【1設定】MS・MA擬人化スレ【専用】at X3
【1設定】MS・MA擬人化スレ【専用】 - 暇つぶし2ch2:通常の名無しさんの3倍
09/01/13 18:51:36
色々問題を起こした前スレ>>1には投下する条件があります

・主役級、有名なMS禁止
・ガンダムタイプ禁止
・ライバル機禁止
・○○専用機禁止(例:シャア専用ザクⅡ)
・設定投下禁止
・一度にレスしていいのは1レス10行まで
・一つのSSに登場させていいキャラは2体まで
・他の書き手のキャラ使用禁止
・雑談禁止
・感想禁止
・俺達の指示に必ず従うこと
・意見、議論の参加禁止
・リクエスト禁止

前スレの>>1はこのルールに従って投下してください

3:通常の名無しさんの3倍
09/01/13 19:00:24
  ____ ∧ ∧
~' ____(,,#゚Д゚) <糞スレ立てんな!! >>1逝け!!
  UU    U U
                                   いい加減にしてほしいよね
               >>1シネ                 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                        ∧_ ∧ _∧ ウザイヨネ-
                   バーカ                 (´∀`(・∀・ ) <またあいつが糞スレ立てたよ
                                       (   (    )
                         ∧_∧          || |   | |
  ∧_∧                   (; ´Д`)         (__)_)_)_)
 (   ´A) <クソスレ立てんなカス     (  >>1
 (    )   さっさと消えろ       | | | モウクンナ
                         (__)_)           (^ω^ ) <はいはいウザスウザス
                     ____∧______     (    )
       ツマンネ          お、オマエモ・・・
                                        ∧_∧
                                       (・ω・` ) トモダチイナイ>>1 カワイソス
                                        ⊂旦⊂ )
   ____ ∧ ∧  >>1ハハヤクシンデネ                (__(__ ̄)
  ~' ____(,,*゚ー゚)
   UU    U U

       >>1に糞スレ立てられて皆怒ってます
       ・・というわけで、>>1糞スレ立てんな!!

4:通常の名無しさんの3倍
09/01/13 19:12:36
隔離しないとスレが荒れるだろバカ

5:通常の名無しさんの3倍
09/01/14 10:08:35
あげ

6:通常の名無しさんの3倍
09/01/16 18:53:31
まぁ前スレ>>1さんには>>2みたいなのは必要だろうね

7:通常の名無しさんの3倍
09/01/16 19:03:34
>>6
一応、隔離スレというつもりで立てたのだからもういいだろう…
そこまで本スレと変わらないんだったらわざわざ立てた意味が無いと思うが…

8:通常の名無しさんの3倍
09/01/16 19:27:00
>>7
そこは徹底しとかないと
隔離スレだからって好き勝手されても困るし

9:通常の名無しさんの3倍
09/01/16 19:33:45
隔離スレっつっても書き手の二人が着ちゃったら本スレがこっちになるだろうけどなw

10:通常の名無しさんの3倍
09/01/17 04:07:49
ちんちん

11:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/01/18 01:01:11
今度からこちらのほうで投下します!

『あの人の面影…』

プロトゲルググ「ふうっ…今日の晩ご飯はどうしようかしら?…あら?」

ゲルググJ「こ、こんにちは…きょ、今日もよい天気ですね……」
プロトゲルググ「あなたはゲルググのお師匠さんの…」
ゲルググJ「わ、私はゲルググJ。師匠なんて大層なものではありません。」

プロトゲルググ「ゲルググJさんも買い物ですか?」
ゲルググJ「え、ええ…まぁ…食料と狩猟道具ぐらいですね…しかしその荷物…私には少し重そうに見えますが…」

プロトゲルググの大きなバッグに目をやるゲルググJ…彼女には確かに重そうである…

プロトゲルググ「そうですか?でも家までもうすぐですし…ぜんぜん大丈夫ですよ。」
ゲルググJ「よ、よろしければその荷物…私がお持ちします!」
プロトゲルググ「えっ!?」

宿屋「ラストリゾート」

ゲルググ「あ、お母さんおかえり…あれ?ゲルググJさん!?」
ゲルググJ「に、荷物はここに置けばよろしいですね…(どさっ)」
プロトゲルググ「ありがとうございます!ゲルググJさん!」
ゲルググ「な、なにがあったのお母さん?」



12:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/01/18 01:01:38

ゲルググ「本当にいいんですか…お風呂の掃除まで手伝ってもらうなんて…」
ゲルググJ「ええ!任せてください!」

浴場
ゲルググJ「…うっ…ここが浴場…なかなか広いですね…」
プロトゲルググ「む、無理しなくてもいいですのよ!私のことは大丈夫ですから…」
ゲルググJ「いえ!ここは是非やらせていただきます!」

ゲルググJ(風呂場の汚れ…さあ、かかってきなさい!)

ゲルググJ「ふう…ようやく終わったか…プロトゲルググさんはいつもこんなに家事をこなしているのですね…」
プロトゲルググ「本当にすいません…ここまでお言葉に甘えてしまうなんて…」
ゲルググJ「な、なんてことはありません!困ったことがありましたら是非私に…(ツルッ!)うおっ!?」
プロトゲルググ「(ガバッ!)え?…きゃっ!」

(濡れたタイルの下の石鹸を踏むゲルググJ…勢いよく前に倒れ込む!)

ゲルググJ「…ううっ…」
プロトゲルググ「だ、大丈夫ですかゲルググJさん…」
ゲルググJ「ええ…申し訳ありま…ん?(待てよ…この体勢は…?)」

ゲルググ「(ガラッ!)ねぇ!お客さんが来たよお母さn…!!!!!!」



13:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/01/18 01:02:22

(プロトゲルググを押し倒している体勢となってしまったゲルググJ…それを見つめるゲルググ…)

ゲルググ「…ゲルググJさん…お母さんとそんな関係だったんですか…?」
ゲルググJ「ごごっ、誤解だ!断じて違う!勝手な想像はやめなさい!」
ゲルググ「ぐすっ…いいんです…もうゲルググJさんなんて知りませんから!(タタッ!)」

ゲルググJ「…くっ!」
プロトゲルググ「あの子…いつもああやっていじけちゃうんです…それだけゲルググJさんが好きなんですね…」
ゲルググJ「あっ、すいません…まだこんな体勢のままで…今すぐどきますから。」
プロトゲルググ「…もう少し…このままでもいいですか?」

ゲルググJ「ええ………ええっ!!!!!」

ゲルググJ「今、何と仰いました…(ぺた…)あ…?」

(ゲルググJの頬を優しく撫でるプロトゲルググ…)
プロトゲルググ「…やっぱりあの人とそっくり…あの子が好きになっちゃう気持ちが分かりますわ…」
ゲルググJ「ぷ、プロトゲルググさん…」
プロトゲルググ「…ホント…最低な母ですよね…私って…」
ゲルググJ「そ、そんなことはありません!立派な母です!」



14:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/01/18 01:02:51

プロトゲルググ「…優しいんですね…」
ゲルググJ「そんなことはないです…」
プロトゲルググ「…こんな女でも…好きになってくれますか?」
ゲルググJ「ええ…」

プロトゲルググ「…ゲルググJさん…」
ゲルググJ「…プロトゲルググさん…」

(見つめ合う二人…重なる手と手…永遠のような時間が…)

ハンターギルド宿舎
ゲルググJ「(ガバッ!)…ゆ、夢か……」
寒冷地ジム(へ、変な寝言ばっかりで気持ち悪いよ;;)
ゲルググJ(…こんな夢を見た俺は…破廉恥な男なのかもしれぬ…くっ!)

(……流れなかった…夢の中も非情である…)



15:通常の名無しさんの3倍
09/01/18 12:16:30
もうハンター系のキャラは全員14-15◆ig0sqGwAjU氏のキャラって事にしようぜ
そうすれば>>1>>2のルールがあるからハンター系キャラは使えなくなる

16:通常の名無しさんの3倍
09/01/18 17:15:46
じゃあ騎士とかは109 ◆QPCaEBs6go氏だな
俺もその案には賛成

アナザーはどうする?

17:通常の名無しさんの3倍
09/01/18 18:43:04
とりあえずアアザー系キャラが欲しい人が来たらあげるとか

まぁ前スレ>>1さんにはもっと罰が必要だと思う

18:通常の名無しさんの3倍
09/01/20 10:11:46
前スレ>>1のアナザーのキャラ所有権欲しい人いませんか~?


しかし新シャアの擬人化スレに比べて勢いがないのはやっぱり前スレ>>1が原因なんだろうなぁ
そもそもファンタジーって(苦笑)

19:通常の名無しさんの3倍
09/01/20 16:00:57
隔離スレまで立ってたのか
そんなに気に食わないならキャラ消してやって下さい

20:通常の名無しさんの3倍
09/01/20 17:04:27
>>19
・・・前スレの>>1

21:通常の名無しさんの3倍
09/01/20 18:01:26
いつものやつの自演だよ。
ルールはトリップ付き書き手に一任で再スタートでいいだろ。

22:1
09/01/21 15:15:22
俺に残されてるのは盗賊団だけか・・・
トリップの付け方分からんし


ギュネイヤクト「うー寒い寒い。早く風呂に入ろう」

 盗賊団『ネオジオン』。彼等のお風呂は近くにある天然温泉である。
 単身温泉に乗り込もうとしているギュネイ専用ヤクトドーガだが、先客がいるようである。

キュベレイ「ん? お前か」
ギュネイヤクト「お、お頭!?(///)し、失礼しましたぁ!」
キュベレイ「待て待て待て。何故逃げる、お前も来い」

 逃げようとしたギュネイヤクトだったがファンネルで捕獲された。
 その上着ていた服を脱がされて無理やり湯に放り投げられた。

ギュネイヤクト「お、お頭……」
キュベレイ「んー?」
ギュネイヤクト「み、見えてます……」
キュベレイ「別に隠す必要もないだろう。お前のような子供に見せようと私はなんとも思わない」
ギュネイヤクト「俺が困るんですけど……」
キュベレイ「ふんっ、マセガキめ。ならばもっと困らせてやろう」
ギュネイヤクト「んむーっ! むー! むー!」


 
 場所は変わってここは温泉付近の草むらの中。

ザクⅢ改「あ、あ、あのガキャぁ! お頭のおっぱいに顔など! 私だって寝ている時に揉むくらいしかしたことないのに!!」
ナイチンゲール「そんな事していたのですか?」
ザクⅢ改「本当は私もあのおっぱいの間に顔を埋めたりしたいのに! くっそマジ羨ましいんですけど。あとでマジでヤクト殺……」
ナイチンゲール「ザクⅢ改さんだけは覗きは厳禁ですよ(ニコっ♪)」
ザクⅢ改「(((゜д゜;)))」

23:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/21 17:59:09
ほい。トリップのつけ方。

>【コテハン・トリップの付け方】
>名前欄に「(任意のコテハン)#(パスワード)」と入れてください。
>「#」は必ず半角で、パスワードは騙り防止のため半角8文字(大文字と小文字を混ぜて)を推奨。
>例:「ぬるぽ#PasSwOrD」と入力すると「ぬるぽ ◆Y.PBCjoxno」になります。

24:通常の名無しさんの3倍
09/01/21 20:35:47
>>22

GJ!これからも投下期待してる。

あと余計なことかもしれんが、誰がどの使用キャラとか気にしなくていいと思うよ。何か言われたらスルーすればいい。
基本的に他の擬人化スレは投下されたキャラ設定をおおよそ守れればOKな感じなんだし。

25:1 ◆P1vIn0mB5Y
09/01/23 22:46:44
てすと

        /
      ⌒ヽ      
      /○⌒ ミ
            ≡ ≡_/ ̄ ̄\_
          .ε= ≡ └-○--○-┘

26:1 ◆P1vIn0mB5Y
09/01/23 22:48:10
もういっちょ

  ○      
 く|)へ
  〉  ヾ○シ
 ̄ ̄7 ヘ/
  /  ノ
  |

27:1 ◆P1vIn0mB5Y
09/01/23 22:49:14
らすとてすと

   ミ
    ヽ○  
 ̄ ̄7 ヘ)ヽ
  /   バ○
  |      (ヽ

28:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/25 15:57:13
バウが海に行きたいといってたので、
海といったらGP家の長女様(35歳)がまだ出ていなかったなぁ、と。
ババア結婚してくれ!

