜いたりするのはNoThankYou

103:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 22:04:02
じゃあナニが突っ込んだりしてればいいんだYO!

104:通常の名無しさんの3倍
10/11/05 22:10:30
っスイカバー

105:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 00:11:41
ティファ「あれ?彗星かな?でも彗星はもっと・・・」バイザーが割れたヘルメット装着

106:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 00:14:28
サラさんがキレのいいツッコミを入れてくれればおkだYO!

107:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 00:45:55 yshxj34/
>>105
壊れてしまったティファをガロードが抱きしめるんですね
そして愛の力で回復すると

……書いてて背中が痒くなってきた


108:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 01:34:36
「ヘルメットが無ければ即死だった!」

109:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 02:48:05
「うぅっ……つ、疲れた。もう……ボロボロだ……」
三日ぶりの我が家に帰還したガロード・ランの第一声は
このような苦痛の声だった。
なぜ彼がこのような苦痛の声を上げているか
それはこの三日間の商談のせいである

なぜ彼がそこまで、疲れていたか
それはその商談の相手があのシャギア・オルバだったからである
彼らは自分からガロードを呼んでおいて
最初の一日は「再開を祝して」等とぬかし三人で酒を一日中飲み明かしたのだ。
それだけならまだしも二人は金を持ってきていなかったのだ。
本人曰く、財布を道で掏られたそうな。
(ぜってぇー嘘だ。初めからたかるつもりだったにちがいねぇ)
ガロードは間違いなくそう思っていたが金をもっていたのは
彼だけだったので仕方なく彼が三人分支払うしかなかった。

しかも二人は完全に酔いつぶれ
結局何を買い取ってもらうつもりだったのかすら
ガロードは聞かされぬまま家路に着くことにした。

110:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 03:17:02
「一体……あいつらは何のために俺を……呼んだんだ
全くの無駄骨だった……
それに……ハア、ティファに悪いことしちまったな」
彼の苦痛となっているもう一つの原因
それは、彼の最愛の人、ティファ・アディールのことだった。

ずっと、ガロードとティファは二人で行動してきたため、
もはやちょっとお互いの姿が見えないだけで不安に駆られてしまうほどになっていた。
そんな状況で三日も離れ離れではどうなってしまうかは想像に難くない。

「ガロード……早く帰ってきてね」
「あぁ、早めに帰ってくるからな
……そんな悲しそうな顔すんなって。別に死ににいくわけでもねーんだから」

二人は出発前に何度もそんな感じの言葉を交わしていた
そうやって自分自身に暗示でもかけるように

で、ガロードの方はどうだったか、もはや言うまでも無い。
酔いつぶれた兄弟に早めに見切りを付けてティファの待つ家にたどり着くまで
彼はずっと、彼女への罪悪感と後悔の念に駆られていた
「俺は、一体何をしていたんだ。あいつは、ティファは俺のことを
待っててくれてるって言うのに。クソっ……」
出発直前に見せた、彼女の悲しそうな顔
その顔を思い出すだけで彼は過剰のまでの自責の念に駆られてしまうのだった。

111:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 03:46:52
「ティファ……帰ったぜ」
彼が帰宅したときには太陽はすっかり沈み、月が空の明かりとなっていた。
(もしかしたら、寝てるかもしれないな)
そう考えたガロードは静かにドアを開けた。
3日ぶりの我が家の匂いである。
彼はその空気を肺に目いっぱい吸い込み、
シャワーも浴びずに愛しい恋人の姿を確かめに行った。

「ティファ……」
ガロード・ランの恋人であり、家族のような存在でもある
少女ーティファ・アディールはベットの中ですやすやと眠りについていた。
その白い肌は月明かりの反射により、本来以上の白さを出し
それと対照的な黒と茶色の中間色の髪はよく映えていた

お姫様ー今の彼女を表すピッタリの言葉であった

そっと彼女の髪を撫でるガロード
触れてるかすら怪しい撫で方だったがティファは嬉しそうにもぞもぞと動いた。

「ん……ガロードォ?」
どうやら目を覚ましたようだ。
眠そうに目を擦りぼんやりとした視線の中で彼女が捉えたのは
ずっと会いたくて会いたくて仕方なかった人の姿
彼女が世界中で誰よりも愛している男性の姿
ガロード・ランの姿がそこにあった
「ガロード…………」

112:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 04:09:18
「ティファ……ただいま」
そう言ったが早いがティファはガロードの胸に飛び込んできた
「お、おい……ティファ」
「ガロードォ、ガロードォ……」
そういって彼女は愛しい彼の胸に頬を摺り寄せた
まるでそこにいることを確かめるように、何度も何度も

「おい、ティファ、大丈夫だって、ちゃんとここにいるからさ」
「……寂しかった」
「え?」
「ガロードに会えなくて、すごく寂しかった……
いくらすぐに帰ってくるって自分に言い聞かせても、全然駄目で……」
「ティファ……」
「……夢にまでガロードが出てきて、嬉しかったけど起きると
ガロードがいなから余計に寂しくて……」
「…………」
「私、思ったの。私、やっぱりガロードがいないと……んっ!?」
唐突にガロードはティファの唇に自分の唇を重ねた
それはただ触れ合うだけのキスだったがティファにはそれがたまらなく嬉しかった。
(ガロード……)
ティファの瞳から一筋の雫が落ちる。

113:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 04:32:18
一体どれくらいそうしていただろう
数分にも満たなかった気もするし、何時間もキスしていたようにも感じられた
唇を離してガロードはティファに囁くように言う
「ごめんな、ティファ」
「え?」
「俺もティファに会えなくて、寂しくてしょうがなかった。
ティファのこと…あ、愛してるのにティファのこと
不安にさせるなんて駄目だよな」
「ガロード……」
「だから、明日は思いっきり俺に甘えてくれ!
なんだったら一日中抱きしめてあげる!だから、ごめんな」

そういって、強く強くティファを抱きしめる
ティファはクスリと笑って彼の胸に体を預ける
「ガロード、ありがとう。でも、私も強くならないと。
私もガロードのこと、あ、愛して…るから・・・」
最後の方は聞こえるかどうかすら怪しかったが
たしかにガロードの耳には届いていた

「ティファ……愛してる」
「ガロード……私も愛してる」

月明かりが二人の照らし影をつくる
そしてもう一度二人の影が重なる


後日、ガロードとティファは他人が見るだけで苦しみだす
ような甘い一日を過ごしたそうな



その後にフロスト兄弟は真相を知ったティファに邪険な扱いをされたとか
されなかったとか
オルバ「兄さん、僕らが何をしたんだろうね…」
シャギア「さあなオルバよ、私にもさっぱりだ」

114:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 09:29:16
GJ!!三日離れるだけでこんなならそれこそ数ヶ月以上離れたら…

115:通常の名無しさんの3倍
10/11/06 09:44:51
GJ!
シャギアとオルバはまた地下室かな?

116:通常の名無しさんの3倍
10/11/07 21:33:30
過剰な砂糖を砂糖以外の形で活用消費する事はできないのか?
新連邦もコロニーもラム酒の生産を奨励するとか。

117:通常の名無しさんの3倍
10/11/07 21:52:24
SS投下 流れをぶった切ってごめんね
アフターウォー0079くらい


「なぁ、ティファ」

? なぁに、ガロード

「飯、まだかのぅ」

…ガロード。

「じょ、冗談冗談。そんなおっとろしい顔せんでくれ」

ふふ。

「ん?なんか面白いこと言ったか?」

いいえ。なんだかうろたえてるガロード、すごく可愛かったから。

118:通常の名無しさんの3倍
10/11/07 21:55:09
「そ、そうかなぁ、ハ、ハハハ///」

あらあら、いい男がそんなに顔赤くしちゃって

「いい男?ほんとかよ?」

うん、ほんと

「いっしょに居れて幸せ?」

っ////

「おや~?ティファばあさんの顔が赤うなってるぞ~?」

もう!……うん、幸せよ

「…んっくっくっく」

まぁ 変な笑い方

「おんなじ事考えてたなぁ、と思ってさ。」

…おんなじこと?

「そ、おんなじこと。」

例えば?

