10/11/14 21:59:42 nLAMkmFn0
197 ：お前名無しだろ：2009/10/13(火) 19:48:30 ID:lFgxAzRi0
「『女の子』と書くより『女のコ』と書いた方が視覚的に美しい！」
ってくだりもコリャ駄目だと思ったなあ……。
「漢字を多用すると文章の印象が硬くなる」ってのは一般論として理解できるよ。
でも、文章講座である以上、講師がそこから説明すべきは
「それじゃあどういう基準で文字を開くべきなのか？」
「視覚的に美しい文章とは、具体的にはどんな作家のどんな文章なのか？」
とかさ、誰にでも理解できる形での定義、理論なんじゃないの？
万事がこの調子なんだよね。
「どこがイイのか」「どうしてイイのか」の説明がなく、
「（うまく説明できないけどとにかく）イイんだよぉ！」と喚くだけ。
たまに「時間軸」とか「縦軸」とかいう言葉で理論的に説明しようと試みるんだけど、
その言葉自体がきちんと定義されておらず、感覚的に、その場の雰囲気で使われているだけ。
上の再録で言えば『実体季語』とかいう造語がまさに最右翼。雰囲気だけで意味不明。
雰囲気言語がツーカーで通じる内輪でやってるぶんには構わないと思う。
kamiの座談会で「興業には遠心力と求心力が同時に必要！」となんとか言ってるぶんには全然ＯＫ。
でも、これっていちおう一般人向けの講座なんでしょ？
このＤＶＤを見て実感するのは「アドリブ力がないなあ」ということ。
「秋深し」「秋深し」「秋深し」と同じ事を繰り返しながら、
次に言うべき事を探してるんだよね。でも見つからない。
結果、『ウオ～と時間軸と渦巻いている』みたいな感覚的なことしか言えない。
年老いて呆けた、とおいらは好意的に解釈してるけど、
もともとカラッポな人間だった、と評する人を否定したいとは思えない内容でした。長文失礼。
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