『渚のエロババア』

クィン・マンサ「なんとか振り切ったみたいね。」
バウ「ふう、怖かった…」
ドーベンウルフ「忌々しい人間どもめ!今度会ったら…」
ヘブンズソード「どうどう、興奮しないのポチ。命あっての物種よ。」
ドーベンウルフ「ガウ!誰がポチだ!」

ハンターたちの追撃を振り切ったモンスター一行は、
新たな居住地を探して海辺にきていた。
どうせアテがあるわけでもなし、
それなら海の見えるところがいいという、
バウの希望に乗ってみようかという訳である。

アラナ・バタラ「どこかに糸が張りやすいいい洞窟でもないかねぇ。」
ヘブンズソード「やめてよ!出入りしにくいでしょ!」
アラナ・バタラ「おや、あんたが引っかかったら朝までにすっかり綺麗にしといてあげるよ。」
ヘブンズソード「なんですってえ!」
クィン・マンサ「ケンカしないの。うっとおしい。」
バウ「あ、あの崖の下!あそこになんかありそうだよ!」
ドーベン・ウルフ「さすが竜の目はよく利くな。」

バウの目が見つけた洞窟は海からそそり立つ火山の麓にあった。

ドーベン・ウルフ「しかし…人間の臭いがする…」

入り口に近づいていく一行の中でドーベン・ウルフが真っ先に臭いに気づく。
一行は辺りに注意しながら洞窟に入っていった。

クィン・マンサ「奥まで人はないわ。何か置いてあるみたいだけど。」

先行して様子を探ってきたクィン・マンサから報告が入る。

ドーベン・ウルフ「すると人間どもの倉庫か。」
バウ「また争いになると面倒だね。」
クィン・マンサ「そうね。ここは諦めた方がいいかもね。」
アラナ・バタラ「待って待って。諦めるのはいいけど、お土産もらわなきゃ。」
バウ「お土産?」
ヘブンズソード「あ。あんたまた意地汚いこと考えてるでしょ。」
アラナ・バタラ「あら~、鳥さんは人間のお宝いらないんですって。山分けしようね、ダーリン♪」
ドーベン・ウルフ「ひ、ひっつくな。」
ヘブンズソード「い、いらないなんて言ってないでしょ!」

人間がいないとわかってとたんに騒がしくなった一行は、
洞窟の奥の何かが置いてあるという場所に向け、洞窟に入っていった。
その場所は入り口から数十メートル奥にあった。
特に広くなっているわけでもなく、
洞窟というより岩山に横に出来た裂け目がそこで終わっているといった風であり、
人間の置いていった何かはその端にいくつもの箱に分けて積み上げられていた。

バウ「早く開けてみてよ。」
ヘブンズソード「焦らないで。罠があるかも…」
クィン・マンサ「特に怪しい所はないみたいだけど…」
ドーベン・ウルフ「ええい面倒だ!開けるぞ!」
ヘブンズソード「わあ!ちょっとは考えなさいよ、このバカ犬!」
アラナ・バタラ「そのワイルドな所が、ス・テ・キ♪」

29:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/25 15:58:17
ドーベン・ウルフが前後の見境なく開けた箱の中には、
なにやら黒褐色の粘土のようなものが入っていた。

バウ「なにこれ?」
クィン・マンサ「さあ?あんた、分かる?」
ヘブンズソード「わ、わたし?いや…えっと…。」
アラナ・バタラ「あ~ら、あっちこっち飛び回ってる割には知識が少なくてらっしゃるのねぇ。」
ヘブンズソード「なによ!じゃああんたは何か分かるの!?」
アラナ・バタラ「あたしが知るはずないだろ?世界中飛び回ってる見識の高い方が知らないんだもの。」

あらこれ言い合ってる一行の後ろから突然女の声が響いた。

?「それはジュピター渡りのヘリウマイトさね。」
ドーベン・ウルフ「誰…だ!」

一行が振り返るより一瞬早く、洞窟の床から青白い光が迸った。

バウ「うわ!」
ヘブンズソード「お、重い…!」

青白い光は奇怪な文様を洞窟の床に描いている。

クィン・マンサ「これは…人間の魔法…」
?「そうさ、人の所に勝手に忍び込む悪い子を捕らえるためのねえ。」

洞窟に張り巡らされていた魔方陣が発動したのだ。
モンスター一行は、突如数十倍にも重くなった自身の体を支えきれず、床に突っ伏していた。

?「搬出のためにちょっと結界を解いたら…油断も隙もあったもんじゃないねえ。」
ドーベン・ウルフ「くそ、人間め…!さっさと術を解け!」
?「おやおや威勢のいいこと。
 だがねえ、このシーマ海賊団の上前をはねようとしたコソ泥どもを、
 ただで済ます訳にはいかないよ!」
ドーベン・ウルフ「上前?その粘土のことか?そんな物は俺たちはいらん!」
?「ん?さっきから変だと思ったら、あんたたち、人間じゃないね?」
ヘブンズソード「あ、あんたこそ何なのよ!あたしたちは住む所を探してたまたまここに入って…」
?「どうだかねえ?まあいい。ちょいと術を緩めてやるからお立ち。」
バウ「あ…体が動く…」
クィン・マンサ「まだかなり重いけど…」
?「質問に答えてもらうよ。ゆっくりこっちを向きな。」

ゆっくりと声の主の方に向き直った一行の目に飛び込んできたのは
目にも鮮やかな全身に赤い衣装を纏った女の姿だった。
しかも東の国にいるというスルタンの後宮にでもいそうな
扇情的な衣装である。
柔らかそうな胸は一本の帯状の布で覆われている。
背中から回した布は、
胸を包んだ後に交差させて首の後ろで結んである。
ふくよかな下半身に纏ったゆったりとしたズボンは
沢山の宝石を散りばめたベルトでとめてあり、
後は腹も腕も剥き出しだ。
しかしその衣装の布も、
カゲロウの翅のようにあまりにも薄い生地で出来ており、
体を辛うじて隠しているのは、実質的にはズボンの下に透けて見える、
手の込んだ刺繍を施した小さい下着のみというありさまだ。

30:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/25 15:59:12
?「そうさねえ…そこの子供、こっちに来な。」
バウ「ぼ、僕ですか?」

謎の女に近寄るバウ。
つい遮ろうとしたドーベン・ウルフに女が声をかける。

?「取って食いやしないよ。さあ、坊や、この鏡を見るんだ。そしておばさんの質問に答えるんだよ。」

女が取り出した手鏡を覗くと、そこに映っていたのは人間ではなく本来の竜の姿をしたバウであった。

?「おや、坊や竜だったのかい?」

向こう側からかがみこんで鏡を見る女の胸が、バウのすぐ近くに見える。

バウ(う、うわあ…エッチな服…)
?「気になるかい?ちゃんと答えたら、後でおばさんがおっぱいを上げようかねえ。」
バウ「い、いえ!けけ結構です!」
ヘブンズソード「ちょっと!子供に変なことしないでよ!」
アラナ・バタラ「あんた、人間じゃなくてサキュバスかなんかなんじゃないの?」
?「黙ってな!話をしてるのはあたしだよ!
 さあ坊や、この鏡を見ながら、何を聞かれても、はいって答えるんだ。
 いくよ?あんたたちは誰かに頼まれてきたのかい?」
バウ「はい。」

とたんに鏡が曇る。

?「ふむ。じゃああんたたちは偶然ここに来たのかい?」
バウ「はい。」

今度は鏡に変化はない。

?「なるほど、あんたたちは本当に偶然ここに来たんだねえ。
 この鏡は真実の鏡って言ってねえ。照妖鏡とも言うが…
 この鏡の前では偽りは全部分かっちまうんだよ。」
バウ「ほ…良かった。信じてもらえますか?」
?「ああ悪かったねえ。じゃあさっき約束したとおり、ご褒美におっぱいを上げようねえ。」

女が衣装を緩め、乳房を露にする。

バウ「ううわあ!い、いいです!僕、そんなに子供じゃないですから!」
クィン・マンサ「ちょっと!疑いが晴れたんなら、さっさと解放してよ!」
?「調子に乗るんじゃないよ!あんたたちがこのシーマ海賊団の倉庫に入ったのは事実なんだからねえ。」
ドーベン・ウルフ「ガウ!?まさか俺たちを出さない気なのか!?」
?「さてねえ、あんたがあたしを満足させられたら考えてやってもいいけどねえ…
 え?あんた、なかなかスタミナがありそうじゃないか?」
ドーベン・ウルフ「満足?何の話だ!」
?「おやおや、見掛け倒しの朴念仁かい?
 まあいい、今回のことは結界を解いていたこっちにも責任がある。
 そうさねえ、パンと肉をやるから、それ持ってどっかにいっちまいな。粘土よりいいだろ?」
ドーベン・ウルフ「パ、パン!」
?「よだれたらすんじゃないよ。ついて来な。」

31:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/25 16:00:34
女は一行を引き連れて洞窟を出た。

?「船まで歩くよ。」

人間にしては軽い足取りで崖を降りていく女の後をモンスターたちがついていく。

?「時にあんたたち、人間に棲家を追われたのかい?」
バウ「はい、ハンターたちが…」
ドーベン・ウルフ「バウ!そいつも人間だぞ!」
?「ふふふ。警戒深いねえ。まああたしもあんたたちと同じく人間様から追われる身でね。」
ヘブンズソード「それはあんたが海賊なんかしてるからでしょ!」
?「ま、そうなんだがね。」

一行は海賊団の船でパンと塩漬け肉を受け取った。

?「あんたたち、もし今後も住む所が見つからないようなら、もう一度あたしを探しな。」
ドーベン・ウルフ「余計なお世話だ。」
?「まあ、もしもの時のことさ。海の上でよければ世話しないでもないよ。」
ヘブンズソード「にっちもさっちもいかなくなったら考えるわ。」
?「モンスターはいいねえ。正直で。あたしの名前を教えておくよ。
 あたしはガーベラ。シーマ海賊団のガーベラ・テトラだ。覚えといておくれ。」
クィン・マンサ「覚えとくわ。それと、パン…ありがと。」
ガーベラ「気にすることじゃあないよ。さて、あたしたちはこの洞窟を引き払わなくちゃならない。
 またいつか縁があったら会おうねえ。坊や、ちゃんと育って次はおばさんを喜ばせておくれねえ。」
バウ「は、はい…い、いや、…あの…」
ガーベラ「ふふ、冗談だよ。じゃあね。人間につかまるんじゃないよ。」

ガーベラ達は船で出て行き、モンスター達は住処を探す。

ヘブンズソード「でもあの海賊、あんまり悪い人っぽくなかったね。」
アラナ・バタラ「あんたは警戒心が弱すぎんのよ。鳥頭!」

一方海賊たちは

リリーマルレーン「姫様、あのモンスター達は無事生き残りますかな。」
ガーベラ「さあねえ…厳しいだろうねえ。それから姫って言うんじゃないよ。」
リリーマルレーン「いいではありませんか。他に聞いてる者がいるわけでもなし。」
ガーベラ「あんたは昔から変わらないねえ。」
リリーラルレーン「姫様こそ、昔と同じくお優しくていらっしゃる。」
ガーベラ「あたしは変わっちまったよ。姫でもないし優しくもないさ。」
リリーマルレーン「いえ、私にはわかります。昔と変わらぬ姫様の心根が…」
ガーベラ「じゃあ、優しくない証拠に、今晩はたっぷりいじめてあげようかねえ?ねえ?リリーマルレーン?」
リリーマルレーン「ひ、姫様…」

モンスターと海賊、それぞれの夜を細い三日月だけが等しく照らしていた。

32:通常の名無しさんの3倍
09/01/27 13:14:20
>>28-31
GJ!純真無垢なバウを誘惑するガーベラ様がエロいw
アビジョくんではないがこの姫様ならぶたれてもいいかもしれない…

33:通常の名無しさんの3倍
09/01/28 12:56:17
絶妙な加減でぶってくれるんだろうな。

34:通常の名無しさんの3倍
09/01/28 16:13:18
age

35:通常の名無しさんの3倍
09/01/28 16:39:36
|ョ・ω・`*)スキッ.。.・゚

36:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/29 21:49:03
しまった。
最初のスレでリリーマルレーンの設定しといたと勘違いしてた。
ガーベラの設定しかしてませんでしたね。
一応、カリウスドムと同じような
子供の頃からのガーベラ付の元侍従、現情夫兼海賊団副団長、
しかしいまだに姫が王女の座に復位する日がくることを信じている
夢見がちなずんぐりした中年の大男。
なぜか狼煙による通信を好み、不用意に上げた狼煙のせいで
敵に発見されたことも1回ではない
という感じのキャラクターで考えていたんですが。
どうも失礼しました。

37:通常の名無しさんの3倍
09/01/30 04:39:26
なんとなく名前のイメージでリリマルは女性だと思い込んでいた
設定㌧ あぶねえw

38:通常の名無しさんの3倍
09/01/30 23:14:24
メルヘンオヤジな感じで

39:1 ◆P1vIn0mB5Y
09/01/30 23:57:41
マレット専用アクトザク「UC王国再建し、俺の理想の国にしてくれる!」
リックドムⅡ「どこまでも着いて行きますマレット様~」
マレット専用アクトザク「フッフッフ、俺の野望の為、手始めに赤ザクを俺の嫁にしてくれる!」
リックドムⅡ「……」


リックドムⅡ「私ね、マレット様の為ならどんな事でもするし、どんな事でもされてもいいの?」
ガンダム「うん、知ってる」
リックドムⅡ「でも、マレット様と姫様がくっ付くのは嫌なの……こんな私って駄目な部下よね……」
ガンダム「そんな事ない、君はよく尽くしているじゃない。それに姫様はあの人にはまったく興味ないと言ってた」
リックドムⅡ「本当!? あ……でもここで喜んでしまうなんて……私ってやっぱり駄目な部下……」
ガンダム「そ、そんな事ないって……(あと何時間このやり取りをすればいいんだろ……)」

マレット専用アクトザク「おーい、ツヴァーーイ? どこだー?」
リックドムⅡ「あ、包帯の時間だわ! 私行かないと、今日はありがとう! それじゃ!」
ガンダム「そ、それじゃあ(助かった)」
赤ザク「何だかんだ言ってあの2人が一番お似合いよね」
ガンダム「……姫様、部屋にお戻りください」

40:109 ◆QPCaEBs6go
09/01/31 15:18:46
>>39
背景がわかんないよw

で、新テンプレ案↓

ここはMS、MA、戦艦その他を擬人化して楽しむスレです。

舞台設定は
「宇宙世紀王国を舞台に
魔法とか何でもありの
ちょっとえっちなファンタジー」
(初代スレ>>19参照)

SS職人&絵師 随時募集中です。

※初代スレ後半より荒れ気味につき、以下についてご協力ください。
 ・職人さん&絵師さんは投下時のトリップ使用をお願いします。
 ・ネタと感想以外の議論は議論所へ。
   (発言はトリップ付でお願いします。)
 ・荒らしは全力でスルーしましょう。
   (専用ブラウザであぼーん設定すると便利です。)
 ・新キャラを設定するときは、
  まず議論所か本スレで仮設定案を出して、
  他の書き手さんの了承の上で本設定とするといい感じ。

現在参加中のトリップ付書き手一覧

1 ◆P1vIn0mB5Y
14-15 ◆ig0sqGwAjU
109 ◆QPCaEBs6go

初代スレ
スレリンク(x3板)

二代目スレ
スレリンク(x3板)

二代目からの移行スレ(当スレ)
スレリンク(x3板)

過去ログ置き場
URLリンク(www12.atwiki.jp)

避難所兼議論所
URLリンク(axiz.fcpo.net)

41:1 ◆P1vIn0mB5Y
09/02/02 23:39:29
>>40



デスサイズギルティ「うーん、今日も平和だなー」
デスサイズヘル「はぁ~、お前はいいよなぁ」
デスサイズギルティ「あれ~、お姉ちゃん? こんな所で何をどうしたの? 今日は騎士さんのお仕事で偵察任務じゃなかったの?」
ヘル「もう、騎士も任務もないんだよギルティ……どうせ私なんか」
ギルティ「ようはサボり?」
ヘル「ギルティ、私と一緒に真っ暗闇の地獄へ堕ちましょう?」
ギルティ「お姉ちゃん……ヤダッ!」
ヘル「……笑え、笑いなさいよ……どうせ私なんか」

