11/07/26 21:14:48.78 D3WclxP3
前スレで教えてもらった 筒井康隆/口紅に残像を を読了。
作家の主人公が「小説から一つずつ文字と音を消していく」ということを至上目的に作品が進む。
台詞だけでなく脚本自体から音が消えるので、物語が進めば進むほど使える文字が減っていく。
そんな制限の中で文学、小説を書き切ることができるだろうか、という実験的作品。
個人的感想は、試みは大変面白い、けどその作品が面白いかはまた別の話でした。
作者自身もそれが一般的に面白く仕上がるとは思っていなかったけど、ある種の挑戦として
一冊を仕上げたかったようです