ガロードとティファの後日談9at X3
ガロードとティファの後日談9 - 暇つぶし2ch271:通常の名無しさんの3倍
10/11/23 03:32:29
243です。後日談が完成しましたので投下させていたがきます

「んっーーーふわあぁーーーよく寝た……」
少年ーガロード・ランは眠りから覚める。
そして、すぐ隣でまだ眠りについている少女を見る。
「おはよう……ティファ」
二人がお互いの愛を強く認識し合ったあの日から数ヶ月。
あの日を境に二人は一つのベッドで寝るようになった。
もっとも、そのベッドはもともと一人用のため、二人が入るように設計されてはいない。
従って二人はいつも密着しながら眠りにつく。
時にはティファがガロードを抱き枕のようにしたり、
ガロードがティファを抱きかかえたまま寝ていたり日によって違うが、とにかく他人から見れば
暑苦しいのではないかと思われるほど密着していた。
今朝はガロードの胸にティファが顔を埋ずめるような形になっていた。
この状況でガロードのぼんやりした思考のなかで浮かんだのは
(ティファ……かわいいなあ)
そんな他人から見れば背中がかゆくなるような言葉だった。
たしかに今のティファは縮こまりすやすやと幸せそうな寝顔を浮かべている。
着ている寝巻きは若干ズレ、何やらイケナイ雰囲気をかもしだしている。
えい、とガロードはティファの頬を押す。
彼女の頬は柔らかくふにふにとした感触をガロードに与える。
これは彼なりの欲求の解消方法である。
彼もなんだかんだ言って、普通の少年である。異性に興味を持って当然の年だし、
何度となくティファを抱きたいという欲求に駆られたこともある。
だが彼はそれを強靭なまでの精神力で耐えている。
何度となくロアビィやウィッツにからかわれたこともあるし、
ガロード自身もいつかは…………と考えている。
しかし、今はまだその時ではないと思っているのも事実である。
もし、一時の勢いでしてまって後悔などしては困るだろうし、何よりも……
(ティファは…そういうこと…知らねぇだろうし……)
それが最大の原因であった。
ガロードに会うまでずっと研究所にいたティファはほとんど人らしい扱いを受けていなかった。
なので、もちろんそういったことを教えられたはずもない。
唯一の希望はフリーデン内でトニヤ達から教えられたかもしれないという可能性だが、
それに賭けるにはあまりにも自信がなかった。


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