エピオン「そんな事言っても休みはやらんぞ」

42:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/03 10:03:16
>>40
エピオンお久しぶり。

キャラ設定まとめようと思ったんだけど
錯綜しすぎてて厳しい…
どうしようかな。

『破滅の予兆』

その森閑たる太古の森の深奥にその木はあった。銀葉樹、魔力伝導性が高いその性質から、
さまざまな魔法具の作成に使用されるこの木は、UC王国の人間にはよく知られた木である。
しかし、これほど大きな銀葉樹を見たことがある国民は、ほとんど皆無に等しいだろう。
その根元の周囲は50mを越え、その高さは100mにも達するこの木の樹齢は、
5千年を越えるのではないかといわれている。

城下町の郊外に広がるその森はその名を墓森と言い、
黒歴史の古戦場の跡であるという伝説を持っている。
銀葉樹の群生する美しいこの森には、濃厚な魔力が満ちており、
迂闊に踏み入った者は魂を抜かれると噂され、庶民から恐れられていた。
そして実際、肝試しに入った無鉄砲な若者がその人格の崩壊した状態で発見されたことも、
1度や2度のことではなかったのだ。
そんなわけであるから、この銀葉樹あふれる森に進んで入ろうという者は、
極少数の学者や魔術師を除き、今日では皆無に等しい。
その森の中枢、最も古い木が、この巨大な銀葉樹なのである。
その幹の周囲は日光をさえぎられ、草一本生えていない。
日陰でしか育たない珍しいコケがその地表を覆っている。
このコケは自ら光を放つことで知られており、巨大な銀葉樹の隠された根元を下から照らしている。
幹は中央で大きく裂けている。
よく見るとその裂け目に腰を下ろしている一人の人物が見える。
銀髪を頂くそのほっそりとした頭部、赤い瞳、
遠目に見たら老人と勘違いするかもしれないが、
間近で見るその人物の肌は、紛れもない少女のものであった。
コケの放つ光に照らされた銀髪は、
その名の通り美しい銀色の葉をつける銀葉樹の、その葉にも劣らない。
その少女の口から苦しげな呻き声がもれる。いったいなにをしているのか。
その時暗い森の木の陰の中から、一人の男が姿をあらわした。
軽装ではあるが武具に身を包んでいる。
その男が大きな銀葉樹に近づく一歩ごとに足元のコケから銀色の光が放たれる。
その光はなにか文字を描いているようだ。
太古の神聖文字…結界だ。この木の周りには結界が張られているようだ。
その男の名はイフリート改、王国騎士である。
そしてこの巨大な銀葉樹こそ彼の計画、
精神感応による完全な意思統一が為された戦闘部隊の実現、
それを制御する装置の根幹なのであった。
銀葉樹の魔力増幅性を用い、周囲の結界で増幅された魔力に指向性を持たせる。
この銀葉樹の周りには、実に周囲数キロにも渡って、
防御結界、生命維持結界、魔力制御結界が複雑に構築されていた。
EXAMがイフリート改に引き取られて以降、10年もの時をかけて引かれた結界には、
たとえ王国騎士団と魔術師が突入しても1ヶ月は持ちこたえられるというほどの自信を、
イフリート改は持っていた。
その装置によってUC王国、ひいては世界でも、
最高クラスの精神感応力を持つEXAMの精神感応力を大幅に増幅し、
それによって遠隔地にある部隊のコントロールを行う。
すでに二桁に達する人員の操作が可能な段階にこの計画は進んでいた。
現在二人は、その実験の最中なのであった。

43:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/03 10:08:01
イフ改「そのまま。続けなさい。」
EXAM「は…はぁっ…はぁっ…はい!…」

少女の息遣いが激しさを増す。

イフ改「まだだ。」
EXAM「は…はひっ…は…」

本日の同時コントロールは20人。その全員の意思を統一し、操作せねばならない。
抑圧され荒れ狂う20人の兵士たちの心、流れ込む戦場の光景、
その咆哮は、特別に繊細なこの少女の心にはあまりにも大きな負荷を与えていた。

私が…私を引き取ってくださり、お嫁にまで迎えて下さると言ってくれたおじさまの…
おじさまに武勲を…おじさま…私に勉学の機会も与えて下さった…
おじさまに…お手柄…を…

イフ改「ここまでか。」

イフ改の見ている前で、EXAMは目を開いたまま意識を失っていた。

(助けて)
BD3「…!?」
BD2「どしたの?兄貴。」

確かにあの子の声が聞こえた気がした。
いつも優雅で優しい、なにより自分のパンを認めてくれたあの子の声が。
それはEXAM本人すら気づかなかった心の奥底の声。
昔、モルモット部隊にいた頃はよく聞いた声だ。
人の心が分かりすぎてしまう性質、
それによってBD3はモルモット部隊のエースにまでなったが、
しかし彼はそれに耐えることができなくなり除隊した。
あの時の戦場で聞いた声がなぜ今、しかもあの子の声で?
いや、気のせいだ。まだ昔の戦場の夢に、全身汗まみれで目覚めることがある。
今のも何かの拍子に昔の記憶がよみがえって聞こえた空耳だろう。
そう思ってもBD3の不安は拭い切れなかった。
まさかあの子が戦場に?
夕日の赤さが一瞬血の色に見え、こわばるBD3の表情を、
妹が心配そうに覗き込む。

BD2「ねえ、何かあった?」
BD3「…」
BD2「ねえ、どうしたの兄貴?大丈夫?ねえ…」

その時不意にある予感がBD3の脳裏に舞い降りた。
自分は戦場へと再び出ることになるのだろうという、予感が。
鉄の臭いがしたような気がした。
不安は消えない。
急に険しい顔になっていく兄を、妹が心配そうに見つめ続けていた。

44:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/03 10:26:51
×>>40
  エピオンお久しぶり。

>>41
  エピオンお久しぶり。

45:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/04 02:18:13
>>41
>>1さんGJです!地獄姉妹ネタに思わずニヤリとしてしまいましたw

>>42-13
イフ改に利用されるEXAMさんの声がすごく…色っぽいです。
元モルモット出身のBD3の今後の行動が気になりますね。

『巣穴に泊まろう』

ハンターに住処を爆破され今日もあてのない旅を続けるモンスター一行…しかし新しい住処がそう簡単に見つかるはずもなかった。
とりあえず集合場所を決めてから、別行動で居住地を探すこととなった。

洞窟
ボール「また来たなお前!ここは僕たちの縄張りだぞ!」
ヘブンズソード「せ、せめて一晩だけみんなを泊めてあげて…子供だっているんだし…」
シャークマウスボール「痛い目に遭うって言っただろうが!鳥だから三歩で忘れちまったのか?んあっ!」

アラナバタラ「で、スタコラサッサと逃げてきたわけね…」
ヘブンズソード「う、うるさいわね!仕方ないでしょ!本当だったらあんなザコは銀色の足で…」
アラナバタラ「はいはい…今度は私が交渉に行きますから黙って見ていてね』」

ボール「何だお前?人間か?」
シャークマウスボール「いや…その頭の蜘蛛…アルケニーだな?」



46:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/04 02:19:23

アラナバタラ「はじめましてみなさん♪さっきのお馬鹿な鳥頭ちゃんのお話なんですけど…考え直してもらえませんか?」
シャークマウスボール「さっきの奴の仲間か!駄目だって言ってるのが分からないのか?」
アラナバタラ「そ、そんなぁ…か弱い女モンスターや女妖怪に野宿なんて…ハンターや凶暴なモンスターに襲われたらわたし…ううっ…」
ボール「泣いてもダメだ…」

アラナバタラ「ほ、本当は私のカラダはダーリンだけのものなのですが…私たちを泊めてくれたらそこの渋い顔の方に特別にサービスしてもいいですわぁ…」
シャークマウスボール「色仕掛けも無駄だぞ。」

あの手この手で交渉を試みる彼女を遠くで眺めるヘブンズソード…

ヘブンズソード「ぷぷっ…あんたも全然ダメじゃないwバカバカしいから戻ろうっと!」

そう吐き捨てて、彼女は集合場所へと飛び立っていった…



47:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/04 02:20:48

アラナバタラ「(シュン…)はぁ…やっぱり駄目なんですね…仕方ないですわ…」
ボール「やっと諦めたか?まったく…」

うつむくアラナバタラ…悲しげな表情を浮かべながらボール達に背を向ける…
迷惑な客人が立ち去って胸をなで下した…その刹那、彼女は妖しい微笑とともにパチンと指を鳴らした…

アラナバタラ「カモン!私の可愛い子蜘蛛たち!」
ボール達「!?」

その瞬間、地面の中から無数の蜘蛛の化け物が現れた…

シャークマウスボール「て、敵襲だぁ!寝ているの奴らも全員起こせ!早く!」
ボール「あ、あわわわわ…」

アラナA「お腹すいた…」
アラナB「あいつ食べていいよね?ママ…」
アラナC「美味しそうじゃないけど…いっぱいいるみたいだし…」

アラナバタラ「あらあら…ママはいつも言っているでしょ?…『い た だ き ま す』は?」

アラナD「あ、そうだった!」
アラナE「ごめんなさいママ…」
アラナF「じゃあみんなでいただきますだよ!…せ~の!」
シャークマウスボール「よ、よせ…」

…洞窟内に虚しく響く無邪気な声…アラナバタラは荒れ狂う蜘蛛が蹂躙する地獄絵図を後にした…



48:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/04 02:25:22
集合場所

ドーベンウルフ「さて…お前らはどうだ?住処らしい場所はあったのか?」

アラナバタラ「ボール達の交渉は出来ませんでした…残念でしたわ…」
ヘブンズソード「ほら見なさいよ!私のことさんざん馬鹿にしといて!」
アラナバタラ「別に馬鹿になんかしてませんよ?いやですわぁ被害妄想って…」
ヘブンズソード「な、なんですってぇ!」

バウ「ふ、二人とも喧嘩しないで…」
クィンマンサ「ほっときなって…」

ちなみに…洞窟…

アラナA「うわぁ~!ひろ~い!」
アラナB「蜘蛛の巣もたくさん作れる~!」
アラナC「ママもここに暮らせばいいのに…でも僕たちの巣が作れるんだからいいか!」

アラナバタラ(ふふ…あの大きさの洞窟は子蜘蛛にぴったりですね…いい子供部屋が見つかりましたわ…)

失敗したのにもかかわらず不敵な微笑みを交わすアラナバタラ…ヘブンズソードはそのことが気がかりになった…自分のいない間に何があったのやら…



49:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/05 22:24:03
鳥さんのヘタレツンデレっぷりが際立ってきましたねw
それに比べてアラナ・バタラのたくましいことw

50:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/07 09:44:54
『ドラゴンへの道』

サザビーは悩んでいた。
一度は圧倒されたα・アジールの存在感であったが、
時間を置いてみると、どうも本当に竜なのかどうか確信がもてない。
何か確かめる術はないものかと色々調べていた彼が発見したのは
東洋の書物に載っていた説であった。

サザビー「ほう…『龍は大人しくしている時には人に馴れて背中に乗ることもできるが、
      喉元にある逆さまに生えた鱗に触れると怒って人を殺す』と。」

東の龍がこちらのドラゴンと同じかどうかわからないが、
とりあえずこれがあるかどうか確かめてみるか。
そう決めてから数日観察したが…
α・アジール、絶対に胸元をあらわにしない。
いつも首まで隠れる服を着ている。

サザビー「うーむ、あの虐待の瘢隠しなのか、逆鱗隠しなのか…」

そこでサザビー隊長は秘術を使うことにした。

サザビー「こっちへおいで、αエア。」

隊長執務室で二人きり。
αを自分の膝の上に乗せる。

サザビー「実は君にちょっと頼みがあってね。」

そう、サザビー最大の秘術、百戦錬磨のスケコマシ技の発動である。
しかし…

α「隊長、お願いって?」
サザビー「ああ、ちょっとしたことなんだ。」
α「待って!私、隊長のお願いなら何でも聞いてあげるけど…」

αの鋭い眼光が挑発的な色を帯びる。

α「でも、私をそこらの頭の空っぽな女と一緒にしないでね?」
サザビー(う…この眼光は…)
α「私をそんな馬鹿女と同じに扱ったら…そぉねえ…隊長のこと、焼いちゃおうかしら?クスクス」
サザビー(な、なにぃ?私が気押されているだと?)
α「うふふ、私は隊長のお願いなら聞くけど、でもちゃんとお覚悟召されてから言ってね?」

αがサザビーの首に手を回し、耳元でささやく。
サザビーの心底を見透かしたような小娘の言葉。

サザビー「(いかん、ここで彼女の自尊心にかかわるような頼み事をしたら、
      今の力関係を認めたことになってしまう)
      い、いや、たいしたことではないんだが、
      明日の騎馬での視察に同行してほしいと思ってね。」
α「あら、そんなことでしたら、事務官を通して命令書を出してくだされば良かったのに。
  最初からそんなお願い事だったのかしら?クスクス」

ちょっといい雰囲気にして服を脱がせようとしたサザビーの目論見、脆くも崩れる。
同時にサザビーにとっては実に久しぶりの対女性戦敗北の瞬間であった。

サザビー「く…やはりあの娘、只者ではない…」

これから想像できないほどの苦難のじゃじゃ馬ならしが待っていることを、
この時のサザビーはまだ知らなかった。

51:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/10 08:35:28
登場人物まとめについてなんですが、
このスレで使ったキャラから、
もう一回設定を載せてもらうというのはいかがでしょう?
出すときには、設定がされた元のスレと番号を付けて、例えば

ブルーディスティニー3号機(BD3号機:初代スレ>>166)
男/パン職人/機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
BD兄弟の次男。BD2号機とは双子。見分ける為に髪を白に染めている。
元々2号機と共に国軍に入ったのだが、長続きせず現在はパン屋を1人で経営している。
味はあまり美味しくないが、独創的な味だと微妙に評価されていたりもする。
非常に無口。無表情。しかしEXAMに惚れてる。

※なおモルモット部隊の設定は初代スレ>>92のユウジェガンの設定より

ジェガン(ジェガン ユウ・カジマ機 RGM-89:初代スレ>>92)
男/UC王国軍 ロンド・ベル(UC王国軍外郭部隊)/逆シャア
王国軍の独立部隊ロンド・ベルに所属する戦士。
UC王国軍第11独立魔法化混成部隊(通称モルモット部隊)
に所属していた頃、除隊前のBD3号機と出会い意気投合した。
BD3同様に非常に無口だが、心根は優しいものがあるらしく、
しょっちゅう敵に手を差し伸べている。
落石などが道をふさいでいると、なぜか真っ先に押しにかかる。

設定は投下した本人じゃなくても、使ったキャラからこっちに転載してもらって。
量がまとまってきたら僕が過去ログ置き場の方に登場人物紹介のページを作りますので。
キャラのラインの整理を兼ねていかがでしょうか?

52:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/14 00:13:31
最近、忙しいせいか全然投下できなくてすいません…

>>51
キャラ紹介乙です!何から何までやってもらってホント申し訳ないです…
紹介は議論所に投下したほうがいいですかね?

『俺はノッペラボウなんだぁ!』

カフェ・イエロージャケット

トムリアット「あら…妹さんどうしたの?チョコレートなんて買ってきて…」
ゾロ(赤)「どうやら人間達の行事では重要な菓子らしいが…」
ゴッゾーラ(そういえば好きな男にチョコをあげる行事って聞いたが…も、もしかして俺か?俺なのか!?)

ゾロ(茶)(にゃ!これをあげたらきっと喜んでくれるにゃ!……でも美味しそうだにゃ…ちょっと味見したいにゃ…)

ゾロ(茶)「に゙ゃ!?気がついたらチョコが無いにゃ!(モグモグ)」
トムリアット「ふふっ…食いしん坊さんね…」
ゾロ(茶)「にゃ~…せっかく『シャッコーくん』にあげるつもりだったのに…」

ゾロ(赤)「おい…どうしたゴッゾーラ?体でも悪いのか?」
ゴッゾーラ「顔無し妖怪でも…泣きそうになることはあるってことさ…」


シャッコー((ビクッ!)ひ、ひぃ!何だかいきなり寒気が…誰か僕の噂してるのかな?)



53:通常の名無しさんの3倍
09/02/14 10:37:56
>>52
ここにも報われなげな悲恋がw

キャラ設定は、過去スレからの再録の場合はこっちでいいじゃないでしょうか。
それで、キャラ設定の整理に関してなんですが、
例えばテンプル騎士団の設定自体は僕が投下したものなんですが、
話を作ったのは僕ではないんですね。
それで一存で消去するのも憚っていたのですが、
そっちの流れはほとんど止まったままなので
他の二方がテンプル騎士団の設定使う予定が無ければ
そっちを消去して、前に議論所の方で提案が出てた
モンスターの方にザンスカール系を統合した方がいいかな、
というようなことを考えていました。もちろん続けて使うなら使うでいいんですが。
そんな感じで、専用スレになったことですし、
ストーリーラインの整理もだんだんしていけばいいのかな、と思っております。

『この愛、胃袋に届け!』

ロンド・ベル詰め所では、ν将軍が部下たちからチョコレートをもらっていた。
同じ手作りながら、
香り高いコメットのオレンジピールチョコレートや
苦味の効いたリ・ガズィのトリュフなど
それぞれの性格が出ていて面白い。
そんなほのぼの気分のν将軍の背後に、その敵は迫っていた。

ν(む!?何だこのプレッシャーは!?)

全身の身の毛がよだつようなプレッシャー、この所感じたことが無い強烈なものだ。

アマクサ「私もチョコレートを作ったわ。」

振り返った所にプレッシャーの源がいた。
手にはガサガサの紙包みに歪んだリボンらしき物をつけた物体を持っている。
強烈なプレッシャーは、この物体から発せられているようだ。

アマクサ「はい。」

νが急用を捏造し、この場を去ろうとするその前に、その魔物はνに差し出された。

ν「そ、そうか。アマクサが作ってくれたのか。ハハ…うれしいなあ…」

致し方なく包みを解くν、その目前に現れたのは、黒褐色の球状の物体だった。
同時に室内に異臭が充満する。

ν「こ…これは!?」

黒褐色の物体の表面は分離したと思しき油にまみれ、
アマクサのものと思しき無数の指紋で彩られている。
漂ってくるのは、焦げ臭、酢の臭い、その他諸々の良くわからない刺激臭などである。

アマクサ「食べて。」
ν「は…はは…実に個性的なチョコレートだな。」

助けを求めるようにちらりと部下を見たνの目に映ったのは、
予想に反した部下たちの反応であった。

リ・ガズィ(例え相手が未知の怪物でも…それでも将軍なら…)
コメット(将軍ならなんとかしてくれる!)

部下たちは、ν将軍は少女の無垢な思いを無下にすることはないと信じきっていた。

54:通常の名無しさんの3倍
09/02/14 10:58:07
ν「ふ…孤立無援、というわけか。」

意を決して口に運んだチョコレートは想像以上のパンチ力でνの舌と鼻を直撃した。

ν「ぐ…ぐゎ…こ、これは何を入れたんだい?アマクサ。」
アマクサ「隠し味にワインビネガーが入っているわ。」
ν「う、うん、隠れてないね。なかなか強烈に自己主張してるようだよ。はは。」

チョコを持つ手が震える。

ν(い、いかん。アマクサに人としての信頼を教えるには、ここでやめるわけにはいかん。)

遠のきがちな意識の中で再びチョコを口に運ぶν将軍であった。

ν(アマクサに、人の心の光を…)

そして死闘一時間。ν将軍は真っ白に燃え尽きながらアマクサのチョコを完食していた。

リ・ガズィ「よくがんばった!」
コメット「感動した!」

詰め所内は暖かい拍手に包まれた。なぜかアマクサが手を上げて拍手に応えているが。
そんなνとアマクサを見てリ・ガズィとコメットは思うのであった。
「来年は二人でアマクサにチョコの作り方を教えてあげよう」と。

おまけ

アマクサチョコの作り方

チョコ 500g
砂糖 500g
赤ワイン 1本(720mg)
ワインビネガー 1本(720mg)
塩コショウ 少々

1、以上を鍋に入れて強火でかき混ぜながら煮詰めます。
2、適当な粘度になったら、少し冷まして素手で整形しましょう。
3、そのまま手を洗わずラッピングをして出来上がり。

相手の愛を確かめたいとき、相手と縁を切りたいときに最適です。

55:通常の名無しさんの3倍
09/02/14 11:00:13
νガンダム(RX-93 νガンダム:初代スレ>>136)
男/29歳/UC王国軍将軍/逆シャア
剣技、格闘、魔法と全てに優れた歴戦の勇者。
攻防一体の結界を敷く彼独自の魔法「フィンファンネル」は他の追随を許さない。
UC王国中最強ではないかとも言われる英雄であるが
騎士の下についたことがない叩き上げの軍人であるため身分は平民である。
ただし役職上の地位は騎士団隊長と同格。
単に武芸に秀でているだけではなく明晰な頭脳と深い情を持ち合わせており
民衆、軍人問わず彼の姿に「人の心の光を見た」と心酔する者も少なくない。
その割には王宮でも軍上層でもいまいちウケが悪く、
どうも主流派になれない苦労人である。
ロンド・ベルは彼直属の遊撃隊。
少年時代は引きこもりがちな魔法具ヲタクだったという噂がある。

アマクサ(初代スレ>>272)
女/ホムンクルス/スカルハート
かつて騎士団所属の魔法研究所で作られた
νの体細胞を使い、
更にνの戦闘記録をテレパシーで焼き付けられたホムンクルス。
作成にはディビニダドからもたらされた、ジュピター大陸の技術が使用されたらしい。
νの戦闘能力だけをコピーした、
まさに最終兵器ならぬ最終兵士になるはずだったのだが、
味方の識別が不完全な状態で目覚めてしまい
大暴れして誰も手がつけられないでいる所を
駆けつけたν将軍に取り押さえられた。
その時
「何かしら?何かしら、これ?私と同じ人がいるのかしら?」
と精神が共振してしまい、
それ以来νにくっついて歩いている。

リ・ガズィ(RGZ-91 リ・ガズィ:>>初代スレ182)
女/UC王国軍中尉 ロンド・ベル(UC王国軍外郭部隊)/逆シャア
有能なνガンダムの部下でロンド・ベルのエースの一人。
サラダが好きな美女でさっぱりとした性格の落ち着いた大人の女性である。

コメット(初代スレ>>282)
女/カラバ/Ζ
エゥーゴを支える民間組織カラバの一員。
現在はロンド・ベルに出向中。
ν将軍に平和なインテリジェンスを感じ、惹かれている。
きれいな金髪と大きな青い瞳を持つ美人。

56:通常の名無しさんの3倍
09/02/14 11:52:01
統合は反対

57:通常の名無しさんの3倍
09/02/15 01:12:07
バレンタインラッシュに期待

58:通常の名無しさんの3倍
09/02/15 02:42:43
期待age

59:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/16 20:41:27
『母レンタイン』

ゲルググ「はい!ゲルググJさん、チョコレートです!」
ゲルググJ「ん?私にか。すまないな。」
プロトゲルググ「あら、ゲルググJさん。丁度良かった。
          私もチョコレート作ってみたんです。」
ゲルググJ「え!?わ、私にですか?」
プロトゲルググ「ええ、娘がいつもお世話になってるお礼に。
         こんなおばさんからじゃ、かえって迷惑だったかしら?」
ゲルググJ「いいい、いえ!ありがたく頂きます!」
ゲルググ「む~…」
ゲルググJ「ホワイトデーにはお返しを用意しますから楽しみにしていてください!」
プロトゲルググ「あら…お返しなら…」

そっとゲルググJの耳元に口を寄せるプロトゲルググ

プロトゲルググ「今晩私の部屋にいらして。そこでお返しをいただいたいの。」
ゲルググJ「そそそそれはまさか!(ガバ!)」

そこは暗い部屋の中

ゲルググJ「やはり夢だったか…」

バレンタインデー前夜のことであった。


60:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/17 00:29:16
ママゲルググってこんな感じかなぁ…と思って発作的にやった。
きっとふくふくした感じなんだろうと…

URLリンク(77c.org)


61:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/19 13:24:45
>>59-60
バレンタインネタ&イラスト投下乙です!
母ゲルググが自分の個人的イメージ通りの優しそうな奥さんで最高にイイです!

結局、ママン目当てのゲルググJさんのバレンタイン(現実)はどうなってしまったのだろうか…w


62:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/20 00:54:34
>>61
本編はお任せしますw

なんとなくマフラーから連想

『春遠し』

ある日の街角、ゲルググJは装備の補充に出てきていた。
そんな彼の頬を寒風が撫でる。

ゲルググJ「うう…まだ寒いな。」

新年になってしばらく経つが、まだまだ寒い日は続く。
春の気配もまだ見えぬ町の雑踏の中、
不意に彼を呼び止める声が聞こえた。

プロトゲルググ「あら、ゲルググJさん?」
ゲルググJ「あ!これはプロトゲルググさん。こんにちは。」
プロト「お買い物ですか?」
ゲルググJ「ええ、消耗品を…っくしゅん!」
プロト「あらあら、お風邪?」
ゲルググJ「いえいえ、ちょっと風に吹かれたせいで…っくしゅん!いや、お恥ずかしい。」
プロト「普段鍛えてらっしゃるからって、無理をしてはいけませんよ。はい…」

ゲルググJは突然ふわりと柔らかい感触をうなじに感じた。
顔を上げると、いつもの通りにこやかなプロトゲルググがゲルググJの首に、
自分の巻いていたマフラーをかけていた。

プロト「後で娘にでも持たせてください。」
ゲルググJ「い、いや、これではプロトゲルググさんがお風邪を召してしまいます。」
プロト「あら、女って皮下脂肪が厚いから寒さには強いものなのよ。遠慮なさらないで。」
ゲルググJ「そういうわけにはいきません。ゲルググ君にも 申し訳が立たない。」
プロト「義理堅くてらっしゃるのねえ。そおねえ…じゃあこのマフラー長いから…」

そう言うとプロトゲルググはマフラーの一端を自分の首に巻きつけた。

プロト「こうやって二人で巻いていきましょうか?」
ゲルググJ「ぐ、ぐぁ…」

この時、ゲルググJの心拍数は190回/分まで跳ね上がったという。

プロト「ね?これならいいでしょう?」
ゲルググJ「あ…あの…その…」
プロト「私、ゲルググJさんが風邪引いたら困ります。だってゲルググJさんは私の…」

プロトゲルググがゲルググJの顔を見上げ、瞳を見つめながら言う。

ゲルググJ「私の…?(心拍数220回/分)」
プロト「私の娘の大事な人なんですもの(にこっ)」
ゲルググJ(ガーン…)

その後の楽しいはずの帰り道、ゲルググJが本日空模様のように、
どんよりと暗く落ち込んでしまったのは致し方ないことといえよう。

63:かなり遅れたバレンタインネタ ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:22:37
遅くなりましたがGJです!羨ましいぞゲルググJw
しかしこの光景を娘が見たら新たな修羅場になりそうだw


『親の心、子知らず』

ゲルググJ「バレンタイン?人々の平和を守るハンターがそんな行事などにうつつを抜かすとは…実にくだらないな!」
陸ジム(…うわっ…なんか空気読めない人が来た!)
ジムスナイパー(緑)(ったく…相変わらずうざいわね…)

バレンタイン前日

ラストリゾート厨房
ゲルググ「お母さんまでチョコレート作って…いったい誰にあげるの?」
プロトゲルググ「ふふ…さぁ、誰かしらね?明日になったら分かるわよ。」
ゲルググ(…もう…お母さんったら…)

プロトゲルググ「さぁ、今日はもう遅いから寝ましょうか。おやすみゲルググ…」
ゲルググ「…おやすみなさい…」

EMS-04ヅダ「オネエチャンノチョコレート…キットワタシニツクッテクレタンダヨネ!」
ゲルググ「すぴ~…」

バレンタイン当日

ゲルググ「お、お母さん!昨日作った私のチョコレートが無いよ!」
プロトゲルググ「…ゲルググ…口元にチョコがついてるわよ…」
ゲルググ「え…?…わわっ!ど、どうして!?」



64:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:23:54
プロトゲルググ「もう…この子ったらまた寝ぼけてつまみ食いでもしちゃったのかしら…」
ゲルググ「そ、そんなぁ…」

EMS-04ヅダ(ゴチソウサマオネエチャン…オイシカッタヨ!)