「顔赤くしてるティファもかわいい。こんな他愛もない話してる時がすっごく幸せだ、ってさ」

…ガロード

「…ティ シャギア(霊)「やれやれ、朝から見せつけてくれるな、オルバよ。」
     オルバ(霊)「そうだね兄さん。でも昔に比べればちょっと落ち着いてる気がするよ。」
      シャギア(霊)「その通りだ。ブラックコーヒーが」
     オルバ(霊)「普通のコーヒーに。」
     シャギア(霊)「額烏帽子(幽霊の頭の三角のアレ)が」
     オルバ(霊)「薄桃色だよ」
     シャギア(霊)「やはり少しは加減がわかるようになったようだな。」
     オルバ(霊)「でも相変わらずで安心したよ。」
     シャギア(霊)「全くだ。」
     兄弟(霊)「はっはっはっはっはっはっはっは」
     ガロード「出てけええええええええええ!」

      落ちなし だれか俺に文才を


119:通常の名無しさんの3倍
10/11/07 22:54:33
いやいやGJ!

だいたい80歳位か…
一度崩壊しかけた世界の医療でそこまで生きているのは、医療の進歩が早いかはたまた二人の愛の力か………
てか変態兄弟死んでもまだガロティファ家にいんのかよwww

120:通常の名無しさんの3倍
10/11/07 23:05:23
つうか死ぬのか?あのサテキャ直撃でも無傷な変態兄弟が。

121:通常の名無しさんの3倍
10/11/08 19:50:27
最終回で車椅子だっただろう
奴らも人間ってことさ

122:通常の名無しさんの3倍
10/11/08 20:55:22
ついつい忘れがちだけどシャギアもオルバもまだ10代なんだよね(19歳だっけ?)
ガロティファが健在なら変態兄弟2人もまだぴんしゃんしてそうだ。

123:通常の名無しさんの3倍
10/11/08 21:52:49
いつも思うけど、ガンダムの設定年齢はおかしいよな。
シャギアもオルバも19歳だし、フリーデンクルーで(判明してるので)成人してるの
テクスとジャミルとシンゴだけとかさ。最近までウィッツとロアビィが未成年だと思
わなかったよ。
オッサンは比較的まともだけどさ。

変態兄弟は長生きしそうだな。無駄にしぶとそう。100歳まで生きてても違和感無い。

124:通常の名無しさんの3倍
10/11/08 22:08:07
Xの世界はかなりの混乱期だから少年兵主体で平均寿命も低いというのは
アフリカとかみてると納得できる所だと思うけどな

125:通常の名無しさんの3倍
10/11/09 20:22:04
>>123
兄「シャギアも百歳」
弟「オルバも百歳」

126:通常の名無しさんの3倍
10/11/09 21:00:56
しかしこのスレの時間が進む事は無いw

127:通常の名無しさんの3倍
10/11/09 21:08:13
職人さんによる時間の多少の前後はあるけどね

128:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 00:17:46
>>125
金さんと銀さんか…懐かしいな

129:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 06:31:36
ガロティファ動画のコメントに
「話数短縮の真相はパーラ編でフラグが立つのを阻止しようとしたティファの陰謀」
みたいなのがあって吹いたwww

130:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 06:32:52
ごめん誤爆

131:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 09:37:32
どこにレスしようとしたんだよ・・・w

132:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 11:55:25
誤爆への処罰はどれがいい?

・食料が全て砂糖漬け 1ヶ月
・変態兄弟のパシリ 無期限
・所長の愚痴聞き役 (胃痛が治るまで)
・ガロティファのいちゃいちゃ観測 24時間365日

133:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 13:07:54
上はまだしも下3つは半永久的に続くじゃないですかー!!
っていうか砂糖漬け料理ならまあ甘党の人なら問題ないな

…ブラックコーヒー派な自分には耐え難い拷問だがな

134:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 20:38:00
無双3で別勢力なのは砂糖の嵐を防ぐためか
どうするよお前らガロードVSティファみたいになったら
新しいから俺は応援する

135:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 21:32:49
「会えない時間が愛育てる」という歌詞の歌もある事だし、再会した時は本編以上のだだ甘っぷり
を見せてくれる事と期待する。
ってか、あの二人別々とか萎えるんで、そうやってポジティブに考えてる。

136:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 22:23:25
十中八九
ティファ側がピンチでサテライト威嚇発射から先陣きってガロードが助けに来ると言う王道ヒーロー描写があるさ
オードリーが同じ陣営にいると、初めはガロードと敵対関係にあるユニコーンと共闘しながら来るかも?
なんという俺得
でも同席できないかもしれないというね…

かと言ってカリスさんに面倒見てもらうわけにもいかなし(彼の糖傷が悪化する的な意味で)

137:通常の名無しさんの3倍
10/11/10 22:23:25
どうせ会った瞬間キャッキャウフフを始めるよ

138:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 02:46:30
個人的には二人の争いは見たくないなあ
むしろ、他人からどう思われようとも、二人で健気に
生きて愛を育んでいく二人のほうがいい

みんながどうかは分からんが……

139:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 07:09:56 EWdQUXvm
45 名前:通常の名無しさんの3倍[] 投稿日:2010/10/31(日) 20:57:06 ID:PW/pGRWG
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
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        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

140:1
10/11/11 10:10:12
休日の昼下がり。
ティファは久々にガロードをモデルとして絵を描いていた。
「動いちゃダメ…!」
「あ、う、はい…」
イーゼルを立て、キャンバスにその姿を描いていく。
椅子に掛けて落ち着かなさげにもじもじとしている彼を見てティファは優しく微笑む。
視線が合うとガロードもはにかみながら微笑み返す。
「何か照れくさいな…」
「ふふっ…ガマンして、もう少しだから」
しばらく、画布に描く音だけが部屋に響き、やがて止まる。
「出来た?」
「うん…」
白い画面に木炭で描かれたガロードは凛々しく男らしい。
「ヘヘ…ちょっと割り増して描いてくれたんだな」
照れくさそうに鼻をかきながら笑う。
「違うわ、見たとおりよ」
頬を染めたティファに釣られますます照れくさそうに、でも頬が緩む。
「…それは、どうも」
「ふふふ…」
「しかし…いつも思うけどすごいな、こういうのさっと描けるんだもんな」
「そんなことない……そうだわ」
ティファはもう一枚新しいキャンバスを取り出すとガロードに差し出す。
「はい」
「え?」
勢いで受け取った真っ白なそれと、ティファの顔を見比べるガロードににっこり笑って、言った。
「あなたも描いてみて」
「ええ!?…む、無理だよ、俺、絵を描いたことなんてないし!!」
「たまには気分転換になるかなって思って…」
「そりゃ、まあ…」
「…だめ?」
上目使いに見ると、ガロードは困り顔で頭を掻いた。
「…わかった、やってみる。でもヘタクソだぞ?」

141:2
10/11/11 10:11:18
シャッシャッと木炭の滑る音が響く。使い方を少し教えただけなのに、すごく様になっている。
(かっこいい…)
黙って、真剣な顔で手を動かし、画面と自分を交互に見ている。
(ガロードが、私を見てる)

目、鼻、口、髪、首、肩、腕、胸、手、指…
視線が、まるで彼の手になったように自分に触れている。

そんな錯覚を起こすほど、自分のどこに触れているかがわかった。
息が詰まるほど真剣に、自分だけを見ているその眼差しに胸が高鳴るのを感じ、頬に血が上っていく。
振り向いて欲しいと願ったのはもう遠い昔のことで、今はお互い見つめ合うのは呼吸と同じくらい普通で自然なことだ。
それなのに、彼の視線が自分を捉えるたび鼓動が大きく胸を打つ。
(どうしよう…すごく・・・ドキドキする)
変わらず流れているはずの時間が止まったように感じられ、息苦しいほどに濃密な空気が二人を包んでいる。
彼だけを意識して、全身の感覚が研ぎ澄まされていく。
視線が触れるたび、鋭敏すぎる身体に流れる甘い痺れがティファの心を蕩けさせる。
すべての音が遠ざかり、視界が狭くなっていく。
(私に、触れて、もっと…)


