10/11/15 01:45:25 29b9rlg3
「・・・で、証拠は?」
普段の紳士な態度からは想像も付かないふてぶてしさでソファに座り、喪子を急かす准教授。
「こちらでございます・・・・(ヤキモチなのか?微塵もいじらしくねえYO!暴君の態度だYO!)」
先日、ついに喪子はスーパードルフィーを初"お迎え"したのである。
それを記念して、SD衣装サークルをやっている喪絵子が喪子と海斗のお揃いのペンダントを作ってくれたのだ。
ペア物の常套、「半分に分かれたハート」をモチーフにして。
喪子の携帯で撮影された海斗の写メを見ながら、准教授が深くため息をつく。
なんとか誤解は解けたらしい。
「・・・ずいぶん、精巧な人形ですね。」
「すっごいでしょ!?可愛いでしょ!?」
後日。SDショップにて。
「・・・・あのぉ、お客様、当店では実在の人物に似せたドールの受注は承っておりませんで・・・」
「ですがこのフルチョイスシステムであっても、僕の希望は叶えられないんですよねぇ。作るしかないでしょう?」
「・・・・この、等身大サイズというのも、実現が難しいかと・・・・」
「ええ、ですからその点は譲歩します。通常のドールサイズで結構ですよ。あと衣類についてですが、こちらの写真のものと、これとこれと、」
「ですからお客様、実在の人物に似せたドールというのは、新たなパーツを製造すr「あ、ペンダントはこのように。"MOKO"の名前入りで。揃いで私の名前を入れたものをお願いしますね。
各パーツはそれぞれ試作の段階で私がチェックに参りますので。費用はいくらかかっても構いませんよ。ほくろの位置はこのデッサンの通りに。
ああそうそう、メガネをかけているんですよ彼女。フレームはこの色で・・・・」
「通報しました。」
「!?」
秋の夜長すなぁパート2