プロトゲルググ「…元気出しなさい。ほらっ!」
ゲルググ「う、うん…でも…あれっ?何これ母さん?」
(チョコを差し出すプロトゲルググ…)

プロトゲルググ「お母さんが作ったチョコを替わりに持って行きなさい…はいっ。」
ゲルググ「い、いいの母さん?誰かにあげるんじゃなかったの?」
プロトゲルググ「もう…子供がそんなこと気にしないの。ほら、早く行ってきなさい。」
ゲルググ「あ、ありがとう!お母さん!い、いってきます!」

ゲルググJ「ば、バレンタインだと…この私に?」
ゲルググ「は、はい!…だ、駄目ですか…?」

陸ジム「あ~、駄目じゃないゲルググちゃん!お師匠さんはバレンタインなんてくだらないって…」
ゲルググJ「君は黙ってなさい!」

ゲルググ「あ、あの…」
ゲルググJ「ふむ、これはありがたく頂こう…お返しは楽しみにしていなさい。」
ゲルググ「は、はいっ!」
陸ジム(ちぇ…つまんないの…)



65:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:25:08

ゲルググ「ところでお母さん…結局あのチョコって誰にあげるつもりだったの?」
プロトゲルググ「…あら、私はもう渡したはずなんだけど…(クスクス)」
ゲルググ(む!!まさかお母さん…やっぱりゲルググJさんのことが…)

プロトゲルググ「渡したい大切な人っていうのは…ゲルググ、あなたなのよ…」
ゲルググ「……え?」

一週間後…

ハンター宿舎
(ベッドの上でチョコを片手にニヤつくゲルググJ…)

ゲルググJ「(ニヤリ)…俺の…俺のチョコだ…ふふふ…俺の…」
寒冷地ジム「…つ、ついに壊れちゃった…怖いよぉ…;;」



66:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:31:30

ゲルググJ(初代スレ>>650)
男/ハンター/ポケットの中の戦争弓使いのハンターで狙撃向けの長弓を愛用する。
根っからの朴念仁でハンター稼業を人助けの為にと考えているものの、それを無理矢理に押しつけるため、他のハンターから煙たがられている。
しかし、ゲルググを弟子にしてからは不器用ながらも他人を思いやる一面を見せるようになってきたようだが、逆にそれがロリコンと言われている原因にもなっている。

量産型ゲルググ(初代スレ>>650)
女/ハンター/機動戦士ガンダム/ハンター初心者の少女。取り回しのよい短い弓を愛用する。
ドジでまだまだ腕も未熟だが、一人前のハンターになるためゲルググJの元で日夜修行に励んでいる。
少し気が弱いが優しく真っ直ぐな心の持ち主で、大切なもの守りたい気持ちは誰にも負けない。
また、酒を飲ませるとひどく悪酔いするため、師匠及び母親から厳重に禁止されている。


67:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:32:32
プロトゲルググ(高機動型ザクR-3)
女/M-MSV/2スレ目>>227
心配性なゲルググの母。小さな宿屋ラストリゾートを経営している。
有名なハンターである夫は行方不明中であり、そのせいか娘の危険なハンター稼業を良く思ってないものの影では彼女を応援しつつ見守っている。
娘の師匠であるゲルググJに一目惚れされてしまったが、本人はまったく知らない様子。

寒冷地ジム
女/召喚獣/ポケットの中の戦争/初代スレ>>581
氷の下級召喚獣。白装束に身を包んだ少女で、限りなく人間に近い姿である。
気弱ですぐに涙目になるほどの泣き虫で、優しく慰めてくれるマーメイドガンダムにべったりしている。
しかしあまりにも情けないため、他の召喚獣達に社会の荒波を揉まれるようにと人間界に勝手に送り込まる。
あてもなく迷子になっていた所をゲルググJ達に助けられたが、いまだに周囲に馴染めず怯えている様子。
猫舌で暑いこととフェニックスガンダムが大の苦手。

68:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/02/25 00:34:22
EMS-04ヅダ
女/幽霊/MS-IGLOO 603/2スレ目>>93
幽霊。自身の研究成果である『魔力を人為的に引き出す魔科学実験』に志願したが、その負荷に耐えきれず力尽きた天才少女。
優秀な研究者だったが子供っぽく無邪気な性格でゲルググに懐いる反面、彼女や自身を侮辱する者にはポルターガイストの行使も厭わない。
寝ている時の彼女の身体に憑衣してあらゆる騒動を起こす。

ジムスナイパー(緑)
女/ハンター/第08MS小隊/2スレ目>>236
ゲルググJと同じく弓使いのハンターで、手負いのモンスターの急所を正確に狙撃できる。
やや打算的でドライな性格。以前まで弓を教えていたゲルググも腕に見切りをつけて見捨てている。しかし、今でもゲルググには尊敬されている様子。

陸戦型ジム
女/ハンター/第08MS小隊/2スレ目>>236
ジムスナイパーの相棒。一人称は『僕』で、ゲルググとは同年代だが彼女を少し見下し気味である。
片手剣や鞄に入れている爆弾を使った支援を担当するが、迂闊な性格のせいか閉所や洞窟内でも爆弾を点火してしまい自滅してしまうこともしばしば…



69:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 10:21:29
>>1はなんで何も投下しねぇの?やる気ないの?

70:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/25 17:36:17
>>65
ママ製だと言うことが知れたらニヤニヤどころではすまないんだろうなぁ。
キャラ設定ご苦労様です。
過去ログ置き場に
このスレで出た分だけのキャラ設定を上げておきました。

そしてテンプレ告知

ここはMS、MA、戦艦その他を擬人化して楽しむスレです。

舞台設定は
「宇宙世紀王国を舞台に
魔法とか何でもありの
ちょっとえっちなファンタジー」
(初代スレ>>19参照)

SS職人&絵師 随時募集中です。

※初代スレ後半より荒れ気味につき、以下についてご協力ください。
 ・職人さん&絵師さんは投下時のトリップ使用をお願いします。
 ・ネタと感想以外の議論は議論所へ。
   (発言はトリップ付でお願いします。)
 ・荒らしは全力でスルーしましょう。
   (専用ブラウザであぼーん設定すると便利です。)
 ・新キャラを設定するときは、
  まず議論所か本スレで仮設定案を出して、
  他の書き手さんの了承の上で本設定とするといい感じ。

現在参加中のトリップ付書き手一覧

1 ◆P1vIn0mB5Y
14-15 ◆ig0sqGwAjU
109 ◆QPCaEBs6go

初代スレ
スレリンク(x3板)

二代目スレ
スレリンク(x3板)

二代目からの移行スレ(当スレ)
スレリンク(x3板)

過去ログ置き場
URLリンク(www12.atwiki.jp)

避難所兼議論所
URLリンク(axiz.fcpo.net)

71:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:14:13
こちらも遅れ気味バレンタインで

『恋の旧ピッド』

ゼフィランサス「それじゃ姉さんによろしくね~。」

ゼフィランサスに送り出されたサイサリスは、
長姉ガーベラに会うために、とある海辺の寒村に来ていた。
入り江に数軒の民家があるだけのこの村は海以外の三方を崖に遮られており、
外部との交流は船を使ったものに限られている。
村には老人しかおらず、海産物と農産物の物々交換により、細々と生計を立てているのであった。
近隣の農民などが見ても村人は一段と貧しい様子であったが、
決して不正、不当な取引を申し出ることはなく、おとなしい人ばかりであったので、
この村の人を悪く言う人は少なかった。
その名も無き村が、シーマ海賊団の数十の拠点の一つであることは、言うまでもないことであろう。
カリウスドムを連れて村に入ったサイサリスは、村の中の一件の家を訪れた。
一声かけて家に入ると、中では白虎の皮の上に横を向いて寝そべりながら
水煙管をふかしているガーベラが彼女を出迎えた。
傍で正座しているリリーマルレーンの膝に半身をもたれかけさせた様子が物憂げだ。

ガーベラ「早かったねえ。まあお入りよ。」
サイサリス「姉上、ご無沙汰しております。」
ガーベラ「堅苦しい挨拶はよしとくれ。あたしはもう王族じゃあないんだ。」
サイサリス「しかし…。」
ガーベラ「うちに来たら、うちのしきたりに従うんだ。ここじゃあやかましいのはお断りさ。」
サイサリス「は。承知いたしました。」
ガーベラ「ヘリウマイトは用意してあるよ。」

ガーベラが煙管で部屋の隅を指す。
そこには旅行かばん程度の大きさの箱が置いてあった。
魔術の触媒に用いられるヘリウマイト3はジュピター大陸の特産品であり、きわめて高い値段で取引される。
今ここにあるだけの量でも王国騎士の俸給にして10年分以上の値がつくのではないだろうか?

サイサリス「代金はここに。」

サイサリスがカリウスドムに命じて金塊で支払いを済ませる。

ガーベラ「あんたたち、今日は泊まっていくんだろ?」
サイサリス「は、できれば一晩お世話に。」
ガーベラ「いいともさ。家を用意しよう。…ときに」
サイサリス「は?何か?」
ガーベラ「あんたたち、もうデキちまったのかい?」
サイサリス「は?」

72:トリップ付け忘れた…109 ◆QPCaEBs6go
09/02/25 22:16:48
ガーベラの言葉の意味を理解しかねてサイサリスが聞き返す。

ガーベラ「"は?"じゃないだろう。あんたと、そのカリウスドムが、男と女の関係になったのかって聞いてるんだよ。」
カリウスドム「ぶ!」
サイサリス「姉上!?ななななにをいきなり!?」
ガーベラ「おやまあ、その調子だとまだ全然らしいねえ。」
サイサリス「当然です!大望の前には男の女のと言っておる場合ではありませぬ!」
ガーベラ「へえ、そうかい。あたしゃ家の復興より好き合った男とじゃれあってる方が楽しいと思うがねえ。」

ガーベラがリリーマルレーンの膝の上にうつぶせになり、その好き合った男の顔を見上げる。
たわわな胸が膝の上でひしゃげる様が色っぽい。

ガーベラ「ねえ、リリーマルレーン?」
リリーマルレーン「ひ、姫様、御妹様の前でそのような…」
ガーベラ「まったくこいつもいつまでも姫様姫様ってさ。いいかげんあたしの男の自覚を持って欲しいもんだがねえ。」

ガーベラが妹にため息をついてみせる。

ガーベラ「ま、いいさ。家は一つでいいね。ここには余分な家はないからね。」
サイサリス「え!?ちょ、ちょっとお待ちください、姉上!姉上の部屋に私が泊めてもらうわけには…」
ガーベラ「あたしはリリーマルレーンの腕枕がないと寝れないんだよ。夕食になったら知らせるから、それまでゆっくりしてな。」

そう言ってガーベラは二人を小さな家に案内した。
家といっても一部屋だけの小屋とも家ともつかない建物だ。
中には大きな寝具が一つだけ据えてあった。

サイサリス「こ!これは!?」
カリウスドム「ガ、ガーベラ様!?これはいかに何でも…」

二人から強硬な抗議を受け、
面倒な妹だねえ、とボヤきながらもう一つの寝具を運ばせるガーベラであった。
そしてふんだんな海の幸の出た夕食後…

サイサリス(い、意識しすぎて…)
カリウスドム(眠れない…)

二人は緊張のあまり眠れぬ夜を過ごすのであった。
その頃、変な意識を二人に植え付けた当人はというと、リリーマルレーンと酒を飲んでいた。

ガーベラ「あの二人、今晩どうにかなるかねえ?」
リリーマルレーン「さあ、まずどうにもなりますまいな。」
ガーベラ「だろうねえ。」
リリーマルレーン「お若いのでございますよ。サイサリス様は。」
ガーベラ「だがねえ、あたしはあの子が不憫だよ。女盛りに家のために男を知ることも無くさ。」
リリーマルレーン「は。」
ガーベラ「家のため家のためって戦って、それであのカリウスドムを失ったらどうするつもりなんだろうねえ。」
リリーマルレーン「まだそこまでは考えられますまい。お家の再興は大仕事でございますゆえ。」
ガーベラ「まったくバカな子さ。あれだけ思ってくれる男がいるのにさ。」
リルーマルレーン「うまくいくことを祈りましょう。若い二人が。」
ガーベラ「ああ。そうだねえ。」

翌日ふたりして真っ赤な目で起きて来た所を、

ガーベラ「おやおや、寝不足かい?昨晩はお楽しみだったかねえ?」

などと冷やかされ、サイサリスは思うのであった。
次の取引は、ゼフィランサスかデンドロビウムに任せようと。
すぐ傍の侍従を男性として意識させられたその日、
奇しくもバレンタインデーの夜の出来事であった。

73:109 ◆QPCaEBs6go
09/02/25 22:32:16
ガーベラ(AGX-04 ガーベラ・テトラ)
女/シーマ海賊団 団長/0083/初代スレ>>266
一応王位継承権を持ってる名家(ただしえらく没落している)、GP家の長女。
父親がグリプス2に陥れられ、お家断絶となりそうだった時、
全責任を背負って処刑された。はずだがなぜか生き残りシーマ海賊団の団長として活躍している。
もちろん王族としての籍は抹消済みである。他の姉妹とは年の離れた35歳。

ゼフィランサス(RX-78GP01 ガンダム試作1号機)
女/GP家次女/0083/初代スレ>>266
魔法と剣技の両方に秀でたトータルファイターだが、
もっぱら自分の能力を鍛え上げ、示すことしか興味がない。
割と自分勝手でわがままな性格なのだが
なぜかサイサリスからもデンドロビウムからも好かれている。
加速が自慢の21歳

サイサリス(RX-78GP02A ガンダム試作2号機)
女/GP家三女/0083/初代スレ>>266
姉妹の中では最もGP家復興への気持ちが強く、
お家のためには他家を滅ぼすことも厭わない、ちょっと危険な王女である。
身体能力も高いが、それ以上に強力な攻撃魔法を会得しており、
現UC王から禁呪に指定されている。
なぜかツワモノっぽい口調の20歳。