142:3
10/11/11 10:12:16
どれくらいの時間が経ったのか、自分を呼ぶ声が聴こえ、不意に世界が戻ってくる。
「…ファ、ティファ?」
「…あ…」
「どうしたんだ?大丈夫か?」
肩を揺さぶり、心配そうに覗き込むガロードに焦点が合うまで少し時間が掛かった。
「…ガロード」
「ぼーっとして返事もないし、どうしたのかと思った…」
エメラルドグリーンの瞳が少し揺れ、その中に自分が映っている。
その途端こみ上げる分析不能な感情に動かされ、目の前のその人にぎゅっとしがみ付いた。
「!?…どうしたんだ?」
突然の行動に慌てながらも、ガロードはしっかりとティファを抱き返す。
「…なんでもないの…少しだけ、このままで…」
世界にたった二人だけだった、甘い時間を反芻するように首に廻した腕に力を込めた。
(私…どうしちゃったのかしら…あんなの…初めて…)
頬はまだ上気したまま、脈拍も早い。
(でもやっぱり、本当に触れるほうがいい)
温かく力強い抱擁にうっとりと目を閉じて、そのまましばらく彼を感じていた。

143:4
10/11/11 10:13:07

「…ヘタクソだからって怒るなよ?」
出来上がった絵を背中に庇うように立ち、ティファから隠している。
「怒ったりしない…ね、見せて、ガロード」
頭を掻きながらおずおずと身体を避け、ティファの反応を窺う。
「…」
白い画面に描かれたモノクロのティファは、確かにティファだった。
「あーなんつうか、その…難しいな、絵を描くのって。こんなに集中したのって久しぶりかも…」
「本当に初めて描いたの…?すごく上手だわ…それにとても綺麗…私じゃないみたい」
「そ、そうか?」
「割り増ししてくれたのね」
クスリと笑うと、ガロードも片目を瞑り笑いながら答える。
「違う、見たとおり…のつもりだけど?」
「ふふふ…」



144:5
10/11/11 10:14:06
キャンバスの角にそっと触れる。
(彼が見た、私)
触れた画面から想いが流れ込んでくるような気がした。
温かい慈しみに心が包まれる。

二枚を棚に飾り、並んで眺める。
「嬉しい…ありがとう、ガロード」
「…へへ…あのさ、描いてる間、なんか…」
「ん?」
「なんか…幸せだった」
照れ笑いを隠すように鼻を擦り、横目でティファを見る。
「私は…ドキドキしてた」
「えっ?」
ガロードの手を握り、じっと見上げる。
しばらく黙って見つめあい、やがて熱い頬に手が添えられてティファはそっと目を閉じた。

おしまい

145:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 10:25:00 EWdQUXvm
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
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146:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 11:43:18
>>140-144
なんという甘酸っぱさ

147:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 11:56:53
>>140-144
GJ!
表現がエロく見えてしまった俺の心は汚れてるので、
ちょっと砂糖に埋まって浄化されてくる

148:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 12:14:47
>>140-144
GJです~w

昼食摂りながらニヤニヤさせていただきましたw

149:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 12:35:51
GJ!幸せそうな二人はやっぱりいいねえ…

>>147
よう兄弟
一緒に埋まってもいいかい?

150:140-144
10/11/11 14:08:22
GJありがとう嬉しい
視線というのはエロティックだなーというのが書こうと思った源なので
エロく見えたのならよかったです。

書いてて途中で歯が痛くなったけどw

151:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:19:04
自分で話題に出したんだしやっぱりやっとかないと駄目だなこれ
SSというほどでもないがこんなネタでどうよ?ガロードVSティファは


ガロード「ティファー!!」

追い込まれてやけくそになってガロードは突撃する
MSの操縦に長けた実に彼らしくない愚考であった

ティファ「ガロード…あなたは負ける(私に」

そんな熱く愚かなガロードの後ろに回り込みティファは冷静に事実を言った

ガロード「認めない!俺はティファに負けるのを認めない!!」

焦るガロードは遂にGファルコンを使うティファめがけサテライトが放たれる
そして―


ティファ「トランザム…」

ティファの操る00Rは消えた

152:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:27:05
個人的には、某長編SSであったような、
「洗脳される等の理由で無理矢理戦わされているティファをガロードが必死に救出しようとする」
みたいなシチュの方が好みだな
ガチで殺し合うとか、ガロティファが戦ってどちらかが勝つor負けるとかの展開は、正直見たくない

153:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:28:06

ガロード「あぁ~あぁ…また負けちゃったよ」
ティファ「だってゲームだもの。心が読める私の方が有利」

ガックリしているガロード
そんなガロードの頭を撫でてあげるティファ

ガロード「お願い!もう一回だけやろうぜ!!」
ジャミル「ガロード…そんなにムキにならんでも」

突如割って入ったジャミル
もちろん二人の目が心配なようです

ガロード「いやだ!俺がティファを守らないと駄目なのに、ティファに負けてたら話にならない!!」
ティファ「ガロード…うん。もう一回やろ」

ガロードは知らないのである。実はティファも負ける気はサラサラ無いことを
なぜならティファもまたガロードを守りたいのだ


ガロード「(そうさ…たとえゲームでも)」
ティファ「(アナタを想う気持ちなら…負けません!!)」


ジャミル「たとえガンダム無双が出ても、ゲームは一日一時間だ!君たちも守れよ!」

154:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:29:03
アンタが消えろラテ屑

155:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:33:36
悪い!奴だと勘違いしてしまった!愚かな俺を撃てくれ!本当に悪い!

156:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:35:32
>>152 >>154

とりあえず最後まで待てよお前ら


>>151 >>153
パロなら最初からそう書くべきだったがとりあえずGJ
ティファもガロード守るために月に行く前は力欲しいって言ってたしその部分は負けられないわなw
ガロードVSティファっていうのそういう対決か。何とも迷惑なバカップルだwww

157:152
10/11/11 23:35:52
>>151>>153
GJ
オチを見た瞬間、思わず「CMかよ!w」ってツッコミ入れたくなったぜw
あと、途中でぶった切ってすまんかった


158:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:37:02
>>155
いいんだよ…でも俺はガロードみたいに心は広くないんだ
あんたがもし山スレというのを知っているのなら







PG閣下5体購入で許してあげるん

159:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:41:03
>>153
GJでした。ほんわかとゲームを楽しむ二人、和むな~
でも、心が読めなくてもガロードの方がゲーム上手そうですけどね。
器用そうだし、反射神経とかも良いから、特に対戦とかアクションが得意そう。
ティファは何だろ?マインスイーパーみたいな単純でやり込めるゲームかな?

160:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:44:35
>>151
ちょっと聞きたいんだが・・・
何でGファルコンに乗っているはずのティファが00Rに乗ってるっていう状況になるんだ?

161:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:45:45
ガロードとティファが戦うっていうのならどういうことだと考えたら
相手を想う気持ちはどっちが上かというか、この二人の場合なら想う気持ちは一緒で負けない!という結論に至った
「俺の方がお前のこと好き」「いやん私のほうが好きよ」「俺だ!」「私よ!」のまさしくバカップルネタのそれと一緒

あとティファが熱くなるといえば、やっぱりガロード好きだ!ということだろうと
個人的に彼女のセリフに「!」マークをつけたかったんだよガロード相手に、良い意味で。

機体を00にしたのはもちろん、ただトランザムを言わせたかっただけ


あと自分で書いておいてなんだがジャミル艦長の教えを俺は一切守る気は無い

162:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:47:46
>>160
行間空けるのミスった

一応ガンネクをプレイ中って感じ

163:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:48:17
>>160
おそらくだが、↓のような感じに区切られるんじゃないかな

>焦るガロードは遂にGファルコンを使う。ティファめがけサテライトが放たれる。

164:通常の名無しさんの3倍
10/11/11 23:50:59
>>159
書いててもそう思ったし、むか~しの四コマにもあったんだよこの手のネタw
ゲームのスキルにそこまで反射神経関係ないかと思ってね。別にティファもトロイ子って訳でもないし
あくまでネタだから、ガロードVSティファをやりたかっただけなんだ。

165:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 19:58:05 GVIstY25
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
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166:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 20:01:16
>>164
漫画版ガンダムXの巻末の四コマかな

あれの場合、相手がアレンビーだったから、ガロードでも厳しいんじゃないかなw


167:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 20:18:29
そういえば、ティファの運動能力ってどの程度だろう?
雪の上でガロードに庇われながらとはいえ、2階から飛び降りても直ぐに走っていたり、
海でイルカと泳いだりしてたから、そんなに低くはなさそうだけど、あんまり運動して
ないイメージもあるから、良く解らないや


168:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 20:59:29
水泳は得意だろう
わりと肺活量と持久力があるかもしれん

しかし、AWの逞しく生きている連中の水準考えたら普通以下の可能性が高い

169:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 21:50:27
研究所で飼育されてたんだから体力は低いのでは?

170:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 21:54:17 1tRYYvRo
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

171:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 21:59:31
AWの一般人って、現代社会でのトップアスリート並みの運動能力ありそうだよね。
まず、生きてるってだけで凄い世界だし

172:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 22:11:28
何せ生存率1%以下の状態を生き延びたゴキブリ並の生命力を持った連中だからな・・・

173:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 23:16:29
こんな感じかね

一般的なAW世界住人:アスリート級
ティファ:一般的な文系少女レベル

174:通常の名無しさんの3倍
10/11/12 23:28:54
基準的に高いんだとしてもティファのみがそこまで低いなんてことはないだろう
あと生きる術を知っているというのは確かだがどいつもこいつもアスリートってわけじゃない
バルチャーっていうのはそういう集団かもしれんが

ていうかそんなことはどうでもええねん
ガロティファでイチャついてくれればええねん

175:通常の名無しさんの3倍
10/11/13 01:30:37
そもそもGXの第一話が北斗の拳みたいな世界だったしw

176:通常の名無しさんの3倍
10/11/13 14:35:06
この引き金を引いてから4.03秒後にてめえは死ぬ
その4.03秒間に自分の罪深さを思いしれ

177:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:02:58
ティファは基本的に丈夫そうだけど
一度風邪引くと長く寝込みそうなタイプだな

ガロード風邪引いても一日で回復とかしそうw

178:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:15:41
普段元気な子ほど病は長引きそうだ
ガロードなんて風邪も引きそうにないんだからきっと寝込むな
それを落ち着いて看病するティファさんマジお母さん

179:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:25:07
第一話で車ひっくり返ったとき
ガロードは倒れててティファがすっと立ってたんだが
あれ冷静に考えたら空中で身体をひねって受身とったのだろうかティファ

180:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:25:26
177ですが、自分で言っておきながら
ちょっと話が思いついたので投下します

「おい……大丈夫かティファ?」
「……う、うん……だ、大丈夫……ガロード」
そういってはいるが、明らかに嘘をいっているのは明白である
現にそういいながら何回か咳き込んでいるティファ
どうやら彼女は風邪をひいてしまったようだ

基本的に彼女は体力がある方ではないが
風邪をひいたりすることは今まで無かった
しかし今回は季節の変わり目など色々な原因が重なったのだろう
この2日間彼女は寝込みっぱなしである
テクスに診てもらったところ、ただの風邪だから
あまり気にすることはないと言われたが
自分の好きな子が寝込んでいるのを平気でいるような
ガロードではない

この二日間ずっと彼女の枕元に立ち薬をのませたり
食事を食べさせたり付きっ切りである

181:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:31:06
わっふるわっふる

182:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 01:43:23
「ほらティファ、スープ作ったぞ。
朝からなんも食べてないんだからこれでも飲んで元気だしな。」
「あ、ありがとう……ガロード。」
「お、おい大丈夫かよ。」
「……う、うん……だ、大丈夫……ガロード。」
この二日間の看病が効いたのか
最初の息をするのすら苦しそうにしていた状態とは違い
大分良くなったようだ

だが、まだどこかフラフラしているようで
布団から立ち上がろうとした途端つまづいてしまった
「ほら、寝てなって。」
「ご、ごめんなさい……ガロード。」
「いやいや、謝ることは無いって。」
ティファはガロードがわざわざ自分のために
付きっ切りで看病してくれることが嬉しかった
好きな人が自分のために、自分のためだけにしてくれる……
そう考えるだけでティファは心が満たされていく心持になってしまのであった

183:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 02:10:10
「さて、どうすっかなぁ……」
ガロードは少し考え込む
彼女がこの起き上がれない状況では彼女がスープを
飲むことができない。だが無理に起こして倒れてスープを
ひっくり返してしまってはしゃれにならない
少し考えた後ガロードは結論を出す
「ティファ、はい」
「ん……ガ、ガロード……」
ティファの目の前にある光景は
ガロードがスプーンですくって息を吹きかけている
そして、ちょうどよい温度になったスープを彼女の前に差し出している
もちろん、スプーンは彼がもったまま である
(こ、これって……)
いわゆる、アーンというやつなのである
実はティファは気づいてはいないが彼女が寝込んで初日にも
この方法でガロードはスープを飲ませている
だが彼女自身は初日はそんなことに気にかけている余裕も無く
思い出すはずもない
だが、一度意識してしまうとどうしても気になってしまうのが人の性である
(私、ガロードに……ア、アーンしてもらおうとしている……
ガロードが私にしてくれている……)
それは彼女にとっては非常に嬉しいことのはずなのだが
風邪によりに正常な思考ができなくなっているのか
過剰なまでに照れてしまうのである
だが、そんな複雑な少女の心情をガロードは理解できるはずもなく……
「?どうしたんだ?食べたくないのか?」
「そ、そんなことは……」

184:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 02:30:30
「?」
(ど、どうしよう……)
目下彼女の心の中は嵐のように荒れ狂っていた
おとなしく食べさせてもらえばいい話なのだが、今の彼女に
そんな助言をする者もいなければ、彼女自身にそんな考えが浮かぶはずもない
(し、してもらいたいけど……で、でもなぁ)
でも何なのかは実は彼女自身にもよく分かっていなかった
チラリとガロードの方を見るとー
その少年ーガロード・ランはそのエメラルド色の瞳をこちらに向け
変わらない笑顔をこちらに向けている
その笑顔に何度救われ何度癒されたことかー
だが今はその笑顔が非常に狂おしい
「……どうしたんだ、ティファ。さっきからボーッとして」
「えっ……な、何でも……ない」
「……何だかよく分かんないけど、食べられるなら食べたほうがいいぜ。
病気のときこそ、栄養のあるもの食べないと。それに冷めたらおいしくないぜ」
ハッと、ティファは気が付く
何てバカだったんだろう。自分は病人なのだ
だからこそ何か食べなければならないが、自分では心配だからと
わざわざこうしてガロードが食べさせてくれるのだ
その好意を無駄にしてどうする。いや無駄にしてはいけないのだ

185:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 02:56:00
(それに……いいよね?ちょっと位甘えても)
普段は自分からは照れくさくて甘えることなんてできないのだ
こんなとき位ちょっとは甘えたいと言う気持ちに駆られてしまったのだ
「あ、あの……お、お願い。……た、食べさせて?」
その言葉を聞きクスリと笑うガロード
「わーってるって。だからこうしてるんだって。
それに段々手が痺れてきちまったよ」
そう言えばさっきからガロードはスプーンをティファの前に固定したままである
しかもよくみるとプルプルとほんの少し震えている
クスリとティファはガロードに微笑を返すと
「じゃあ、お願い……」
「はいよ、はい、あーん。」
「……あ、あーん……ん……」
スプーンの中のスープがティファをの喉を通り抜ける
それは、とても美味しかった
塩分が効きすぎているわけでもなく、かといって入っていないわけでもなく
絶妙な状態を保っていた
「……おいしい」
「お、そりゃあよかった。必死こいて作ったかいがあるってもんだぜ」
「ガロードが作ってくれたの?」
「ああ。………何だよ、その疑ったような目は。
これでもがんばって作ったんだぜ。色々苦心に苦心を重ねてだなあ」
やけに大げさに説明しているが、きっと本当のことなのだろう。
それを感じ取ったティファはガロードに気持ちを伝える
「ふふ……ありがとう……ガロード。
このスープ本当に美味しいよ。だから……」
「……だから?」
「だから、いっぱい……食べさせて?」
「りょーかい!はい、ティファ、アーンして」
「アーン……ん……」
少しずつだが確かに彼女の喉を通るスープ
ティファにはそれが彼からの自分への愛情のように感じられた

186:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 03:46:33
10分ほどかけて、器を空にしたガロードとティファ
「ごちそうさま。美味しかったよ。ガロード」
「はい、どういたしまして。良かったぜ。口に合わなかったら
どうしようかと思ったぜ」
「ううん……そんなことなかったよ。なんか熱もちょっと下がったみたいだし」
「おっそうか?ええっと、体温計はっと……あれー?」
ガロードはそこら辺を見回してみるが体温計らしいものは見つからなかった
ティファも辺りを見回すが発見できていない
「あれ、どこにやったんだろう?
たしか朝ガロードが計ってくれたときにはあったのに……
どこにやっちゃったのかな……ってきゃ!」
突然のことだった。ティファが振り向いた途端ガロードが自分の額を彼女の額に重ねてきたのだ
もう鼻と鼻が触れ合うような距離である
(ガロード……近い……ガロードがこんなに近くに……)
二人はまだキスもそれほど回数をこなしてはいないが
その時も目は瞑っていたのでこんなに近づいたのは実際初めてと言える
ティファはガロードの温もりとその端正な顔立ちを見ると
彼への感謝の気持ちと彼への愛おしさで心が溢れかえってくる
(ガロード…………)
この状態がずっと続いたらいい
彼と永遠にこうして触れ合って、彼の温もりを永遠に感じ続けられたら
どれほど幸せだろう

「んー、わかんねえな」
「あ…………」
ふいに離れる額と額
彼の温もりが離れていく
それにたまらなく不安を感じたティファは
ガロードの胸にしがみついた
「ティ、ティファ?」
「お願い……しばらくこうさせて……」
「ん……ああ、分かった」
ガロードの胸に顔を埋めるティファ
「ねえ、ガロード……」
「ん?なんだ?」
「お願い、抱きしめて……あなたの温もりを……もっと感じていたいの」
「あ、ああ。分かったよ。ティファ」
彼は優しく、それでも強く強く彼女を抱きしめていた
彼の胸に体を預けているティファは彼の鼓動も聞こえるくらい密着していた
段々、ガロードの鼓動が早くなっていく
(ガロード……私にドキドキしてくれている……嬉しい)
「ガロード……大好き……愛してる」
「ああ、俺も愛しているよ、ティファ
ずっと一緒にいて欲しい。大好きだ。ティファ」
「嬉しい……ありがとう……私もずっと一緒にいて欲しい。
私もガロードが大好きだから」

二人は愛の言葉を交わしながら強く強く求め合う
体が一辺の隙間も無くなるくらいに強く、強く……
日が沈み、月明かりが二人を祝福するように照らし
夢の世界が二人を導くまでずっと……

          終

187:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 03:54:24 8a1NPpLM
何かもうすいません
表現不足な点が多すぎて後悔の念ばかりです
できればここ、こうしたら良くね?
みたいな意見くださるとありがたいです
こんな駄文でよければ楽しんでください

188:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 05:36:55
GJ!
ガロード作のスープが飲みたくなったよ!
でもきっともう砂糖に侵食されて…w

189:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 07:41:30 gaWjvLQI
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
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 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

190:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 08:07:06
>>187
GJ!
この後、ガロードも風邪ひいてティファに看病とかされてそうw

191:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 08:11:22 ZsQGYsAE
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
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          ソ  トントン                             ソ  トントン

192:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 10:30:39
GJ
けど欲を言えば一度書きまとめてから一気に投下した方がいいよ

193:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 15:45:04
>>179
ICO思い出すわ
爆弾使ってもヒロインの方が先に立ってる

194:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 21:10:53
>>191
同じIPの奴が熱心に陳情していたが、削除人からの回答が出た後ぱったり止まった
絶望したんだろうなwww

195:通常の名無しさんの3倍
10/11/14 23:22:27
>>177
GJ~w

しかし色々と苦心していたってことは・・・

オルバ「勿論、僕たちがが味見役として色々指南したからね、ねぇ兄さん?」
シャギア「無論だ。我々も料理にありつけるし正に一石二鳥だったな、オルバよ」

196:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 01:39:25
>>192
要求するだけじゃなくて自分もネタ投下くらいしような

197:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 06:37:22
>>196
なんかずれてないか?

198:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 07:19:07 ONM6kulS
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

199:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 18:55:30
まだ気が早い気もするけど、後少しでクリスマス・新年とイベントが続く季節になりました。
カリスが胃を痛めて胃潰瘍とかにならないか心配になって来た。

200:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 19:45:55
カリスも負けずに砂糖を排出すればいい

・・・相手がいねぇか

201:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 20:37:31
っ職員B

202:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 20:40:57
よし。ではおっぱい担当のパーラさんはどうか

駄目か

203:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 21:09:03
パーラはキッドと絡んだ方が面白いからなぁ。

あと残ってるのって言ったら、
ウィッツの妹か、過去スレにあったガロティファの娘さん……ぐらいか?

204:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 21:25:48
どちらも、家族(特に兄と父)が黙ってなさそうだ。
下手したらMS戦?

205:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 21:26:41
確か過去スレで、職員のはからいでカリスが慰安を兼ねて旅行に行ったら却って気が休まらなかったとかってなかったっけ?w

206:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 21:42:23
やっと規制解除。
ということで規制中に書いたものを投下します。
少し初心に返ってみました。

207:1/8
10/11/16 21:43:42
 蒼く澄んだ空の下、熱波を伴った荒野が見渡す限りどこまでも広がっている。
 目に付くのは乾いた土や砂や岩ばかり。さりとて静けさといったものはまるで感じら
れない。海岸までまだ少し離れたこの地域は、自分たちが足を踏み入れた時以来におい
て、いつにも増して賑やかな喧騒に包まれていたのだ。
 空に高く昇った太陽から降り注ぐ昼間の日差しが、赤みを帯びる大地を容赦なく灼熱
化させ、立ち上った大気が
さわめくように視界を歪ませている。風が低く唸るような音を奏でながら大地をくまな
く駆けずり回り、舞い上がった砂埃が生き物の存在さえ拒絶する不毛な荒野の表情を刻
一刻と変えていき、この世の全てのものが無常であると主張しているかのようだった。

「昨日の夜の静かさが、嘘みたい……」

 荒野に孤立する小高い岩山のすぐそばに停められた1台のバギートラックからその風
景を眺めていた少女は、不意に湧き出た感想を呟いた。
 少女の呟きは喧騒の流され、乾燥した大地に散っていく。かわりに鼓膜を揺らしてく
れるのは、断続的なリズムを刻む、荒野の奏でる喧騒とはまた違った音だった。
 喧騒に紛れ耳に届くその音は、鳥の羽ばたきにも似ていると思う。風になびく髪の毛
と帽子を押さえ、音の発生源に目を向けると、岩山の頂上に古びて茶色くなった布を木
の棒に括り付けただけの1本の旗が風にロープを軋ませてはためき、飛ばされないよう
にじっと耐えていた。分厚い雲に隠れていた太陽が長い冬を隔てて顔を出した頃、今か
ら約10年も前に立てられたというそれは、旅の道標として今までこの地を訪れた人た
ちをずっと見送ってきたことだろう。ほつれてボロボロになった布地には侘しさと、あ
る種の風格さえ漂わせている。

「――んっ」

 少女は思考を一旦やめて座席に腰掛けたまま手足を伸ばした。座席はそう広くなくお
世辞にも綺麗とは言い難いオンボロなものだ。車体のいたるところで塗装が剥げ落ちて
茶色い錆が目立ち、フロントガラスは黄色く濁っており、ライトの片方は失われ、サイ
ドミラーには亀裂が入っている。後部座席には食料や水、燃料、生活道具一式などを収
めた荷物が積まれ、少女の足元にはそれとは別に非常用の水筒や食料などを入れたカバ
ンが2つ置いてある。全てはこの荒野を越えるために用意したものであった。
 少女が手足を伸ばすと、その動きに合わせて桜の花びらを連想する色の衣服が形を変
え、いつもはゆったりとした上着と丈の長いスカートに隠れている少女の華奢な体のラ
インを浮かび上がらせた。頭に被った帽子は日光から肌を守るために用意したものであ
り、ひさしと耳元や首筋を覆うように布切れが付いている。その中に納まらない、うし
ろで1つに束ねた少女の長い髪が肩口からさらりとこぼれ落ちる。
 軽く伸びをして長時間座りっぱなしになっていた体をほぐした少女は、腰を少し浮か
して座り直し、また周囲の喧騒に意識を向けた。



