10/12/01 16:55:12 0
>>606
「いま日本で顔に関心がもたれるようになったのには、いくつかの理由があるようです。
（中略）
ある人は別の見方をします。顔に関心があるのは、基本的にやはり女性でしょう。社会が顔に関心を持ちはじめたということは、
ある意味では社会そのものが女性化しているのではないか、もう少しいうと、男性が中性化しているのではないか、というのです」
原島博の「顔学への招待」URLﾘﾝｸ(www.amazon.co.jp)の文
実際、最近の若い男性はいろいろと化粧をしているらしい、眉毛も剃っているらしい。時代が軽薄短小になって、とうとう学問の世界も顔を扱うようなったか、世も末だというわけです。
↑というふうに感じる人は「単なる上っ面、外面よりも人間は内面が重要である、したがって顔学よりも哲学のほうが学問としてのレベルもはるかも高い」という考えがあるのでしょう。
例えば戦後、日本は国際社会の中に、いい意味でも悪い意味でも入っていきました。外国の人と接すると、よく「日本人は表情がない」というふうに言われます。
外国ではかなり表情をオーバーに出します。必ずしも顔だけではなく身振りや手ぶりでオーバーに自分を表現します。
それに対して日本人はどちらかというと、感情を外に出すのはあまりよくないことだと教えられてきましたから、表情による自己表現が得意ではありません。
日本はこれから国際化していくと思いますが、国際社会においてはやはり表情のない日本人は不利です。
これからは日本人もきちんと顔に関心を持ち、顔を通じたコミュニケーションを重視しなければいけない、ということなのだろうと思います。
まあそう簡単に「あほ」とか子供みたいに暴言吐かないでこういう本読んでみればいいと思うよ