デンドロビウム(RX-78GP03 ガンダム試作3号機)
女/GP家四女/0083/初代スレ>>266
ゼフィランサスを上回る途方もない速度で動き回りながら
およそ考えられる限りの攻撃魔法を使いこなす凶悪な戦闘スタイルを取り、
末っ子にして姉妹最強の呼び声も高い王女。
更にさまざまな魔法具を全身に装備しており、さながら生ける火薬庫である。
その戦闘力は彼女一人で騎士団の一隊に匹敵すると冗談に言われるほど。
にんじん嫌いな19歳。

リックドムⅡカリウス機、カリウスドム(MS-09R-2 リックドム・ツヴァイ)
男/サイサリス付きの侍従/0083/初代スレ>>508
子供の頃からサイサリスの武芸や勉学の相手を務め
成人してからも侍従として付き従っている男性。
ガッチリした体格だが持久力が意外とある。
武芸も魔法も一通り使うが、どれかに特別秀でているということはなく、
強さとしては平均的な王国騎士程度であるが、
彼の真価はいつでも最良のバックアップ体制を作り上げ、
サイサリスの能力を最大に引き出す所にある。
24歳

リリー・マルレーン(ザンジバルII級 機動巡洋艦 リリー・マルレーン )
男/シーマ海賊団 副団長/0083/当スレ>>36を元に設定
子供の頃からのガーベラ付の元侍従、現情夫兼海賊団副団長、
しかしいまだに姫が王女の座に復位する日がくることを信じている
夢見がちなずんぐりした中年の大男。
なぜか狼煙による通信を好み、不用意に上げた狼煙のせいで
敵に発見されたことも1回ではない

74:通常の名無しさんの3倍
09/03/01 11:16:49 9f/ys6JG
あげ

75:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 22:53:13
>>71-73
妹に対するガーベラ様の気遣いはありがたいんだか迷惑なんだかw
とにかくウブなカリウスドムⅡには頑張ってもらいたいな…

『鳥頭も鳴かずば撃たれまい』

UC王国モンスター研究所…

レコードブレイカー(駄目だわ…)

研究員のレコードブレイカーは橙色の髪をくしゃくしゃさせる…
未知なる存在のモンスターと向き合い、解明していく才媛だが…今回ばかりは彼女もお手上げといった様子である…

レコードブレイカー(研究サンプルが足りないわ…どうしましょう…)
シャッコー「(ガチャッ!)か、母さん!大変だ!」

そんな頭を抱える彼女の元に慌てて飛び込んでくるシャッコー…彼は妖怪であることを隠しながら生活している少年である。

レコードブレイカー(人狼の牙…鳥人の頭髪…アルケニーの毒素…どれをとって今後の研究には必要不可欠なのに…)
シャッコー「か、母さん!泥棒っ!泥棒がいるんだってば!」
レコードブレイカー(特に人狼なんて滅多に遭遇しない稀少種族なのに…え?泥棒?)

仕事モードの彼女もシャッコーの必死の訴えにようやく気が付き、いつもの母親の顔に戻った。



76:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 22:53:45
研究所厨房

ドーベンウルフ「ちっ…面倒なガキに見つかっちまったな…さっさと食い物奪ってずらかるぞ!」
ヘブンズソード「もうっ!あんまり子供を怖がらせないでよね!あんたっていつも強面なんだから!」
アラナバタラ「手を休めちゃダメよ鳥頭ちゃん…鳥人族はドロボウが得意だって有名なんでしょw」
ヘブンズソード「ちょっとあんた!私の種族にまで悪口言ったわね!」
ドーベンウルフ「お前等!喧嘩する暇があったらさっさと…」

レコードブレイカー「あなたたち!何をやってるの!」
三匹「!!」

レコードブレイカーは厨房を荒らす泥棒たちを睨みつけるが…その相手の姿を見て驚く…
全身毛だらけで荒ぶる野獣の姿を持つ男
蜘蛛のような帽子を被る女…
翼の腕と鳥のような鋭いツメと細い足を持つ少女…

ドーベンウルフ「がぅ…さすがに見つかっちまったか…」
アラナバタラ「ふふふ…じゃあ思い切って食べちゃいましょうよダーリン♪」
ヘブンズソード「ちょ、ちょっと!スプラッター禁止っ!」



77:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 22:54:36

レコードブレイカーは身の危険を感じつつも…この三匹が自分のお目当てのモンスターだというのを確信した。
レコードブレイカー「くっ…!」

何とか捕獲したい…その気持ちを抑えつつ、後ろで怯えるシャッコーを庇うように三匹に立ちふさがった。
相手はモンスター…ただの人間では到底勝ち目はない…今まで数え切れないモンスターと関わってきた彼女でも、この事実は拭うことの出来なかった。

レコードブレイカー「そこの食べ物なら持っていっても構わないわ…でもこの子や他の研究員に手を出さないで…」
ドーベンウルフ「ふん…物分かりのいい女だ…安心しろ。貰うもん貰ってとっとと消えてやるよ…」
アラナバタラ「えっ~…あの女すっごく食べちゃいたいのに…」
ヘブンズソード「やめなさいって…ん?どうしたの君?」

ふとシャッコーに目をやる…彼は何か言いたげに鳥人の足のほうへ指をさす…

シャッコー「…それ母さんが作った油揚げ…僕、食べたかったのに……」
ヘブンズソード「あっ…ごめん…」


78:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 22:57:35

ハッと気が付き鳥人の足下を見ると、案の定…彼女は自慢の鉤爪で油揚げをちゃっかり掴んでいた…

鳶は油揚げが好物というが…モンスターも例外ではないのだな…っとレコードブレイカーは変に納得した。

ヘブンズソード「いろいろ悪かったね…私になんかお礼ができればいいんだけど…」

レコードブレイカー(…この鳥ちゃん…話せば分かる子かも…)
ヘブンズソード「?」
白く長い特徴的なボサボサ髪を眺めるレコードブレイカー…さそがし鳥人は理解に苦しんだだろう…

数分後…ドーベンウルフとアラナバタラは食料を奪いつつ研究所を後にした…
ドーベンウルフ「あいつだけ…何で残っているんだ?」
アラナバタラ「…研究所の実験体にでもされちゃったのかしらwこれで邪魔な女が一人減ったわねダーリン♪」

研究所内

レコードブレイカー「古いものしかないけど…もしよかったら使ってよ。」
ヘブンズソード「い、いいの?こんな暖かい毛布をくれるなんて…」
レコードブレイカー「あなたの種族は寒さに弱いからね…身体は大事にしてね。」



79:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 22:58:16

ヘブンズソード(ぐすっ…なんて優しいの…やっぱり人間って捨てたもんじゃないわ…あれ?)

鳥人はいつの間にか自分が椅子に座らされていたことを疑問に思った…

レコードブレイカー「ちょっと動かないでね…すぐ終わるわ…」

ニヤリと微笑むレコードブレイカーは、布を手早く首に巻き…ハサミを取り出す…

ヘブンズソード「…え?な、何?」
レコードブレイカー「ちょっと悪いけど…バッサリいってもいいかしら?」

鳥人はその言葉を聞き穏やかな声色を変える…

ヘブンズソード「ちょ、ちょっと…冗談でしょ?」
レコードブレイカー「すぐにさっぱりさせてあげるから…ね。」
ヘブンズソード「い、いやあぁぁぁぁ!」

翌朝
ドーベンウルフ「髪を切られた?あの女に?」
ヘブンズソード(泣きながらコクコク頷く)
アラナバタラ「あらっ…さっぱりしていいじゃないwまぁ、どんなに切ってもボサボサ鳥頭だけどね…」
ヘブンズソード「う、うるさい馬鹿っ!」

レコードブレイカー「泣かせるつもりはなかったのに…悪いことしちゃったかしら?」

髪は女の命というが…モンスターも例外ではないのだろうとレコードブレイカーは再び勝手に納得した。

80:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 23:14:54
シャッコー
男/上級妖怪/機動戦士Vガンダム/2スレ目>>83
人間に化けて生活している妖狐の少年。緊張したり興奮すると本来のキツネの目になる。
臆病で引っ込み思案な性格で、なかなか友達が出来なかった。
自分の正体がバレてしまうのを恐れているが、人間と妖怪が共に生きていくことを望んでいる。
狐だけにいなり寿司やきつねうどん等が好物。

レコードブレイカー
女/UC王国モンスター研究員/鋼鉄の七人/2スレ目>>83
V2の母親でシャッコーを養っているモンスター研究者。親元を離れて騎士団に所属しているV2や友達がなかなか出来ないシャッコーを心配している。
優しく穏やかな女性だが仕事にのめり込むと少しマッド気味になる。
本人が傷つくのを避けるためかシャッコーの正体は知らないふりをしていて、当初は研究対象のつもりで保護した彼を我が子同然に愛情を注いでいる。


81:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 23:16:36
ドーベンウルフ
男/モンスター/機動戦士ガンダムZZ/1スレ目>>672
アクシズを離反した元盗賊。筋骨隆々な体格のワイルドな戦士。
その正体は満月の夜に人を襲う獰猛な人狼(ワーウルフ)で、人間に従属することを何よりも嫌う。…はずだがその割には妙に人間社会に馴染んでおりどこか間が抜けている。部類の大食漢でエサが絡むと冷静さを失う。
以前、「髪を灰色に染めたらカッコいいのに…」とバウに言われたらしいが、本人は断固拒否したようだ。

ガンダムヘブンズソード
女/モンスター/機動武闘伝Gガンダム/1スレ目>>641
鳥人(ハーピー)タイプのモンスターの少女(人間でいうとX3よりもやや年上ぐらい)
非常に長い白い髪が自慢だが、周りからは『鳥頭』と言われている。
勝ち気でラフな性格からどことなくワルな雰囲気だが、寂しがりで涙もろい一面を持つ。
鳥人は食べ物や住処を奪うなど忌み嫌われる種族だが、X3に助けられてから人間に興味を持ち始めている。
FC大陸出身のため蹴り技が得意で、特に必殺の「銀色の足スペシャル」は絶大な威力を誇る。



82:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/01 23:18:30
アナラ・バタラ
女/モンスター/スカルハート/2スレ目>>128
アルケニー(蜘蛛女)タイプのモンスター。その姿は頭に巨大な蜘蛛を乗せてる女性で、その部分が本体でもある。
妖艶な雰囲気を漂わせる女性だが、非常に狡猾で執念深い性格。だが、料理や家事が出来るなど意外にも家庭的。
食べようとしたドーベンウルフを「結構タイプな男」と一目惚れしてまいストーカーとしてつきまとう。

アラナ
モンスター/スカルハート/2スレ目>>128
アラナ・バタラの子蜘蛛たち。
彼女と違い人間ではなく大型の蜘蛛の姿をしている。
無邪気なまでに獰猛かつ残虐な性格で食欲旺盛。普段は地面や巣穴に待機しているが、母の命令が下れば群を成して獲物に襲いかかる。
そのためハンターや冒険者の犠牲者が後を絶たない。


83:通常の名無しさんの3倍
09/03/08 12:10:38
保守

84:通常の名無しさんの3倍
09/03/11 10:34:14
>>1は消えたの?
ていうか消えるのはいいけど設定くらい置いてけよ

85:通常の名無しさんの3倍
09/03/12 20:29:12
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

    ∧_∧∩
    ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
   ⊂ ⊂彡
    (つ ノ
     (ノ
   __/(___
/__(____/


86:通常の名無しさんの3倍
09/03/14 13:26:28
  (;´Д`)   シコシコシコシコ
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ

  ( ゚д゚ ) !
_(ヽっノ_
  ヽ ヽ

  (*゚д゚*)   シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ保守
_(ヾηノ_
  ヽ ヽ

87:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/14 17:45:53

忙しかったせいで投下出来ずに申し訳ない…

『オオカミが来たぞ!』

バウンドドック「お兄ちゃん…どこにいるんだろう…(ダンッ)きゃっ?」

路地裏に迷い込む獣耳の少女…バウンドドック…
ぎこちない様子の彼女を狙っていたかのように一人の男の影が近づく…

ドーベンウルフ「…」
バウンドック「あ、あの…」

ドーベンウルフ「お前…自分がいるべき場所は本当にここだと思うのか?」
バウンドドック「…え?」
ドーベンウルフ「お前には誇り高き人狼の血が流れているはずだ…しかしあのような人間などに尻尾を振るなどとはな…」
バウンドドック「え…えっ…?」

ドーベンウルフ「モンスターの自覚すらないとはな…なら俺がじっくりと思い出させてやるよ…なに、人間のことなどすぐ忘れるさ…」
バウンドドック「い、いやっ!お兄ちゃん助けて!」

ゾロ(茶)「にゃあ゙!そこまでにゃ!」
ドーベンウルフ「がうっ!何だガキ!邪魔するな!」
バウンドドック「あ、あなた達は…?」
ゾロ(赤)「ようやく見つけたよ…バラバラになった同族とようやく逢えるとはな…」
バウンドドック「?」



88:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/14 17:46:56

ドーベンウルフ「ふざけるなっ!こいつは人狼に決まっている!」
ゾロ(赤)「貴様ぁ!イヌモンスターの分際でバケネコ一族に刃向かうのか!」
ドーベンウルフ「ガウッ!犬だとぉ!喰い殺すぞ女ぁ!」

ゾロ(茶)「ささっ、ここはお姉ちゃんに任せて私と一緒に行くにゃ!」
バウンドドック「い、いや!お兄ちゃんのところがいい!」
ゾロ(茶)「い、嫌なのかにゃ…なら無理矢理でも連れ帰るにゃ!」

Z「お前達!その子に何をするつもりだ!」
ゾロ(茶)「に゙ゃ!?人間にゃ!」
バウンドドック「あ、お兄ちゃん!」
ゾロ(茶)「お、お兄ちゃん!?」
Z「早くその子を離すんだ!」
ゾロ(茶)「にゃあっ!何がなんだか訳わかんないにャッ!(タタタタッ!)」
Z「あ、待て!」

バウンドドック「助けに来てくれたんだね!お兄ちゃん!」
Z「そ、そのお兄ちゃんってのはやめ(ry」
バウンドドック「(もふっ!)お兄ちゃん大好き!」
Z「…だ、抱きつくんじゃない!それより早く逃げるんだ。」

屋根の上
ゾロ(茶)(人間がお兄ちゃん?…あの子はバケネコじゃないのかにゃ?)



89:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/14 17:47:37

ドーベンウルフ「…くっ、逃げられたか…お前等が邪魔さえしなければ!」
ゾロ(赤)「人のせいにするなよ…早く犬小屋に帰れ。」
ドーベンウルフ「(チャキン!)ぐるあぁぁあ!貴様ぁぁ!」

ゾロ(茶)「お姉ちゃん!オオカミさんと喧嘩しちゃ駄目にゃ!」
クィンマンサ「ドーベンウルフ。妖怪達とゴタゴタ起こさない…ほら、そんな物騒な剣なんてちらつかせないでよ…ほんとチンピラなんだから…」
ドーベンウルフ「くっ…わ、わかったよ…あばよ…」

ゾロ(赤)「ふん…あれぐらいで冷静さを失うとは…単純な奴だ…」
ゾロ(茶)「なんだかこのオオカミさん…お姉ちゃんにそっくりにゃ…」
ゾロ(赤)「な!何を言ってるんだ!私はあんな脳味噌筋肉じゃないぞ!」
ゾロ(茶)「にゃ!?」

夕暮れを眺めるゾロ姉妹…同族が見つかるのはいつになることやら…



90:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/14 19:44:01
ゾロ(赤)=クロノクル専用機
女/下級妖怪/機動戦士Vガンダム/2スレ目>>106
バケネコ。普段はクールだがどこかヘタレなシスコン妖怪。感情の高まりによりネコの目になる。
上級妖怪のシャッコーを引き取り育てて、没落したバケネコ一族の名を上げようと企んでいるが、なかなかうまくいかない様子。

ゾロ(茶)=量産型
女/下級妖怪/機動戦士Vガンダム/2スレ目>>106
バケネコ。「~にゃ」が口癖の赤ゾロの妹。
天真爛漫な性格の食いしん坊だが意外と姉よりもしっかりしている。
シャッコーを食べちゃいたいほど可愛いと言ってるが、その真意は定かではない。



91:109 ◆QPCaEBs6go
09/03/15 18:14:31
規制長杉…
バウンドドック、
モンスターに接触して他人格とかが目覚めたりしませんように。

『姫様の好奇心』

赤ザク「ねえねえ隊長?」
赤ゲル「は、何でございましょう。姫。」
赤ザク「隊長は前にサイサリス姉さまが禁呪を使った戦いに行ってたんでしょ?」
赤ゲル「は。禁呪の適正使用監視官として同行しました。」
赤ザク「ね、どうだった?姉さまの術、凄かった?」
赤ゲル「はい。UC王国に伝わる魔術のうちでも最大級の破壊力を持つ術の一つでありましょう。」
赤ザク「はぁ…見たかったなぁ。ゼフィランサス姉さまは?敵陣に突撃したのでしょう?」
赤ゲル「Fb装備と軍用魔方陣を併用した、姫率いる突撃隊による超音速突撃、
     まさしく戦場を駆け抜ける嵐と呼ぶにふさわしいかと。
     デンドロビウム姫率いる砲撃隊の正確無比なる砲撃も見事でありました。」
赤ザク「姉さま達のご活躍、見たかったなぁ。」

現UC王家の娘、赤ザク姫は知らない。
彼女の憧れている年上の従姉、GP家の三王女が、
隙あらば現王家をこの世から消し去ってしまおうとしていることを。


登場人物

赤ザク(シャア専用ザク)
女/UC王国王女/機動戦士ガンダム/初代スレ>>33
気品あふれるお姫様…というのは仮の姿。
本当は明るく活発でどこにでもいる女の子。本人の希望で学園に通っている。
王女としての生活に既に飽きているため、よく城を脱走する。

赤ゲルググ(先行量産型ゲルググ シャア・アズナブル専用機)
男/UC王国騎士団1番隊隊長/機動戦士ガンダム/初代スレ>>57
キレ者で強くてカッコよくて地位もあってちょっと怖いけど人望も厚い。
だけどどこかヘタレ要素がある。そんな奴。
双刃の剣を操る。通り名は『赤い彗星』

92:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/24 01:46:04
14-15です
いつの間にか自分も規制に巻き込まれてしまいました…投下できずにすいません…
それそうとGP家…UC王国の王座争奪劇が始まったような気がしますねw

『好奇心は毒蜘蛛も殺す』

X1「あっ!いらっしゃい!ドーベンウルフさん!…そちらの方は?」
アラナバタラ「私ですか?私はダーリンの…」
ドーベンウルフ「この女は気にするな…それよりいつもの奴だ。」
X1「す、すいません!今日はちょっと仕事が入っちゃって…パン屋はお休みで…」
ドーベンウルフ「仕事?お前はパン屋が本職じゃないのか?」
X1「え?…あっ!いや…き、気にしないでください!ええ!」
ドーベンウルフ「…そうか…じゃあな…」

町中

アラナバタラ「ふふふ…あのパン屋さん…何か秘密がありますわね…」
ドーベンウルフ「さあな…俺は腹の膨れないことに興味ないがな。」
アラナバタラ「でもダーリン…パン屋ぐらい襲っちゃえばいいじゃない。パンと人間の両方も食べられて一石二鳥だしw」
ドーベンウルフ「お前なぁ…そんなことしたらうまいパンが二度と食えなくなる…ん?」



93:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/24 01:47:21
パン屋『マリオン』
店頭

BD2「か、買ってくださぁ~い!焼きたてですよ~!」
BD3「…ブワッ…(;ω;)」
BD2「し、新商品ですよ~!おいしいと思いま…おいしいですよ~!」

アラナバタラ「あら?ここにパン屋がやっていますわ!」
ドーベンウルフ「……あの店…まさか…」
アラナバタラ「ちょっとおいしそうかも…食べてみようかしら?」
ドーベンウルフ「やめておけ!以前、俺たちはあいつに猛毒を盛られて…っておい!俺の財布を勝手に使うな!おい!」
アラナバタラ「…毒々しい食べ物は大好物ですわよw」

BD2「あ、兄貴…元気だそうよ…また頑張って作ろう!なっ?」
BD3「……(パンを入れたバスケットを抱えてその場を立ち去る…)」
BD2「あ!兄貴!…そ、そっちゴミ置き場!ま、待って!」
アラナバタラ「あら?捨てるなんてもったいないですわね…私にくださいな!」
BD3「!!」
アラナバタラ「え~っと…そのドス黒い色のパンを一つ!お金ならありますわ!」
BD2「ま、まいどありがとうごさいます!」
アラナバタラ「ふふふ…ではまた…ごきけんよう。」

BD3「…♪」
BD2「よ、よかったね兄貴!また次も頑張ろう!」
BD3「コクコク…」



94:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/24 01:48:44

数時間後
森の中…

ヘブンズソード「あのアラナバタラが食あたり?どんなアブないものでも平気で食べちゃうあいつが?」
ドーベンウルフ「お、俺は警告した!アレだけは食うなって…」
クィンマンサ「アレ?…ああ、アレね…ご愁傷様…(合掌)」
ヘブンズソード「あ、アレ?あれって何!?」

バウ「あ、アラナバタラさぁぁん!し、死んじゃいやだよ~!」
アラナバタラ「大丈夫よバウくん…でもちょっと反省してるかも…」

……何でも食べられればいいってもんじゃない…アラナバタラは生まれて初めて実感したそうな…

同時刻

X1「え、X2!ま、待て!ストップ!ストッォォプ!」
X2「…お客さんに私達の秘密をバラしそうになるなんて…困ったお兄様ですわ…でもそんなところが大好き…ですの…」
X1「や、やめぇぇぇぇ!」



95:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/03/24 01:50:47

クロスボーンガンダムX1
男/パン屋/義賊/機動戦士クロスボーンガンダム/1スレ目>>557
普段はキャラバンのパン屋の若旦那として働くが、その正体は義賊「クロスボーンバンガード」の一員。このことはX3さえも知らない。
優しく頼れる兄貴で多少ヘタレなのがご愛敬だが、崖から突き落とされても無事なほどの生命力と強運を持つ。
彼の焼くパンは人間はもちろんモンスター達からも好評で、ドーベンウルフに大きなカルチャーショックを与えた。

クロスボーンガンダムX2
女/義賊/機動戦士クロスボーンガンダム/1スレ目>>582
X3の姉。クロスボーンバンガードの一員で普段はジュピター帝国の諜報活動を行っている。
お淑やかな性格で丁寧な物腰な反面、兄に対して重すぎる愛情を抱いているため、異様なまでに執着する。
兄を永遠に自分のものにしたいがためにたびたび猟奇的行動を起こし、何度も彼を殺しかけている。


96:通常の名無しさんの3倍
09/03/29 19:11:51
>>1には見捨てられ、ろくに感想もないのによくやるね

97:通常の名無しさんの3倍
09/03/31 08:29:29
 

98:通常の名無しさんの3倍
09/04/06 00:18:51
保守

99:通常の名無しさんの3倍
09/04/10 15:53:51
ここも終わったな
擬人化スレなんてこんなもんか

100:109 ◆QPCaEBs6go
09/04/12 10:07:17
『お花見 騎士団一番隊の場合』

赤ゲル「うむ、今年は実に天候に恵まれたな。」
ガンダム「ええ、とっても。隊長、もう一杯いかがですか?」
赤ゲル「お、悪いな。いただこう。」
エルメス「あ゙~なによう~二人でベタベタしちゃってぇ~うぃっく」
ガンダム「え!?私そんな、別に…!」
赤ゲル「完全に酔ってるな。目が据わっている。」
エルメス「へーん!どうせ姥桜なんか場違いだ!さっさと散り果てろって思ってるんでしょ!」
赤ゲル「なんだその微妙に風流なひがみセリフは。」
エルメス「もーこんな世界めっちゃめちゃにしてやるんだからー!桜の王、出て来なちゃーい!」

エルメスは突如召喚魔術を発動した。

オウカオー「この身を引き裂かれるような思い…これが花見の実感なのか!」

そして一行の目の前に蝶のような羽をつけたオッサンが現れた。

赤ゲル「む!?見たことが無いタイプの召喚獣!?」
ガンダム「すごいプレッシャーを感じます!」
オウカオー「ん?そこの少女、君は見所がある。桜の国を継いでくれんか?」
ガンダム「な…!?そんなこと言って隙を作らせる気なの!?」
オウカオー「そうでもあるがー!!!」

そう言いつつ混乱したガンダムを蝶の羽をつけたオッサンは容赦なく投げ飛ばした。

ガンダム「キャー!隊長、お役に立てなくてごめんなさいー!」

ガンダムは吹っ飛んでいって星となった。

赤ゲル「なんという迷惑な召還獣…おい、エルメス、なんとかしろ!」
エルメス「くかー…」

エルメスは酔いつぶれて寝ていた。

赤ゲル「こらー!何をしておるかー!」
エルメス「むにゃむにゃ…えへへ…そんなあ、ν将軍も赤ゲルググ隊長も私を奪い合わないでぇ・・・」
赤ゲル「目を覚ませ、バカモーン!!」
オウカオー「無惨なり! お局まで新人参加の花見の中に放り込むとは!」
赤ゲル「致し方ない。貴様には恨みは無いが、退治させてもらう!」

お花見の場は一瞬にして修羅の巷と化した。

その場は赤ゲルググ隊長の活躍で召喚獣を撃退したものの
翌日エルメスがこってりと油を絞られたのは言うまでも無いだろう。

また後日、エルメスがもう一回この召喚獣を召喚しようとしたが
どんな存在をどうやって召喚したのかまったく覚えておらず
以後二度と呼び出すことはできなかったという。

101:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/16 13:20:30
やっと規制解除…長すぎorz
>>100
投下乙です!…何やらかなり怪しい人がw
エルメスの召還はバイ○トン・○ェルはおろかペン○ゴナ・ワールドまで巻き込みそうなw

『召喚獣世界までは何マイル?』

召喚獣世界
ハイゴッグ(………寒冷地ジムか…)

異次元空間の中に棲む召喚獣…氷のハイゴッグ…

マーメイド「あら?やっぱりあの子が気になりますの?やっぱり同じ氷属性ですからねw」
フェニックス「そんなに心配だったら会ってきてやりゃいいじゃん。召喚されなくとも俺達が人間界ぐらい送ってやるぜ!」
トルネード「うん!私たちが力を合わせればワープぐらい簡単だよ!」

ハイゴッグ「か、勝手なことを言うな!…って何をしている!よせ!」

ハイゴッグは肩当てを広げながら感情を露わにする…が、召喚獣三人娘は早速怪しい魔法陣を作っていた。

マーメイド・フェニ・トル『いってらっしゃ~い!』

ハイゴッグ「貴様ら…覚えていろぉぉぉ!」

魔法陣から発する不可思議なオーロラに包まれ、うっすらと消えていく氷の召喚獣…
渾身の叫びに普段のクールさは全く感じられなかった。



102:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/16 13:21:55

ハンター宿舎

寒冷地ジム「もう我慢の限界です!ゲルググJさんなんて知らないです!」
ゲルググJ「それが居候の態度か?もう少し自分の立場をわきまえなさい。」
寒冷地ジム「ひ、ひどい…もうこんなところ出てってやります!」
ゲルググJ「そうか…ならば勝手にしろ…」

泣きながら部屋を飛び出す寒冷地ジム…
ゲルググJはそんな姿をやれやれといった風に見送るが…静かになった部屋の中でため息を漏らす。
ゲルググJ(…ま、まぁ…すぐに帰ってくるだろう。)

宿舎
寒冷地ジム(…ぐすっ…なんで私ばっかりこんな酷い目に遭うんですか…)

寒空の下、宿舎の階段で泣きじゃくる寒冷地ジム…

ジムスナ(あのチビちゃんが泣いてるけど…何あったの?)
陸ジム(きっとロリコンにセクハラされたんですよ…ああカワイソカワイソ…)

と言った悪い噂が立っていることはお構いなしに、子供のすすり泣く声が静かに夜空に下に響く…

(ぽつっ…)
寒冷地ジム(ひっぐ…ううっ……うぇ…?)