208:2/8
10/11/16 21:45:52
「…………」

 北米大陸の西岸部に近いこの荒野は、相も変らぬ喧騒に包まれ、生命の存在をまるで
感じさせないでいる。これでこの地が昔は豊かな穀倉地帯だったというだから驚きだ。
 当時を知る人たちによると、今の季節には麦の穂がたわわに実ってあたり一面が黄金
色に輝いていたらしい。農場の経営者は多くの人を雇い、飛行機を使って豪快に種や農
薬を撒き、大量に収穫される作物から莫大な富を築いていたというのだ。
 だがそれは、少女がこの世に生を受ける前、今から16年前に終わった地球圏全域を
巻き込む戦争の被害によって大地が大きく削り取られ荒廃する前の話である。今では人
々の営みの痕跡はおろか虫1匹、草1本すら確認できない。豊穣の秋がもたらしたかつ
ての栄華は完全に消え失せていた。
 だけど―と少女は思う。
 確かにあの戦争で人類は母なる地球に多大なダメージを与え、自らの文明を崩壊させ
てしまった。世界の秩序は脆くも失われ、食料不足による飢饉や疫病の流行が起こり、
人々は生きる糧を求め争った。その結果として、100億を誇った地球人口の約99%
が死に絶えてしまった。その混乱はいまだに治まりきっておらず、各地で紛争が続き、
決して平和になったとは言えない。
 しかしそれでも、世界は確実に復興への兆しを見せ始めているのだ。
 生き延びた1%の人々は懸命に時を紡ぎ、荒れ果てた大地に種を撒いてまた新たな営
みを芽吹かせる。明日を求め命を燃やし生き続けようとする彼らに諦めるという意思は
ない。今はまだ乾燥した土で覆われたこの地も、いつの日か実りのある秋が蘇ってくる
のも遠い未来ではないはずだ。旅の道中で出会った人々の営みに思いを巡らせて、少女
は確信に近い予感を胸に懐いていた。

(私はそのとき、何をしているかしら?)

 ふと隣の運転席に目を向け、そこに座っている少年の横顔を見詰めた。
 その少年は今、膝の上に地図を広げ、コンパスの針をじっと見ている。
 クセのある黒髪と、どこか幼さを残した、見ようによっては中性的にも見える端整な
顔立ち、少年が持つ心の純粋さを表したエメラルドの原石のように澄んだ瞳が、少女と
同じ帽子の中から覗いて見える。着慣れたズボンと白いシャツの上に赤いジャケットを
羽織る引き締まった小柄な体からは、やさしく人を惹き付けてやまない雰囲気を漂わせ
ており、それでいてどんな困難に陥っても前を向いて突き破る意志の強さを溢れさせて
いた。ひとたび口を開けば、弾むようにくるくる変わる表情や仕草が少女の心を魅了さ
せてくれるだろう。
 少女は少年と共にこの荒野を旅している。少年がこの世界を見て回り、様々な人々と
出会って自分がどんな未来を求めているか考えたいと望み、少女は少年と共にあり続け
ることをと望んだ。こうして手の届くところに少年がいて、彼の横顔を眺めているだけ
で、ふつふつ、ふつふつと嬉しさが込み上げてくる。



209:3/8
10/11/16 21:47:16
「――――ガロード……」

 ほとんど無意識にその名を呟くと、少年は「どうした?」と振り向いてきた。
 少女は自分が声を出したこと、その声を聞かれたことに少し驚いて「ううん。なんで
もない」と誤魔化す。すると少年は「そっか」と微笑んでコンパスに目を戻した。
 しばらくして、コンパスと赤いペンで書き込みが入った地図を見比べて道を確め終え
た少年は、地図を折りたたんでポケットに、コンパスをウエストポーチにそれぞれ仕舞
い込み、バギーを発進させた。
 エンジンが始動すると、車体の外見から想像もできない軽快な駆動音を荒野の喧騒に
加え、4つあるタイヤがその産声に応える。バギーは道も何もない荒野をひた走ってい
くのだった。
 走り出して間もなく、先に口を開いたのは少年であった。

「これであとは真っ直ぐ行くだけだぜ。ずっと座りっぱなしで退屈だっただろ。疲れた
りしてねぇか、ティファ?」

 自分の名を呼ばれて少女―ティファ・アディールは、はにかんだ。

「私は平気。ガロードこそ、大丈夫?」

 言葉を返すと、対する少年―ガロード・ランはおどけるように答えた。

「これ位へっちゃらさ。この分なら、今日の夕方までにはメルグラストに着けそうだか
らな。今日でやっと味気ねえメシとおさらばできるんだ。久し振りに美味いもんが食え
るんじゃないかって楽しみだぜ」

 ここ数日の食生活を思い浮かべて、ティファもくすりとする。

「ティファは、何か食べたいものとかあるか?」

 問われてティファは「えっと……」と考える。

「…………果物、かしら?」

 リンゴやオレンジやブドウなど、パッと思い浮かんだものを口に出してみる。
 この荒野に入ってからというもの、乾パンと干し肉といった携帯食料と水ばかりの食
生活で、新鮮で特に酸味の強い食べ物が恋しくなっていたのだ。

「メルグラストに着いたら、真っ先に市場の方へでも行ってみるか? その時間までやっ
てりゃいいけど……」



210:4/8
10/11/16 21:48:39
「ガロードは?」

「ん、俺はそうだな……」

 うーん、と唸るガロード。

「……やっぱり魚料理、だな。メルグラストは港町だから安くて美味いもんが食えそう
だし。晩メシはそれでいいか? 宿が決まったら、市場行くついでに美味い店がどこに
あるか訊いてみようぜ」

「ええ」

 もちろんと同意するティファ。
 ガロード・ランとティファ・アディール。今夜の夕食を、続いて今後の予定を話題に
談笑するふたりを乗せたバギーは順調に北西へと走る。磨り減りかけたタイヤが地面を
蹴って車体を小刻みに振動させ、サイドミラーは流れていく大小様々な岩や人型機動兵
器―モビルスーツの残骸を映し出していた。
 フロントガラス越しに正面を見る。
 空と大地とを区切る地平線がうっすらその輪郭をぼやけさせながらも、左右に真っ直
ぐ伸びている。まだ見えないが、あの彼方向こうには広大な青い海が広がっているはず
なのだ。

「それにしても、さ……」

 話がひと通り済んで再び荒野の喧騒とエンジン音だけ残った車内で、ガロードの声が
囁くように紡ぎ出される。

「これでこうやって、ティファと一緒に旅をするようになってから、もうどれくらい経
つんだろうな……?」

「え……」

「ん、ああ。なんだかひと区切りついて、いろんなこと頭ん中に浮かんできてさ。時々
不思議になるんだ。もう10年くらいティファと一緒でいるんじゃねぇかって思うとき
があるし……」

「そう……」



211:5/8
10/11/16 21:49:56
 10年は長過ぎかも―と答えかけて、ティファは心の中で首を振る。ガロードと過
ごす日々はどんなものでも計れないと思い直したのだ。
 指折り数えて、今までの月日を思い返す。

「……カリスと別れたのが半年前だから……5ヶ月くらい、かしら」

「そっか。まだそんなもんなんだよな。今までいろいろあり過ぎて、ちょっと信じられ
ねぇや」

「うん……」

 戦後の動乱に巻き起こった自分たちの戦いに終止符を打ち、ガロードと共に旅に出て
過ごした日々。辛いことも、悲しいことも、楽しいことも、他人には言えないやや恥ず
かしいことも含めてたくさんあった。
 それはガロードと出逢うまでの人生をほとんど無感動に歩んできたティファにとって
めまぐるしい出来事の連続だったのである。
 ガロードと出逢う以前の過去を思い出すたびに、今でも心が冷え冷えと凍てついて背
筋が寒くなる。その頃のティファの心には、温もりも安らぎもなかった。
 もはや愛情を与えて育ててくれた人たちは遠い記憶の彼方にあり、色あせてくすんだ
白黒写真のようにすら思い出せない。
 その生まれ持った特異なチカラゆえに、周囲から冷たい狂喜を孕んだ好奇と畏怖を向
けられ続け、記憶の大部分を埋めていたのは強化ガラスの窓1つを除いて外との繋がり
が一切存在しない、当時のティファの心を象徴したような、時間さえ停止したかの如く
閉じられた牢獄だった。
 終わらないと思っていた極寒の冬の中にいた心の氷を溶かし、殻に閉じこもっていた
ティファに光を差し込んだのは去年の春。あのガロードとの運命的な出逢いに他ならな
い。止まっていたティファの時計の歯車は再び回り始め、ガロードと過ごした時間が暗
い過去の記憶を奥に押し込めて、生きてきた長さの10分の1にも満たない歳月がティ
ファの心の大部分を占めている。
 あの出逢いから年月を数えて1年半。短いようで長い、長いようで短い時の流れが過
ぎていた。
 ティファはおもむろにスカートのポケットからあるものを取り出すと、それを見て顔
をほころばせる。それは1枚の写真を収めた皮製の写真入れ。大切な思い出の1つを写
したティファの宝物である。

