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675 名前：名無し草[sage] 投稿日：2010/09/14(火) 20:34:45
常同症
常同症は、「常同強迫」「常同姿勢」「常同行為」の三つに分けることができる。常同強迫は、強迫のひとつである
が、強迫についてはすでに紹介した。常同強迫は、破壊的攻撃性が不快の逆転送ルートを経由してナルシシズム
系に入り込もうとするのを、自責回路を用い、理想的自己の地点で抑止しようとする精神力動である。常同姿勢（無
言･無動状態）は緊張病でも「昏迷」の中に観察されるが、それは幻覚心性を基盤としてマゾキズム系前駆型閉鎖
回路が回転し続けることによって発生する。そして、もしその回転がマゾキズム系「自己－防衛」ユニット（悪い自己
－処罰的自己）の地点で停止すれば、「興奮」として観察され、破壊的衝動性が発散される。常同行為は破瓜病に
いて観察されるが、その代表的なものは「徘徊」である。まず、幻覚心性を基盤としてナルシシズム系前駆型閉鎖回
路が回転し続ければ、「無為」が発生する。次に、その回転がナルシシズム系「自己－防衛」ユニット（弱い自己－理
想的自己）の地点で停止し、運動系を表出手段として用いれば、「徘徊」になる。
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