11/08/20 17:40:36.97
>>165
成長ってのがまず読み間違えてる
シャングリラの仲間たちはジュドーが狂わないために絶対に必要だったんだよ
リィナを喪失してからジュドーは明らかに狂い始めてきている
正気で戦争ができるかと言い、コロニー落としでたくさんの人の死を感じ、ジュドーは限界に来ていた
お前らジュドーは強いだバイタリティがあるだと、まるで無敵のようなことを軽々言うが、
ジュドーのその強さはシャングリラの仲間たちがいてくれたからこそなんだぞ
それはルーだけでは支えきれないものだし、ブライトやトーレスたちではあそこまでリラックスした空気は作れなかっただろう
あの場に気が置けない仲間たちがいてくれて、慰めたり、ふざけたり、張り合ったり、
そういう日常を見せてくれたからこそ、ジュドーはカミーユのように狂わずに生き抜くことができたんだよ
これは新訳Zの、隣に居る人を大事にする、というテーマともリンクしている
ムーンムーンのゆっくりとした生き方の教えは最近の富野作品には常套だし
これはどういうことかというと、引いて言うなら、その時分その時分の外的要因により左右されたとしても、
今も昔も禿の芯は変わってはいないということ
ZZの時でさえ、いや、結局はそれ以前からも既に新訳Zの地は出来上がっていたんだよ
というか、そのような地そのものが禿と云える
そこにビーチャらを無下に殺してみろ?
ジュドーを正気に支えてくれるものがなくなり、狂うことが止まらなくなったジュドーは
怒りだけに突き動かされ、それはすなわち最後は憎しみで人を討つような人間に堕ちていただろう
禿がビーチャたちを作劇として殺さなかった意味はそこにある
ジュドーは独り切りの超人ではない
共に生きる仲間たちと立っているただの人だ
そういう当たり前の日常、当たり前の大切なものをとことん大事にするのがZZ
それをしない非道を行うネオジオンは結果破滅した
それが、バカなことをする人間は破滅しかしないよ、という禿の言葉だよ
だからZZは健全なものと見える