「―何見てるんだ?」

「この前の、結婚式の写真……」



212:6/8
10/11/16 21:51:38
 ああなるほど、と納得するガロード。
 ティファが見ている写真には、こじんまりとした教会で結婚式を挙げる純白の衣装に
身を包んだ新郎新婦と、大勢の参列者たちが写っている。その中にはカメラへ微笑み掛
けるガロードとティファの姿がある。思い返せば、親しい誰かと一緒に写真に写ったの
は初めての経験だった。

「たしかに、あれは凄かったよな。間に合って良かったぜ」

「ええ。みんなにまた会えたから……」

 写真に写っている、ガチガチに緊張して固まった短い金髪の新郎と、嬉しそうに涙を
浮かべる小麦肌の新婦は、ガロードとティファが1年ほど前まで、共に旅をし、共に戦っ
たかけがえのない仲間だ。
 つい先日、彼らの結婚式が新郎の故郷で執り行われることとなり、その知らせを受け
たガロードとティファは西へ向かう予定を急遽繰り上げ、喜び勇んで彼らが待つ村に赴
いた。そしてそこには、かつて身を寄せていたバルチャー艦フリーデンのメンバーが一
同に揃っていたのである。誰もが新郎新婦を祝福し、誰もが彼らの幸せを心から願った
ものだ。式が盛大なものになったのは言うまでもない。

「トニヤさん、とても幸せそうだった。ウィッツさんも……」

「あはっ、ウィッツなんて、いざ指輪の交換って時にうっかり落としちまったくらいだっ
たしな。あの慌てっ振りは傑作だったぜ」

「うふふっ。でも、あの人らしいことだったと思う」

 式の最中で発生したささいな事件。参列者一同、新郎の混乱振りに呆れ笑い合ったも
のだ。誰も不吉な出来事だとは思わなかった。彼らの新婚生活が波乱と幸福に満ちたも
のであると予感させられたぐらいだった。

「ふたりとも、幸せでいて欲しい。いつまでも……」

 ティファは写真をそっと胸に抱き、祈る。

「あのふたりだけじゃない、みんなも……」

「ああ。みんな、元気でやってるみたいだったしな。キッドたちは商売繁盛してるって
言ってたし、テクスはあちこちの野戦病院を回ってて、ロアビィとエニルはなんでか
ウィッツの家にいた。ジャミルとサラは相変わらず忙しそうだったよな~。仕事があるっ
て言って、すぐ帰っちまったっけ……」

 仲間たちの近況を並べるガロードは言葉を切ると、空を見上げた。



213:7/8
10/11/16 21:53:06
「カリスは…………今頃どこで何やってるんだろうな。あいつ、結局顔見せなかったん
だぜ? 一応連絡が付いて、行けるかどうかわからないって言ってたらしいけど……」

「心配、なの?」

「んー心配ってほどじゃねぇかな? あいつだっていろいろあるだろうし、来れなかっ
たとしても仕方がないかなっても思う。それにあいつだったら……体のことがあるにし
ても、どこへ行っても上手くやっているじゃねぇかって気がするしな。今度会う時は、
あいつにも恋人とかがいたりしてな?」

 初めは敵として出会い、心を通わせわかり合い、半年ほど前まで一緒だった少年の未
来を勝手に思い描くガロードが笑う。その顔を見て、ティファも「くすっ、そうかも」
と漏らした。

「―でも……」

 しかし、その笑顔は長くは続かなかった。
 ティファは名残惜しそうに顔を伏せ、手に持つ写真に視線を落とした。
 それに気付いたガロードがちらりとティファの横顔を覗き込む。

「ティファ?」

「ううん。ただ、みんなにしばらく会えないって思って……」

 ふたりはこれから北米大陸を離れ、近頃になって就航するようになったという定期船
で海を渡り、アジアやオーストラリアを巡る予定なのだ。
 それは仲間たちとのしばしの別れを意味していた。次はいつ会えるか、それは定かで
はない。少なくとも数年は顔をあわせることはないだろう。
 心配して気遣う視線を浮かべるガロードに、ティファは努めて微笑みを向ける。それ
でも、少しぎこちないものになってしまったのだろうか。ガロードは切なそうにハンド
ルを握り締めながらティファに視線を向けた。 

「―なあ、ティファ。ティファは、本当に良かったのか?」

 寂しいと思うのはガロードとて同じ。自分の我が侭に付き合わせて、不本意な旅に連
れてしまっていないか。純粋にティファの気持ちを察しようとする、そんな想いが彼の
心から伝わってくる。
 だからこそ、ティファは告げた。



214:8/8
10/11/16 21:54:16
「私は、自分の意志で選んで決めたの。ガロードのそばにいたい、私もいろいろなもの
をガロードと一緒に感じたいって。それに……」

 見送ってくれた元フリーデンクルーたちの笑顔が浮かんでは消えていく。
 ティファは微塵の迷いも打ち消して言葉を続けた。

「みんな、また会いましょうって約束してくれたから、だから大丈夫」

 再会は誓い合ったのだ。ならば、自分にできることといえば、いつか来たるその日を
信じて、一時一時を懸命に生きていくことだけである。
 その思いはティファだけではない、ガロードも胸にいだいているもの。ハンドルを握
り締め直した彼は「そっか。そうだよな……」と言って不敵に笑った。

「今度会った時には土産話をたっぷり持って帰って、あいつらを驚かせてやろうぜ。み
んな頑張ってるんだ。俺たちも、負けてらんねぇよな?」

「うん。そうだよね、ガロード」

「おうっ!」

 ティファはガロードの笑顔に力を貰い、決意を新たに頷いた。
 彼の笑顔にはこの先どんな苦難に遭遇したとしても、正面から立ち向かい、乗り越え
ていく勇気と自信に満ちている。彼となら、まだ見ぬ世界へも、どこまでも行ける。な
んでもできる。根拠なしにそう思えるような眩しい笑顔だった。
 時は今、戦後16年の冬に差し掛かる少し前。
 ふたりの旅はまだ、始まったばかりなのだ。



215:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 21:59:20
GJです。二人の旅人に神の御加護を

216:206
10/11/16 22:22:42
すいません、さるさんになっていました。
投下は以上です。ありがとうございました。

217:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 22:40:55
177ですがもうGJすぎる!!
いやあ、いいねえこういうの
二人で未来を生きていこうとするこの感じ

こんな文才があればと思わずにはいられない

218:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 22:58:06
GJです

この度が終わる頃にはX年後の二人が見られるのかもしれませんねw

219:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 23:03:47
GJでした。
ほのぼのとした旅風景、二人にはこういったほのぼのとした日々を、ずっと過ごして欲しいものです。

そして、あなたの文才には嫉妬を禁じえません。少し分けて欲しいくらいですよ(笑)

何はともあれお疲れ様でした。大変美味しゅうございました。

220:218
10/11/16 23:20:38
ミス
×この度が

○この旅が
ちゃんと見直しておけば良かった><


221:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 23:31:22
>>220
気にするな、気にし過ぎるとシャギアみたいに老けるぞ

222:通常の名無しさんの3倍
10/11/16 23:46:52
いい話だけど切ないな
もしかしたらもう二度と会えない奴もいるかもしれないもんな

223:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 00:24:00
そんなこたぁないよ。もっと賑やかになってるに決まってるさ

224:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 07:20:03
考えてみれば、このまま平和が続くとは限らないわけで
ガンダム世界らしく新たな戦争が始まる可能性も十分にあるわけなんだよな

225:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 08:04:16
>>224
すぐに大規模戦争が起こる可能性は低いだろうけど、
世界各地のどこかしらで紛争や動乱は続くわけだからね。
ガロティファがそういったのに巻き込まれることも十分あり得る。

まあ、正直そんな内容のSSはあんまり書きたくないし、
書こうと思ってもなかなか掛けないだろうけど……

226:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 08:21:56 iy2oqmgI
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン


227:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 11:38:28 iy2oqmgI
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
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          ソ  トントン                             ソ  トントン

228:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 23:01:17 fYOma79U
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
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229:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 23:23:25 ogyISVQ7
ガロードとティファは
本編終了後どうしてるんだろう

