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防衛医大教授に逆転無罪=電車内痴漢「慎重な判断を」-事件捜査に影響も・最高裁
電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪に問われ、一、二審で実刑とされた
防衛医科大学校教授(63)=休職中=の上告審判決で、最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)は14日、
「被害者の供述は不自然で、信用性に疑いがある」として、逆転無罪を言い渡した。教授の無罪が確定する。
判決で同小法廷は「客観証拠が得られにくい満員電車内の痴漢事件では、特に慎重な判断が求められる」と言及。
今後の事件捜査や起訴判断に影響を与えそうだ。
教授は2006年4月19日午前8時ごろ、小田急線の電車内で、17歳の女子高生の下着に
手を入れるなどしたとして起訴された。
一審東京地裁、二審東京高裁ともに、「被害供述の信用性は高い」として、懲役1年10月の実刑を
言い渡していた。教授側は一貫して無罪を主張していた。(2009/04/14-15:05)
時事ドットコム
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