ガロードとティファの後日談9at X3
ガロードとティファの後日談9 - 暇つぶし2ch264:通常の名無しさんの3倍
10/11/23 00:12:18
えー、255です。先日のSSの続きを書かせていただきました。
もう完全な自己満足ですが、よかったら読んでいただけると嬉しいです。


「うーん……口移しったってなあ……どうその状況に持ってけってんだよ……」
と、ガロードは帰路に着きながら溜息をもらしている。
「ティファは機嫌悪いのに無理にしたら逆に怒らせるだけだってのに……
もしかして、ロアビィにかつがれたか?」
(帰って来て機嫌が直ってくれていれば……なわけないよな。ティファはけっこー頑固だし)
はぁ……と、どうすればいいかまとまった考えも浮かばずトボトボと帰路に着くガロード。

「ただいまー、ティファ。」
と、ガロードは家のドアを開ける
しかしその声に答える者はいない。 家の中はしんと静まりかえっており
不気味さすら感じるほどだった。
「あれ、いないのか……」
ガロードはリビングに入って辺りを見回してみるがティファの姿はない。
ふと、テーブルを見ると書き置きのようなものがある。
「ちょっと、トニヤさん達のところに出かけてきます。」

「……まさか愚痴こぼしに行ったんじゃないだろうな…………」
ちがうといいけど と、ガロードは椅子に座って時計を見る
「もう5時か……」
外を見れば陽はほとんど傾きオレンジ色の光も消えかかっている。
もう冬も近いので今夜もきっと冷えるだろう。
その中で帰ってくるティファもきっと冷えていることだろう。
「……よし!今日は俺が飯を作ろう!!えーっと何つくるかなー」
鼻歌まじりに台所に向うガロード。
それから少しもせずに台所から食欲をそそる匂いが流れてきた。

「ん……あれ、電気ついてる……」
家のドア前に立っている少女はティファ・アディール。
さきほどトニヤ達と別れて家路に着いたのであった。
で、家の前に立ってみれば中から電気の明かりが漏れている。しかも家の鍵は開いている。
「ガロード……帰ってきたのかな?」
家のドアを開けるティファ。中からは食欲をそそられる匂いが漂っている。
(これって、カレーの匂い……)
その匂いは台所から発せられているようだ。
ティファは台所を覗き込んだ。
「んー、お、いける味だな。これならティファも喜んでくれっかな。」
ティファが見たのはカレーの鍋をかき回して味見をしながらそんなことを呟くガロードであった。
「あれ、ティファ帰ってきてたのか。料理に気が向いてて全然気がつかなかったぜ。おかえり。」
「う……うん、ただいま。」
(……何でガロードが料理してるんだろう?)
いつもはティファが料理をしているため、基本的にガロードが料理をすることはない。
作れないわけではないらしいが、余り作ったところを見たことはない
ティファから見れば妙な光景であった。
「……何でガロードが料理してるの?」
「んー?それはさ、この前ティファに悪いことしちゃったしさ。
それのおわびと言ってはあれだけど、こうして作ってるってわけ。
それに帰ってきたときに料理でも作って驚かせてみようかなって。」
ガロードは少し頬を染めながら言う。
「だから……もうちょっと待っててくれな。もう少しで完成だから。」
「うん……」
そう言ってティファは椅子に座る
(ガロード……ありがとう)


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