過去スレのSSでは二人で旅に出て世界中を回ったり
どっかに定住して二人で生活してたりと
色々違うんだよなあ

ただ共通してるのは甘ったるいほどの
二人の仲睦まじさだということだな

230:通常の名無しさんの3倍
10/11/17 23:52:00
>>229
どちらもありそうな気もしますが、Ⅹ年後も二人の仲は変わらないと思いますよ

URLリンク(imepita.jp)

231:通常の名無しさんの3倍
10/11/18 00:07:54 5eLNYK8d
いい絵だなあ
若干大人っぽくなった二人は
こんな感じなんだろうな

やっと結ばれた二人なんだから
幸せになってほしいよな

そういえばいつからティファはガロードに惚れたんだろう
ガロードは完全な一目惚れだけどさ

232:通常の名無しさんの3倍
10/11/18 00:20:18
>>231
あくまで私見だけれど、
第2話でバルチャーの群れに襲われてる時にガロードが言った
「死ぬもんかーっ! 死なせるもんかーっ!」
の辺りじゃないかなって思ってる。
たぶんティファにとっては初めてだったんじゃないかな。
NTっていうファクター抜きで自分とティファの命を同列に扱ってくれる人が現れたのって。
(ジャミルでさえティファがNTだったからアルタネイティブから助けたわけだし)
「この人の為なら自分が傷付いてもかまわない」って思わなきゃ、
ガロードにサテライトキャノンを使わせようなんてしなかったと思う。


あと、折角レスして下さって嬉しいんですが、
メール欄に「sage」を入れて置いた方が良いですよ。

233:通常の名無しさんの3倍
10/11/18 18:28:10
なるほど…そんなに早くからか
たしかに言われてみればそうでもなければ
ガロードにサテライトキャノン使わせようとかしないよな
親切な回答ありがとうございます

ああ、すいません
今度から気をつけてsageておきます

234:通常の名無しさんの3倍
10/11/18 19:15:38 uUFOqQV9
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
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       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
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        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

235:通常の名無しさんの3倍
10/11/18 20:42:47 uUFOqQV9
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン


236:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 03:24:50
>>231
頼むから改行しまくるのやめてくれ

237:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 07:15:30 mzumf3wF
538 名前:削除紳士アルセーヌ・ルパン ★[sage] 投稿日:2010/10/30(土) 00:29:52 ID:???0
削除の対応が遅くて申し訳なかったですが、流れているレスはこのままスルーで無視しておいてください。
他こまでです。

ねぇねぇ、今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|   削除人に見放されて
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/ スレ住人 :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
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     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

238:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 16:58:57 QiLjfCv9
>>237
消えろ荒らし
一生くんな

239:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 17:03:14
良いじゃないの幸せならば

後日談なんか追及するだけ野暮ってもんよ



エロパロ以外は

240:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 19:43:21
>>239
無駄に改行するのやめてくれ
スクロールしなきゃいけないし面倒くさい

241:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 20:24:57
>>233
もしかして新参の方ですか?
もしそうなら、今後ともよろしくお願いします。

242:通常の名無しさんの3倍
10/11/19 20:57:38
此処は馴れ合いの場じゃないぞ

243:通常の名無しさんの3倍
10/11/20 05:14:34
少女は暗闇の中を走っていた
ただひたすらにこの暗く冷たい暗闇の中を走っていた
どこまでもどこまでも走っていた
この深い深い暗闇の中から抜け出したかった
だがどこを見回しても抜け出しそうにもなく
どこまで走っても出口へたどり着きそうにもなかった
なぜこんなことになったのだろう
自分はどこまでも続くこの牢獄に閉じ込められなければならないのか
いやだ いやだ いやだ  助けて…助けて…助けて……
少女の悲痛な言葉は空しく響くだけ
とうとう少女は崩れ落ちるように座り込んでしまった
少女の瞳から一粒の雫がこぼれる
「……ード、ガロード……」
少女は呼ぶ 彼女にとって誰より何よりも大切な存在の名前を
「ガロード……ガロード……ガロード……」
彼女はその名を何度も呼ぶがその声に答える者はいない
「ガロードォ……」
少女の意識は悲しみの中で闇の中へ落ちていく 何度も大切な存在の名前を呼びながら………

「おい……おい、ティファ、どうしたんだよ!?」
「ううっ、……ガロード……ガロード……ガ、ガロード?……」
「やっと起きたか……ティファどうしたんだよ?さっきからうなされてたみたいだけど……」
少女ーティファ・アディールは意識を取り戻す。
彼女のぼんやりとした思考で判明したのは、ここはあの冷たい暗闇でなく暖かいベッドの中ということ
うなされていた自分を目の前の少年が起こしてくれたということだ
(ガロード……)
あの夢の中でずっと捜し求めていた少年ーガロード・ランは
ティファの隣で優しい笑顔を浮かべて彼女を見つめている
(やっと……会えた……ガロード……)
「なあ……ティファ……どうしたんだ?あんなにうなされるなんて普通じゃ…っておい、ティファ?」
ティファは唐突に彼の胸に飛び込んで子供のようにワンワン泣き出した
今までの彼女を知るつもりであるガロードですらここまで泣いたティファは見たことがなかった
「ど、どうしたんだよ?ティファ……」
ガロードは突然の行動に混乱するが彼女はその質問には答えずにずっとガロードに体を預けて泣き続けていた


244:通常の名無しさんの3倍
10/11/20 05:16:12
十分ほどたち涙も枯れたのか落ち着くティファ
「ぐすっ……ガロード……」
「ティファ、何があったんだ?あんなうなされかたにあの泣き方…
普通の悪い夢のレベルじゃねえぜ……もし良かったら、俺に話してくれないか?」
「……うん……あのね……」
ティファは夢のことを話した ずっと暗く冷たい暗闇の中で一人ぼっちだったこと
走って出口を探しても全然見つからないこと 何回もガロードの名前を呼んだが空しく響くだけだったこと
彼女は喋りながらまた瞳に涙を浮かべ始めていた
「そんなことがあったのか……」
「うん……あのね、私ずっと泣きながら考えてたの……なんで、あんな夢を見たんだろうって……」
「……私、ガロードに会うまでずっとあんな暗闇の中にいたの……
何も無い…何も感じられない…冷たくて…孤独で…寂しくて   だけど…」
「だけど?」
ティファはその続きの言葉を紡ぐことに若干とまどっていたが、息を整えて一気に語りだした
「だけど……ガロードやフリーデンの皆やカリスたちに出会ってやっと暗闇から出ることが出来たの……
ずっと一人ぼっちだった私にガロードは手を差し伸べてくれた…… 何のために生きているのか
分からない私に生きる意味をおしえてくれたのもガロード…… 人の温もりもガロードは教えてくれた……
だから……またあの一人ぼっちになると思ったら……あの温もりにもう会えないと思ったら……」
もうあの孤独にはあいたくなかった 一度あの温もりを知ってしまったから
大切な人と共に過ごす日々の素晴らしさを知ってしまったから……
あの素晴らしい時間をいつか失うと考えたら……
だからあれほどまでにティファは泣きじゃくってしまったのだ

「ティファ……」
ガロードは未だ微かに震えているティファの肩を優しく抱いた
不安に押しつぶされそうな少女に優しさで覆いかぶさるように
「……あ」
「大丈夫だよ…何も心配することはないよ、ティファ……」
「……え?」
ガロードは彼女の瞳から零れている涙を指でそっと拭ってあげた
「俺の心は……俺の全ては……ティファのものだから……」
「……え?」
あまりにも唐突な言葉。それでもガロードは淀みなくティファに囁き続ける
「もう、俺はティファ無しじゃ生きられない……俺はティファから離れたりしない……俺は俺の全てを……
俺の未来も何もかもをティファに捧げたいんだ………ずっとティファと一緒にいたいんだ」
「ガロード……」
「ティファ…………愛してるよ……」
「おいで……ティファ……」
彼女にできたのはただ自分を愛しているといった少年の腕の中に飛び込んで泣き続けることだけだった
ただただ嬉しかった こんなにも自分のことを好きでいてくれる人がいたのだ
自分の大切な人が自分無しでは生きられないとまで言ってくれた これ以上の喜びがどこにあるだろう?
「ガロード……こんな私でいいの?こんな私で……」
だからこそ不安だった こんなに純粋な彼と自分が共にいる資格があるのか…こんな自分が……


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