10/11/27 04:19:29
362さんのアイデアをお借りしてSSにしました
文章力はありませんが、それは二人の愛情でカバーできればと思います
AM8:00
鳥の鳴き声が聞こえるさわやかな朝である。
一つのベッドで寄り添って眠っていた少年と少女が目を覚ます
「んーーー、ふわあああ、おはようティファ。」
「おはよう、ガロード。」
二人の目覚めを柔らかな光が包み込む。
二人はベッドのから出ようともせずに唇を重ねる。
これはもう二人の習慣となってしまった行為の一つである。
1分ほどそうしてしてから二人はベッドから降りる。
そしてまた唇を重ねる。
今日もまたガロード・ランとティファ・アディールの一日は始まる。
AM8:30
二人は朝食を食べる。メニューはトーストとコーヒーというありふれた朝食である。
それはどこの家庭とも何も変わらない普通の朝食である。
ただ一つの点を除いて。
「はい、ティファ、アーンして。」
「あ、あーん……」
シャクシャクというトーストを食する音がする。
それはガロードがティファに寄り添って食べさせている音であった。
元々その行為は夕飯だけに限られていたが、一度朝食の時に行ってからずっと繰り返している。
どうしても時間がないときは仕方ないと諦めてはいるが、今日のような休日の朝は
ゆっくり時間をかけてお互いに食べさせあっている。
「ほら、ガロード。パンくずがほっぺたに付いてる……」
「えっ……あ、ティファ…」
そういってティファはガロードの頬に口を付ける。
「と、取れた?」「うん、取れた……」
「へへっ、ありがとう。」
そう言ってガロードはティファを抱きしめる。
「うーん、ティファはいい匂いだなあ……」
「もう、ガロードったら……」
ガロードはティファに頬ずりする。ティファはそれを照れながらも嬉しそうに受け入れる。
「ほら、ガロードも食べて?はい、アーン…」
そう言ってティファはガロードの口にトーストを持ってゆく。
「アーン……ん、美味しいよ、ティファ。」
二人はそんなことを繰り返しながら朝食を済ませてゆく。