必死に涙を拭う小さな手に冷たい感触…
寒冷地ジム(…雪…ですか?)



103:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/16 13:23:41

階段を降り、彼女は空を見上げる…

寒冷地ジム(…雪は好きなのに…何でよけいに悲しくなるんだろうな…)
ハイゴッグ「…」
寒冷地ジム(私の世界はよかったな…マーメイドさんがいつも守ってくれ…っあれ?)
ハイゴッグ「…情けない奴だな…」
寒冷地ジム「ま、マーメイドさんっ!!」
ハイゴッグ「…は?」

次の瞬間、ハイゴッグは訳も分からず寒冷地ジムの渾身の体当たりを喰らうことになる…

ところ変わって…
部屋で腕を組みウロウロとしているゲルググJは…

ゲルググJ(…ま、まだ戻ってこないのか…強情な奴だ…ん?)
ふと窓に目をやると、雪が降っていることに気付く…

ゲルググJ(こんな時季に雪か…世話の焼けるな…)

そう言いつつ、衣替えで片づけていたコートを物置から探った。



104:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/16 13:24:23


ハイゴッグ「この私に体当たりとは…何のつもりだ?」
寒冷地ジム「だ、だって…寂しかったから…」
ハイゴッグ「私は女に抱きつかれて喜ぶような趣味は無い…早く離れろ。」
寒冷地ジム「…だって…マーメイドさんだと思ったんだもん…」

マーメイドが来なかったことを知り再び悲しげにする寒冷地ジム…そんな姿を見てハイゴッグは複雑な気持ちになる…
これが女の嫉妬というやつなのだろうか…

ハイゴッグ「…そんなにマーメイドに会いたかったら…さっさと戻ってこい…」
寒冷地ジム「え?」
ハイゴッグ「それにな…私以外の氷属性はお前だけだ…威張れる相手がいなくなるのも嫌だしな…」
寒冷地ジム「あ、あの…それって…」

ハイゴッグ(……ハッ!…わ、私は何を言っている!?)

寒冷地ジム「ううっ…ハイゴッグさん…ありがとうございます…ぐすっ…」
ハイゴッグ「か、勘違いするな!私は貴様の心配など…っく!抱きつくな!」
寒冷地ジム「うれしいんです…私の味方になってくれて…うぇ?」

必死に抱きつく寒冷地ジムは、ハイゴッグの身体が少しずつ光となって消えていく気付く…


105:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/16 13:25:24

ハイゴッグ(よ、ようやく戻れるのか…ふぅ…)
寒冷地ジム「…ま、待ってください!私を置いていかないで(コツン!)あうっ!」

消えかかる拳の軽い拳固を受け、寒冷地ジムは軽く悲鳴をあげる。

ハイゴッグ「甘えるんじゃない…」


ゲルググJ「お…おいっ!起きろっ!」
寒冷地ジム「いたたた…あ、あれ?いない?」
ゲルググJ「…き、気付いたか…ま、まったく!心配させるんじゃない!」
寒冷地ジム(…夢…?)


ゲルググJ「だがな…わ、私もお前に勝手しろと言っていたからな…素直に戻ってくれば今回ぐらいは大目に見てやろ…ん?」

寒冷地ジム(ハイゴッグさん…私、頑張りますから!)
ゲルググJ「な…何があった…?」


ちなみにその時…
召還獣世界

フェニックス「…くくくっ…ぷはぁはっはっはw『威張れる相手がいなくなるから帰ってこい』だってw」
マーメイド「やっぱりツンデレなんですねわかりますわw」
ハイゴッグ「…や、やめろぉ…やめろぉぉ!」

人間界の行動の一部始終を監視されてたハイゴッグは…思う存分いじられたそうな…



106:109 ◆QPCaEBs6go
09/04/18 13:27:31
>>101-105
乙です。
寒冷地ジムの周りにはツンデレとヤンデレしかいないwww

たまに告知↓キャラまとめが進まなくて申し訳ありません。

ここはMS、MA、戦艦その他を擬人化して楽しむスレです。

舞台設定は
「宇宙世紀王国を舞台に
魔法とか何でもありの
ちょっとえっちなファンタジー」
(初代スレ>>19参照)

SS職人&絵師 随時募集中です。

※初代スレ後半より荒れ気味につき、以下についてご協力ください。
 ・職人さん&絵師さんは投下時のトリップ使用をお願いします。
 ・ネタと感想以外の議論は議論所へ。
   (発言はトリップ付でお願いします。)
 ・荒らしは全力でスルーしましょう。
   (専用ブラウザであぼーん設定すると便利です。)
 ・新キャラを設定するときは、
  まず議論所か本スレで仮設定案を出して、
  他の書き手さんの了承の上で本設定とするといい感じ。

現在参加中のトリップ付書き手一覧

1 ◆P1vIn0mB5Y
14-15 ◆ig0sqGwAjU
109 ◆QPCaEBs6go

初代スレ
スレリンク(x3板)

二代目スレ
スレリンク(x3板)

二代目からの移行スレ(当スレ)
スレリンク(x3板)

過去ログ置き場
URLリンク(www12.atwiki.jp)

避難所兼議論所
URLリンク(axiz.fcpo.net)

107:109 ◆QPCaEBs6go
09/04/18 13:29:50
sageちゃった…

108:109 ◆QPCaEBs6go
09/04/18 13:35:13
と、いうことなんですが、そろそろ荒れてるのも収まってきてるので、
テンプレの規制を弱めてもいいのかな?と思ってるのですが、いかがでしょう?

109:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/25 12:22:16
>>108
いつもテンプレを作っていただきありがとうございます。

『牛乳はよく噛んで飲みなさい!』

ラストリゾート
浴場
プロトゲルググ「もうっ…ここも傷だらけにして…この子ったら…」
ゲルググ「お母さん…ちょ、ちょっと…恥ずかしい…」
プロトゲルググ「…よく消毒して薬湯に入らないと駄目よ。さ、こっちに来なさい。」
ゲルググ「そ、そんなに子供じゃないのに…ひたたっ!」
プロトゲルググ「はいはい…生意気なこと言わないの。」


ゲルググJ「……」
シャッコー「だ、大丈夫ですか!?なんだか顔が真っ赤で…」
ゲルググJ「…ふっ、心配するな少年…正義のハンターは常に冷静だ……」
シャッコー「は、はぁ…」

脱衣所
プロトゲルググ「…そんなに飲んだらお腹壊すわよ?」
ゲルググ「は、ハンターは身体が命だもん…もっと飲んで強くならないと…(ゴクゴク)」
プロトゲルググ「あら?母さんはあなたの普段の栄養バランスはちゃ~んと考えてるのよ?…もしかして他に理由があって飲んでるんじゃないの?」
ゲルググ「(ギクッ!)…ど、どういうこと?」



110:14-15 ◆ig0sqGwAjU
09/04/25 12:24:07

ゲルググの胸を横目でちらっと拝見するプロト…
ゲルググ「な、何…?(ゴクゴク)」

プロトゲルググ「心配しなくてもいいわよ。ちゃんとそこそこ育ってるんだから。」
ゲルググ「むぶっ!」

(ちょ、ちょっと大丈夫?そんなに噴きこぼしちゃって…)
(こほこほっ…も、もう!お母さんが変なこと言ったせいだよ!)
(あら?そこそこ育ってるって言っただけだけど…)


ゲルググJ(冷静だ…冷静だとも…冷静なはずだ…)
シャッコー(ほ、本当に大丈夫なのかな…?)


111:109 ◆QPCaEBs6go
09/04/25 22:26:10
ゲルググJも苦難の道のりですね。硬派はつらいw
入浴場面を描こうという漢の出現に期待しています。

ということでテンプレ案↓

ここはMS、MA、戦艦その他を擬人化して楽しむスレです。

舞台設定は
「宇宙世紀王国を舞台に
魔法とか何でもありの
ちょっとえっちなファンタジー」
(初代スレ>>19参照)

SS職人&絵師の皆様の参加をお待ちしています。

※時々荒れることがあるため、以下についてご協力ください。
 ・職人さん&絵師さんは投下時のトリップ使用を推奨します。
 ・荒らしは全力でスルーしましょう。
   (専用ブラウザであぼーん設定すると便利です。)
 ・キャラ設定は過去ログ置き場の過去スレとキャラ設定を見てね。
 ・キャラ設定等で不明なことがあったら遠慮なく質問してみてください。

現在参加中のトリップ付書き手一覧

1 ◆P1vIn0mB5Y
14-15 ◆ig0sqGwAjU
109 ◆QPCaEBs6go

初代スレ
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二代目スレ
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二代目からの移行スレ(当スレ)
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過去ログ置き場
URLリンク(www12.atwiki.jp)

避難所兼議論所
URLリンク(axiz.fcpo.net)

112:通常の名無しさんの3倍
09/04/30 09:13:22
トリを義務付けんならトリの付け方くらい載せろよ

113:通常の名無しさんの3倍
09/04/30 09:26:37
新しくスレ立てるわ
別スレは荒らしの痕跡があるし

114:109 ◆QPCaEBs6go
09/05/02 13:25:34
『体育の時間』

今日のUC王国第6小等学校5年の授業は体育です。
種目は社会に出てからも役に立つ「徒手格闘術」です。

ノーティラス「はーい、じゃあみなさん2人組になってくださいねー。」
ステイメン(えと、1日ザクと組んで正体がバレないよう済ませないと…)

そう思いつつ相棒を探すステイメンの服の裾を掴む一人のホムンクルス。

アマクサ「私とやろう。」
ステイメン(えー!!!)

それを横目に見て、つい他の仲良しと組んでしまった1日ザクは気を揉んでいた。

1日ザク「うわぁ…ステイメン、大丈夫かなぁ…」
プチモビ「どうしたの?アマクサはちゃんと手加減するから大丈夫だよ?」
ノーティラス「皆さん組は決まったようですね。じゃあ最初は…アマクサ君から始めましょうか。」
ステイメン(うう…ばれないよう適当にやられないと…)

と思ったステイメンに予告も無くアマクサの攻撃が襲い掛かる。
全力に近いスピードで繰り出された顔面を狙ったアマクサの拳を
ステイメンはつい反射的に頭を下げて避けてしまった。

ステイメン(しまった!)

と思ったときにはもう遅い。

ノーティラス(ん!?アマクサ君の攻撃をかわした?)
アマクサ(やはり只者ではなかった。)

頭を下げ、前かがみになっているステイメンの腹部を、
アマクサの膝蹴りが続けて襲う。

ステイメン「ふぐっ!」

ステイメンがうめき声を上げて派手に後ろ向きにひっくり返り、
腹部をおさえてうずくまる。
無論今度はわざとである。

ノーティラス(いや…偶然か?しかし…)
アマクサ(膝が当たる時に体を密着させて力を分散させた。この人はやっぱり強い。)

事情がわからない他の生徒は大騒ぎだ。

トトゥガ「きゃー!ステイメンちゃんがー!」
クァバーゼ「ちょっとアマクサ!やりすぎですわよ!」
X3「大丈夫?保健室行く?」

そんな騒ぎの中、ステイメンはうずくまりながら別なことを考えていた。

ステイメン(く…アマクサにはバレたわね…いっそこっちに取り込むことを考えるか…)
アマクサ「ごめんなさい。立てる?」

そんなステイメンの許に何食わぬ顔でアマクサが歩み寄る。

ステイメン(やはりこいつが邪魔者だった…)

アマクサをν将軍から引っぺがすのは限りなく不可能に近いが
がんばれステイメン。GP王家の明日のために。

115:通常の名無しさんの3倍
09/05/02 21:50:07
UC強さランキング作るとどんな感じなんだろうな

νと赤ゲルが2トップでいいのかな?

116:109 ◆QPCaEBs6go
09/05/04 12:34:25
『秘密結社誕生』

体育の授業のあった日の放課後…

アマクサ「あなた、誰なの?」

一人で帰ろうとしていたステイメンの背後からアマクサが声をかける。
ステイメンもあえて一人になって
アマクサが接触してくるのを待っていたのは言うまでも無いだろう。

ステイメン「フ…バレてしまったみたいね…」

ステイメンが不敵な笑みを浮かべながら振り向く。

アマクサ「少なくとも王国騎士クラスの強さ…なぜそんな人がこんな庶民の学校にいるの?」

お前が言うな。と思いつつステイメンは答えた。

ステイメン「確かに私はただの小学生じゃない…」

その寸分の隙も無い立ち姿はアマクサから見ても見事である。

ステイメン「そう、私の正体は…」

二人の間に緊迫した空気が流れる。

ステイメン「王宮に潜む悪魔、魔術士エルメスを憎む正義の戦士、エルメス死ね死ね団の団長なのよ!」
アマクサ「協力するわ。」

アマクサは一瞬で落ちた。

アマクサ「先ず何をしたらいいかしら?」
ステイメン「敵は強力よ。事は極秘を要するし時間もかかるわ。まずは普通に生活することを心がけて。」
アマクサ「わかったわ。」
ステイメン「連絡はまたいずれ。」
アマクサ「了解。」
ステイメン「じゃあ、エルメスの無い未来のために。(←エルメス死ね死ね団の挨拶言葉らしい)」
アマクサ「エルメスの無い未来のために!」

エルメス死ね死ね団に魔女っ子戦隊ツイスターズ、
色々な所に無理が来てる気がするが、がんばれステイメン、GP王家の明日のために。

117:通常の名無しさんの3倍
09/05/07 13:01:51
ここってSS書き兼住民2人しかいないんだなw

118:通常の名無しさんの3倍
09/05/08 20:06:29
まあ、書き手がいないのに何故か保守され続けてるもう片方のスレよりはだいぶマシさ。

119:通常の名無しさんの3倍
09/05/14 20:38:26
保守

120:通常の名無しさんの3倍
09/05/22 23:02:00
保守

121:通常の名無しさんの3倍
09/05/29 23:56:53
擬人化不足が深刻である

122:通常の名無しさんの3倍
09/06/04 23:41:48
保守

123:通常の名無しさんの3倍
09/06/08 20:29:30
過疎るのは仕方ない
ユニコーン以外古い作品なんだから、新シャアの方はつい最近までやってた00を扱ってるし


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